本日、既に国会で弾劾決議を受けていた韓国のパククネ大統領について向こうの司法も断崖決議に同意し、彼女の罷免がようやく決まりました。そもそもだいがい決議前にあそこまで支持率落として毎日デモされてたんじゃ政権なんて維持できるわけもなく、その時点で自ら辞職していればすぐに大統領選挙を行って後任を選べたというのに、無駄に抵抗したせいで三ヶ月も浪費した挙句に外交でも金正男暗殺にTHAAD導入で国を追い込むなど、最後の最後まで空気の読めない奴だったなという印象しかありません。歴代韓国大統領と比べても、真面目に狂人だったとしか思えないかつての盧武鉉大統領といい勝負だったんじゃないかとすら思います。
そんなパククネ大統領について罷免が決まったこともあっていろいろ執政成果に関する記事が出ていますが、結論から言えば外交を完全に履き違えていたというのが私の見方です。日本に対しては当初からケンカ腰で「告げ口外交」と言われるほど外国を訪問する度に日本の悪口を言いふらし続けた挙句に首脳会談にはなかなか応じず、ようやく日中韓の三ヶ国首脳会談をやろうと決まった矢先に弾劾決議を受けるなど、対日外交に関しては何がしたかったのか全く分かりません。
そうして日本との友好の道を自ら閉ざした代わりににじり寄った先は中国でした。もともと中国にも留学していたことから親近感があったのだと思いますが、中国に対しては異常に親密ぶりをアピールするなどしていたからこそ北朝鮮のミサイル対策に米国のTHAADを導入しても問題ないと踏んでいたものの、実際に導入を決定するや中国からマジ切れされ、当時の印象からするとパククネ大統領からすればあの中国の反発は完全に想定外だったのだろうと私には見えました。
しかもそこでもう少し外交的な駆け引きをやればよかったものを、具体的にはTHAAD導入を見送るか、THAADの能力や設置場所に制限をかけ中国を対象圏外する代わりに中国へ北朝鮮に対する制裁や説得を真面目にやらせるとか、交渉の仕方はいくらでもあったはずです。結局そうした努力は何もせずにロッテ財閥の保有する中国も一部射程圏内に納める敷地へ導入を決定したもんだから、ご覧の有様になっているわけですが。
軍事に関しては正直素人ですが、私の目から見てTHAADを導入したからと言って韓国の防衛能力的に意味があるのかというと疑問です。北朝鮮からすれば中・短距離ミサイルによってはTHAADの撃墜対象外で韓国に打ち込めるでしょうし、何なら潜水艦からのSLBMだっていいでしょう。またミサイルが韓国本土に撃ち込まれるということはもはや戦争状態に突入するということを意味しており、その場合であればミサイルを防いだとしても休戦ラインにほど近いソウルの防衛はどうなるのか。そんな時点においてミサイル一発を防ぐことに意味があるとは私には思えません。
なもんだから米国も本気で韓国の防衛用としてTHAADを導入したというよりは、通説の通りに中国への牽制と在韓米軍基地を守るために置いたのではないかと考えています。そう考えると中国との外交関係をここまで悪化させてまで導入する意味はあったのか、疑問以外の何物でもありません。
ともあれようやくこれで次の韓国大統領選びが本格化するわけですが、日本の報道を見ていると最大野党党首のムンジェインが有力候補だそうです。慰安婦問題合意すら破棄すべきと主張する彼が大統領に就くとなるとますます日韓関係は悪化するだろうと日系メディアは予想していますが、パククネ大統領について就任前に「朴正煕の娘だから親日派だ」とどの日系メディアも公言してはばからなかったことを考えると果たしてこうした解説を素直に受け入れていいものか非常に疑問です。韓国に限るわけじゃないですが、日本の国際報道はもっとまともにならないのか不満で仕方ありません。
なお中国の政治関連とかに関する実態については、香港の報道が個人的にお勧めです。本土と違ってメディア活動が活発であり自由であり、また中国人自身が割かし政治議論好きということもあって新聞や書籍でも中国の政治家や派閥関係の解説で様々な観点から報道がなされています。っていうか本土メディアもこの手の報道では香港記事の引用が多いです。
ここは日々のニュースや事件に対して、解説なり私の意見を紹介するブログです。主に扱うのは政治ニュースや社会問題などで、私の意見に対して思うことがあれば、コメント欄にそれを残していただければ幸いです。
2017年3月10日金曜日
朝日新聞の東大合格発表記事の違和感ある写真
Q、漫画の登場人物の中で「こいつ、仕事ができるな」と思うキャラは?
3位、島耕作(島耕作シリーズ)
2位、トネガワ(中間管理職トネガワ)
1位、瞳さん(ヒナまつり)
・東大で合格発表 掲示板復活、ただし胴上げは禁止(朝日新聞)
話は本題ですが上記の朝日新聞の記事に添付されている写真を一目見て、強い違和感を覚えました。もっと率直に言えば、気持ち悪ってはっきり感じました。
記事の内容は東大構内での掲示板による合格発表現場について書かれてあり、件の写真は写っている登場人物が右手で口を押えて笑いをこらえている場面を写しているのですが、何故か写真の中の老若男女四人が揃いも揃って全く同じポーズを取っており、しかも目線まですべて同じ方向向いています。目線に関しては掲示板の方を向いていると解釈すればまだわかるものの、何故みんな右手をべたっと口につけて笑いを堪えたような表情をしているのかは理解できず、一人や二人ならまだしも四人そろってショッカーみたく同じポーズ取っているのには不思議を通り越して違和感しか感じません。
また合格発表の現場ということを考えると、私個人の主観で述べれば受験番号が書かれた用紙を普通確認するのではないかと思うのですが、写真に写っている面々はみんな右手で口を押えつつ左手はだらんと下がっており、そうした用紙を確認している素振りは見られません。はっきり言ってしまえば、なんでこんな不自然な写真を記事に添付したのか、朝日のデスクは馬鹿なんじゃないかという気がしてなりません。
そしたら案の定というかYahoo記事のコメントでも気持ち悪いと言及しているコメントが一番上に来ています。正直記事内容よりもこの写真がどのように取られたのかという方がニュースだと思うのだから朝日もその辺を検証すればいいのに。
3位、島耕作(島耕作シリーズ)
2位、トネガワ(中間管理職トネガワ)
1位、瞳さん(ヒナまつり)
・東大で合格発表 掲示板復活、ただし胴上げは禁止(朝日新聞)
話は本題ですが上記の朝日新聞の記事に添付されている写真を一目見て、強い違和感を覚えました。もっと率直に言えば、気持ち悪ってはっきり感じました。
記事の内容は東大構内での掲示板による合格発表現場について書かれてあり、件の写真は写っている登場人物が右手で口を押えて笑いをこらえている場面を写しているのですが、何故か写真の中の老若男女四人が揃いも揃って全く同じポーズを取っており、しかも目線まですべて同じ方向向いています。目線に関しては掲示板の方を向いていると解釈すればまだわかるものの、何故みんな右手をべたっと口につけて笑いを堪えたような表情をしているのかは理解できず、一人や二人ならまだしも四人そろってショッカーみたく同じポーズ取っているのには不思議を通り越して違和感しか感じません。
