2026年7月11日土曜日

就職活動開始時期の一層の早期化

 このところ比較的若い年齢層の人たちと話す機会が多いのですが、色々話を聞くだに最近の学生の就職活動の悲惨さに心を痛めてたりします。自分が学生だった頃は三回生の秋ごろより始まり、春休み頃には大体決まっているという感じでした。しかし現代の学生は二回生の夏休み頃からインターン活動をしなければ大企業には受かりづらく、海外に留学を考える人はそのインターンの機会と海外留学を秤にかけ、どっちを取るかを選ばなければならないそうです。

 かねてから主張しているように、学生にとっての就職活動の長期化は何のメリットもありません。費やす時間が多ければ多いほど学業にマイナスですし、また学業以外に励みたいことがある人にとってもそうしたものに時間が取れなくなります。また企業側にとっても採用活動が長期化することで人事部の負担というか作業量は増え、いくら優秀な学生を早期に囲い込むという目的があるとしても、双方にとって徳にならないのではないかという気がします。
 ただ企業側の目線に立つと、ほかの企業の採用が早くなっているから自分たちも早くしないと出遅れるという考えがあるように見え、さながらチキンゲームのような様相で無辜の学生を巻き込んでいるようにも見えます。

 そもそもこうした新卒就活の早期化などの根本的な問題点を突き詰めるとしたら、四月に新卒一括入社するという日本の慣行にこそ問題があるような気がします。言うまでもないでしょうが大学卒業直後にすぐ職に就かなければその後の就活で「この間何してたの?」と聞かれるなど、マイナスに働きます。中国とかだとそんなことなく卒業後半年してから就活する人とかもいるのですが、日系企業は異常なほど新卒にこだわる傾向があり、その結果として学生の就活が半ば儀式化しており、そしてその儀式の影響を受けて学生の時間が奪われているように見えます。

 そのため根本的な解決を図るとしたら、この新卒一括入社の慣行こそ打破すべきである気がします。年中常に必要な部署に必要な人数のみ採用にかける、いわばジャストインタイムのようにあらかじめ募集職種などを示したうえで臨機応変に募集をかけることで、企業も学生もハッピーハッピーになると私は思っています。
 もちろん新卒一括入社なら研修などをまとめて行えるというメリットがありますが、ぶっちゃけそういうのもインターンでどうにかなるのではないかと思います。そもそも社会にまともな常識やマナーを持った人は敬語の使い方を含め少ないし。

 この辺もう一つ要素を挙げるとしたら、総合職採用という慣行もよくなく、上記のように職種別採用をもっと日系企業は行うべきでしょう。配属ガチャという言葉もあるように折角希望の会社に入ってもやりたい仕事につけないというのは雇用のミスマッチを生むだけに、もう少し理性的かつ合理的に日系企業は採用を行ってもらいたいものです。

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