それで話は本題ですが、今日日本ではプロ野球のオールスターゲームが開催されていますが、それに触発されたので三国志の国ごとに打線というか野球チームを組んでみました。選考はあくまで私の視点によるもので、有名な武将を敢えて中心にして選んでおります。てなわけでまずは蜀からどうぞ。
<蜀>
(スタメン野手) | (ベンチ野手) | ||
1 | 魏延 | レフト | 劉封 |
2 | 趙雲 | ショート | 孟達 |
3 | 関羽 | 三塁 | 廖化 |
4 | 張飛 | 一塁 | 沙摩柯 |
5 | 馬超 | センター | |
6 | 黄忠 | キャッチャー | |
7 | 馬岱 | ライト | |
8 | 関平 | 二塁 |
(先発) | (リリーフ) |
諸葛亮 | 蒋琬 |
龐統 | 費禕 |
法正 | 馬良 |
徐庶 | 伊籍 |
姜維 | 馬謖 |
まず蜀チームで特筆すべきは圧倒的といえるくらいの超重量打線でしょう。3番の関羽と4番の張飛を筆頭にどこからでもホームランが飛んできそうな打線でありながら、2番の趙雲の様に小技も効かせられる武将が多いのも特徴です。なおベンチの沙摩柯は助っ人外国人枠として敢えて入れてみました。
一方、投手陣の方はというと先発は一見すると隙のない布陣に見えますが、龐統と法正はどちらも選手寿命が短く、徐庶もワンシーズン、下手すりゃ1試合限りのレンタル移籍要員ですので、姜維が育つまでは実質的にエースの諸葛亮がほぼフル登板しなくてはならないという、やたら史実に近い台所事情となっています。リリーフ陣は決して悪くないものの絶対的なストッパーはおらず、またこの中から先発に昇格させられそうなのもいません。馬謖に至っては登板するごとに炎上しそうなので運用に当たっては注意が必要です。
それとどうでもいいけど、「伊籍が移籍」なんていうくだらないダジャレを思い浮かべたことがあれば、あなたはもう立派な三国志マニアです。
<魏>
(スタメン野手) | (ベンチ野手) | ||
1 | 夏侯淵 | ライト | 李典 |
2 | 夏候惇 | レフト | 楽進 |
3 | 張遼 | 二塁 | 曹真 |
4 | 許褚 | 一塁 | 曹洪 |
5 | 徐晃 | センター | 于禁 |
6 | 張郃 | ショート | 曹彰 |
7 | 典韋 | 三塁 | |
8 | 曹仁 | 捕手 |
(先発) | (リリーフ) |
荀彧 | 郭嘉 |
荀攸 | 陳羣 |
程昱 | 鍾繇 |
賈詡 | 満寵 |
司馬懿 | 劉曄 |
韓浩 | |
楊修 |
魏チームは野手、投手共に選手層がとにもかくにも分厚いという一言に尽きます。打線はさすがに蜀の超重量打線と比べると見劣りしますがそれでも一線級の武将たちで構成されており、また代打要員も粒揃いであるためスタメンの一次離脱があったとしても戦力の低下はほとんど起こり得ないでしょう。
投手陣も盤石の一言に尽き、先発は一応五人揃っていますがリリーフの中からも先発に切り替えられる武将、っていうか文官もいるため、こちらも打線同様に欠員が出てもすぐ穴が埋まってしまうような充実ぶりです。なお郭嘉は先発にするべきか悩んだ挙句、抑えの切り札にしようと思ってリリーフに入れました。
強いて弱点を挙げるなら、先発五番手の司馬懿が背信投球をやらかさないか監視が必要ってくらいでしょう。ってかこいつ、首が180度回ったっていうから二塁のランナー警戒する時は便利そう。
<呉>
(スタメン野手) | (ベンチ野手) | ||
1 | 甘寧 | ライト | 徐盛 |
2 | 朱桓 | センター | 丁奉 |
3 | 程普 | 二塁 | 蒋欽 |
4 | 周泰 | 三塁 | 朱然 |
5 | 太史慈 | 一塁 | 孫韶 |
6 | 凌操 | ショート | |
7 | 黄蓋 | レフト | |
8 | 韓当 | 捕手 |
(先発) | (リリーフ) |
周瑜 | 張昭 |
陸遜 | 張紘 |
呂蒙 | 諸葛恪 |
魯粛 | 闞沢 |
諸葛勤 | 虞翻 |
呉チームは投手陣にいい選手が揃っており、先発が周瑜、陸遜、呂蒙の三本柱が君臨しているだけでなく、抑えも張昭、張紘のダブルストッパーが控えていて、下手すりゃ三国(三鷹~国分寺間)一と言っていいくらい充実しています。
しかし打線はというと投手陣の充実ぶりとは対照的に一発の破壊力に乏しく、幸い足が早そうな武将(印象でしかないけど)が揃っているので小技を駆使して点を取っていくか、日ハムの大谷選手ばりに打つ方も投げる方も二刀流できそうな呂蒙を主力バッターに組み込んでいくといった大胆な戦術を取らざるを得ないでしょう。
なお先発の魯粛は、好投しても味方の援護に恵まれなさそうな気がする。
<総評>
上記のチーム編成案は大体10分くらいですぐに大枠が埋まるくらい簡単に作ることが出来ました。それほど意識して作ったわけじゃありませんが、案外実際の史実通りの国情に近いチーム構成になっており、このように野球チームに見立てて国家なり軍隊なりを分析比較するのも手法としてアリかもとやってて思いました。
そもそもなんでこんなことを急に思いついてやったのかというと、以前流行った「もしドラ」こと「もしも高校野球部の女子マネージャーがドラッカーを読んだら」という本を思い出し、「もしも高校野球部の女装マネージャーが孔明だったら」というくだらない想像をして、だったらチーム作った方が面白そうじゃんと思いついたことがきっかけでした。ぶっちゃけ、作っててそれなりに楽しかったです。