また合格発表の現場ということを考えると、私個人の主観で述べれば受験番号が書かれた用紙を普通確認するのではないかと思うのですが、写真に写っている面々はみんな右手で口を押えつつ左手はだらんと下がっており、そうした用紙を確認している素振りは見られません。はっきり言ってしまえば、なんでこんな不自然な写真を記事に添付したのか、朝日のデスクは馬鹿なんじゃないかという気がしてなりません。
そしたら案の定というかYahoo記事のコメントでも気持ち悪いと言及しているコメントが一番上に来ています。正直記事内容よりもこの写真がどのように取られたのかという方がニュースだと思うのだから朝日もその辺を検証すればいいのに。
2017年3月9日木曜日
日本史の暗黒時代
余り頭使う余裕のないのでしばらくは趣味の話でもと思ってまた歴史話です。
さて暗黒時代と一言でいうとなんとなく苦難に満ちた時代を想像しがちですが、歴史学においてはむしろ資料などが少なく詳細がはっきりしない時代の事を指します。日本史においてそのような暗黒時代の定義に当てはまる時代を挙げるとすれば私の中では二つあり、一つはこれは公にも一致するでしょうが弥生時代から飛鳥時代(推古朝)に至るまでの期間がそれに当たります。
正直、そろそろ弥生時代と縄文時代という区別をつけるのはやめるべきだとは思うのですがそれはひとまず置いといて、魏志倭人伝で邪馬台国と卑弥呼の記述が書かれて以降、日本に関する記述は推古朝に至るまで全くなくなります。その理由というのも中国が三国時代以降、異民族が中原に侵入して五胡十六国時代という大混乱期に入って安定した政権が生まれず、外交など周辺国に関する記述が全く残されなかったからです。
中国で再び日本について触れられるのは隋書においてで、日本から外交官の小野妹子が派遣されたことが書かれてあります。この記述というか小野妹子の存在は日本側資料でも一致していることから自然と彼を派遣した聖徳太子についても実在性が確認され、推古天皇が本当に天皇だったのかなどについてはまだ疑問符がつくもののそのような形態の政権は当時の日本にあったことが史実であると検証されています。
この間の日本はどうだったのか、大和朝廷というか天皇家は存在していたのかなどいろいろ議論はあるもののはっきり言って詳細は全く分からず、あるのは日本各地に作られた古墳だけです。その古墳も詳しく調べれば色々わかるというのに、宮内庁が妨害しているせいで歴史の検証が妨げられるなんて今時中国じゃあるまいしとすら思います。もっとも中国は古代史研究に関しては割と真面目で、また陸地が広いことから恐竜の骨も多数出土することもあって白亜紀時代などの発掘研究では地味にメッカとなりつつあります。
上記の日本の暗黒時代を敢えて言葉にするならば、「前飛鳥時代」ともいうべきで、近畿に安定した王朝が生まれる前の日本がどのような形だったのかは今後の研究を待たなければなりません。そんな前飛鳥時代と並んで日本史において暗黒時代と呼ぶべきだと思う時代を私の方からもう一つ上げるとすれば室町時代中期、というよりは戦国時代初期がそれに当たると考えます。
戦国時代とくればある意味日本で最も研究の盛んな時代でありますが、その初期、具体的には1467年の応仁の乱以降しばらくの時代についてはほとんど語られることもなく、大枠についてすらもあまり調べられていない気がします。一体何故この時代が手垢が付けられていないのかというと、先ほどの中国の五胡十六国時代と同じく当時の日本も室町幕府がガタガタで安定した政権がなく、きちんと整備された資料が少ないということに尽きます。
また資料がない以上に、この時代は日本全国でカオスな時代で、ファイナルファンタジーで言えば「無とはいったい……うごごご」(CV:エクスデス)みたいなくらいわけわかんない状態となったため、存在する資料を眺めてもまるで把握できないことも原因として大きいかと思います。
あくまで私見ですが私の意見を述べると、この戦国時代初期の日本の中心はそれ以前の中心であった京都というか近畿ではなく、関東にあったかと思います。というのも当時の関東地方では足利家一門の古河公方、堀越公方と呼ばれた各棟梁がそれぞれ武士団を率いて主導権を争っていたかと思えば、本来ならばその配下であるはずの関東管領職にある武家が主人を差し置いて勢力を伸ばした挙句に主家とも敵対して、さらにはその関東管領の上杉家の家中でも一門同士が争ったりするなど、カオス極まりない状態でありました。
それだけカオスなだけあって外からもよくわからない流人が一旗揚げようと侵入してきて北条早雲が躍進したり、近在の今川家や長尾家なども介入したり、百戦百勝と呼ばれた名将の太田道灌が上杉家の配下として出現したものの警戒されて主家によって暗殺されたりと、書いてるだけでもうお腹いっぱいです。
当時の関東地方がめちゃくちゃカオスだったのは間違いありませんが、ほかの地域も似たり寄ったりで下剋上が繰り返されたのと、時代を把握、読み解く上での主役的人物、たとえば後の織田信長のような主導権を取る人物がいないため、極端に読み解くのが難しくなっているのがこの戦国時代初期です。それゆえか小説などの娯楽に取り上げられることもほとんどなく、普通の人が文物として触れることもほとんどないこともあって実質的に「何があったのか全く分からない」という暗黒時代になっていると私は考えています。
何度か私も、古河公方と堀越公方を中心に解説記事とか作ろうかなと思ったのですが、生半可な気持ちでこの時代に当たろうと思ってもほんとに理解するのが難しく、やろうと思ってから現在に至るまでなんか全力疾走的に忙しくなっているため未だに着手できていません。ただこの時代を読み解かない限りは室町時代と安土桃山時代の間に明確な断絶が起こるため、誰かがきちっとカバーしないといけない時代であることは間違いありません。願わくば誰か頑張って歴史小説を書いて、この時代に対する興味を世間一般で高めてもらいたいというのが個人的な意見です。
さて暗黒時代と一言でいうとなんとなく苦難に満ちた時代を想像しがちですが、歴史学においてはむしろ資料などが少なく詳細がはっきりしない時代の事を指します。日本史においてそのような暗黒時代の定義に当てはまる時代を挙げるとすれば私の中では二つあり、一つはこれは公にも一致するでしょうが弥生時代から飛鳥時代(推古朝)に至るまでの期間がそれに当たります。
正直、そろそろ弥生時代と縄文時代という区別をつけるのはやめるべきだとは思うのですがそれはひとまず置いといて、魏志倭人伝で邪馬台国と卑弥呼の記述が書かれて以降、日本に関する記述は推古朝に至るまで全くなくなります。その理由というのも中国が三国時代以降、異民族が中原に侵入して五胡十六国時代という大混乱期に入って安定した政権が生まれず、外交など周辺国に関する記述が全く残されなかったからです。
中国で再び日本について触れられるのは隋書においてで、日本から外交官の小野妹子が派遣されたことが書かれてあります。この記述というか小野妹子の存在は日本側資料でも一致していることから自然と彼を派遣した聖徳太子についても実在性が確認され、推古天皇が本当に天皇だったのかなどについてはまだ疑問符がつくもののそのような形態の政権は当時の日本にあったことが史実であると検証されています。
この間の日本はどうだったのか、大和朝廷というか天皇家は存在していたのかなどいろいろ議論はあるもののはっきり言って詳細は全く分からず、あるのは日本各地に作られた古墳だけです。その古墳も詳しく調べれば色々わかるというのに、宮内庁が妨害しているせいで歴史の検証が妨げられるなんて今時中国じゃあるまいしとすら思います。もっとも中国は古代史研究に関しては割と真面目で、また陸地が広いことから恐竜の骨も多数出土することもあって白亜紀時代などの発掘研究では地味にメッカとなりつつあります。
