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2025年3月1日土曜日

国際政治において存在感を高めるフランス



 上の写真は日本にいたころに作ったANAのエアバス機プラモですが、こうして作ってみて初めてANAの塗装はめちゃいいなということに気が付きました。ちなみにこのキット、組み立てるのはめちゃ簡単だけどデカール貼るのはめちゃテクニック要求され、写真のもちょっとミスったところがあり、いつかまたリベンジしてみたいです。

 話は本題ですが今日のトップニュースと言えばウクライナのゼレンスキー大統領と米国のトランプ大統領の会談における物別れでしょう。元々キレやすいといわれていたトランプ大統領ですが、公の場でああも激昂するのはそこまで例はなく、異例の会見だったと言わざるを得ません。
 言うまでもなく戦争でウクライナを一番支援しているのは米国なだけに、今後の戦争への影響が懸念されます。

  ただこの会見ですが、各種報道によるともともとトランプは拒否する予定だったそうです。それを収めて仲介したのがフランスで、結局締結されませんでしたが鉱物資源の米国への提供話も、明らかにトランプ側が要求しているのに「俺が持ちかけたσ(゚∀゚ )オレ」とマクロンが泥被る感じでフォローにも努めていました。
 そんなマクロンですが以前以上にウクライナへの支援を呼び掛けており、今回の米宇物別れ会談の後も一貫してウクライナを支援し続ける姿勢を早くも表明しています。これに限らず、近年のフランスはEUを代表して発言することが増えているように見え、国際政治における存在感が増してきているように感じます。

 この辺、正直なことを言えばもっと欧州の現状について詳しい人が解説なり報道なりしてくれないかなと前から思っています。というのも上記のフランスの姿勢といい、ほかの欧州諸国を含め現況はどうなのか、またウクライナに対する姿勢はどうなのかなど色々知りたいことが多いです。
 私個人の意見で言うと、前述の通りフランスの影響力が非常に増してきているように見え、現状の欧州の名手は英国でもドイツでもなくフランスとなりつつあり、しかも今後数年はこの傾向が続くというかフランスが伸び盛りのまま居続けるのではと考えています。
 このように思う根拠として箇条書きにすると、主に以下の三つが挙げられます。

・ドイツの影響力低下
・フランス製兵器輸出が絶好調
・米ボーイングの没落

 まず第一にこれまでEUを、というかEUの経済を引っ張ってきたドイツがかなりの経済苦境に入ってきており、はっきり言えばこれから中国とともに10年くらいは低迷し続けることが確実で、存在感なくしてきていることです。ロシアの天然ガスを得られなくなってエネルギー原価が上がっているだけでなく、VWなど自動車産業がEVシフトも従来車のアップグレードも疎かとなって勢いを失い、挙句に中国のへの依存の強さから中国の不況を直撃するなど、何一つ経済はいいことなしです。

 それに対しフランス経済ですが、細かい事情は把握していないものの兵器を中心に追い風吹いているような気がします。何故兵器かというと、ロシアのウクライナ進行で東欧を中心に軍備を強化する動きが広がっており、NATOの共通軍備が強化されれば必然的にフランスの軍需産業にも注文が舞い込むと思うからです。
 またウクライナ戦争でロシア製兵器が意外に脆いということが露呈し、これまでロシアから兵器を買ってきた国に対しフランスが売り込みをかけれる間隙が生まれてきているように見えます。米港と違ってフランスは兵器購入に対し、米国と違って思想や自国への服従をあまり強く要求せず、インドなど米露のはざまに立つ国などからは「買いやすい国」であるように見え、欧州に限らず中央アジアやアフリカなどでもフランス製兵器がさらに伸びるのではとみています。

 そして最後が冒頭のプラモ写真に係わってきますが、ここ数年、米ボーイング社は機体不具合に起因する墜落事故がたびたび起きているだけでなく、安全管理について内部告発が相次ぐなど、明らかに劣勢に立たされています。素人目にもボーイングに相対するフランスのエアバス社に追い風が吹いているように見え、この方面でもフランス経済はドイツとは対照的に好調さが際立っているように思います。
 さらに付け加えると、フランスは原子力大国でもありエネルギー面でも圧倒的な強みがあります。特にロシア産天然ガスが規制される昨今においてはこの強みがさらに際立ちます。

