2014年9月7日日曜日

プロ野球、記憶に残る優勝チーム

 上の写真はこの前ネットで拾ってきた写真ですが、遠距離撮影の静止画ながら妙に躍動感がある画像で気に入っています。それにしてもなにしやがるんだこのツバメは……。
 写真に合わせて、というわけでもないですが最近スポーツネタを書いてないので、今日は前から準備していたプロ野球関連のネタについて書きます。そのネタというのも、私個人の中で記憶に残っている優勝チームです。
 
 プロ野球は言うまでもなく毎年ペナントレースが行われセパ両リーグで二つの優勝チームが出ます。毎年出てくる優勝チームですが何年かに一度は際立ったというか記憶に深く残るチームがあり、今日は私の目線で「あのチームはほんと強かった」と思えるチームをいくつかピックアップしてみようと思います。なお年齢の関係から、90年代以降のピックアップとなってしまう事にはご承知を。
 
 
1、1998年・横浜ベイスターズ(マシンガン打線
 今でこそAクラスからはほど遠いチーム事情が続くベイスターズですが、90年代後半は間違いなく競合の一角でほぼ毎年優勝争いの候補として名前が挙がるほどの実力を擁しておりました。その高い実力の原動力たるや括弧書きに書いた「マシンガン打線」と呼ばれた打撃陣で、ホームラン数こそ少なかったもののバッター全員が異常なまでにヒットを量産していただけでなく、一人が塁が出るや後続も次々と続くなど数得点を一度にもぎ取る非常に稀有な打線でありました。
 その中でも特に目立っていたのは4番を担ったロバート・ローズ選手です。優勝したシーズンの打率が「.325」という高い数字だったこと以上に、ランナーがいる状態であればほぼ確実に長打を放ってくるという恐ろしいまでの勝負強さが際立っており、満塁時であれば五割くらいの確率でヒットを打っていたようにすら思えます。このほかにもその後に2000本安打も決めた1番の石井琢朗選手、打って、走って、守れての三拍子が見事揃っていた3番の鈴木尚典選手など、素晴らしくタレントの揃っていた打線でした。特に鈴木選手は長打も単打も盗塁も自由自在だったので私がゲームで使っていた際は本当にありがたい選手でした。
 このように打線こそチームの代名詞となっておりますがその裏で投手陣も異常なまでに充実しており、現在も横浜で活躍されている三浦選手、楽天にいる斎藤選手、野村選手とエース級の先発投手が揃っていただけでなく、「大魔神」のニックネームで有名なストッパー、佐々木選手が君臨しておりました。後年、中日の岩瀬選手や元阪神の藤川選手、巨人の山口選手など球界を代表するようなストッパーが各チームに現れておりますが、ことストッパーという点においてはこの時の佐々木選手以上の圧倒的な威圧感、迫力、そして安心感を持ったストッパーはいないんじゃないかと思います。それほどまでにこの時の佐々木選手の投球は図抜けており、今も当時のビデオを見る度に「なんやねんこのフォーク……」とため息が出てきます。
 
2、2003年・ダイエーホークス(ダイハード打線
 2000年代前半にパリーグの各球場で使われていたボールは現在と比べて明らかに「飛ぶ球」で各球団ともに大幅な打高投低な傾向が見られましたが(近鉄の「いてまえ打線」も当てはまる)、ことホークスの打線となると記録上でも異常な数字が並んできます。
 優勝こそ逃した2001年は井口選手、小久保選手、松中選手、城島選手の四人が30本以上の本塁打を記録しております。その二年後の2003年、この四人のうち小久保選手は怪我で試合には出られませんでしたが、残りの三人にペドロ・バルデス選手の四人が四人とも100打点以上を記録した上、チーム打率も「.297」という途方もない記録を打ち立てております。注目すべきは打率や打点の高さに隠れて井口選手、村松選手、川崎選手の三人がシーズン盗塁ランキングの上位三位を独占するという機動力も備わっていたという点で、本当に資格のないチームだったように未だに強く記憶に残っています。
 この時クリーンナップを担った各選手はその後、松中選手を除いて他のチームへ移籍しておりますが、どのチームでも4番を含めた主軸を担っており、誇張ではなく「4番の実力を持った選手だけでチームを作った」ようなチームだった気がします。また先のベイスターズ同様に2003年優勝時は投手陣も充実というかエースがずらりと並んでおり、和田選手、杉内選手、新垣選手の三人のルーキーが揃って大活躍して優勝に大きく貢献していました。新垣選手だけはその後のシーズンでは持ち崩しておりますが、何とか今後復活を期待したいところです。
 
