ページ

2021年5月20日木曜日

夏の歴史特集

 リンクは貼りませんが漫画「ベルセルク」の作者の三浦建太郎氏が亡くなったとのことで、予想されていた通りこの作品は未完となりました。連載中の漫画家が逝去することはこれまでにもありましたが、連載中の漫画のインパクトで言えば恐らくこれが史上最大ではないのかと思います。手塚治虫もいくつか未完作品がありましたが、他の晩年の作品ともどもあんま知名度がない気がします。「ルードヴィッヒ」は見たことあるけど。

 話は本題ですがまた今年もJBpressで来月あたりから3週連続の歴史コラムをやる予定で、既に日本からも題材の資料も取り寄せて今急いで読んでる最中です。大まかな構成とインパクトあるポイントはすでに用意してあるので執筆にはそんな困らないと予想していますが、かれこれもう5年くらい毎年夏に同じことやってて、このペースでいけば普通にこの特集記事だけで1冊本ができるなという気がします。
 ぶっちゃけ各題材をわかりやすくまとめている自負があり、そこそこ出来は良いと考えています。唯一、長州閥の連載だけはあんまアクセス取れなくてあの時はもうやめようかとかちょっとよぎりました。

 そもそもこの夏の歴史特集ですが、2017年に忙しくてどうしても記事出せないという時用にため記事として書き始めたのがきっかけです。ある程度書き溜めたところで編集部に「こんなんあるよ(´・ω・)」的に出して、内容は戦国初期の関東でしたが試しに1回載せてみたらかなり反応が良く、そのまま3週連続のコラムとなりました。
 元々、夏のシーズンは別の仕事が忙しくなるのでため記事作っておくと楽ということもあり翌年の2018年も同じように今度は一向一揆を取り上げて書きましたが、これは初めからかなり計算した上でアクセスも相当数稼ぐことを前提に書いただけあって、華々しい成功を収めました。その後の2年間はややネタ切れというか最近あんま勉強してないのと、「誰もが知るけど真相は実は」的な歴史ネタを上手く見つけられなかったため、去年の明末ネタは中国史ネタでありながらそこそこ検討したというものの、2017年や2018年ほどのヒットは飛ばすことはできませんでした。

 逆に今年のネタはまた日本史で行く予定ですが、ちょうど今歴史マニアの間では盛り上がっている話題であり、知名度も抜群であるのと、中国に住んでいるからこそ知りえるある事実を偶然ながら入手したことから、かなりアクセスが期待できると踏んでいます。まぁこう言う風に調子乗ってると大体予想外すのですが。
 それにしても前述の通り偶然から例年の風物詩的な習慣となったのはなかなか奇妙さを覚えます。本音を言えばもっと中国経済ネタで同じようなコラムとかやれればいいのですが、一風堂で熱上がっているのもあり、中国外食チェーンとかまたやってみようかな。

 あと来週火曜の5/25にもまた別の歴史ネタを出しますが、これも結構アクセス期待できます。インパクトだけなら自分の歴史記事の中でもトップクラスだし。

2021年5月19日水曜日

書評:「一風堂」ドラゴンに挑む!

 先日、夏の歴史特集に使う資料が電子書籍でなかったため、日本の親父からハードコピー本を取り寄せて中国に送ってもらうことにしました。その際、以前に取材したラーメン屋「富川」の富川社長から、「 先日、夏の歴史特集に使う資料が電子書籍でなかったため、日本の親父からハードコピー本を取り寄せて中国に送ってもらうことにしました。その際、以前に取材したラーメン屋「富川」の富川社長から、「中国での事業を始める前に一風堂の本を読んだが、あれが一番役に立った」と言われたことを思い出しました。なのでついでとばかりに「この本も」と送ってもらいました。

 
 そうして送ってもらったのが上記リンクの本ですが、内容はラーメンの一風堂の社長が中国、っていうか上海市に進出した時の苦労話をまとめた内容となっています。この本は発行されたのが2007年と既に14年前で、敢えてゲームで例えるならPS3の全盛期にスーパーファミコンのことを語るようになってしまいますが、それでも面白かったので紹介することとします。