上記の日本の暗黒時代を敢えて言葉にするならば、「前飛鳥時代」ともいうべきで、近畿に安定した王朝が生まれる前の日本がどのような形だったのかは今後の研究を待たなければなりません。そんな前飛鳥時代と並んで日本史において暗黒時代と呼ぶべきだと思う時代を私の方からもう一つ上げるとすれば室町時代中期、というよりは戦国時代初期がそれに当たると考えます。
戦国時代とくればある意味日本で最も研究の盛んな時代でありますが、その初期、具体的には1467年の応仁の乱以降しばらくの時代についてはほとんど語られることもなく、大枠についてすらもあまり調べられていない気がします。一体何故この時代が手垢が付けられていないのかというと、先ほどの中国の五胡十六国時代と同じく当時の日本も室町幕府がガタガタで安定した政権がなく、きちんと整備された資料が少ないということに尽きます。
また資料がない以上に、この時代は日本全国でカオスな時代で、ファイナルファンタジーで言えば「無とはいったい……うごごご」(CV:エクスデス)みたいなくらいわけわかんない状態となったため、存在する資料を眺めてもまるで把握できないことも原因として大きいかと思います。
あくまで私見ですが私の意見を述べると、この戦国時代初期の日本の中心はそれ以前の中心であった京都というか近畿ではなく、関東にあったかと思います。というのも当時の関東地方では足利家一門の古河公方、堀越公方と呼ばれた各棟梁がそれぞれ武士団を率いて主導権を争っていたかと思えば、本来ならばその配下であるはずの関東管領職にある武家が主人を差し置いて勢力を伸ばした挙句に主家とも敵対して、さらにはその関東管領の上杉家の家中でも一門同士が争ったりするなど、カオス極まりない状態でありました。
それだけカオスなだけあって外からもよくわからない流人が一旗揚げようと侵入してきて北条早雲が躍進したり、近在の今川家や長尾家なども介入したり、百戦百勝と呼ばれた名将の太田道灌が上杉家の配下として出現したものの警戒されて主家によって暗殺されたりと、書いてるだけでもうお腹いっぱいです。
当時の関東地方がめちゃくちゃカオスだったのは間違いありませんが、ほかの地域も似たり寄ったりで下剋上が繰り返されたのと、時代を把握、読み解く上での主役的人物、たとえば後の織田信長のような主導権を取る人物がいないため、極端に読み解くのが難しくなっているのがこの戦国時代初期です。それゆえか小説などの娯楽に取り上げられることもほとんどなく、普通の人が文物として触れることもほとんどないこともあって実質的に「何があったのか全く分からない」という暗黒時代になっていると私は考えています。
何度か私も、古河公方と堀越公方を中心に解説記事とか作ろうかなと思ったのですが、生半可な気持ちでこの時代に当たろうと思ってもほんとに理解するのが難しく、やろうと思ってから現在に至るまでなんか全力疾走的に忙しくなっているため未だに着手できていません。ただこの時代を読み解かない限りは室町時代と安土桃山時代の間に明確な断絶が起こるため、誰かがきちっとカバーしないといけない時代であることは間違いありません。願わくば誰か頑張って歴史小説を書いて、この時代に対する興味を世間一般で高めてもらいたいというのが個人的な意見です。
2017年3月7日火曜日
技術不正に対するリスクアシュアランス
「平成の怪物」と検索してみると、「松坂」や「大谷」といったプロ野球選手に並んで「新田」という苗字が出ることをつい最近知り、安くなるまで待とうと思っていた「ヒナまつり」という漫画の12巻を即購入してしまいました。わからない人向けに説明すると、新田というのはこの漫画のキャラクターで作中での異名が「平成の怪物」なのですが、最新巻では妹に殴られまくったり、肺炎なのに空中で一回転させられています。
話は本題に入りますが、元の記事を失念というか去年の8月くらいに見たので忘れてしまったのですが、昨今流行りの企業リスクに「技術不正」が加わってきたと指摘する立派な記事がありました。技術不正とはその言葉の通り技術に関連した不正で、これを経営視点で見るならば自社商品やサービスの品質や内容を誇張し、それが発覚することにより被る損害に対するリスクとなります。最近仕事が仕事だから言い回しが自分でも変になってきたような気がします。
具体的にどういうのが技術不正に当たるのかというと、代表格としては東洋ゴムの免震ゴムの機能詐称、有名だけど微妙に違うのが三菱自動車の燃費虚偽表示です。三菱自動車の例の場合は会社ぐるみというか経営陣もほぼわかっていながら放置してなおかつ隠蔽までしようとしていたので、「経営者側にとっての企業リスク」とは言えないので技術不正とは言えないと私は考えており、敢えて言うなら「倫理観の欠如」といったところです。技術不正とはあくまで経営者目線のリスクであって、そういう意味では経営者の預かり知らぬところで現場の検査担当者が検査業務をサボっていたとされる東洋ゴムの事件は技術不正と言えると考えます。
もう少し例を挙げると、旭化成の杭打ちが足りてなかった事件を始め、建築不正も技術不正の一種といってもいいと思います。むしろサンプル数ではこうした建築業界のが圧倒的に多いでしょうし。
そんな技術不正ですが、一言で言えば「見えない爆弾」といったところでしょう。というのも横領や怠慢などといった会計不正や業務不正であればちゃんとした監査法人の監査を受ければある程度検出できる可能性は高いものの、技術不正となると製品の機能の問題であるだけに、監査で検出することはほぼ不可能です。内部監査も同様に部署ぐるみとかで口裏合わせられたらそれで終わりでしょうし、また技術に関する偽装なので、たとえばタイヤの性能がカタログと一致するの可動とかなんて専門の検査機関とかでなければわかりようがなく、外部から指摘を受けるのも難しいでしょう。まぁ外部から指摘受けてる時点でリスクが実現し、損害影響はもう出てるんでしょうが。
一応、国とか大学、一部団体などが独立した検査機関として活動を行ってはいるものの、企業側も義務付けられていない限りはそんなしょっちゅう性能検査を外部に委託するなんてことはまずありません。建築業界においては色々と検査義務が課せられているにもかかわらず欠陥マンションが続出しているので制度や検査機関に問題があると言わざるを得ませんが、工業製品とかだと客先の検収通り抜けて市場に製品が出てしまえばその影響は膨大で、また社会もこうした問題に対する意識が年々増していることからもリスクレベルも一緒になって増大し続けているという状況です。
こうした技術不正にどう対応していくか。やはり一番いいのは外部検査機関に性能・品質検査を委託することに尽き、会計に対する監査法人みたいに製造業も共同出資とかして独立した検査機関とかを作るとか、一部重要製品に対しては義務化させたりした方がいいのではないかと思います。軽く商売の話をすると、そうした第三者検査機関による検査確認体制を確立することで、そのような外部検査を世界でもスタンダードとさせれば日本初で監査法人ならぬ検査法人みたいなのを作れるんじゃないかとも考えることが出来ます。
