2017年4月23日日曜日

超絶リサイクル社会、中国


 昨日、上海のニトリで上記のパソコン用デスクを買ってきました。何故これを買ったのかというと実は去年にも探した時に候補にも入っていたもののその際はもっと小さい折り畳み机を同じくニトリで買って済ませたのですが、この机はコンパクトなのはいいものの折り畳みできる脚であることからキーボードを叩くと左右にぐらぐら揺れ、壁に付けるなどして大分対策はしてきましたがやはり根本から改善するまでには至りませんでした。それでも慣れもあって結局一年強使い続けたものの、今回買ったこちらのデスクが199元(約3200円)から159元(約2560円)にまで値下がりしていたので、金額的にも迷うほどのものではないしと思って一気に購入しました。

 ただこちらの机、ニトリでは一応自宅配送サービスをしていますが休日でもなければ昼間はいないし、再配達を防ぐために職場へ運ばせても意味がないので、それならばとテイクアウトでとマクドみたいに選択したのですが、どうも中国のニトリの店員は気がきかないというか、フロアの従業員は持ち運べるような包装にすると言っていたものの、レジを済ませたあとで店員は特に何も対応しませんでした。
 さすがに素手で持って帰るとなったらえらいことだと思って、「何か取っ手になるようなのとかつかないの?」と聞いたらビニールの取っ手がついたガムテープだけ貼ってくれました。もちろん、歩いて数歩でベリベリってはがれましたけど。

 仕方ないからタクシーに乗って帰ろうと思ったら物がでかいだけに一切止まってくれず、唯一乗せてくれそうだったタクシーも私が持ってるブツをみるなり片手を横に振り「ムリムリ」という始末だったので、結局でかいダンボール抱えたまま地下鉄のりくりして家に持って帰りました。家についた時点で手首はほとんど曲がらなくなっており、改めて外箱の表示見たら12kgとか書いてあってよくこんなの担いで、しかも滑りやすいダンボールの表面を何のグローブなしでと、いつもながら自分の無駄に体力を発揮する行為に呆れました。

 その後、手首は曲がらないながらも段ボールを開けて組み立て初め、完成したのが上記の写真です。本来ならば上部パイプの上に天板がくっつくのですが、目線より高い位置に物があるのが嫌なのと、中国だと照明が全体的に薄いのでモニタが陰にならないようにとの配慮から取っ払いました。でもって引出しにはノートパソコンなのに必ず付ける外付けキーボード、テーブル右には上海大江戸温泉で買ってきたくまもんを配置して出来上がりです。
 使ってみた感じとしては以前のテーブルと比べてパソコンを置く位置が高くなったことにより気分的にも見やすくなったうえ、キーボードも手前に置けるためタイピングが格段に打ちやすくなりました。前は狭いテーブルの上にノートパソコンと外付けキーボード、マウス、くまもんを置いており、しかも高さが足らずやや首を下に向ける姿勢だったので、やはり今の方が楽なので買った甲斐はあったかなと思います。

 ただ惜しむらくは、このPCデスクは多分私が日本のマッドシティに潜伏していた際の物と全く同じ物でした。そっちのはリサイクルショップで買ったのですがまさかニトリ製だったとは。あとマッドシティにいた頃はダニに噛まれやすいことからメッシュではなく革製のPCチェア(5000円)をまたニトリで買って使ってましたが、そちらは部屋を引き払う際に友人が無言で持って行ってしまいました。
 まぁ残ってても使いようなかったからいいんだけどさ、いつか5000円分はその友人におごってもらおう。

 さてここで話は昨日に戻るわけですが、テーブルの組み立てからパソコンのセットまで終えたので、包装に使われていた段ボール一式を捨てようと外に出ました。中国ではゴミ捨て場に置いとけば大きさやごみの種類に関係なく持って行ってくれるのですが、私がそこへ捨てようとした際に後ろから、「ちょっと待った!それちょうだい!」と、おばさんが駆け寄ってきたわけです。
 恐らく、でかいダンボールだから、でかくなくてもかもしれませんけど、それなりの所へ持っていけばお金に変わるんだと思います。だからそのおばさんも私の段ボールを見るなりいきなりくれと言い、でもって「おっけー」といって渡すと本当にそのまま持って行ってしまいました。

 中国ではこういうことがままあるというか、ペットボトルもまとめて捨てようとしたら、「待て、捨てるなら俺にくれ」と確実におっさんおばさんに声かけられます。っていうかゴミ捨て場じゃなくても、適当に放り投げていたら誰かが確実に回収してくれます。
 こうした小物に限らず、以前に私が買いはしたもののあまり使いようがなく、またパーツも弱かったため折り畳み自転車を捨てることにしたのですが、その際に取った処理方法というのも自宅マンション前に鍵なしで置いた上、「捨てるから持って行っていいよ」という貼り紙をつけるというやり方でした。案の定、一時間後には誰かが持って行って跡形もなくなっていました。

 一体何故こんな風なパラダイスが起こるのかというと、ひとえに中国だとゴミやスクラップがお金になりやすいことに尽きるでしょう。どれくらいの金額になるのかはわかりませんが、ホームレスでもないにもかかわらずそれ専従で働いている人もいるようですし、また引き取ってくれる業者も明らかに日本より多いです。
 ある意味、日本もこういった廃棄物の回収価格が高ければ、みんな自発的に回収するので街中からペットボトルはなくなり、放置自転車も消え、古紙類も行政が処理するまでもなくあっという間に回収し尽くされているのかもしれません。そう考えると経済的な話で言えば、資源価格が安すぎるのは返って社会的な廃棄処理コストを生んでしまうと言え、リサイクル的にはむしろ逆効果だなとも思えます。

 中国はよく日本のニュースなどで環境汚染などがしょっちゅう取り上げられますが、草の根レベルで言えば廃棄物の回収をそこらへんのおっさんおばさんレベルで率先して行われるので、案外リサイクル社会としてみればかなり進んだ国じゃないのかなと思ったのが昨日今日の出来事です。

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