 初めに一風堂の中国事業について少し触れると、現在一風堂は上海や北京などの中国の大都市にチェーン店を展開しており、日系ラーメンとしては最初にブレイクした味千ラーメンに並びその代表格として高い認知を得ています。ただ中国で「一風堂」の屋号が使われるようになったのは2012年からで、この本に書かれている進出当初は「享食78」という屋号でラーメン店を運営していました。その理由は何故かというと、材料はスタッフの質の差からいきなり日本の一風堂と同じ味を中国で展開することは不可能だったからと考えたためと書かれてあり、その論で行くならば、2012年になって初めて一定の味の水準をクリアしたと判断したのかもしれません。

 本の内容について触れると、やはり現在と比べると時間が経っていてやや古い情報であるということは否めませんが、富川の社長が言っていたように、中国で起こりがちなトラブル事例は非常によくまとめられていました。具体的には、「試作品のみまともなものを出して取引開始後は質の悪い素材を送ってくる」、「金ざるなどちょっとしたものがない、現地で作らせてもなかなかまともなものを作ってこない」、「それがお前たち上海人の実力かなどとプライドに訴えかけると中国人はやる気だしてくる」など、これらは現代中国にも通用する一般概念です。
 また苦労話の中で目を引いたものとして、麺を練り上げる際に使う「かん水」が中国にはなかったというエピソードは非常に驚きました。中華麺は別の水媒体を使ってるのかもしれませんが日本風のかん水がなく、しかも法律で食品への使用が認められてなかったから「食塩を混ぜて食塩水というk達にして乗り切った」という裏技的攻略法まで書かれていました。

 そのほか個人的に一風堂の河原社長が大した人だと感じさせられるエピソードとして、中国側出資者がどこかからよくわからない女性経営者を引っ張ってきて改革プランを出してきた際、失敗することをわかっていながら丸呑みしたという話も載せられていました。河原社長によると、「分析は鋭いが判断が誤っており相半ば」というプランだったそうですが敢えて丸呑みし、中国側の思うがままにやらせたところ案の定大失敗こいて、その女性経営者も9ヶ月で去ったそうです。
 ただこのおかげで「やっぱ俺のが正しいでしょ( ・´ー・`)」的に一気に経営の主導権を握ったそうで、文字通り肉を切って骨を断つ戦略的判断で成功したことが書かれています。

 こうした中国での苦労話に加え、この本の後半では既に中国に進出済みの日系飲食店の状況や戦略、同じく苦労話がまとめられています。この後半部分を読んで驚いたのは、サイゼリヤ、吉野家、ココイチという、現在も中国事業が比較的成功した日系飲食チェーンが真っ先に取り上げられており、よく2007年の段階でこの三つを選出したもんだと非常に驚きました。でもってサイゼリヤが日系飲食チェーンとしては初めて独資での進出が認められ、当初苦労したけどいきなりやばいくらいの値下げ攻勢かけて生き残ったという私も知らなかったエピソードなどは、古い本だからこそ初めて知れる内容で新鮮でした。

 前述の通りこの本は電子書籍はなく古本でしか手に入らなくなっていますが、その分値段もニトリ以上にお手頃になっているので、興味がある方には是非お勧めします。
 それにしてもこうしたエピソードみるとほんと見方変わるというか、一風堂に対しリスペクトが増しました。

2021年5月17日月曜日

京都タワーの大浴場閉鎖について

泰三子「ハコヅメ」7月にドラマ化!戸田恵梨香と永野芽郁が交番女子に(コミックナタリー)

 前から紹介しているリアル警察漫画の「ハコヅメ」ですがやはり実写化決まったようです。っていうかこれが実写化されなかったら他何を実写化すんのって話だからそんな驚きはないです。いくつかのオファーを作者は断っていたと聞きましたが、今回決まったのはプロデューサーが同じ女性の肩だったからかなと少し思います。