 以上のように経済面の追い風もさることながら、マクロンも国際社会の立ち回りがうまいなと感じます。必ずしも正義が勝つとは言いませんが、やはり正義というか大義名分というのは目に見えない大きな力を持ちます。
 今回のロシアの侵略はまさにその大義名分がないから簡単に攻略できなかったわけで、あれだけの軍事力なのだから、もし大義名分が本当にあればウクライナは既に併呑されていたでしょう。そうした大義名分として民主主義、自由、国際協調を掲げながらウクライナの支援を説き、自国製の兵器販路を広げる今のマクロンのやり方を見ていると、ああフランスは伸びるなという風に前から思っていました。

 それらを踏まえて言うと、日本はフランスとももう少し付き合い方を考えてはどうかなという気がしています。特に中国が今ああいう状態なだけに、中国の抜けた市場にうまく入り込む可能性もあるほか、フランスとの連携を持つことによって中国の覇権主義に牽制をかける風に持っていくのも大事かと思います。どちらにしろ、もっとフランスに関する情報を知りたいです私が。

2025年2月28日金曜日

あまり語られないコロナ前後の社会の変化

 漫画「銀魂」の読み方は言うまでもなく「ぎんたま」ですが、これ見た後で「鎮魂」という漢字を見るとなんか微妙な気分にさせられます。あとここ数日キーボード打ちすぎて中指痛い。

 話は本題ですが書こうと思いつつ結構日が経ってしまったと思うことして、日本滞在中のある出来事があります。もったいぶらずに語ると大阪で電車に乗っている最中にふと気づいたのですが、電車の中で誰一人として会話する人がいませんでした。東京周辺ではかねてから電車内で会話する人はほとんどいませんが、関西地方では割とみんな騒音に負けずに大声で関西弁を話し続ける人が以前は多かったと思うのに、少なくとも私が訪れていた間に乗った電車ではそういう人は見受けられませんでした。
 しゃべっているとしたら、自分か旅行中と思しき中国人くらいでした。

 何故関西人は電車内で会話しなくなったのか。たまたまだったかもしれませんがやはりコロナの影響が大きいのではないかと思います。この電車内の会話に限らず、2022年ごろから始まったコロナ規制の緩和から既に数年たっていることもあり、コロナ前と後の変化について語る人も減りつつありますが、改めて社会を見直してみるとほかにもまだ語られていない変化がたくさんあるように思います。

 私自身で語ると、コロナ以前はそんなに手を洗う回数は多くなかったのに、今では寿司職人のごとく帰宅するたびにきちんと手洗いする習慣ができました。あと上海ロックダウン中に死ぬほどチンゲン菜食べさせられたので、もう食べたくないと思い、あれ以降は口にしなくなりました。まぁあれはコロナというかロックダウンの影響だけど。

 改めて社会全般に話を戻すと、先日このブログで日本人があまりおしゃれに気を配らなくなった点に触れましたが、これについても「コロナの影響ではないか?」と指摘する人がいました。というのもコロナ期間中に外出する機会や習慣が減り、服装についても前ほど意識しなくなったという見方で、この意見に自分も同感しています。
 この外出機会の減少は明らかにあるように思え、実際日本にいたころ、滞在地では夕方ごろから急に人通りが減り、まるで吸血鬼が来襲するかの如く街が極端に静かになっていました。かつてであれば夕方くらいなら予備校とかに自転車で向かう中高生らの姿が見られたように思うのですが、それすらも見なくなりました。

 その中高生ですが、恐らくはリモートで予備校の授業や指導を受けるようになっているのではないかと思います。コロナで一番大きく変わったのはこうしたリモート学習やリモートワークの普及で、プラスの面も多いと思う一方で対面コミュニケーションを苦手とする人も増えたと聞きます。今のところはまだそれほど強い影響が出ていないですが、今後2、3年経ったあたりでそのような苦手とする世代が社会に出るようになり、いろいろ問題も顕在化してくるような気がします。

