まるで狙いすましたかのように、というより報道を分散させるために敢えて合わせたのでしょうが本日、自民党議員三人がそれぞれ別々に謝罪や訂正会見を行いました。
1、「根拠ない」発言を撤回=除染基準めぐり―丸川環境相(時事通信)
内容については割愛しますが、これは完全に丸川環境相が憶測で物を言ってしまったのが振動だと思われます。もちろん政治家たるもの憶測で物事を言うべきではありませんが、かといって物凄い目くじら立てるべき発言でもないしこうしてすぐに撤回と訂正を行っているのですから、似たようなことを繰り返さない限りは気にしなくてもいいのではというのが私の意見です。
2、宮崎衆院議員が辞職願=16日に許可、4月補選へ(時事通信)
育休取っておきながら不倫をしてしまっただけに、これは本当に言い逃れのない行為なだけに議員辞職することも仕方ないでしょう。恐らくこの辞職は本人の申し出というより自民党執行部によって引導を渡されたものかと思われますが、評価すべきは自民執行部の迅速な対応ぶりで、先日の甘利前経済産業相の辞任といい危機管理が以前と比べて格段によくなっております。
逆にというかこの宮崎議員の辞職によって逆大手をかけられたのが民主党、もとい細野議員でしょう。ネット上でも盛んに指摘されていますが細野議員はかつて山本モナ氏と路上でチューしているのを激写されており、自民は責任取って辞めたのに細野議員は何故なにもしないんだという構図が出来上がってしまったわけです。まぁ路上でチューする時点で危機管理はあってないようなもんですけど。
3、恣意的運用を否定=電波停止命令言及で―高市総務相(時事通信)
これも細かい事実内容は割愛しますが、本当はもっと議論を深めるべきニュースはこっちの方だと思えるだけに扱いの小ささにやや不満を覚えます。
論点となった政治的公平性ですがこれは誰かによって決められるものではないだけにこれを理由として挙げること自体ばかげています。しかし、「あからさまな捏造や印象操作を加えた放送」であれば話は別で、これに関してはむしろ今より厳しくして明確な処罰規定などを今のうちに盛り込むべきではないかとかねがね私は主張しています。
特に最近はネットを中心に検証が進められていますが街角での街頭インタビューに同じ人物、もとい劇団員が何度も出てきていることは有名ですし、また討論番組でも明らかに偏った人選のされ方や翻訳字幕の改変なども現実に起きており、こうした行為は誰がどう見ても事実を捻じ曲げる行為であるだけにそれこそ一週間など期間を定めた停波処罰などで規制すべきでしょう。
こうした事実報道とともに、放送倫理面でもやっぱり処罰が無ければテレビ局は反省しないなと思う節があります。どこか絡めて報道するかなと思っていたらどこもやらなかったので個人的に非常に残念だったのですが、この高市総務相の停波発言があった同日、TBSの音声掛がマラソンコースに乱入するというとんでもない暴挙をやらかしております。TBSは以前にも男子ゴルフの石川遼選手が出場したツアー中にゴルフカートで観客を轢くという有り得ない事故を引き起こしており、報道機関としてあるまじき行為を繰り返すなどまるで反省する態度が見られません。
こうした放送局に対してBPOは注意するだけで何も制裁は加えておらず、もはや自浄作用は期待できないのではと私は見ています。報道機関を過剰に縛ることはもちろん反対ですが、かといって野放しにしたまま公共の利益を損害させるなど以ての外であって、こうした方面の規制議論が今後盛り上がればと陰ながら祈ってます。
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