 で話は本題ですがいつも文章読みにくいなと思ってあまり評価してないねとらぼの記事ですが、京都タワー内に設置されている大浴場がコロナのせいで6月末に閉店するとのことです。京都タワーと言ったら札幌市の時計塔に並ぶ来て見てガッカリ観光地代表の一つですが、京都関係者からすると視界に入ると邪魔くさいと思いつつ、遠隔地から京都に戻って京都タワーを見るたびに妙な安心感を感じさせられる建物です。その京都タワーには前述の通り何故か銭湯があり、「誰が利用すんの?(;゚Д゚)」と突っ込まずにはいられない施設の一つでした。

 かくいう私もその一人で、地味に京都タワー地下は修学旅行生向けに安い食堂とかあって学生時代によく使ってましたが、その際にこの謎の銭湯の存在を知り、確か1回だけうちのソ連人民の敵である親父と一緒に入りに行ったことがありました。ねとらぼの記事には中の写真がありますが、一目見て「上手く撮ってんなー」と思う出来です。というのもこの銭湯、中がめっちゃ狭かったのを覚えており、入ってみてますますその存在意義に疑問を感じたことだけ印象に残っています。

 とはいえそんなツッコミどころ満載ながらこの銭湯がなくなるのは私も残念です。もっとも京都は未だに風呂場がない町屋住宅がたくさんあるだけに銭湯も数限りなくあるので、銭湯好きなら無理して京都タワー来なくても大丈夫です。っていうか「テルマエ・ロマエ」じゃないけど、京都市も銭湯スタンプラリーとかやってみればいいのにとか思ってたら、もうやってた
 ただこれ、本気で全制覇とか狙ったらめちゃくちゃ軒数あるからやばいような気がする。それでも数年かけてやってみたい気もしますが。


 最後に自分が持っているファイルで京都タワーの画像探したら上の画像が出てきました。確か「安価で架空の雑誌表紙を作る」という掲示板で、安価で背景とか内容が決まってできた画像です。このほかにも、




 画像の日付みると2008年9月となっていますが、よくこんな昔の画像を後生大事に取っているなと自分でも思います。

2021年5月16日日曜日

日本の義務教育の良いところと悪いところ

 さっき夕食の準備していてお椀に味噌汁の素入れようとしたらちょうどおなかの前にあるダイニングの引き出しが勝手に出てきて(ストッパーが緩くしょっちゅう出てくる)、入れなおそうとしてもまた出てきて、味噌汁の素の投入先がずれて、挙句にお椀を床に転がして、「くっそなんだこの野郎!」とまた一人で怒鳴ってました。よく見たら近くの窓開いてたけど中国ならこの手の怒声は珍しくないので周りはみんな何ともなさそうとしているあたりはほんと中国いいとか思います。
 マジな話、日本人、特に住宅周りはちょっと音に敏感過ぎて、軽いノイローゼ入っているではと疑っています。

日本の義務教育がダメって言われる理由って何だ?←これ(ぶる速)

 話は本題ですが上のリンクは結構前に見た記事ですが、何年も前から何度も繰り返し議論されているにもかかわらず未だに一致を見ない論点で、根深いなと思ってリンクを残しておきました。義務教育ということで、大学教育を除く小学校から高校の範囲で少しこの論点に触れると、まず悪いところじゃなくて良いところ、維持すべきところをもっと明確に意識すべきじゃないかと思います。

 地味に日本の義務教育で最も優れていると私が感じるのは、掃除教育です。小学校の段階から外部の業者や用務員を使わずに生徒自らその使用する教室や設備を掃除させることで、自分が掃除するのだから必要以上に汚さないよう意識させ、尚且つ清掃外注費用も浮くという最強のコンボが成立します。
 この辺、中国だと生徒に一切掃除させないため、やはり共用の備品などに対する扱いが非常に粗雑で、自分が壊しても平気なふりする人も珍しくないです。またトイレ掃除はやったことがないのか物凄い拒否感を見せる人間も多く、トイレの使い方も汚い人が多くてこの辺は自分も辟易します。具体的に言うと、男性用立小便用便器があるにもかかわらず、個室の洋式便器に向かって立小便する人とかざらにいます。こうした比較例が身近にあるだけに、日本の教育の最も優れた点は掃除教育だと私は思っています。