 以上を改めて踏まえると、本当にあのコロナ流行というのは世界史に残る歴史的大事件だったんだなと感じます。それ以前は9.11、東日本大震災が私が体験した中でも大きな事件だと思っていましたが、コロナの方が世界規模なだけにこっちの方が体感としては大きかった気がします。そういう意味では貴重な経験ができたと、前向きにとることもできるでしょう。

2025年2月24日月曜日

無法化状態のウェブ広告に対する規制が必要か

 昨夜作り置きした野菜スープを一気飲みしたらめちゃおなか痛くなりました(´;ω;`)ウッ…

「SNS偽広告」メタ社を全国5地裁に提訴、請求総額4億円超(日経新聞)

 話は本題ですが、かねてから問題性が指摘されてた旧フェイスブックことメタの偽広告について全国で一斉提訴が起こったそうです。簡単に内容を説明すると、無許可で著名人の画像を使った高校国で投資を募集し、集めた資金をそのまま持ち逃げするという詐欺行為がフェイスブックで相次ぎながら、踏めた側はこうした詐欺広告を規制、防止するなどの措置を一切取らず、被害を拡大させ続けているそうです。
 ぶっちゃけフェイスブックとは自分も過去にトラブルがあり、運営に対応を求めたもののちょっと前のメルカリみたく何の対応を取ることもなく無視されました。それだけに今回の騒動も、ここならやりかねないし消費者庁ももっと仕事しろよと言いたくなります。
 ただこうした露骨な詐欺広告に限らず、近年のウェブ広告の無法ぶりはやや目が余ります。

 同じ広告でもテレビCMでは、消費者金融のCMには現金を見せてはならない、特定の思想信条を県転してはならないなど、あまり知られていないものの意外と規制が多かったりします。それ以前に広告出稿料がそこそこ高く、また放送局側も過度な特定団体への支持などの嫌疑を受けないよう審査するため、全くないわけではないものの不快感を覚えさせる広告はウェブに比べれば明らかに少ないです。

 それに対しウェブ広告については、はっきり言って今無法状態に近い気がします。出稿単価が低いため変な団体や前述のように犯罪組織もどんどん出してくるし、広告掲載側も仲介のGoogleをはじめとするウェブ広告業者などに出稿する広告を一任しているため、広告内容について審査など一切行われていない状態です。
 実際自分のこのブログでも、「なんでこんなもの載せるんだ?」と思う広告がたまに入れられることがあり、今でもGoogleアドセンスを続けるべきか悩んでたりします。

 またそうしたウェブ広告の中には、目立ちさえすればいいとばかりに悪目立ちを図るというか人へ一方的に不快感を感じさせる広告を平気で出す輩も少なくありません。自分が見た中だと疲労回復薬品として披露した中年男性の気持ち悪い画像をでかでかと出すものや、実際に含まれていない内容を見せるゲームの広告、過払い金を回収するという詐欺みたいな弁護士の広告などがカチンとくる内容で、仮にこれらがテレビ広告を出していたら流し放送局が処分食らいかねないような内容です。
 またYoutubeの動画広告なども見るに堪えないものが少なくなく、特にあべりょうに関しては誇張など一切なくはっきりいって早く死んでほしいです。

 こうした状況、少なくとも詐欺広告が大手を振って広告を出し続けて被害者を増やしている現状を考えると、あまり望ましくはないもののウェブ広告に対しても法規制が必要なのではないかと思う節があります。具体的には詐欺広告を出稿した者だけでなく、配信、掲載に係わった人物にも罰金などを科すといった規制があった方がいいかと思います。
 もちろん法規制にまで発展させないことが一番望ましく、具体的にはウェブ広告関連企業の業界団体がガイドラインや基準を作り、これらに違反した企業は公表したり処分したりするなど、民間の中で自主規制をかけていく方がいいでしょう。まずはともかく、無法化しているウェブ広告について何らかの対策を持つべきという議論を発展させることが先でしょうが。

