2026年5月17日日曜日

自分の人生を変えたマンガ




 なんか楽プラのAE86ことハチロクのプラモでこの赤色だけいつも使ってるプラモ屋でずっと売れ残っていたので、自分が引き取ることとしました。決して作りたくて買ったわけじゃないんだからね。
 作ってみた感触としてはあまり推薦できないキットだったというか、明らかにパーツの整合性が悪く、特に車体左側の穴がやたら嵌め込みづらく万力のような力を駆使せざるを得ませんでした。またほかのキットと異なりシャシーとキャビンを直接接合させるわけではなく、フロントバンパーとリアバンパーを使って嵌め込むようになっていますがこれがまた具合が悪く、両バンパーもきちんとはまんないし、なんでシャシーとキャビンをくっつけなかったのか理解に苦しみました。

 話は本題ですが仮に自分の人生に深く影響を与えたマンガを選ぶとしたらやはり、横山光輝の三国志が真っ先に自分の中で挙がってきます。何度もこのブログに書いていますが小学生の頃、ゴミ捨て場で捨てられていた三国志1巻を手に取ったことがきっかけで中国史、ひいては中国に興味を持ち、その後中国語を学んでこうして中国で働き続けることとなりました。マジで三国志がなければ中国に係わることはなく、自分の人生は一介の松戸戦士として終わっていたことでしょう。

 そんな三国志に次ぐ影響を与えた漫画はほかにないかと考えた際、すぐ浮かんできたのは何を隠そう頭文字Dでした。頭文字Dは言うまでもなく冒頭のハチロクを主役車種に選んだ日本のカーレース漫画の金字塔で、現在の世界各国におけるJDM人気を作ったほか、各方面の日系自動車業界やファンに影響を与えたとされ、連載開始時期から30年以上経っているにもかかわらず未だその人気に衰えは見えません。
 私自身も大体ステージ4が放映されていた当たりにたまたまステージ1のアニメを見たことがきっかけではまったのですが、実はこの頭文字Dに触れるまで、自動車に対して一切何の興味もありませんでした。それどころか車に金をかける行為自体が無駄だと考え、スポーツカーとか買う奴は頭おかしいのではないかと本気で信じていました。

 しかし頭文字Dにはまってからは自動車の名前も覚えるようになり、またその性能や動力方式なども徐々に学ぶようになって、作品への興味から自動車に関する知識がどんどんと深まっていきました。これが活躍したのが記者時代で、自動車関連の記事を書くにあたってこうした知識が大いに役立ち、あんま自動車に関する興味が高くなかった職場仲間からも実際に高く評価してもらいました。また記者を辞めた後も、やはり自動車産業は日本の主力産業ということから、外部の人間と関わる際に自動車関連知識があると話しやすく、後輩にも頭文字D見るよう指導していました。

 ただ頭文字Dの影響は車にとどまりませんでした。というのもある日インプレッサのボンネットにあるでかい空気穴について気になり調べたところ、こうした空気穴はエアインテークと呼ばれ、自動車よりも航空機の方が性能への影響がでかいということを知りました。実際、エアインテークは空力性能、動力性能を直接作用し、機体によってほぼ確実に異なっていてエアインテークだけで機種を判別できたりします。
 この記述を見てからやけに航空機が気になるようになり、たまたま職場にプラモに詳しい同僚がいたためにその人から話を聞いて上海のプラモ屋を尋ね、F-16のプラモを作ったことが今のプラモ生活の始まりだったりします。このおかげでプラモ技術というか手先の器用さを身に着けただけでなく、ミリタリー分野全般に興味を持つようになってこの方面の知識も蓄えるようになり、世界観がかなり広がった気がします。

 以上のように、頭文字Dがきっかけで自動車、ミリタリー(特に航空機)への知識を大きく広げることができました。また戦闘機などの形状の違いにも意識が向くようになり、工業デザインへの関心と造詣も深まり、この辺の感覚も頭文字Dの影響がなかった目覚めることがなかった気がします。
 私の中で頭文字Dは名作だとは思うもの決して順位がトップランクの漫画というわけではなく、弐瓶勉氏の「BLAME」などと比べるとその評価は下がるのですが、こと自分の趣味や知識範囲、そして仕事への応用に対する影響度で考えると、マジで三国志に次ぐほど強い影響を与えた漫画だということに、ハチロク作りながらなんか気が付きました。マジで頭文字Dがなければ、自分の趣味は、歴史、政治、茶碗、相撲、自転車にとどまっていたでしょう。これでも十分広い気がするが(;´・ω・)

1 件のコメント:

  1. 片倉(焼くとタイプ2026年5月18日 6:43

    私は 天地を喰らう2 諸葛孔明伝を子供の頃に遊びました。これは本宮ひろしの漫画をゲーム化したものです。もっとも漫画原作とはかけ離れた内容になっています(正確には 漫画原作の方がおかしい。 張角の正体が魔王でありその死体が108の魔星に分裂し108人に降り戦乱の元凶となる という水滸伝を思わせる内容になっています)。諸葛孔明伝は前半はおおよそ三国志演義に沿った内容になっています。それでも、ダンジョンに入って養由基の弓(楚の荘王に仕えた弓の達人の弓)を探したり、邪馬台国に行って卑弥呼から風を吹かすアイテムをもらう、司馬懿が落雷の計(呉子の兵法)を使うというトンデモ設定も散見されます。 なおこのゲームで、曹操が赤壁の戦いに敗れて逃亡する時の場面は横山光輝氏の三国志の流用です。のちに横山光輝氏の漫画を見た時、あれこの場面どこかでみたような という逆転現象を体験しました

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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