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2020年3月4日水曜日

「日本肺炎」のデマ騒動について

 今日発売の「チェンソーマン」の6巻がすごく面白かったのに、友人は何故か一切これと「ファイアパンチ」を手に取りません(´;ω;`)ウッ…ちなみに「チェンソーマン」の中国語タイトルは「電鋸人」です。でもって自分の名前の中国語は「花园祐(Huayuan You)」です。
 そんな軽い中国語の勉強をした上で本題です。

“中国が新型コロナ感染症を『日本肺炎』と呼んだ”はデマ。初歩的な読み間違い、大使館も注意喚起(ハフィントンポスト)

 結論から書くと、この文脈で「日本肺炎」とは絶対に読めません。原文はハフィントンポストから引用すると、「目前、日本新型冠状病毒肺炎疫情不断変化、我在日同胞対此高度関注」ですが、後ろに「在日同胞」があることから、「日本の」と読むことは必須です。
 敢えてこの誤訳を日本語で例えるとしたら、「上から読むと山本山、下から読んでもまやともまや」という風に、変にこじつけたようなおかしな読み方という印象を受けます。

 そういう意味でこの一件はまごうことなきデマ、それも相手国に対する感情を無意味に逆撫でする悪質なものであるという風に私は感じます。っていうかこんだけ派手な誤訳していて、最初に書いた奴は日本語センスの面でも大丈夫なのかと本気で心配になります。少なくとも、向いてないのだから中国関係の仕事はすべきじゃないでしょう。

 先日書いたコロナウイルスの中国細菌兵器説といい、やはりこうした大規模な騒動の際は根も葉もないデマが飛び交うものだなぁと改めて思います。恐らく関東大震災の時における朝鮮人虐殺の時の状況も、今の様な状況に置ける要素と当てはまるものがあったのでしょう。
 もっとも、中国細菌兵器説は中国人も一部で信じ切っている連中がおり、友人もやたら何度も私にこの関連ニュースを送り付けてくるから、終いには「ぶっ殺すぞ」と言って黙らせました。本人らは面白がっているようなのですが、私からしたら信じるに足らないデマを垂れ流すことの何が楽しいのかが理解できません。どうせ嘘つくならもっともっともらしい嘘をつけばいいのにと、いうのが私の個人的な見方です。

「新型コロナウイルスは人為的に作られた」という陰謀論に科学者が反論(Gigazine)

何の驚きもない加計学園

韓国人受験生を全員不合格 加計学園獣医学部に「不正入試」疑惑(文春オンライン)

 森友学園に並び安倍政権を恐らく最も揺るがした加計学園の獣医学部問題ですが、上記のような報道が出てきました。本当かどうかについては今後の続報を待つ必要はあるでしょうが、仮に文春の書いている通り取材に対して加計学園が回答せず否定していなかったとしたら、実質的にこの件はまず間違いなくクロと判断してもいいでしょう。
 なお岡山理科大とその獣医学部にのホームページも見ましたが、この件については何のリリースもまだ出していません。まぁそこまで気が回る連中ではないでしょうけど。

 あの騒動の際に私は、獣医学部は世間のニーズがあるから定員を増やすというのなら指導教員の問題こそあるものの、強いて止めはしないと言いました。その上で、ならなんでFランク大学を量産しまくっている加計学園に設置を認めるのかは理解できないしどう考えても筋がおかしい、むしろこの際だから加計学園が運営するFランク大学を統廃合したらどうかなどと主張しました。今回の一件を見る限り、加計学園がFランク大学を量産しまくっているのも無理からぬものだと思います。

 さらに言うと、あの時の獣医学部設置認可は明らかに公正な手続きであったとは言えず、必ず将来何か問題を引き起こすとも述べていました。少なくともここの設置認可に関わった文部科学省の担当者か、指示を行った人間には相応の処分が行わない限り、公正さを取り戻すことはできないでしょう。

 これはまた別に一本の記事に仕立てて書く予定ではあるのですが、20年くらい前と比べて今の日本は何を失ったかというと、経済力やランエボではなく、地味に一番大きなものは公正さではないかと最近思います。社会のいたるところで不公平な措置が当たり前に存在するようになり、はっきり口にはしないけど、階級や身分の政治、経済上のひっくり返しようのない絶対的な壁が出て隔てるようになってきたように見えます。
 それを格差という人もいますが、格差自体は昔からあったしない方がむしろおかしいと私は思います。むしろここ数年の日本は、社会上の地位の差によって法的取り扱いで大きく変わることが普通に行われるようになり、それに対し疑問を挟む人が少なくなってきています。多分ここまで書けばプリウスに乗った上級国民を思い浮かべる人が多いでしょうが、私はむしろ東芝です。

2020年3月2日月曜日

彼女は誰だ?