 なお最近性的だという批判が起きたカップうどんの赤いきつねのCMに関しては、自分も動画を見ましたが性的だとは感じませんでした。しかしキャラクターの動きがやや不自然で、恐らく意図的でしょうが悪い意味で気になるように作られた動画であるように見え、アニメ動画としてみた場合はあんまいいCMではないように思えました。

2025年2月22日土曜日

中国における謎のちいかわ、クロミ人気

 職業柄かお店とかで店員と対峙する際に、何かの足しにとばかりによく質問する癖があります。もちろんほかにお客が待ってたり忙しそうなときはしませんが、先月訪れた有馬温泉のお土産屋でも、「外国人がよく買っていくお土産ってあります?」と聞きました。
 そしたらお店のおばちゃんは真っ先に、「なんか台湾人がやたらとこれ買っていく」と、にんにくの漬物を示してくれました。私の予想ですが恐らく、精力剤かなんかだと考えて買っているような気がします台湾人は。

 そのうえで、「あと、これがやたらと売れる」と言って、ちいかわのぬいぐるみを指し示していました。

 ここだけの話っていうわけじゃないですが、実際に中国におけるちいかわの人気はかなりの水準があります。街中歩いていてもミニソウを中心にちいかわグッズを目立つ場所で売るホビーショップが多いだけでなく、カバンなどにちいかわの小さなぬいぐるみ状のキーホルダーなりを付けた女性をよく見かけます。その率たるや日本の比ではない気がするほどです。
 そうしたこともあり中国の同僚の女性にも東京限定で雷門を抱えたちいかわのぬいぐるみをお土産に買っていったところ、案の定喜ばれました。彼女によると、SNSにアップするや東京限定でうらやましいとあちこちから言われたそうです。

 そんなちいかわに負けず劣らずの人気を誇るのが、サンリオのクロミでしょう。このクロミも中国でやたらと人気があり、日本でも人気の高いキャラクターだと思いますが中国での人気は日本を上回る気すらします。こっちも町中でアクセサリーを付けた女性がたくさんおり、同僚に話を聞くと親戚の子供の間でもめちゃくちゃな人気を誇るそうです。

 一体何故ちいかわとクロミがこれほどまでの人気を誇るのか。中国人女性に話を聞いてみたところちいかわはともかくクロミは「クールな感じがいい」そうで、これには自分も納得します。
 割と中国人はクールな人間を男女ともに好む傾向があります。逆に熱血キャラは「暑苦しい」とばかりに敬遠する傾向があり、ジョジョで言うとジョルノみたいなクール系なキャラクターの方が人気が出やすいような気がします。

 一方、ちいかわについてはいまだに何故これほど中国で人気が高いのかその背景は掴めていません。もっとも日本でも異常な人気を誇っているのだから単純にいいデザインのキャラだといえばそれまでなのですが、先ほどのクール系が人気が出やすい中国でこんな風に人気が出ていることが前から不思議に思っており、いいヒントがあればだれかください。

 そういえば、すみっこぐらしは急に見なくなったな。自分は前からスミスキーの方が好きだけど。

2025年2月20日木曜日

つば九郎につき喪中


 すでに各所で報じられている通り、ヤクルトスワローズのマスコットキャラであるつば九郎の担当者が亡くなられたそうです。昨夜この報道を見たときは驚くとともに、先に体調不良の報道も出ていたのでそこまで深刻であったのかとも思いましたが、そもそも長年活躍し、そこに存在するのが当たり前のような存在にもなっていたことから、こうして亡くなられたという事実が今でも信じられないような気持がします。

 一夜明けたきょうには各方面からその逝去を悼む声が報じられていますが、中でも何故だか自分のパソコンの中にあった上の写真のように、スワローズに在籍し活躍されたバレンティン氏も「Rest in peace」という言葉を送ったという報道には自分も目頭を熱くしました。
 これまでつば九郎が公でコンビ組んできた選手は外国人選手が多く、特にコンビ芸まで発展させたラミレス氏と、上の写真のようにバレンティン氏とは傍目にも仲がいいと感じていました。実際にバレンティン氏もつば九郎に対する思い入れが深かったのかこうしてメッセージを送られており、改めて故人の人柄が偲ばれます。

