話は本題ですが今年の日本シリーズはめちゃ楽しいです。どの試合も白熱しており、また両チームともに先発がかなり奮闘した上で、打つべき打者が要所でちゃんと打ったりして、テキストでしか負えていませんが見ていてかなり楽しませてもらっています。今やっている試合も、今日はオリックス勝つかなと思ってたらいつの間にかヤクルトの山田選手が3ラン打って同点にまで持ってきてるし(;´・ω・)
なお素人的な選評をすると、両チームともに主軸打者に対しては徹底的な対策を施しており、どちらの3番、4番もあまり打率は高くありません。特にヤクルト側では、オリックスの三振をほとんどしないことで有名な吉田正尚選手を何度も三振させているあたり、相当研究しているのではと伺えます。
その分、主軸以下の下位打線の選手の方が打率がやや高く、この点でヤクルトの中村選手がかなり活躍しています。上位打線をお互い封じている分、下位打線と代打が勝敗分けているようにも見えます。
そんな日本シリーズ第4戦の昨日の試合ですが、カツオことヤクルトの石川選手がアラフォーで勝利を挙げました。今朝は石川選手の熱投を称える記事が数多く出ていましたが、これ読んでて地味に気になった点として、「なんで左投手って寿命長い選手が多いんだ?」ってことでした。
石川投手は言うまでもなく左投げの投手ですが、その彼と同じく球速は高くないのに何故か勝利を上げ続け長く活躍したことからよく比較されるのは、言うまでもなく元中日のプロラジコンレーサーの山本昌氏です。山本昌氏は日本プロ野球において数々の最年長記録を保有しており、そのご長寿ぶりでは間違いなく日本ナンバーワンの投手ですが、言うまでもなく彼も左投げです。
そしてその山本昌氏に抜かれるまで投手で多くの最年長記録を持っていたのは、今年で辞めちゃうけどソフトバンクの工藤公康氏で、彼もまた左投げです。このほかソフトバンクだと今も現役の和田投手が、このまま松坂世代のラストワンになるだろうというくらい長年にわたり投げ続けています。
このようにご長寿投手に左投げが異様に多いことについて検索してみたら、つい先日に同じく左投げで現役時代は一切怪我せずやたら投げ続けた元阪神の下柳氏がまさに同じことを言及していました。まぁ怪我無く投げ続けたけど、スタミナなくて試合後半はJFK任せでしたが。
また上の記事を見て自分も気が付いたのですが、元中日の岩瀬氏もあれだけ毎年投げ続けながら長く現役生活を続けています。詳しい統計は手元にないですが、一定上の投球回を投げた選手に限定した場合、左投手の寿命は確実に右投手より長い気がします。
ではなんで左投手はこんな寿命が長いのか。その点について下柳氏は、左投手の方が腕の投げ方が自然体に近くなり故障し辛いためと言及しています。この点はアンダースロー投手についてもよく同じことが言われています。
また記事にも少し触れられていますが、左投手の方が希少でかつバッターを抑えやすいことから、その点でも長く活躍が続けられる点もあるでしょう。同じ球速、コントロールなら、確実に左投手の方が球団も重宝するでしょうし。
などと語っていたら9回にオリックスがA・ジョーンズがホームラン打って勝ち越しに成功。ソフトバンクによる巨人の公開処刑だった過去2年の日本シリーズと比べ、本当に今年の日本シリーズは面白いなぁ(∩´∀`)∩