もっともあらゆる工業製品、極小の針から複雑なロボット製品までやろうってなると検査機器や検査員がいくらあっても足りなくなりそうですが、その辺は世界のミツトヨさんとかに頑張ってもらう、っていうかミツトヨの方でこういう検査機関作ってくれるとありがたいなと他力本願な結論でまとめるわけです。
話は本題に入りますが、元の記事を失念というか去年の8月くらいに見たので忘れてしまったのですが、昨今流行りの企業リスクに「技術不正」が加わってきたと指摘する立派な記事がありました。技術不正とはその言葉の通り技術に関連した不正で、これを経営視点で見るならば自社商品やサービスの品質や内容を誇張し、それが発覚することにより被る損害に対するリスクとなります。最近仕事が仕事だから言い回しが自分でも変になってきたような気がします。
具体的にどういうのが技術不正に当たるのかというと、代表格としては東洋ゴムの免震ゴムの機能詐称、有名だけど微妙に違うのが三菱自動車の燃費虚偽表示です。三菱自動車の例の場合は会社ぐるみというか経営陣もほぼわかっていながら放置してなおかつ隠蔽までしようとしていたので、「経営者側にとっての企業リスク」とは言えないので技術不正とは言えないと私は考えており、敢えて言うなら「倫理観の欠如」といったところです。技術不正とはあくまで経営者目線のリスクであって、そういう意味では経営者の預かり知らぬところで現場の検査担当者が検査業務をサボっていたとされる東洋ゴムの事件は技術不正と言えると考えます。
もう少し例を挙げると、旭化成の杭打ちが足りてなかった事件を始め、建築不正も技術不正の一種といってもいいと思います。むしろサンプル数ではこうした建築業界のが圧倒的に多いでしょうし。
そんな技術不正ですが、一言で言えば「見えない爆弾」といったところでしょう。というのも横領や怠慢などといった会計不正や業務不正であればちゃんとした監査法人の監査を受ければある程度検出できる可能性は高いものの、技術不正となると製品の機能の問題であるだけに、監査で検出することはほぼ不可能です。内部監査も同様に部署ぐるみとかで口裏合わせられたらそれで終わりでしょうし、また技術に関する偽装なので、たとえばタイヤの性能がカタログと一致するの可動とかなんて専門の検査機関とかでなければわかりようがなく、外部から指摘を受けるのも難しいでしょう。まぁ外部から指摘受けてる時点でリスクが実現し、損害影響はもう出てるんでしょうが。
一応、国とか大学、一部団体などが独立した検査機関として活動を行ってはいるものの、企業側も義務付けられていない限りはそんなしょっちゅう性能検査を外部に委託するなんてことはまずありません。建築業界においては色々と検査義務が課せられているにもかかわらず欠陥マンションが続出しているので制度や検査機関に問題があると言わざるを得ませんが、工業製品とかだと客先の検収通り抜けて市場に製品が出てしまえばその影響は膨大で、また社会もこうした問題に対する意識が年々増していることからもリスクレベルも一緒になって増大し続けているという状況です。
こうした技術不正にどう対応していくか。やはり一番いいのは外部検査機関に性能・品質検査を委託することに尽き、会計に対する監査法人みたいに製造業も共同出資とかして独立した検査機関とかを作るとか、一部重要製品に対しては義務化させたりした方がいいのではないかと思います。軽く商売の話をすると、そうした第三者検査機関による検査確認体制を確立することで、そのような外部検査を世界でもスタンダードとさせれば日本初で監査法人ならぬ検査法人みたいなのを作れるんじゃないかとも考えることが出来ます。
もっともあらゆる工業製品、極小の針から複雑なロボット製品までやろうってなると検査機器や検査員がいくらあっても足りなくなりそうですが、その辺は世界のミツトヨさんとかに頑張ってもらう、っていうかミツトヨの方でこういう検査機関作ってくれるとありがたいなと他力本願な結論でまとめるわけです。
2017年3月6日月曜日
韓国THAAD導入に対する中国の反発
土曜は今年初めて1日100kmオーバーの120kmを自転車で走ってきましたが、夜の9時から12時にかけて50km連続で走り、体が興奮したのかその晩は眠れず、翌日昼間に少し寝入ったら右足が軽く動かない上に突然右太もも外側が何かに撫でられるような感覚がしてビビりました。多分硬直が解けたからだと思うのですが、最初幽霊か何かに撫でられたと思ったよ。
話は本題に入りますが韓国は先日、同国の財閥ロッテが保有する土地に高高度防衛用ミサイルシステムのTHAADを導入することを発表しました。この発表を受けて真っ先に反応したのは北朝鮮でもなく中国で、かねてから「導入したらえらいことになる」と散々脅して来ただけに実際に導入されるや中国国内の旅行会社に「韓国旅行ツアーを売るな」と規制したり、中国にあるロッテの小売店を様々ないちゃもんつけて営業停止に追い込んだりと、もうなんていうかやりたい放題です。
そもそもTHAADはミサイルにミサイルをぶつけて守るミサイル防衛システムだからそこまで心配しなくてもいい、っていうか狙おうと思えば米国はICBMを太平洋などからも余裕で中国に打ち込めるのだから今更慌てる必要なぞないと思うのですが、むしろ中国側は敢えて慌ててこの問題を軸に韓国に攻勢をかけようとしているのかもしれません。
私の観点で述べると、中国はこの問題を口実にして韓国に無理難題を言っていろいろふんだくろうという外交戦略をやっているのではないかと思います。そもそも韓国がTHAADを導入したのは北朝鮮がミサイル開発を加速させているからであって、その北朝鮮を甘やかして図に乗らせたのはほかならぬ中国だからこの問題に関して私は韓国の方が正しく、中国の方こそいちゃもんをつけていると考えているのですが、当の中国はそんなのお構いなしに、敢えてこのタイミングで韓国を狙い撃ちにしてきているようです。
というのも韓国はパククネ大統領の職務停止を受け事実上、外交活動が展開できない状態にある上、日本とは慰安婦像を巡ってかつてないほど、といっても李明博政権時の「天皇土下座発言」よりかはマシだと思いますが、日本とは関係が冷え切っており、トランプ政権とも何もコラボできず文字通り八方ふさがりな状態です。おまけにサムスングループは寄付金問題でトップが逮捕されるは、スマホのギャラクシーは火を吹くわで経済状況もあまりよろしくなく、隣国相手に言うのもなんですがサンドバッグ状態です。だからこそ中国もここぞとばかりに韓国を追い立てようとしているのでしょうが。
では中国国民はどうなのかですが、パッとニュースとか見ていると政府の韓国批判を受けてか韓国に対する反感が日に日に高まってきているような気がします。友人などから送られてきたニュースを見ていると、なんかあちこちで韓国製品を叩いたり壊したりする田舎者も出ているそうで、また都市部でも「米国の言いなりになりやがって」などと、なんかやたらと批判を口にします。
既に周りにも話していますがこの状況は日本にとっては非常にお得で、特に4月の連休時には韓国旅行が制限されている分、また訪日旅行に来る中国人が大幅に増えるのではないかと予想しています。ちょうどまた円安に振れてきている上に、恐らく中国人が一番日本に期待している花見ができる桜シーズンであることから、「爆買い再燃」という見出しがまたみられるかもしれません。