 もう一つ日本の義務教育でいい点を挙げると、私学があるというところじゃないかと思います。私自身も私学出身ということもありますが、生憎通った私立中高一貫校はなんも楽しくなくカスだったと思うものの、やはり私学という存在があるから公立校も対抗意識を持ち、自分らの教育手法の改善に取り組む競争関係が働いていると思います。また私学は私学同士で競争し、尚且つ公立校の枠にとらわれない余地もあり、こうした選択の幅は割とプラスであると思います。
 中国は基本公立校で、私学に当たるものとしては外国人らが通う国際学校があります。中国戸籍者でも希望すれば確か国際学校に通えましたがその分学費はかなりお高いんでしょうになり、日本の私学と比べると一般的ではありません。まぁ中国の場合、社会のいたるところで競争激しいから公立校だけでも競争意識働いているかもしれませんが。

 逆に日本の義務教育の悪いところとして、上記リンクの記事にもありますが「進路指導が悪すぎる」点はまさにその通りだと思います。私の場合は上述の通り私学出身で通う生徒は基本全員が大学進学を希望しており、教師もその前提で動きます。それ自体は悪くないものの大学進学が手段ではなく明らかに目的と化しており、大学に行って何をやるのか、どんな職業や研究のためどの学部を目指すのかと言った視点なり指導はほぼ皆無でした。基本、得意な科目と偏差値のマッチングでしたし。
 この辺は多少偉そうな言い方をすると教師の社会人経験のなさが影響している気がします。どの学部がどんな職業につながるのか、実際の一般企業ではどんな知識が求められるのかという感覚が全く持っていない教師も珍しくありません。そういう意味では、人材会社の社員を各校に一人ずつジョブカウンセラー的においてみるのも案外ありな気がします。

 もう一つあまりよそで見ない悪いところとして、これは昨今の傾向なのかもしれませんが、少人数教育はあんまよくないのではと密かに睨んでいます。というのも50人くらいいれば仲の悪い奴もいるだろうけど気の合う奴も一人や二人はでてくるでしょうが、半分の25人学級とかだとあぶれる人間が出やすい、率直に言うといじめが発生する人間が出てくるのではないかと思っています。
 もちろん教師の負担を考えたら少人数の方が管理面ではプラスと思うものの、その辺は二人担任制などにするなどしてカバーして、可能な限り大人数学級を維持すべきじゃないかと密かに考えています。


 そうした私の方針とは真逆に、世の中は少人数学級制へと移行しつつあります。自分としてはもっといろんなタイプの人間と若い頃から接しておいた方がいいと思うのですが、どうもそんな価値観は少数派のようです。

2021年5月15日土曜日

その企業合併は正解だったのか?

三菱自動車、3123億円の赤字 3月期、コロナで販売低迷(共同通信)

 ちょっと古いニュースですが上のニュース見て、何コロナを言い訳にしてんだとちょっと思いました。コロナのせいで売り上げ減ったと三菱自動車は言っていますが、実際に日本や中国の2020年販売台数は前年比減となったものの、当初予想されていたほど落ち込みは激しくなく、トヨタやホンダに至っては中国での販売台数はむしろ前年比で増加しました。
 日本国内も全体でマイナスであるものの全体としては比較的悪くない水準だという観測がされており、少なくとも3000億円超の赤字を喫する理由としてはどうかと思います。主力市場の東南アジア諸国が駄目だったからと言っていますが、それ以前から三菱は駄目だったのに今更何がという感じです。

 一方、その三菱を事実上買収した日産自動車に至っては4000億円超の赤字でこちらもかなり笑えない事態となっています。日産、三菱共にコロナ以前から巨額の赤字が続いており、おまけにこれというヒット車もなく従来から売れている車でなんとか命脈保っている状態ですが、今の状態みていると提携(アライアンス)組んだことに意味があるのかと言いたくなるような状況です。
 なお最初勤めた会社で外部企業との提携を打ち切る準備を進めていた上司は、「結婚するのは簡単だけど、離婚するのは大変なんだぞ」とぼやいてました。