 先ほど友人に、「ハードゲイの吸血鬼いたらどうしよう?」とメッセージを送りましたが、何故か反応してくれませんでした(´;ω;`)ウッ…

聖徳太子、小野小町は本当に存在したのか?(JBpress)

 というわけで今日配信のこの記事ですが、コロナじゃないから全然アクセス伸びてません。去年は韓国批判記事、今年はコロナ記事がバブルで、バブルに乗り遅れたら本当にメディア業界はやってけないなとつくづく思います。心なしか、プロ野球記事も振るわないように見えるし。

 そんでこの記事ですが、ネタ自体は前から温めていて、追うようなネタのない時期に出そうと考えてました。受けは良くないけど書いてるこっちとしてはそこそこ楽しく書けた記事で、特に小野小町がその知名度の割に素性が分からないとこうして記事に載ったのは、実は初めてなのではないかと内心考えています。
 素性のわからない人物は他にもたくさんいますが、彼女の場合は非常に知名度が高いわりにはっきりせず、また美人であることばかり取り上げられますが、「花の色は」で始まる小野小町の和歌は百人一首の中でも一、二を争う人気札で、歌人としても非常に実力のある人物です。それだからこそ、ミステリーなその生涯は記事にも書いてある通り講談にも取り上げられるのでしょう。

 このミステリー記事は後編も既に書いて出していますが、この分だと次回もあまりアクセス面では期待できそうもなさそうです。そろそろ本気出さないとなぁ。
 あと今日読んでて、「俺の記事より面白いじゃん」と思ったのはこっちの記事でした。

「麒麟がくる」本木演じる道三の言葉に埼玉県民共感!? SNS「『翔んで埼玉』思い出した」(iza!)

 上の記事にもありますが、伊右衛門の下りが面白すぎる。毒殺された俳優と一緒に伊右衛門でもCM出ればいいのに。

2020年2月29日土曜日

デマの拡散者への効果的対策

新型肺炎 首相、トイレットペーパー「十分在庫ある(産経新聞)

 例の休校要請について後から休業中の補償金を出すと発表したそうですが、なもん、企業に払わせた方が効率的にもいいのにという気がしてなりません。っていうか自営業者じゃないとこれもらえないんじゃないの?

 ついでとばかりに最近でデマが流布されて欠品が相次いでいるらしいトイレットペーパーについても言及したそうですが、正直こんな発言する必要あるかなと疑問です。そんなことする暇あったら、根拠のないデマを流布した目立つ奴2、3人を問答無用で逮捕する方がずっと早くて安くて簡単で、効果ある気がします。真面目にこういう流行病や地震といった災害の際、デマ対策は非常に重要であり、またインターネットの発達したこの時代だからこそそういった直接的対策が求められていると自分は思います。
 なお中国なら、いちいち逮捕したかなんて発表しません。「みんなデマを流さないよう気を付けてね(^ω^)」というメールはたまに配信されますが、「実際流したらどうなるかわかってるよな(´・ω・`)」という風なメッセージに見えてなりません。

2020年2月28日金曜日

中国の日本人、韓国人に対する拡大防止措置

義家副法相をレバノンに派遣へ ゴーン被告逃亡で協力求める(毎日新聞)

 本題とは関係ないですが内心、この時期に送る必要あるのかと疑問です。なんとなく別の疑惑をかわすために海外に逃がしたようにも見えますし。

 さて昨日も書いた内閣府からの公立小中学校への来週からの休校要請について、朝令暮改と言っては何ですが、「あくまで要請」といって、政府は曖昧な態度をとっています。コロナウイルス拡散を防ぐつもりなのか、批判回避のためなのか、責任回避のためなのか、この三つのどれにも当てはまらないようなふらふらした態度です。まぁ恐らく、何も対策を実行していないと言われるのが嫌だから、その場の思い付きとかで後先考えず決められたんじゃないかって気がしてなりませんが。

