・海外進出飲食店の大成功事例、中国「味千ラーメン」の意外な現在(JBpress)
というわけで今日の記事です。今回は見出しの通りかつては中国市場を席捲した味千ラーメンの今について書いており、個人的にはそこそこ面白い記事に仕上がったかなと自負しています。ただアクセスはやや伸び悩んでおり、JBpressサイト内でも9位と奮いません。これでもダメなのか(´・ω・)
今回このネタを選んだのは前から中国外食市場を取り上げようと考えていたものの、基礎となるデータの取得がやや難しかったのと、中国外食ネタに読者がどれだけ反応できるかが未知数だったため、記事化は見送ってきました。改めて記事書く前に別のネタを用意していたものの、あんま取材が足んなくてギリギリまで執筆を粘っていたところ、味千ラーメンなら知名度も高いし記事化しても読む人いるだろうと思いついて書くに至りました。
記事化するにあたってデータとか集めましたが、記事内の売り上げなどのデータは過去10-年間の年次報告書データを引っ張ってきてグラフ化しました。やり始めたら意外とあっさり作り終えられたものの、開始するまでは結構時間と手間食いそうでなんかえらく億劫でした。
このほか裏話としては記事を書くにあたって自分も実際に上海市内の味千ラーメン店舗に取材に行きましたが、味千ラーメンに行ったのはガチで6~7年ぶりでした。そこまで嫌ってるわけではないのですが味千ラーメンは店舗によって結構味の差が大きく、はっきりおいしいとわかっている店を上海市内で見つけていなかったのと、別のラーメン屋で通ってるお店があったからずっと言っていませんでした。
でもって久々に行った感想は記事にもある通り、「まるで変わっていない(;´・ω・)」でした。変わった新メニューとか全くないことに驚きました。餃子は安くてうまかったけど。
なお個人の印象として述べると、上海市内で味千ラーメンの店舗は本当に見る機会が少なくなりました。中国全土の店舗数は東京スタミナ丼のように極端には減っていないものの、上海市内だと目に付く目抜き通りは街の中心からは味千ラーメンは消え、どちらかというとショッピングモール内に店を構えていることが増えた気がします。なので街中歩いてても「味千ラーメンがある( ゚Д゚)」と思う機会は少なく、前と比べると意識しないと足を運べなくなったような感じです。
さてまた次の週末には記事書かなきゃ。普通にフルタイムで働きながらよく隔週ペースでいつも記事書いてんなと最近自分に感心しています。
2 件のコメント:
漫画「ラーメン才遊記」で 副主人公 芹沢達也の元部下が濃口ラーメンの材料を横流しするという話がありました。作中に出てくる濃口ラーメンは高価な鮎の煮干しを使っています。しかし牛脂を同時に入れるため鮎の風味はほとんど感じられなくなります。高価な鮎の煮干しを使わずに安い食材を使っても濃口ラーメンの味を再現できる事を悪用し、元部下は材料を安い食材にすり替えて高価な鮎の煮干しを横流ししていました。ですが一部のラーメンファンが 普段の濃口ラーメンの味と、安い食材を使った濃口ラーメンとのわずかな味の違いに気づき、元部下の不正が発覚しました。豚骨スープゲート事件の件も、ラーメンファンがわずかな味の違いから味千ラーメンの嘘を見抜いたのかもしれません。
「ラーメン才遊記」は自分も銭湯でいくつか読みましたが、そのお話の回は読んでいませんでした。
ヤフコメの自分の記事へのコメントで、「味千ラーメンがおいしいだなんてこいつ下がおかしいんじゃねぇの?」という内容が地味に多いのですが、自分に言わせると昨今の日本のラーメンは以上に味が濃く、逆に細かな味の差をみんな分からなくなってのではという疑っています。というのも中国の蘭州ラーメンは非常にさっぱりした淡い味で、最初は自分も薄味に辟易しましたが、その味に慣れてきたら逆に日本のラーメンの味の濃さに驚くようになってきました。
その上で味千ラーメンについて述べると、中国では中国人向けに意図的に薄味テイストで作っている節があり、恐らく大多数の日本人には物足りないと感じる味です。とはいえ中国テイストに慣れた自分からすると、薄味だからこそ表現できる味もあり、決してまずくはないという評価です。
長々語った上で豚骨スープゲート事件について述べると、やっぱり薄味だからこそごまかせない点は確かにあると思え、中国の消費者もご指摘の通りに食べてて気がついたのかもしれません。でもって薄味に慣れた後の方が自分も味覚が鋭くなった気がして、芹沢さんが薄口ラーメンにこだわっていたのはこういうことだったのかと、中国来て初めてわかりました。
そんな芹沢さんを見習って、日本にいるときも始めていくラーメン屋では一番味が薄そうなラーメンを選んで食べています。漫画にも描かれてましたが、味噌ラーメンとか基本的に味噌入れればどれもおいしくなるので邪道な気がするし、作り手の腕の良さが見えなくなると思っています(*ノωノ)
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