話は本題に入りますが韓国は先日、同国の財閥ロッテが保有する土地に高高度防衛用ミサイルシステムのTHAADを導入することを発表しました。この発表を受けて真っ先に反応したのは北朝鮮でもなく中国で、かねてから「導入したらえらいことになる」と散々脅して来ただけに実際に導入されるや中国国内の旅行会社に「韓国旅行ツアーを売るな」と規制したり、中国にあるロッテの小売店を様々ないちゃもんつけて営業停止に追い込んだりと、もうなんていうかやりたい放題です。
そもそもTHAADはミサイルにミサイルをぶつけて守るミサイル防衛システムだからそこまで心配しなくてもいい、っていうか狙おうと思えば米国はICBMを太平洋などからも余裕で中国に打ち込めるのだから今更慌てる必要なぞないと思うのですが、むしろ中国側は敢えて慌ててこの問題を軸に韓国に攻勢をかけようとしているのかもしれません。
私の観点で述べると、中国はこの問題を口実にして韓国に無理難題を言っていろいろふんだくろうという外交戦略をやっているのではないかと思います。そもそも韓国がTHAADを導入したのは北朝鮮がミサイル開発を加速させているからであって、その北朝鮮を甘やかして図に乗らせたのはほかならぬ中国だからこの問題に関して私は韓国の方が正しく、中国の方こそいちゃもんをつけていると考えているのですが、当の中国はそんなのお構いなしに、敢えてこのタイミングで韓国を狙い撃ちにしてきているようです。
というのも韓国はパククネ大統領の職務停止を受け事実上、外交活動が展開できない状態にある上、日本とは慰安婦像を巡ってかつてないほど、といっても李明博政権時の「天皇土下座発言」よりかはマシだと思いますが、日本とは関係が冷え切っており、トランプ政権とも何もコラボできず文字通り八方ふさがりな状態です。おまけにサムスングループは寄付金問題でトップが逮捕されるは、スマホのギャラクシーは火を吹くわで経済状況もあまりよろしくなく、隣国相手に言うのもなんですがサンドバッグ状態です。だからこそ中国もここぞとばかりに韓国を追い立てようとしているのでしょうが。
では中国国民はどうなのかですが、パッとニュースとか見ていると政府の韓国批判を受けてか韓国に対する反感が日に日に高まってきているような気がします。友人などから送られてきたニュースを見ていると、なんかあちこちで韓国製品を叩いたり壊したりする田舎者も出ているそうで、また都市部でも「米国の言いなりになりやがって」などと、なんかやたらと批判を口にします。
既に周りにも話していますがこの状況は日本にとっては非常にお得で、特に4月の連休時には韓国旅行が制限されている分、また訪日旅行に来る中国人が大幅に増えるのではないかと予想しています。ちょうどまた円安に振れてきている上に、恐らく中国人が一番日本に期待している花見ができる桜シーズンであることから、「爆買い再燃」という見出しがまたみられるかもしれません。
2017年3月3日金曜日
森友学園問題に関するさらなる見解
本題とは異なりますが本日午後に石原慎太郎元都知事が豊洲問題について記者会見を行いましたが、内容は既に報じられている通り予想通りというか従来と同じ内容を繰り返すだけで、要約すれば「自分は悪くない」、「悪いのは小池都知事だ」という発言に終始しており、こんなんなら記者会見しなくてもよかったのではと誰もが思ったことでしょう。逆を言えばここまで責任忌避する発言を繰り返しているということは、この人の性格から考えて恐らくかなり深く絡んでたのではと逆に勘繰りたくなります。それにしても、この会見に対し小池都知事の方は、
「こういう状況をつくってこられたことについて、もう少し客観的にご自分を見つめて頂きたい」
と短く切り返しており、政治家として両者の実力差がはっきり出ています。そもそも基本的に攻めに強い政治家は守りは点でダメということがあり、そういうタイプは攻守が一回逆転した時点で勝つ見込みはほぼないというのが私の持論です。
変わって本題ですが、こっちは豊洲ではなく豊中の国有地売却問題に絡む森友学園についてです。それにしても「豊」がつく地名はなにか呪われているのかと勘繰りたくなるミッシングリンクぶりです。
記事リンクはつけませんが、この事件で森友学園側から土地購入費の減額を求められた参議院議員の鴻池祥肇氏ですが、ネットとかを見ていると非常に男を上げているというか、その態度と対応に関しては野党議員からも称賛され始めています。というのも鴻池議員は何度も陳情に来る森友学園に対して事務所担当者がつけたメモによると、「うちは不動産屋じゃない」、「どこが教育者やねん」と鋭くツッコミを入れていることもさることながら、森友学園側が持ってきた賄賂と思しき封筒を「無礼者!」と一喝して受取りを拒否したなんて、なかなか最近の政治家にはできない行為に思えます。
っていうかあからさまな贈賄行為をやっていると指摘された上、「あの封筒の中身は現金ではなく三万円程度の商品券だ」と、疑惑を否定したいのか肯定したいのかよくわからない抗弁を森友学園がしてきたのは笑えました。たとえ中身が商品券だとしても、その前後の陳情内容を考慮すれば商品券でも贈賄が成立するというのに。
ただこうして鴻池氏側から暴露された内幕から察するに、森友学園は相当なりふり構わず裏工作をやっていたと推測されます。またそれを裏付けるかのように自民党側は森友学園関係者の参考人招致に対して菅官房長官をはじめとして否定的な立場を取っており、先ほどの石原元都知事じゃないですがやはり何かあるのではないかと勘繰りたくなります。あるとすれば鴻池氏同様に関西地方の自民党国会、もしくは地方議員なのかなという気がしますが、これらについてはまだ確証がないだけに何とも言えません。疑念は口にしますが。
一方、関西のある地方議員が配ったパーティ券をこの森友学園側が購入していた事実が既に報じられていますが、さすがにこの件で批判をするのは当該議員に対して可哀相だと思え、公平性を欠いている気がします。議員活動する上で金は言うまでもなく必要で、合法として認められている範囲の金集めでいくら問題の業者が買っていたとはいえそれをいちいち批判するのはアンフェアでしょう。
そうした森友学園の裏工作も十分気になりますが、私がこの事件の報道で一番疑ったのは下記の報道です。
・昭恵夫人が涙 新映像入手(FNN)
上記リンク先の報道によると、森友学園が運営している幼稚園を訪れた安倍昭恵夫人が政治の事なぞわかるはずもない幼稚園児たちが安倍首相を礼賛するような挨拶を受けて感動したと涙を流したとされています。まぁ色々と言おうと思えば言い訳は立ちますが、昭恵夫人は例の小学校でも名誉校長に就任しているだけに、マジでこの人こんな洗脳めいた発言聞いて何とも思わないのか不思議でしょうがありません。
私がこの報道を見て最初に浮かんだのはやっぱりというか北朝鮮で、子供に無理やり将軍様を礼賛するような発言をさせているシーンでしたが、それだけに日本でもこういうのやってるんだと正直ドン引きしました。政治とかわかるはずもないだけに子供が本気で将軍様や安倍首相を讃えようと思うわけなく、こうした発言は大人による強制なくしては絶対に成立しません。そしてそれは教育というよりは、洗脳に近いものだと言っていいでしょう。
私は普通はそのように考えると思うのですが、昭恵夫人はそうでもなかったようです。さすがに本心はどうなのかは私が知る由はありませんが、もし上記ニュースで報じられている通り素直に感動したというのであれば、私はこの人の人格を本気で疑いますし、一切の公務にも関わってほしくありません。
