このところまた帰宅がほぼ毎日10時過ぎるほど忙しい、というかいろいろ人と会っているだけなのですが、帰ってきてからブログ書くのも一苦労です。そこで今日もささっとかけるネタないかと思案していたところ、仕事中にチラ見していたNHKのヒストリアで豊臣秀吉の妻であるおねが特集されていたので、日本で歴史を動かした女性についてちょこっと書いてみようと思います。
まず先ほど出てきたおねですが、彼女に関しては間違いなく歴史を動かした女性の一人だと言って問題ないかと思います。というのも豊臣秀吉の覇業の傍で的確なアドバイス、今日やってたヒストリアでは信長への歳暮にほかの武将は現金とか送っていたところ、派手な着物200枚を送るように進言して秀吉の株を大いにあげたと言います。そのほかでも随所に発言した内容が秀吉の行動を決めているとされ、秀吉の死後も大阪城の秀頼を巡って重要な立場にあり、その影響度は淀君とは比べ物にならないでしょう。
このおね以外で日本の歴史を動かした女性となると、日本最古の女帝こと推古天皇をはじめとした女性天皇などが上がってきますが、影響力一つを取るとしたら私の中では北条政子が第一に上がってきます。北条政子もおね同様に夫である源頼朝を多方面で助けてる、というか頼朝は政子と結婚しなければ北条家の支援を受けれずに平氏に反旗を翻すことすらできなかったことを考えると、実質的に鎌倉幕府設立の最大の立役者といっていいでしょう。また幕府創立期において最大のピンチとなった承久の乱も、吾妻鏡が正当性を誇示するためにわざと大げさに書いている可能性が捨てきれないものの、北条政子の一喝で鎌倉武士団がまとまったのが事実であれば歴史の方向性を決定づけたと言ってもいいほどの影響力です。
今回紹介したおねと政子ですが、共通点を上げるとしたら二人とも当時としては珍しい恋愛結婚組で、ほぼ駆け落ちの様な事をした上で結婚にこぎつけています。婚姻においてタブーの多かった時代にこれほどの行動力を示せたからこそ歴史の波にとらわれることなく、むしろその波の一つにもなれたのかなとも見ることが出来ます。では現代にこれほどの行動力ある女性はいるかとなったら、男でもいないじゃんとか思ってしまうあたり日本はちょっと人材不足なのかもしれません。
明日も帰宅はきっと10時過ぎるので先に予告しますが、金曜日から中国国内の旅行に出かけるためしばらく更新を休みます。復帰は日曜日の予定です。
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