2018年12月3日月曜日

時間があると小説は書けない

なぜ勝谷誠彦は取り憑かれたように酒を求めたのか(JBpress)

 自分の記事ではないですがJBpressで少し気になり記述があったので紹介します。それにしても最近のJBpressはいろんな方面に飛ばしてて自分の記事アクセス順位が伸びず困ってしまいます('ω')ノ

 さて記事は先日逝去された勝谷誠彦の生前について書かれたもので一読に値する面白さを保証します。この記事の中で私が気になったのは以下の箇所です。

「本当は小説家になりたかった勝谷誠彦は、『天国のいちばん底』を未完のまま休筆し、本格的に小説執筆にとりかかろうとするも、山ほどプロットメモを書きながら、書くことはなかった。~中略~だから、書くための環境を整えたことで、逆に書けなくなってしまったのだ。」

 このくだりを読んだとき、ちょっとおばさんっぽく「わかるぅー」とか思いました。というのも、書くために恵まれた環境に置かれると小説っていうものは案外書けなくなるというのが私の持論だからです。
 こういうからには実体験もあるわけですが、私は高校一年生までは水泳部にいたものの、高二からは小説に注力するために退部しました。すると不思議なことに、高二時代の執筆量は高一と比べてみるみる落ちて、ぶっちゃけほとんど書かなくなりました。時間的制約の少ない大学時代もそうで、この頃辺りから小説よりも評論のようなものを書くのが好きとなり、四回生の頃に至っては三人分の卒論を代筆するなど今にして思えば結構はっちゃけたことをしていました。

 全員が全員そうだというつもりはないですが、かえって余裕のある状況の方が小説とか書けなくなる人間は少なからずいると思います。この手のタイプとしてはむしろ背中を追われるように、時間的制約とか厳しい環境に置かれた方がリビドーが溜まるというかなんとしてでも書いてやるみたいな気持ちが盛り上がり、書けるようになる気がします。私なんかその典型で、締め切り間際に一気に書くようなことはないですが、公私ともに逆境に置かれるほど真価を発揮するタイプです。
 ひとつ例を会えると約3年前の2016年1月は新しい会社に移って仕事をし始めた段階だというのに、引っ越しを2回、やたら困難だったインターネット契約に振り回されつつ派遣マージン率の調査で560社くらい調べ上げています。今思ってもあの時のバイタリティはすごかった。

 なので上記の勝谷誠彦の話を聞いても、本格的に小説を書こうと思って環境を整えたら逆に書けなくなってしまったという状況は十分起こりうるように思え、だからこそ気分的なダメージも大きかったのではと個人的に理解しています。自分がどういうタイプなのか、自覚していなかったからこそ起こった悲劇ではないかとも見ています。

 現在私はコラム記事を連載していますが、最近は締切より約2週間早く記事を出しています。これは何故かというと書きたいと思った瞬間に書くようにしているためで、現在はたまたまそう思うネタが豊富にあるためなるべく早くガンガン書き溜めているせいです。
 なおこのコラムを書く際には必要以上に力を入れないように心がけています。理由は上記の通り、本気になればなるほど見失ってしまうところがあり、やや脱力気味に取り組んだ方が自分にとってはいい記事がリアルに書けるからです。このブログも書きたいと思った瞬間に書くようにしていますが、それがほぼ毎日続くというのが変なところです。

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