安倍首相は昭恵夫人の今回の問題との関わりについて私人であって公人ではないと抗弁していますがこれは詭弁でしかありません。外交の場にこれまでも散々同席しており、テレビにもよく出ており、なによりファーストレディです。トランプ大統領の若い嫁さんが私人だから何してもいいなんて言ったらアメリカ人にまず笑われるでしょう。
既に述べた通りに昭恵夫人は一度は名誉校長に就任していることから、少なくとも先程の幼稚園での礼賛に対して異常だと感じなかったのは間違いないでしょう。異常であることが異常だとわからない人間ほどやっかいなのは多くなく、安倍首相もこれ以上庇い立てするというのであれば私個人としては今後この問題で批判的な立場に回らざるを得ないというのが心情です。
「こういう状況をつくってこられたことについて、もう少し客観的にご自分を見つめて頂きたい」
と短く切り返しており、政治家として両者の実力差がはっきり出ています。そもそも基本的に攻めに強い政治家は守りは点でダメということがあり、そういうタイプは攻守が一回逆転した時点で勝つ見込みはほぼないというのが私の持論です。
変わって本題ですが、こっちは豊洲ではなく豊中の国有地売却問題に絡む森友学園についてです。それにしても「豊」がつく地名はなにか呪われているのかと勘繰りたくなるミッシングリンクぶりです。
記事リンクはつけませんが、この事件で森友学園側から土地購入費の減額を求められた参議院議員の鴻池祥肇氏ですが、ネットとかを見ていると非常に男を上げているというか、その態度と対応に関しては野党議員からも称賛され始めています。というのも鴻池議員は何度も陳情に来る森友学園に対して事務所担当者がつけたメモによると、「うちは不動産屋じゃない」、「どこが教育者やねん」と鋭くツッコミを入れていることもさることながら、森友学園側が持ってきた賄賂と思しき封筒を「無礼者!」と一喝して受取りを拒否したなんて、なかなか最近の政治家にはできない行為に思えます。
っていうかあからさまな贈賄行為をやっていると指摘された上、「あの封筒の中身は現金ではなく三万円程度の商品券だ」と、疑惑を否定したいのか肯定したいのかよくわからない抗弁を森友学園がしてきたのは笑えました。たとえ中身が商品券だとしても、その前後の陳情内容を考慮すれば商品券でも贈賄が成立するというのに。
ただこうして鴻池氏側から暴露された内幕から察するに、森友学園は相当なりふり構わず裏工作をやっていたと推測されます。またそれを裏付けるかのように自民党側は森友学園関係者の参考人招致に対して菅官房長官をはじめとして否定的な立場を取っており、先ほどの石原元都知事じゃないですがやはり何かあるのではないかと勘繰りたくなります。あるとすれば鴻池氏同様に関西地方の自民党国会、もしくは地方議員なのかなという気がしますが、これらについてはまだ確証がないだけに何とも言えません。疑念は口にしますが。
一方、関西のある地方議員が配ったパーティ券をこの森友学園側が購入していた事実が既に報じられていますが、さすがにこの件で批判をするのは当該議員に対して可哀相だと思え、公平性を欠いている気がします。議員活動する上で金は言うまでもなく必要で、合法として認められている範囲の金集めでいくら問題の業者が買っていたとはいえそれをいちいち批判するのはアンフェアでしょう。
そうした森友学園の裏工作も十分気になりますが、私がこの事件の報道で一番疑ったのは下記の報道です。
・昭恵夫人が涙 新映像入手(FNN)
上記リンク先の報道によると、森友学園が運営している幼稚園を訪れた安倍昭恵夫人が政治の事なぞわかるはずもない幼稚園児たちが安倍首相を礼賛するような挨拶を受けて感動したと涙を流したとされています。まぁ色々と言おうと思えば言い訳は立ちますが、昭恵夫人は例の小学校でも名誉校長に就任しているだけに、マジでこの人こんな洗脳めいた発言聞いて何とも思わないのか不思議でしょうがありません。
私がこの報道を見て最初に浮かんだのはやっぱりというか北朝鮮で、子供に無理やり将軍様を礼賛するような発言をさせているシーンでしたが、それだけに日本でもこういうのやってるんだと正直ドン引きしました。政治とかわかるはずもないだけに子供が本気で将軍様や安倍首相を讃えようと思うわけなく、こうした発言は大人による強制なくしては絶対に成立しません。そしてそれは教育というよりは、洗脳に近いものだと言っていいでしょう。
私は普通はそのように考えると思うのですが、昭恵夫人はそうでもなかったようです。さすがに本心はどうなのかは私が知る由はありませんが、もし上記ニュースで報じられている通り素直に感動したというのであれば、私はこの人の人格を本気で疑いますし、一切の公務にも関わってほしくありません。
安倍首相は昭恵夫人の今回の問題との関わりについて私人であって公人ではないと抗弁していますがこれは詭弁でしかありません。外交の場にこれまでも散々同席しており、テレビにもよく出ており、なによりファーストレディです。トランプ大統領の若い嫁さんが私人だから何してもいいなんて言ったらアメリカ人にまず笑われるでしょう。
既に述べた通りに昭恵夫人は一度は名誉校長に就任していることから、少なくとも先程の幼稚園での礼賛に対して異常だと感じなかったのは間違いないでしょう。異常であることが異常だとわからない人間ほどやっかいなのは多くなく、安倍首相もこれ以上庇い立てするというのであれば私個人としては今後この問題で批判的な立場に回らざるを得ないというのが心情です。
2017年3月1日水曜日
パクリ記事取材の裏側
・「パクリ疑惑」記事が中国の雑誌にパクられた!(JBpress)
最近もう定番になりつつある取材記事の楽屋裏ネタですが、今日配信された上記ニュースに関して今日は少し触れます。ちなみに上の記事はこの前の日曜に3時間くらいで書きました。
内容については直接記事を読んでもらいたいのですが、概要を簡単に話すと私が昨年末に書いた上海大江戸温泉に関する取材記事がそのまま上海の日本人向けフリーペーパーに丸パクリされ、その件についてフリーペーパー担当者と直接やり合った話を書いています。
今回も記事はYahooに配信されており色々とコメントついてて面白いのですが、全体を見て一つ気になった点を挙げるとすると、なんかやたらとみんな真面目に読み過ぎている人が多いように感じました。中国だからパクられるのはよくあるとか、対策は無駄だとか、書いてる奴は抗議が足りないとかの類のコメントがそれで、私としては「パクリ疑惑を書いた記事がパクられた」という点をもっと普通に受け取って、その後のやり取りも含めて「なんじゃこりゃ」と笑って流してもらえばいいと思って書いたのに、なんかそういう風に受け取ってる人はコメントを見る限りだと少ない気がします。
あと、中には「本気で抗議する気なら訴えろ」とか書いている人もいますが、厳しいことを言うと神経疑います。仮に訴えるとなると訴訟費用だけで大損確定で、ましてや海外案件ともなるとその手間は非常に膨大でやるだけ損です。かといってこのまま無視していると「ここは何も言ってこない」としてほかのメディアも含めて無断転載が広がる恐れがあることから抗議した上で和解を探り、和解交渉が決裂したことからこうして無断転載の事実を記事化して姿勢を示したわけで、毎回そうですが思うのは勝手であるもののこういうこと書き残すのは本当にどうかと思います。