 この件について昨夜友人からも問い合わせがありその際に書いた話をここで書くと、中国でも学校は現在どこも休校中ですが、一部自治体ではこの際、両親のうちどちらか一人は子供の面倒を見るため仕事を休んだとしても、企業はその間の給与を支払わなければならないという条例を出しています。
 企業側への負担はありますが、私個人としてはなかなか理に適った政策であるように思えます。こういう政策を日本もセットで出しておけば、子育て支援策と相まってもっと評価も違ったのではないかと思います。

 上記の話のほか、友人へのメールではこの政策の効果に対する疑問も書きました。昨日の記事でも書いていますが小中学校が休校となったところで年少者への感染リスクを下げるだけで、社会全体の流行リスクはむしろ大半の大人たちが関与することを考えると、果たしてやる価値あるのかと思うくらい疑問です。それこそ生徒に感染者が出た学校とかなら一週間程度でもいいから自宅待機にするのはまだわかるけど(その間に学校を消毒)、なんとなくこの政策は効果以前に、日本はこうしたウイルス対策を取っているという実績作りのために用意された政策にしか見えません。

 ここで話を変えますが今日、大家から電話がかかってきたので少し話をしましたが、大家は今回のウイルス禍で自分が中国から引き揚げて日本に帰るのではと少し心配していたそうです。「日本帰ったって仕事ないから帰れないよ(´;ω;`)ウッ…」などと安心させるように言ったら、

大家「そもそも、今日本の方が危なくね(。´・ω・)?」

 という風に言われました。
 中国でも日本や韓国での感染拡大が広がっていることが報じられ、だんだんと危機感を覚えてきているということは知ってましたが、中国人の感覚でも最近は、少なくとも上海市内の方が日本国内より安全だという風な意識になっているのかもしれない。

 実際に行政はそういった意識ですでに動いており、私のところにも先日、上海市衛生局(番号登録してないのに連絡先名がスマホに表示された)から電話があり、ちゃんと当局の指示に従って謹慎しているか確認してきました。また私の住む団地内にいつもある四季折々のスローガン書いた横断幕にはいつの間にか日本語と韓国語で、「ウイルス対策に協力を!」って書かれていました。

 また北京市内ではちょっと前、外国人に対する一斉検査が行われたようで、同僚のところにも衛生局や団地自治会関係者らが質問票などを持ってきて状況を確認しに来たそうです。質問票の写真を私も見ましたが、日本人向けとして日本語が書かれてあり、「よくできた日本語だね(´・ω・)(・ω・`)ネー」と同僚らとちょっと盛り上がりました。なお北京市でそうした検査を受けた同僚は複数いたのですが、

同僚A「協力ありがとうって、無料でウイルス対策マニュアルとマスクくれた(∩´∀`)∩」
同僚B「俺そんなのもらってないんだけど……(゚Д゚;)」

 などと妙な風に明暗が分かれてました。まぁでも無料でマスクくれるのは割と親切だなって気はします。日本政府はこうした、外国人へのウイルス対策の周知方針とか持ってるのだろうか。

2020年2月27日木曜日

強制ではなく要請する日本

全国すべての公立小中高休校へ 首相表明、新型肺炎で3月2日から(産経新聞)

 上の記事見て最初に思ったのが、「強制じゃなくて要請なんだな。妖精ときたらチャム・ファウだな」ってことでした。
 このままチャム・ファウの話を続けてもいいですが真面目に本線に戻すと、中国だったらこんなの問答無用に強制休校を命令し、公立でなくても私立に対しても有無を言わさずストップ欠けるでしょう。この辺、民主主義と独裁主義(中国を「社会主義」というのは無理があると思う)の差なのかという人もいるでしょうが、内心それも違うような気がします。

 というのも、国家思想における自由主義の定義としては、拘束のない自由な選択を誰もが行える社会でありますが、この自由は「他社の自由を侵害しない範囲」であることが最低条件として存在します。それこそ例を挙げると、例えば恋愛で片方が求愛したところ相手が拒否した場合、相手の意思を無視してストーカー行為を行うのは「自由」ではなく犯罪です。自由主義だからって何でもかんでも自由に行えるというわけではなく、むしろ完全自由なのは自らの身の回りの範囲内に限り、それ以外だと相手の合意があるという前提でしか自由は保障されません。

