最近読んだ中では最も納得感があったのがこの記事です。
現在もニュースを騒がせている那須2遺体事件こと上野宝島ロードの経営者夫妻の殺害事件で当初、この事件は流動型犯罪グループの呼称である「トクリュウ」によるものという分析や報道が出されたのですが、蓋を開けてみるとまだ容疑段階とはいえ首謀者は被害者の親族で、また実行犯らも顔見知り同士という古来から実によくある人間関係でした。
上の記事にもある通り、恐らく川原で死体を燃やそうとした犯行の杜撰さなどからトクリュウではないかと勝手に考えたのでしょうが、お門違いもいいところな分析でしょう。それ以上に呆れるのが、犯人グループの全容がわかり始めた段階においても「今後はトクリュウに対する対策を強めねば……」などと、依然トクリュウにこだわる輩が多く、端的に言って呆れます。
一体この手の人たちはトクリュウにこじつけようとしたのか。一つは最近できたこの言葉を使って、注目を集めようという狙いがあると思います。いかにも新しい形態の犯罪だというアピールってやつでしょう。
もう一つは、単純に論理能力がない、または詳細が明らかでない段階で判断してしまう、経営とか絶対やっちゃいけない人間だという点でしょう。番組とか出て意見求められたら何かしら口にしなくちゃいけないとはいえ、さすがにこのトクリュウこじつけはデマをまき散らしているも同然であり、もう少し言い方とか内容はあったんじゃないかと思います。そういう意味ではリンク先のライターの人も言っているように、記者も含め日本の現場人材のレベルダウンが問題なのかもしれません。
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