 そんなわけで今日は自分も喪に服そうと午後から会社を半休していました。実際はただ単に仕事少なくて有休消化しただけですが、周りの同僚も「喪に服すのなら仕方ない」と快く見送ってくれました。

 ただつば九郎は間違いなく日本プロ野球史において過去最高の人気と知名度を誇るマスコットキャラクターと言え、その逝去は文字通り歴史に残る出来事だと思います。余人をもって代えがたいキャラだっただけに担当者の変更は恐らくないと思われ、スワローズはつば九郎とはまた別のマスコットキャラを今後出していくのではないかと推測しますが、私自身も変にキャラを引き継がず、新たなキャラに切り替えたほうがいいのではないかという風に考えています。それほどまでにつば九郎の存在は偉大でした。

 改めまして、故人のご冥福をここにお祈りします。

2025年2月19日水曜日

「令和ロマン」髙比良くるま氏のオンカジ自粛をみて

・ 【速報】「令和ロマン」髙比良くるま、芸能活動自粛発表

 上のリンク先のまとめ記事にあるように、過去にオンラインカジノに手を出していたことを理由に、お笑いコンビ令和ロマンの髙比良くるま氏が芸能活動を一時自粛すると発表したとのことです。結論から言えば、なかなか殊勝な対応であるように見え非常に好感が持てます。

 報道を読む限りですが、髙比良氏がオンラインカジノをやっていた時期は結構前で、すでに刑事での時効は経過しているとのことです。一部の人が指摘されているように、今回彼のカジノ履歴が報じられるようになったのは警察の見せしめ的な意味合いが強いように思われ、倫理的にはともかくとして刑事的には罪を問われる理由はないように感じます。
 とはいえ会社に言われたからかもしれませんが、こうして活動を自粛することでオンラインカジノはやってはならないものであり、手を出したら一定の制裁を受けることになるという啓発活動の一助となっているように見えます。違法ギャンブルに手を出しているので悪いっちゃ悪いですが、松本人志氏とは違って自分の非をすぐに認めて謝罪したうえ、こうしてきちんと自ら制裁を受け入れるという態度を示すのは模範的だと思えるし、反省を示している人間には社会も寛大な姿勢を持つことが後に続く人間を増やす上で価値を持つでしょう。

 以上のような考えから、私個人としては今回初めて彼の名前を知りましたが、復帰した後は陰ながら応援したいという気持ちを持ちました。さすがに人殺したり怪我させたりしたという前科ならともかく、違法賭博くらいなら反省した人間を許してやるくらいの寛容さが社会にあった方がいいでしょう。


 そんな髙比良氏とは正反対だと思うのが、上のニッポン放送の態度です。あくまでニッポン放送は「オンラインカジノのCMは流していない」と主張していますが、ベラジョンという同じブランド名で無料版と有料版で異なる業者だというのは無理があるでしょう。
 第一、これまでオンラインカジノのCMを流したことがないというのなら、広告の考査基準を変える必要もなければ、過去のポストも削除する必要なんてありません。明らかに言動が一致しておらず、こんな無能な広報を抱えてて見ていてむしろかわいそうに思えてくるほどです。

 そんなニッポン放送は言うまでもなくフジテレビと同じフジサンケイグループですが、やはり同じ穴の貉というべきか、誰に向かって言ってるんだといいたくなるようなしょうもない言い訳をする点で共通しているように感じます。何ならフジテレビも、「テレビに出ている中居正広と、報道に出ている中居正広が同一人物だとは思わなかった」と言い訳したらどうかと勧めたくなってきます。

2025年2月17日月曜日

ジーパンを履かなくなった日本人

 昨日の「すもうレンタル」の記事は頭痛に苦しみながら書いたので我ながら荒れた文章となっていますが、ああいう逆境でもきちんと記事書けるのが一流の証なのでまだ自分も精進が足りないと感じています(;´・ω・)