 そうした建前を置いた上で述べると、今回のコロナウイルスの流行は社会全体の防疫に係る内容です。それこそ直接的に晴明、じゃなくて生命に直結する事態であることから、如何に自由主義の国とは言えその国権の範囲内であれば強制的に集会をはじめ学校活動などの一時停止を強制することは間違っていないと思うし、むしろ本気でウイルス対策をやろうってんならそれくらいやるべきだと思います。
 もっとも受験シーズン真っ盛りということもあり(私立大学などは大分終わってるだろうが)、授業以外の学校活動とかはどうするのかという疑問がすでに出ています。ただ小中学校で授業を停止したところで年少者の感染防止にしかつながらず、またそのほかの活動についてまとめて方針を出さないのは内心詰めが甘いように思え、そこらへんは極端ではあるけど中国の方が動きは早かったなという風に見ています。

 あとついでなので書いてしまうと、電通で社員を出社させないという方針が出たと報じられていますが、こうしたリモート勤務について検討する企業が増えていると報じられています。ただこの件について言うと、本来なら3.11の時点でもっと進展させておくべき内容だったと思います
 あの時もおんなじような内容で散々騒ぎましたが、その後実際にリモートオフィスや自宅勤務の選択肢を作った企業は1割にも満たないでしょう。自分が知っている限りだと味の素はそこらへん、きっちり改革を成し遂げていたようですが、2011年に果たしておくべき課題を果たさず先送りにしてきたツケが、まさにこのコロナウイルス流行で払わされることになったようにも見えます。

 ちなみに今いる会社はその辺のリモートオフィスの整備が進んだ会社、っていうか社内で仕事している人の方がむしろ少ない会社なので、そういう意味では無駄に上から目線で物が言えます。ぶっちゃけサーバーとネット環境、後最低限のウイルス対策ソフトさえあれば、実務で使うのはメールばかりなのでそんな難しいものでもないという風に思いますが。

タイムワープ

 突然ですがついさっきタイムワープを経験しました。

 昨日は定時で仕事を切り上げたけど、今日はまた厄介な案件(わざと余裕のある時まで放置していたが)を手掛けることとなり、定時過ぎても全く終わる見込みがありませんでした。なので自宅勤務ということもあり七時に30分で夕食作って食べてまた仕事に戻ったのですが、しばらく作業してふと時計を見ると、八時を回っていました。

「もう八時か」

 という風に思った後でよく見直したら、

「あれ、八時じゃなくて九時?」

 という風に、休憩から30分仕事したと思っていたら実際には1時間半も作業していて、「え、嘘マジで?」みたいな感じになってちょっと焦りました。
 本当に感覚では30分くらいしか作業していない気分だったのですが、自分の想像以上に集中力がやけに持続していたため、時間の経過に気付かずマジでタイムワープしたかのような感覚に襲われました。少なくともこの1.5時間の間、一度も時計を確認せず作業を続けていたことは間違いないでしょう。

 一体なんでこんなセルフタイムワープをしてのけたのかというと、前述の通り昨日は定時で上がって体力をセーブしていたのと、夕食休憩で割としっかり野菜炒め作って食べてたのが功を奏したのだと思います。
 あと自分の場合に限ってですが、実は個人用PCでタイムラインを日本標準時に合わせていて、中国の標準時から常に1時間ずらしているということも地味に影響している気がします。なんでこんなことしているのかというと、タイムラインを日本標準時からずらすと、いくつかのアプリが不具合を起こすからです。

 なのでPCで時計を見ると自然と1時間ずらす癖があり、それでもって今日も、もしかしたらもっと早い段階で時間を読み違えていたのかもしれません。まぁ実際の作業量は、1.5時間分くらいで間違いないのだけれど。
 なおその後作業を終えて風呂入る前に洗い物してたら、変に手元狂って包丁で人差し指切って流血してました。グロテスクな画像は見るの慣れてるけど、未だに血を見るのだけは慣れず、切った後よりも血を見た後の方が貧血で倒れそうでした。