3、2009年・WBC日本代表
 仮に歴代で最強と呼べる日本のチームを挙げるとしたら、私はこの2009年のWBC日本代表チームを挙げることにします。各チームから名選手だけを引っ張ってきているのだから多少ずるい気はするものの、チームとしての完成度で言ったらこのチームが一番素晴らしかったと今では思えます。
 参加した選手はお馴染みのイチロー選手を筆頭に松坂選手、ダルビッシュ選手、岩隈選手、田中(マー君さん)選手、青木選手、川崎選手などその後にメジャーリーグでも大活躍する超一流選手たちはもとより、内川選手や小松選手などその後も在籍するチームの柱石となる選手も多く、これほどはずれのない人選はそうないんじゃないかと思える陣容です。
 実際の試合では予選リーグで大活躍した村田選手が怪我で本戦に出られなかったり、ストッパーとして期待された藤川選手が不調でダルビッシュ選手が代わりにストッパーを務めるなど多少のトラブルはあったものの、実際の試合では各選手が文字通り奮戦し、見事優勝にまでこぎつけました。特にイチロー選手に至っては予選から本戦までずっと不調であったものの、最後の大一番である決勝戦の韓国戦では決勝打を放つなど事実上、試合を決めるキーパーソンとなっており、あれだけの不調にもかかわらず使い続けた原監督の采配には頭が下がります。
 なおこの時のWBC大会では投手MVPは松坂選手に挙がりましたが、一番私の印象に残ったのはほかでもなく岩隈投手でした。数試合の登板を見ましたが大舞台でも一切動じず安定した投球を見せ、やはりその実力は抜きんで板という印象を覚えます。松坂選手自身も「真のMVPは岩隈選手」と話していたらしく、その後のメジャーでの活躍を見ても現時点でのナンバーワン日本人投手はやっぱこの人ではと思えてきます。
 最後に蛇足ですが、「マー君さん」こと田中選手はこの時にWBC代表として偉大な先輩たちと共に世界のチームと戦ったというのはその後のキャリアにおいて素晴らしい経験になったのではないかと素人ながら思ってます。また優勝時、藤川選手に「お前、まさひろっていうよりまさおって顔だよな」って言われ、「まさお」と連呼されながらみんなから蹴られたというのも、今思うといい経験だったんじゃないかなとか思ったりします。

4 件のコメント:

  1. 西武ファンの私としては02年のライオンズですかねぇ…。2位に16.5ゲーム差と圧倒的な強さでした。ただ日本シリーズでは巨人に4タテ完敗というのでことさら印象に残っています。尤も巨人も11ゲーム差をつけて優勝と相当な実力があったのですがね。恐らくこの年の西武ファンは90年の巨人ファンの気持ちを知ることになったのは相違なく…。

    二、三気になる点を突っ込んでおきたく思います。

    >>打って、走って、守れての三拍子が見事揃っていた3番の鈴木尚典選手
    う~ん…鈴木選手は確かに打てて、走れる。ただ守備に関しては定評があるとは言い難いのでは。
    ゲームといえば、この時代のパ○プロをやると(いまだにもっている)動きがカクカクしていて「あーこんなんだったかなー」と思い出は美化されることを痛感した次第です。
    私が学生だったころに佐々木投手が大学の文化祭に講演にきてくださったことがあり、一瞬ですが手を触れることができました(真ん中通路近くに座っていたのが幸いしました)。それでも手の大きさ、厚みを感じ取れ「プロの手は違うな」と思ったものです。