 話は本題ですが先週まで日本にいたときにやや目についたというか気が付いた点として、見出しにも掲げている通りジーパンを履く日本人が減っているように感じました。かくいう私も学生時代は「ダブルデニムの花園」と陰で呼ばれ(マジで)、上着はジージャン1枚で真冬の京都を走り回る寒さ的に攻めたファッションをしていましたが、現在は1枚もジーパンを持っておらず、ジージャンも棚の奥深くに封印したままです。
 なんでジーパンを履かなくなったのかというと、私の場合はロードバイクに乗るようになったからです。乗り出してから身長や体型に比べて太ももが大きくなり、ジーパンのように固い生地だとマジで太もも圧迫して苦しさを感じるようになり、太ももが楽になるよう綿パンを好むようになったのが最大の理由です。もっともそれだとジージャンを着なくなった理由にはならないので、やっぱ私の中でもデニム離れみたいな現象は起きていたのでしょう。


 コロナ前の6年前という古い記事ですが、上の記事によると実際に2019年の段階でジーンズ離れは起きていたようです。どうもこれ以降、ジーンズの販売統計はあまりとられなくなったとのことですが、私が見る限り6年前よりもさらに日本国内でジーパンを履く人は減ってきているように思え、ジーパン業界にとっては事態はより深刻化してきているように思います。

 では何故日本人はジーパンを履かなくなったのか。上の記事では価格破壊を行ったユニクロジーンズを主犯と名指ししていますが、確かにあれは一つの転機だったように思うもののジーパン以前に、日本人がファッションに金をかけなくなってきていることこそが主原因だと思います。

 本当は見出しもこっちにすべきだったと思いますが、ジーパン以上にもっと気になったのは日本人のファッションの地味化です。10年代中盤までは既に地味化は始まっていたもののトップスはチェック柄がやたら多かったですがまだファッション性がありました。しかし最近の日本で電車とかに乗っていると、どっちを向いても無地の上下を着ている人が多く、女性もスカートやワンピースを着ている人はかなりのレアキャラでした。
 ある意味、一番攻めたファッションしているといえるのは、相も変わらず真冬にもかかわらず根性で短いスカートを履いている女子高校生だったかもしれません。

 あくまで私が観察する限りですが、2、3年前と比べても日本人のファッションが地味化しているというか御金をかけないファッションになっているような気がします。そう思って改めて振り返ってみると、ここ数年でファッションの流行やブランドに関する報道なり解説も全く見なかったような気がします。なんか日本全体で、ファッションに対する関心が落ちているというか話題にも上がってこないといった感じです。

 私自身、昔からあまりファッションにお金をかけるタイプではなく先日も洋服の青山で、「一番耐久性のいいスーツをくれ給え('ω')」と変な要望を出して店員を困らせるほどでしたが、そんな私ですら現在の日本におけるファッションへの無関心ぶりには驚くというか呆れるほどです。決しておかしなファッションをしているように感じるわけではないものの、ここまで関心を持たないのかと不思議に感じます。

 もちろん、お金さえあればこだわりたいという人も多いのかもしれません。とはいえほとんどユニクロかしまむらで統一されている今の日本の現状はやや行き過ぎているように思え、安くてもいいからもう少しほかの人と差別化したファッションを目指す人はいないのかとも思え、ファッションに対する関心度の低下は間違いない気がします。
 仮にそうだとしたら、やはり影響があるのはアパレル業界でしょう。関心の低下は市場縮小に直結するだけに、早く今のうちに関心を呼び起こすような手立てをもっと採るべきです。もっともそんなのあったらとっくに採られているだろうから、関心の低下に歯止めがかからない状況なんだろうな今が。

 最後に最近の私のファッションですが、2013年末に真冬の万里の長城(気温-15℃)へジージャン1枚で乗り込んだ際に自分のファッションに限界を感じたというか、これ以上抵抗するのはやめようと思い、翌年から冬場は薄手でダークブルーのウインドブレーカーを着るようにしています。中国人の友人からこのウインドブレーカーを着てると「地方視察に来ている共産党幹部みたい」と言われ、実際自分もそう見えるので、共産党幹部スタイルをこれ以降ずっと貫いています。
 っていうか、今気づいたけどそのウインドブレーカーをもう10年も着続けているのか。いまだにへこたれず着続けられる当たり、さすがヨーカドーブランド(´・ω・)