ただ上記の様に変に真面目に取るコメントが多い一方で、単純に面白かったと書いてくれている人もいてそれは素直にうれしかったです。そんなコメントの中で、今回一番注目したのは以下のコメントです
「中国側の登場人物を個人的にみんな知ってるから複雑!あの編集長は良い人だし、シティブロスは少数で給料ぎりぎりで本当によく頑張っている。あの人たちに賠償を求めるのはちょっと酷だなぁ......弱い者イジメという感じだね。露天商をいじめる武装警察みたい。この記事の筆者にはもっと大手の悪を叩いて欲しい。
彼らがというよりも、中国全体のメディア世界で情報リテラシーや知的財産に対する慎重さが欠けているのは事実。僕も一種の同業者として記事の筆者に同情するけど、今回はメールの厳重注意ぐらいに済ましたら良かったのにね。記者としてやるべき事は他にあると思うんだ。
と言いつつも、記事は面白かった。」
割と上海は狭い業界だから登場人物の関係者なり知り合いなりはいるだろうとは思っていましたが、恐らくコメントを書いた人と私は面識はないでしょうが、上海で広告業に携わる人のようです。このコメント内容ですが、書かれていることには私自身も非常に同感で、中国の日系フリーペーパー業界はどこも苦しい経営事情の中で必死で活動しているということを把握しているつもりです。私自身も知人にフリーペーパー関係者というか結構な重鎮連中もいてその事情についてはよく聞いているだけに、最初にこの無断転載被害を知った時も、「連中をあまり追い詰めすぎては駄目だ」と考えたほどでした。
だからこそ、和解案で請求した金額は半端なく抑えたつもりではありました。恐らく配信された記事を読んだ方々は私が和解で請求した金額は十万円単位とかを想像しているのではないかという気がするのですが、実際にはそれを遥かに下回り、ばっと明かしちゃうと2000元(約3万3千円)でした。しかも最初、JBpress側は3000元(約5万円)を提案してきましたが、なるべくお互いに気持ち良く終わらせようと私の方から言って2000元に引き下げさせています。
記事中にも書いていますが、それだけにまさかこの金額で和解が拒否されるとは正直予想外で、多分金額が1000元、下手したら数百元単位でも拒否していたというか一銭も払うつもりなかったんだろうなと今思います。普通に原稿料として考えたら2000元なんて特別な金額でもないし、ましてや慰謝料を兼ねているとしたら私自身は法外に安いと思うのですが。っていうか2000元だったら今乗ってる自転車すら買えないし(4400元で買った)。
だからこそ先程のコメント主の方の意見については、言われることそれ自体には自分も納得できますがそんなに相手をいじめるつもりはなかったと述べておきたいです。恐らく請求額の金額がわからなかったためでしょうが、さすがにこの一件で2000元も払えないってのは論外だと私は思います。まぁこういう無断転載の場合、普通は事実を認めず対話すら行わない連中も多い中、きちんと呼び出しに応じて口頭だけとはいえ謝罪を口にしただけまだマシな相手だったとは私も考えていますが、だからといって無断転載は駄目っちゃ駄目ですけど。
ここだけの話、記事丸ごととは言わず一部だけとかだったらきちんとクレジットつけてあれば何も言うつもりはありませんでした。記事末尾にも書いていますがメディア業界は持ちつ持たれつで、ある程度メディア同士で記事を引用し合わないと成り立たない業界であるのと、引用されることで書き手の価値が高まるという側面もあるだけに、きちんと敬意を払った引用ならむしろありがたいと感謝します。ただ今回の場合はそうした敬意が何もなく、ましてや上海が舞台の話で日本語媒体であったことから放任はできずアクションは取りましたけど。
その上で、実はこの記事の裏テーマは「中国で記事がパクられた」ではなく、「横行する無断転載」ということを暗に書いており、コメント欄では「これだから中国は」と書かれてありますが、実際にこうした無断転載は日本のメディアも頻繁に繰り返しており決して中国を笑えるレベルではありません。
・甘利大臣疑惑報道 テレ朝「週刊文春」明示せず異例の謝罪 全国紙は大半が明記(楊井人文)
少し古いニュースですが、テレビ朝日の報道番組「報道ステーション」が当時甘利氏に対して浮かんできた疑惑について、資料や情報をスクープした週刊文春については一切触れずにニュース内容を報じたことがありました。報じられた内容は文春の記事からの実質的な引用にも拘らずさも自分たちが取材したかのように報じたことで文春から抗議を受けるという事件が2016年にありました。これなんて無断引用が明らかになった珍しい例で、実際にはこのように他社が報じた内容をしれっと何も言わずに自分たちで報じる様な行為は日本でも日常茶飯事で、実際に私もここ数日のニュースを見ていて、「ああこの記事はあの記事のパクリだ」とか、「これはあの記事をベースに書いているな」とか気づくことが多いです。
さすがに今回の私の一件の様に記事丸ごとという大胆なパクリ方は珍しいですが、見えないだけで記事やデータの無断引用というか盗用は呆れるほど多く行われています。上でも述べた通り最低限の引用は仕方ないと私は考えており、だからこそ引用の際には元の書き手や報道主に対し敬意を払わなければならず、クレジット等は必ず付ける必要があると言いたいわけです。逆を言えばそれすらできず無断転載をやってしまうのであれば、出版や報道に関わるべきではないと断言します。
なので今回配信された記事では中国でパクリだと騒ぎつつも、日本国内でも実はこういうのが多いだけに中国を嘲る人間はもっと実態を知るべきだというのが裏テーマでした。
最後にYahoo記事のコメントの中で、「なんで自分の事を、『筆者は』と書くのだろう。」とコメントした人がいましたが、このコメント内容についてははっきり言って強い嫌悪感を覚えました。まさか自人称についてとやかく言われるなんて今の今までで初めてで、自分に対する呼称だからなんて言おうがどうでもいいじゃないかと思うのにケチつけてきて何なんだこいつはと思っていたら、友人もこのコメントについて指摘してちょっとねーみたいに言ってきました。
なおJBpressで書く記事で自人称を「筆者」としているのは特に意味はなく、一応は報道記事なんだからブログでの「私」と分けておこうという程度の物です。とはいえ、自人称に「朕」とか使っていたらどこの皇帝さんなのか気になるので、自人称だからと言って何使ってもいいわけではないのかもしれません。山田風太郎は画数が少ないという理由で「余」を使ってたけど。
最近もう定番になりつつある取材記事の楽屋裏ネタですが、今日配信された上記ニュースに関して今日は少し触れます。ちなみに上の記事はこの前の日曜に3時間くらいで書きました。
内容については直接記事を読んでもらいたいのですが、概要を簡単に話すと私が昨年末に書いた上海大江戸温泉に関する取材記事がそのまま上海の日本人向けフリーペーパーに丸パクリされ、その件についてフリーペーパー担当者と直接やり合った話を書いています。
今回も記事はYahooに配信されており色々とコメントついてて面白いのですが、全体を見て一つ気になった点を挙げるとすると、なんかやたらとみんな真面目に読み過ぎている人が多いように感じました。中国だからパクられるのはよくあるとか、対策は無駄だとか、書いてる奴は抗議が足りないとかの類のコメントがそれで、私としては「パクリ疑惑を書いた記事がパクられた」という点をもっと普通に受け取って、その後のやり取りも含めて「なんじゃこりゃ」と笑って流してもらえばいいと思って書いたのに、なんかそういう風に受け取ってる人はコメントを見る限りだと少ない気がします。
