2016年2月15日月曜日

シャープのターニングポイント

安倍首相が衝撃の告白! 昭恵夫人にペット用サプリを飲ませてた… ペットフードへの軽減税率適用めぐり応酬(産経新聞)

 ここ数年の政治家の発言の中で一番衝撃的な発言でした。安倍首相もトークが上手くなったもんだ。

シャープ再建は、もう手遅れ 失われた4年間の愚策 (ダイヤモンド)

 本題に移りますが普段はけったくそに馬鹿にしているダイヤモンドの記事ですが、上記リンク先の記事はなかなか良く書けているというかほかの経済記者が書かない部分まできちんと踏み込んでいて読ませられました。書かれている内容としては直接読んでもらった方が早いですが、私が従来から主張しているように「今のシャープには守るべき技術など既に存在しない」ということと、社運を賭けたターニングポイントは4年前の2012年だったというのを中心にして書かれており、自分の主張に近いということも大きいでしょうがこのところのシャープ関連の記事では一番よく正鵠を射た内容のように思えます。

 後者の内容について筆者の主張としては、2012年春の時点でシャープは自力再生が不可能だとはっきりわかっていたと踏まえ、その段階でどうしてホンハイ精密とより深い提携をしなかったのか、または銀行からの融資を得て抜本的な改革に取り組めなかったのかが問題となり、結果的にこの4年間は金と時間の空費にしかならなかったと切って捨てています。中々厳しい意見ですが私にもその通りに思え、特に当時はシャープだけでなくパナソニックとソニーも数千億円単位の巨額赤字をこさえましたが両社ともに文字通り血肉を削る抜本的な改革を実施して現在では見事に黒字回復を遂げております。それこそただ単に、「技術力の差」があっただけかもしれませんが、同じ業種で同時期に赤字をしていただけに、「経営力の差」の方がこの4年間ではっきり出たというのが私の見方です。
 にしても、パナはともかくソニーはよく巻き返したな。

 逆の視点で言うならば、シャープは4年前に何をすべきだったのでしょうか。これははっきりしているというか当時の時点で多分誰でもわかったはずでしょうが、当初の計画通りにホンハイとシャープ本社できっちり提携するか、液晶部門を売り払うかの二択、要するに今シャープが天秤にかけているホンハイ案と産業再生機構案のどちらかだったということです。付け加えるなら、太陽電池部門ももう市場が傾いていたし切り離して売却することも条件と言えそうですが。
 結局のところ、とにもかくにも決断が遅かったに尽きるでしょう。4年前に実行すべき案を今更実行するよりも、4年前に実行した方がいいに決まっています。しかも4年前のホンハイとの提携交渉時、シャープはホンハイに対して市場価格より明らかに割高な金額で株式出資を求めましたが、余所の会社とは言えなんて横柄な態度だと内心思いました。折角金出してくれるというのに悪条件を求めるなんて何考えてるのか本気で意味分かりませんでしたが、結局それで揉めて堺工場のみの出資にとどまって現在に至ったわけです。

 よく自分はせっかちで決断を焦りやすいと言われますが、私に言わせれば日本人は全体的に決断が遅すぎるというか決断に当たってスピードの価値を全く省みないところがある気がします。もちろん決断に当たってじっくり熟考できるに越したことはありませんが、早ければ早い方がいい決断の方が世の中確実に多いです。また決断が早ければ早いほどその決断が間違っていた際に引き返す時間的余裕も得られますが、日本の場合だと散々決断を先延ばしにして結局身動き取れなくなる会社が多過ぎます。だから自分も、焦りすぎだと言われても日本人から言われる分には気にも留めません。
 最後に決断の速い会社として私の中で上がってくるのは、ユニクロ、日立、富士フイルムの三社です。この三社は構造改革の決断が半端なく早過ぎて、こういってはなんですがあまり日系企業らしくないなぁとすら思います。

  おまけ
 私は三国志マニアですが、三国志マニアなら「横柄」という言葉を聞いてすぐ「王平」という武将が目に浮かんできて、同様に身体測定で「胸囲」という項目を見ると即座に「伯約」という字がでてこないといろいろ駄目でしょう。

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