    >>和田選手、杉内選手、新垣選手の三人のルーキーが揃って大活躍
    杉内投手は二年目ですね。彼は社会人野球(三菱重工長崎)経由で他二人は大卒ですので。
    そして新人ではないですが、この年のホークスでしたらやはり20勝を上げた斉藤和巳投手の名前は外せませんね。

    >>小松選手などその後も在籍するチームの柱石となる選手
    小松投手は08年に素晴らしい活躍を見せ代表に抜擢されたものの、その後の成績は奮わない…というのが個人的な印象ですねぇ…。何でも成績に伴って愛犬団体に寄付するという活動を行っているそうですが
    2011年は1試合のみの登板であったため寄付金額がわずか1000円に終わってしまい某掲示板でネタにされまくってしまい少々酷だなと思いました。笑ったけど(犬「小松さん助けてよ!」みたいな)。

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    1.  実は2005年のJFK擁する阪神も取り上げようかと思ったのですが、そこそこ面白いチーム構成ながらも2002年の西武同様にロッテに4タテ食らったので見送りました。あの負けっぷりはちょっとなぁ。
       鈴木選手に関してはちょっと持ち上げすぎでした。足が速くて便利だったという印象が強く……。あと杉内選手も、ほかの二人と並んでソフトバンク三羽ガラス(タカなのに……)と呼ばれてたことからてっきりルーキーと勘違いしてました。小松選手については犬のためにも、もうちょっと頑張ってもらいたいですね。

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  2. お久しぶりですm(__)m
    やはりマリーンズファンなので2005年(日本一)と、
    2010年(日本一)と言いたいところですが、
    どうしても完全優勝でないというコンプレックスが、
    拭えないので声高に言えない歯がゆさが正直に言うと、
    ありまして・・・。
    それより、その前1998年の18連敗した年の方が、
    非常に印象深くまた語りだすと長くなってしまうのが、
    根っからのマリーンズファンの特徴でもあります。
    今年はオリックスが好調ですから、
    花園さんはポストシーズンが楽しみですね。
    ちょっと羨ましいですハイ。

    あと前から伺おうと思っていたのですが、
    ニコニコ動画などで見られる新唐人テレビという、
    ニューヨーク発信の反共寄り中国ニュース番組を、
    よく観るのですが、この番組肝心な中国本土では、
    公・裏含めて知られているのでしょうか?

    毎回見ていてなにか不思議な違和感を感じるので、
    そのあたりの状況を伺ってみたいなと。




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    1.  実は2005年は中国に留学していたためロッテの躍進をこの目で見ることが出来なかったんですよ。でもって1998年の18連敗に関しては、何故かロッテファンの同級生が記事が書かれたスポーツしんぶんを黒板に張り付けてました。
       ご質問の新唐人テレビは今まで知らなかったのですが、パッと調べてみたところ「大紀元」という新聞が系列なのかわからないけどどうもニュースソースとして一緒にやってるようです。こちらの大紀元ですがこれもアメリカ本拠の新聞会社で、反中国共産党というのはいいんですけど共産党を批判するため根も葉もないデマを頻繁に流す新聞で、断言しますが全く信用のできない新聞です。たまに日系メディアがここから引用して翻訳記事を出しますが、その場合は日系メディアに知見が足りないと言っても過言でありません。
       大紀元は中国国内でもいくらか認知度がありますが、新唐人テレビはあんまないと思います。悪い意味でこっちで有名な新聞であれば香港の悪名高き「アップルデイリー」で、ここは世界で一番最初に鄧小平の死を報じた(病室のドアから盗撮)所でゴシップも多い分、スクープも物凄い所です。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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