あと、中には「本気で抗議する気なら訴えろ」とか書いている人もいますが、厳しいことを言うと神経疑います。仮に訴えるとなると訴訟費用だけで大損確定で、ましてや海外案件ともなるとその手間は非常に膨大でやるだけ損です。かといってこのまま無視していると「ここは何も言ってこない」としてほかのメディアも含めて無断転載が広がる恐れがあることから抗議した上で和解を探り、和解交渉が決裂したことからこうして無断転載の事実を記事化して姿勢を示したわけで、毎回そうですが思うのは勝手であるもののこういうこと書き残すのは本当にどうかと思います。
ただ上記の様に変に真面目に取るコメントが多い一方で、単純に面白かったと書いてくれている人もいてそれは素直にうれしかったです。そんなコメントの中で、今回一番注目したのは以下のコメントです
「中国側の登場人物を個人的にみんな知ってるから複雑!あの編集長は良い人だし、シティブロスは少数で給料ぎりぎりで本当によく頑張っている。あの人たちに賠償を求めるのはちょっと酷だなぁ......弱い者イジメという感じだね。露天商をいじめる武装警察みたい。この記事の筆者にはもっと大手の悪を叩いて欲しい。
彼らがというよりも、中国全体のメディア世界で情報リテラシーや知的財産に対する慎重さが欠けているのは事実。僕も一種の同業者として記事の筆者に同情するけど、今回はメールの厳重注意ぐらいに済ましたら良かったのにね。記者としてやるべき事は他にあると思うんだ。
と言いつつも、記事は面白かった。」
割と上海は狭い業界だから登場人物の関係者なり知り合いなりはいるだろうとは思っていましたが、恐らくコメントを書いた人と私は面識はないでしょうが、上海で広告業に携わる人のようです。このコメント内容ですが、書かれていることには私自身も非常に同感で、中国の日系フリーペーパー業界はどこも苦しい経営事情の中で必死で活動しているということを把握しているつもりです。私自身も知人にフリーペーパー関係者というか結構な重鎮連中もいてその事情についてはよく聞いているだけに、最初にこの無断転載被害を知った時も、「連中をあまり追い詰めすぎては駄目だ」と考えたほどでした。
だからこそ、和解案で請求した金額は半端なく抑えたつもりではありました。恐らく配信された記事を読んだ方々は私が和解で請求した金額は十万円単位とかを想像しているのではないかという気がするのですが、実際にはそれを遥かに下回り、ばっと明かしちゃうと2000元(約3万3千円)でした。しかも最初、JBpress側は3000元(約5万円)を提案してきましたが、なるべくお互いに気持ち良く終わらせようと私の方から言って2000元に引き下げさせています。
記事中にも書いていますが、それだけにまさかこの金額で和解が拒否されるとは正直予想外で、多分金額が1000元、下手したら数百元単位でも拒否していたというか一銭も払うつもりなかったんだろうなと今思います。普通に原稿料として考えたら2000元なんて特別な金額でもないし、ましてや慰謝料を兼ねているとしたら私自身は法外に安いと思うのですが。っていうか2000元だったら今乗ってる自転車すら買えないし(4400元で買った)。
だからこそ先程のコメント主の方の意見については、言われることそれ自体には自分も納得できますがそんなに相手をいじめるつもりはなかったと述べておきたいです。恐らく請求額の金額がわからなかったためでしょうが、さすがにこの一件で2000元も払えないってのは論外だと私は思います。まぁこういう無断転載の場合、普通は事実を認めず対話すら行わない連中も多い中、きちんと呼び出しに応じて口頭だけとはいえ謝罪を口にしただけまだマシな相手だったとは私も考えていますが、だからといって無断転載は駄目っちゃ駄目ですけど。
ここだけの話、記事丸ごととは言わず一部だけとかだったらきちんとクレジットつけてあれば何も言うつもりはありませんでした。記事末尾にも書いていますがメディア業界は持ちつ持たれつで、ある程度メディア同士で記事を引用し合わないと成り立たない業界であるのと、引用されることで書き手の価値が高まるという側面もあるだけに、きちんと敬意を払った引用ならむしろありがたいと感謝します。ただ今回の場合はそうした敬意が何もなく、ましてや上海が舞台の話で日本語媒体であったことから放任はできずアクションは取りましたけど。
その上で、実はこの記事の裏テーマは「中国で記事がパクられた」ではなく、「横行する無断転載」ということを暗に書いており、コメント欄では「これだから中国は」と書かれてありますが、実際にこうした無断転載は日本のメディアも頻繁に繰り返しており決して中国を笑えるレベルではありません。
・甘利大臣疑惑報道 テレ朝「週刊文春」明示せず異例の謝罪 全国紙は大半が明記(楊井人文)
少し古いニュースですが、テレビ朝日の報道番組「報道ステーション」が当時甘利氏に対して浮かんできた疑惑について、資料や情報をスクープした週刊文春については一切触れずにニュース内容を報じたことがありました。報じられた内容は文春の記事からの実質的な引用にも拘らずさも自分たちが取材したかのように報じたことで文春から抗議を受けるという事件が2016年にありました。これなんて無断引用が明らかになった珍しい例で、実際にはこのように他社が報じた内容をしれっと何も言わずに自分たちで報じる様な行為は日本でも日常茶飯事で、実際に私もここ数日のニュースを見ていて、「ああこの記事はあの記事のパクリだ」とか、「これはあの記事をベースに書いているな」とか気づくことが多いです。
さすがに今回の私の一件の様に記事丸ごとという大胆なパクリ方は珍しいですが、見えないだけで記事やデータの無断引用というか盗用は呆れるほど多く行われています。上でも述べた通り最低限の引用は仕方ないと私は考えており、だからこそ引用の際には元の書き手や報道主に対し敬意を払わなければならず、クレジット等は必ず付ける必要があると言いたいわけです。逆を言えばそれすらできず無断転載をやってしまうのであれば、出版や報道に関わるべきではないと断言します。
なので今回配信された記事では中国でパクリだと騒ぎつつも、日本国内でも実はこういうのが多いだけに中国を嘲る人間はもっと実態を知るべきだというのが裏テーマでした。
最後にYahoo記事のコメントの中で、「なんで自分の事を、『筆者は』と書くのだろう。」とコメントした人がいましたが、このコメント内容についてははっきり言って強い嫌悪感を覚えました。まさか自人称についてとやかく言われるなんて今の今までで初めてで、自分に対する呼称だからなんて言おうがどうでもいいじゃないかと思うのにケチつけてきて何なんだこいつはと思っていたら、友人もこのコメントについて指摘してちょっとねーみたいに言ってきました。
なおJBpressで書く記事で自人称を「筆者」としているのは特に意味はなく、一応は報道記事なんだからブログでの「私」と分けておこうという程度の物です。とはいえ、自人称に「朕」とか使っていたらどこの皇帝さんなのか気になるので、自人称だからと言って何使ってもいいわけではないのかもしれません。山田風太郎は画数が少ないという理由で「余」を使ってたけど。
登録:
投稿 (Atom)