連休で休んでいたつもりでしたが何故だか疲労がたまってます。多分4月中の仕事の疲れが気を抜いたところで今出てきているのだと思え、季節の変わり目だし睡眠時間を増やしていきたいこの頃です。
ちなみに昨日は軽く横になる感じでベッドに入ったらそのまま3時間昼寝し続けました。危うく待ち合わせしていた韓国料理屋に遅れるところでした。
さてそんな感じで若干疲労気味なため筆も鈍っているので、どうでもいい中国の満足度調査について書きます。
かなり前にJBpressの記事で書きましたが、中国のアプリをはじめとするアプリサービスは意外とユーザービリティが高く、使ってて不満に感じることは少なく、感じる点もアップデートされていく中で改善されてくことが多いです。ユーザーに不利なバグは修正されない日本のゲーム業界とは大違いだ。
この点について取材した業界関係者によると、ただ単純に競争が激しいゆえに、ユーザーニーズを汲み取らないと負けるという意識から書くサービス業者は常に改善に取り組んでいるためだそうです。とても社会主義国らしくない勤労ぶりですが、実際にというか中国でネットサービスなどを使っているとユーザー満足度調査への協力を求められることが多く、その調査項目も微に入り細に入ります。
具体的には、例えば先ほど私が答えたタオパオのアンケート調査だと、先日にパスケース兼財布を購入したためか鞄、バッグ類に関するアンケート調査が送られてきました。尋ねる内容としては注文から商品到着日までの輸送日数や、商品検索時の利便性、あと価格や品質に対する満足度など結構ありました。
仮にこれがタオパオ商品全体ならまだしも、恐らく前述の通り財布を買った人には財布という、商品ジャンルごとに細かくこれら質問を集計していると思います。この点一つとっても、下手な日系企業よりも回答するユーザーがどれだけいるかわからないものの、ユーザーニーズの調査意欲は高いと断言できます。
まぁぶっちゃけていうと、日系企業ほどユーザーニーズをなめてかかっているというか、エレキをはじめ逆撫でするようにユーザーニーズと真逆の開発やマーケティングをやる企業が多いと感じますが。
話を戻すとこうしたアンケート調査は携帯電話の通信キャリアからもしょっちゅう依頼され、元々社会調査を取り扱う社会学専攻だったこともあり、調査側の苦労もわかるだけになるべく答えるようにしています。ただ通信キャリアのアンケートについては多分私が答えなくとも回答が多く集まっていると思えるのですが、その理由というのもい寛容な調査依頼文面だからです。
「現在ユーザー満足度調査をやっており、満足度が低い1から高い10までの数字で、このショートメッセージにあなたの感想を返信ください。なお10と答えた方には無料で追加の通信量をプレゼントしちゃいます」
これマジでいつもこんな風に聞いてきて、実際に「10」と答えると「ご協力ありがとうございます。10と答えてくれたあなたには今月1ギガ分の通信料をプレゼントしまーす(*´▽`*)」と返信してきます。まぁいつも規定通信量余らせているのであんまお得感ないのですが、この結果をもとに奴らキャリアは「ユーザー満足度は驚異の9.99!」などと宣伝するであろうことを考えると、あまりにもやり方が露骨過ぎて逆に好きになっちゃいそうです。
調査の公正性こそ怪しいものがある、というか怪しさしかありませんが、少なくともユーザーからすればほぼ無料で追加通信量が得られるし、キャリア側も満足度指数を引き上げられるので、まぁWin-Winな構図ではないかと思います。日本の通信キャリアもこういうことやってくれたら、高い通信料据え置きでもユーザーに若干の罪悪心を抱かせて不満を抑えられると思うのですが。
っていうかこれ書いてて思ったけど、日本のユーザー満足度調査とかかなりなめたものが多いし、そもそもあまり運用していない連中が多いと思います。この辺、製品メーカーにどれだけの頻度でどれだけ回答を集めているか聞いてみたら、結構伸びている企業とそうでないとこで差が出そうな気がします。