 日産と三菱だけでなく、世の中にはその合併に意味はあるのと問いたくなるような事例が結構あります。同じ日産に関してはルノーとの提携は少なくとも00年代には大いに機能しましたが最近は倦怠期に入っており、マツダとフォードじゃないですが熟年離婚も視野に入れた方がいいのではと個人的に思っています。

 また自動車会社以外だとゲーム業界で合併は多いですが、例えばスクウェア・エニックスなどは当初は二大ゲーム巨頭の合併ということで大いに話題になったものの、その提携効果というのは今に至るまでほとんど見られません。むしろ合併してから従来人気のあったIPを打ち切ってFF、ドラクエの量産に走るなど、事業としての広がりはむしろ狭まった感すらあります。FFとドラクエのコラボもいただきストリートくらいしかあんま見ないし、むしろあのまま別れてやってた方が切磋琢磨し合えたんじゃないのと密かに見ています。

 同じくゲーム業界だとセガとサミーの合併も未だにピンときません。まだ仲良くやってんじゃないのと思うのはこの前の少し話題に出したバンダイナムコで、こちらは元々IPを商売の旗頭にしているバンダイがナムコのIPをうまく活用するようになったように見え、一緒になった甲斐はあったのではと思う節があります。まぁ馬場プロデューサーに関する質疑回答は見ていて痛かったけど。

 そういう意味ではまた自動車業界に戻りますが、トヨタの日野、ダイハツ、スバル、スズキの資本参入は上手い感じに各社の独立性を保ちつつ、緩い提携という形で成功してるんじゃないかという気がします。やっぱり提携と言ってもいきなり異なった会社を一つにまとめようっていうのは企業文化的にも難しいと思え、各社の独立性を保ちつつ管理など共用する部門だけ共用して(ついでにリストラして)というのが企業合併でいい感じになりやすいのかもしれません。

 最後に一つ書くと、今一つの試金石となるのはやはりシャープと鴻海でしょう。恐らく今後外国企業に買収される日系企業はどんどん増えていき、そうした外資がどのように日本企業をさばくのか、またどういう支配の仕方が上手くいくのかといういいサンプルケースになると思います。日産もある意味その嚆矢例でしたが、あそこの場合はルノーというかゴーンによる支配だったなという印象で、ゴーン流という手法としてみることはできても外資流としてはあまりいいサンプルケースにはならなさそうです。

2021年5月13日木曜日

寿司忍者

 前からこのブログで何度も書いていますが、中国の求人で最も給与が高いのは大抵寿司職人です。真面目に日本初のスキルとしては最高級の汎用性と給与を稼げる技能のように思え、海外で活躍したいとかいう人はまず寿司を握るべきなのではとこのところ本気で思っています。
 などと考えていたある日、同じく日本初のスキルで海外で人気のあるものとして「忍者」が浮かんできたところ、「寿司と忍者が組み合わさったら最強じゃね?」などと思うに至りました。それこそFF5で言ったら「まほうけん+みだれうち」、いや忍者だから「にとうりゅう+みだれうち」に相当するような最強のスキルセットのように思えます。ちなみになんで侍じゃなく忍者のアビリティが「にとうりゅう」だったのか今気になりました。

 そういうわけで先行事例はないかと「寿司忍者」で検索したところ「スシニンジャ」というWebアニメがヒットしたのですが、一目見るなり花澤香菜ばりに「そんなんじゃないよ」という言葉が出てきました。自分が求めている寿司忍者はガチな忍者が握る寿司であって、寿司が忍者になるというのは間違っている気がします。
 では忍者が寿司を握ることはあるのか。実は先行事例として一つあり、それは「忍道」というゲームでありました。

