上の記事の見出し、特に「ドーン」を見て、「現場に喪黒福造でも来てたのかよ」と本気で勘違いしそうになりました。っていうかシチュエーション的に、実際に彼がいてもおかしくなさそうなのが笑える。
なお変に触発されてか同僚に、「これ、日本で黒いドラえもんって呼ばれてる作品なんだよ」とビリビリで配信されている2017年版のアニメのリンクを送信しました。でもマジで笑ゥせぇるすまんは中国人にこそ見てほしいしヒットしてほしい。
話は本題ですが、友人から先日ChatGPTが日本で盛り上がっていると聞きました。聞いた時点では何のことかわからなかったのですが、先週に入ってきた辺りからまとめブログにもよく出てくるようになり、確かに大きな盛り上がりになっているのがわかります。
このChatGPTはマイクロソフトが出資しているとのことですが、これ聞いて思ったのはGoogleの凋落ぶりです。GoogleはかねてからAI開発に力入れていると自ら宣言してきましたが、ChatGPTが出たころに出したAIが初歩的なミスをやらかして株価が下がったように、これまで目立った功績はあまり聞きません。翻訳とかでもGoogle翻訳はあんまいいとは聞かないし、DeepLとかの方が知名度も高いでしょう。なお地味にMSN翻訳の性能はいいと私は評価しています。
話は戻しますがGoogleはぶっちゃけ検索、それとAndroid以外であまり実績を目にせず、ゲーム事業を始め手を出した新規事業は割と空振っていることが多い気がします。それこそ成功に至れる新規事業をAIにでも聞いてみたらと、内心思います。
話が二転三転しますがそんな盛り上がりを見せるAIですが、具体的な活用法に関しては意外とまだないのではないかとみています。っていうか実際にAIを売るコンサルの友人から、企業向けにAIをデザインして販売するにあたり、どんな活用ができるのか教えてほしいと相談されたことがありました。
現在のところChatGPTは大喜利、つまり冗談めかした会話や回答を出すのが主な使われ方となっており、AIだからできる社会的な仕事はまだ見つかってないような気がします。まだ翻訳とかなら使えますが、仮に自動車部品製造業とかでAIがあればどんなことに使えるのか、それこそChatGPTに聞いてみないとわかりません。これは言い換えると、AIの産業活用は意外と難しく、一般企業向けに販売するのも難しいのではないかとみています。
それこそ自動運転とかはっきり機能目標がある分野なら別ですが、汎用的なAIで何ができるかと言ったら結構絞られてきます。AIの強みとしては瞬時の判断力であることから、原材料にレアアースや貴金属を使うメーカーなんかにこの手の原材料の相場データを読み込ませ、最適とみられる調達時期を割り出すのとかどうかと友人には提案しましたが、ぶっちゃけこれ以外は私も浮かびません。
またAIイラストもこのところはやってきていますが、最初でこそ物珍しさがあったものの、目が慣れてくるとやはり似たような特徴を持っていることが一目でわかるようになり、個性のない絵のように見えてくるようになりました。既存のイラストから目や口を少し動かせ、Live2Dみたいに仕上げるのならともかく、ゼロからフルデザインするイラストで多くの人の目に適う作品となるとまだ早い気がします。
こんな感じで、すごいAIができてもその活用方法ができないと、果たして事業として成立するのかという点で疑問を覚えます。むしろ活用方法ができてからの方が、AIとしても開発速度が高まるのではないかと思います。
ということを超頼りになる中国人の友人に話してみたところ、意図するソースコードを伝えてドラフトを作ってもらえば、それを手直しするだけで割と使えるようになるためこれは便利だと、すぐさま応用法を示してくれました。またイラスト専門AIに対し、どんなふうに指定すれば意図通りに描いてくれるのかをChatGPTは教えてくれるそうで、いわばAIへの指示をAIが翻訳してくれるということで、若干皮肉な感じもするけどこれもまた活用法としてアリだそうです。
そんなわけで、なんだ結構あんじゃん(´・ω・`)的なオチになりました。