かつて、「Opera最強伝説」という言葉がありました……。
現在でこそどのブラウザにも当たり前についている機能に「タブブラウザ」がありますが、この機能は北欧初のウェブブラウザことOperaにて初めて実装されたものでした。私は学生時代、「他の人間と同じものを使うなんてありえない」などと盗んだバイクで走りだしそうな自分だったこともあって、なんか特徴的なブラウザを使いたいと思って探した際に見つけ、その機能と凄まじい速さに驚嘆しました。
それ以降、私はOperaのヘビーユーザーとなり、自宅にきた友人にマウスジェスチャーでタブを閉じては開いて切り替える動作を見せては驚かせたりして、いい時代をOperaとともに過ごしました。ちなみに新聞社にいた頃も、会社のパソコンに勝手にインストールして、ITメディア出身の同僚に、「なんでOpera入ってんの?」と無駄にビビらせてました。
しかしそんな蜜月時代もあっという間でした。Operaのバージョンが10.00になったあたりから不具合が続出し始め、また単純な機能にすら不安を覚えるようになり、大体このころから最新版ではなく9.0番台を使っていました。しかしOSの切り替えなどで古いバージョンもとうとう使えなくなり、仕方なく最新版をインストールしたら以前よりもさらにもっと激しく悪くなっており、完全に表示することが出来ないサイトすら出ました。
確かこのブログソフトのBlogger自体も、編集画面が開けなかったです。最低限の能力すら持たない、はっきり言って欠陥品もいいところでした。仕方なく、それ以降はFireFoxを使うようになり、現在はVPNの関係からChromeを使っています。
上記のOperaの不具合ですが、どうも創立者がまさに問題が起こり始めた10.00のあたりで退社していたことが原因だったようです。実際、10.00以前と以後で全く違うブラウザと言ってもいいくらい内容が変わっていました。
そしてその創立者ですが、有志と組んで新たなブラウザを作っているとのうわさをある日聞きました。そしてそのブラウザの名は、Vivaldiです。
私は上記のうわさを聞いた際に開発中のバージョンをダウンロードして使ってみましたが、中国だと検閲回避のためにVPNを、そしてVPNをつかうためにはChromeを使う必要があるため、ちょっと見ただけで本格的に使うことはありませんでした。とはいえ、やはり懐かしさを覚えるブラウザであったのは印象に残っています。
何故こんな話をするのかというと、実は会社のパソコンでも作業用にFireFoxを入れていたのですが、どうもOSをアップデートしてから中国のアクセス制限が原因でしょうが不具合が起こり始め、まともに使えないのでエクスプローラーで代用していたのですが、やはり使い勝手が悪く、何か代替先はないかと考えた際に上記のVivaldiを思い出しました。既に正式版が出ていたので早速ダウンロードして使いましたが、明らかに早いです。
日本で使った時はそれほど感じなかったものの、アクセス制限で日本語サイトの表示が遅い中国だとその速さは歴然で、また画面も相変わらずシンプルですこぶる見やすく、設定もシンプルで調整しやすいです。そして何より、マウスジェスチャーも使え、懐かしさがこみ上げてきます。
恐らくこのまま会社のパソコンではVivaldiを使い続けると思います。そして再び、「Vivaldi最強伝説」が始まると確信しています。っていうかVPNの障害なければ自宅でも使いたい……。
5 件のコメント:
Vivaldi良さそうですね。中国はvpnに、問題があるのですか?
久々に書いていた記事の孔子伝が、ようやく書けました。お時間ありましたら、また見に来てみてください。
VPNに問題があるというか、中国だとVPNを経由しないと日本の多くのサイトにアクセスできず、このブログすら開きません。自分が使っているのはブラウザと連動するタイプのVPNのため、早いんですがブラウザはChromeに限定されています。
孔子伝はよみましたが、サイト名がサイト名なだけに検索で引っ掛かりづらいのが惜しいですね。もし可能であれば、サイト名をもっと検索にかかりやすいものに変えるのも手だと思います。
Vivaldiは、よいブラウザですね。速さだけで考えると、最近は、「Brave」もなかなか良いです。
速さに特化しているため拡張性はないですが
今も会社でVivaldiを使っていますが、自分も非常に気に入っています。ただ操作に慣れ過ぎて、VPNの関係からChromeしか使えないのに、マウスジェスチャーでタブを閉じたり開こうとしたりして誤操作をこのところやらかしてしまってます。
Braveは知りませんでしたが、興味あるので今度試してみますね。ただネットを見るだけの人からしたら、やはり速さに特化したブラウザが一番なのかもしれませんね。
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