 このゲームは忍者となって大名からの依頼に応えていくお使いゲーなのですが、ゲーム中に「武士騙し」といって見かけまんま寿司なアイテムを作ってお使いに持って行くことができます。この武士騙しにはいろいろな効果を混ぜ合わせることができ、「混乱」とか「毒」とか入れれ路上に巻いておくと何も知らぬ敵の武士や忍者がそれを食べて、いろいろえらいことになります。
 中でも「爆発」の効果はすさまじく、自分はよく吊り橋の上にまいておき、実際に敵キャラがそれを食べるや、何故か食べた奴の周辺を含め爆発が起こり、吊り橋から谷底へとみんな一気に落ちるのが見ていてめちゃくちゃ楽しかったです。あと「拡大」って効果もあり、これを入れると各効果が高まるとともに、寿司の見た目もやたらでかくなり、人間よりもでかい寿司になったります。でもってそれを普通に投げられ、見つけた敵キャラも一口で食べるし。

 実はこのゲームに出てくるある敵キャラがこの武士騙しが非常に効果的で、戦闘中であろうと武士騙しを見つけるや口に入れてダメージを負わせた後、また武士騙しを投げつけると反省なく食べるということからついたあだ名が「寿司忍者」でした。もっとも寿司を握るのではなく食べるのでこっちも「違う、そうじゃない」的なところがありますが。

 ただまじめな話、寿司と忍者の組み合わせはかなり強いと思え、寿司職人も割烹着ではなく忍者衣装来て寿司握った方が絶対受けるような気がします。何気にコロナ流行のこの時期も、忍者衣装ならマスクも目立たないし。
 でもって握りながら「ニンニン」と言ったりすればさらに良く、誰かやってくんないかなとか思ってます。最近寿司料理メインの日本食屋の人と仲良くなってきたら、本気で提案してみようかな。

2021年5月12日水曜日

アエラの記事誤報じゃねーか(# ゚Д゚)


 昨日珍しくアエラの記事を誉めたら、我らがJBpressで山本一郎氏が誤報と断ずる記事を出してきました。記事内容を比較確認してみましたが、あくまで自分が読んだ範囲で理解するなら今回は山本氏の論説の方が筋が通っているように思え、こっちの肩を持ちたいと思います。決してJBpress贔屓じゃないですよ(;´・ω・)
 ただ過去記事を検索すると、割とJBpressは前からアエラと因縁あった模様です。


 こっちは伊東乾氏の執筆ですが私も配信時に読んでおり、今回の騒動で検索して出てきて読み返して思い出した次第です。こちらの記事に「昔のアエラはちゃんとしてたのに……」と書かれていますが、若干自分も同じく様に感じるところがあります。かつては中学受験情報など学術系の記事が多かったのですが近年のアエラはなんかゴシップ系記事が増え、また記事の書き方も単純に軽くなっている印象を覚えます。そういう意味で、記事も内容より目を引くかどうかの方が追及されているように思え、言ってしまえば誤報を生みやすい編集体制にあるのかもしれません。

 もっともこう言うの他山の石としなければならず、私も気をつけなきゃいけないのですが、もし今回の一件が意図的にアエラが書いてたら、親類に若干関係者いるけどマジ許せねぇことになります。無知から書いてしまった記事なら、ただ馬鹿がいただけと笑って許せますが。

 なお今回アエラの方が誤報だと判断したもう一つの理由として、アエラ側が何のアクションも取ってないという点があります。割と記者って誤報を指摘するとやばいくらい発狂するものなのですが、ざっと見たところアエラ側は何の反応も示しておらず、この時点で暗に誤報だったことを認めているなと感じました。
 ついでに書くとAERA dot.のツイッターも確認しましたが、やはりこちらも何も反応していません。それどころか毎日複数件のツイートを行っているのに、今日(5月12日)に限っては何故か1件たりともツイートしていません。大谷選手だって大活躍してるのに、なんやねんこの沈黙は。

 っていうかこんなことになるなら昨日アエラの記事引用してブログ書かなきゃよかった。やっぱり寿司忍者について書くべきでした( ´Д`)=3