・黒い新幹線、4月29日運行開始 世界最速の芸術鑑賞、乗車は2通り(乗りものニュース)
また本題とは関係ありませんが上のニュースみて、白から黒に機体切り替えたら強奪されるのではと妙に懸念してしまいました。Zガンダムの見過ぎかな。
・「日本が米国の51番目の州に」 自民・丸山氏が発言(TBS)
・自民・丸山和也参院議員の参院憲法審査会での発言詳細(朝日新聞)
そんなわけで本題ですが、今日のこのニュースはリンク先を選ぶのにやや苦労しました。というのもほとんどのメディアがやや見当違いな批判をやらかしてて、問題の本質が見えなくなっていたからです。
結論から述べると丸山議員は辞職するべきだと思うし、自民党もこの際この人を切ってしまった方がいいでしょう。でないとまた何か確実にしでかすだろうし。
事件の詳細は他の報道に譲りますが、大方の報道では「オバマ大統領は黒人で奴隷の子孫」といった発言をあげつらって批判しています。曰く、奴隷という言葉が差別的で同盟国アメリカを馬鹿にしているなどという感じで書かれていますが、この書き方について私は、そもそもオバマ大統領の先祖は黒人奴隷ではなく留学生としてハワイに来たわけだから少なくとも「オバマ大統領が奴隷の子孫」というのは明らかな認識違いで、この一点をとっても見当違いな発言だなと思います。
しかし今回の失言の本質はこの点にあるのではなく、むしろその前の発言にあるでしょう。ちょっと報道メディアの名前を忘れてしまいましたがどっかが一社だけ「むしろ問題はこっちの方だろう」と指摘していましたが、私も同感というか、この奴隷発言の前にある、「例えば、日本が米国の51番目の州になることに、憲法上どのような問題があるのか」という発言の方が腑に落ちません。
発言全文を見る限りですと丸山議員としては日本が米国の一部になれば安全保障は万全になるし、人口比的にも日本人の割合が大きくなるから米国議会の議席も多く取れる上に奴隷出身のオバマ大統領がなれたくらいだから日本人でも大統領になれるかもと言いたいようですが、馬鹿言ってんじゃねぇよこのクソガキがといったところです。アングロサクソンがそんな甘っちょろい展望を許すわけないというのはもとより、日本という国家の独立性を放棄したっていいじゃないかと言わんばかりのこの姿勢を、日本の国会議員が持っているという事実に呆れる限りです。
まぁ、普段から独立放棄をネタみたいに主張している共産党や社民党、山本太郎議員なんかは今更気にしませんし彼らはそういうもんなんだと割り切っていますが。
仮にもし、米国の傘下に入らなければならないほど日本の安全保障が脅かされたり危機的な状況にあるのであればこうした議論は必要でしょうが、果たして今この状況で必要かといったら全く必要性は感じられないし、むしろ日本の独立性をどうやって維持していくかという議論の方が大事でしょう。
こうした点と共に私が個人的に気に入らないのは、この発言が憲法審査会で出てきたことです。発言全文によると日本が米国に併合されるに当たって憲法上、どんな問題があるのかと問うかのようにして発言したそうですが、世界中どこの国で他国に併合されることを想定した憲法、ならびに憲法解釈が存在するのか、逆に私が問いたいほどです。丸山議員の発言の前後まではわかりませんが、内容からしてあまりにも突飛だし恐らく脈絡なく言い出した内容ではないかと思え、断言してもいいですがこうした発言をこんな場所で突然言い出すっていうことは普段から主張したくて仕方がない意見だったのでしょう。言い換えれば日本はアメリカに併合されるべきだという思想を持っていると疑わざるを得ず、仮にそうだとしたら文字通り売国奴以外の何物でもないでしょう。
ちょっと記憶が曖昧で具体的にどんな発言だったか忘れてしまったのですが、丸山議員は以前にもなにか頓珍漢な発言をしたことがあったように思え、確かその時に私はこの人は早く死ぬならなるべく早く死ぬべき人間だろうと思ったことを記憶しています。今回の発言を見る限りだと、あながち間違った判断じゃなかったなと改めて思えました。この手の人間はどうせ反省しないしまたぞろどっかでくだらない発言をすると思われるだけに、分をわきまえ議員を辞めてもらいたいというのが私の個人的な意見です。っていうか本人も好きなようだし、国外追放して米国にでも送るのがベターじゃないかな。
追記
自分と同じく発言の前半部を問題視して取り上げたメディアはデイリースポーツで、コメント主は東国原氏でした。案外しっかりした指摘するなこの人も。
・東国原「謝罪ではすまない」丸山議員発言を徹底糾弾!人種差別より「51番目の州」について(デイリースポーツ)
2 件のコメント:
今週、子供がインフルエンザにかかり家にいて、たまたまワイドショーでこの映像をみてましたが、審査会の時は真っ赤な顔で周囲のどん引きな空気もかまわず、焦点の合ってないような目でベラベラと話し続け、後の釈明?会見では、顔面蒼白、目の焦点も合っていたので、審査会の時は酔ってたのでは?という印象を持ちました。何言っちゃってたんでしょうね。みんな、日本らしさや日本の立ち位置を守るために苦労してるのに。
自分も内容から察するに酔っぱらった状態で言ったんだろうなと思いますが、むしろ酔っぱらっているからこそ本音が出たと見ています。中川昭一を知らんというわけでもないだろうに。
以前にすいかさんは松岡洋右について言及されるなど外交の世界に造詣があると思っていただけに、今回の話はよく理解してくれるのではないかとこの記事書く前から期待がありました。自分は以前に書いた二次大戦時のフィンランドの歴史を見て、独立を守るということはどれほど大変で難しく、崇高であるかをわずかながらも知ることができ、それだけにこの発言は許し難いと感じた次第です。
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