・五輪エンブレム仕切り直しの最終4候補発表 1作は「敗者復活」(スポニチアネックス)
前代未聞のパクリ騒動から約半年、2020年東京五輪エンブレムの最終候補四作が一般向けに公開されました。あんまりほかのサイトとかでこれらの候補への感想を見ないので、もといとっとと今日の記事まとめておきたいので私個人の感想を試しに乗っけてみようかと思います。
結論から言うと、もっとマシな候補はなかったのか、という一言に尽きます。(個人の感想です)
一つ一つコメントしていくとまず左上、一見してクリスマスのオーナメントかいなと見間違えました。色使いもそれほど工夫を感じないし、日本らしさも東京らしさも、それどころかオリンピックらしさすらも全く感じられません。右の奴なんか一瞬、「闘牛?」とも思ったし。
次に左下のモデルについては、「なにこのエグザイル?」でした。古い言葉でいうならマトリックス的な。真面目な話に切り替えると五輪エンブレムにしてはやや複雑すぎるデザインに感じられ、もう少しシンプルなものを選択すべきであるような気がします。もっともそれ以上に、左上同様に日本らしさも東京らしさもないのですが、オリンピックらしさは一応色使いでカバーはされてるものの。
右上のデザインはシンプルな点はまだいいものの、実は一番この候補の中で「まずいんじゃないの?」と思った候補です。具体的に何がまずいのかというと左のエンブレムが「白抜き赤丸」という点で、考えすぎかもしれませんがまるで日本国旗から中身をくりぬいたかのようなデザインに一瞬見えました。女子高生風に言うと、なんていうか「国家安康」的な、家康マジ激おこぷんぷん丸だよ。
むしろ逆に、白抜きをやめて国旗と同じく背景白の赤丸にして、右上の円周部のみ今のデザイン同様に複数の色でウェーブをつけていたら大満足で文句なしのデザインでした。こういう修正にするのなら諸手を上げて賛成なのですが。
最後右下。好き勝手に言うと、「なめとんか?」って思いました。左側は一見して朝顔にしか見えず、なんで桜や菊を差し置いて朝顔を日本の東京五輪に使おうとしたのか、でもって何故こんなのが最終候補に残るんだと一見してたくさんの疑問が浮き出てきました。なお東京都のシンボル花はソメイヨシノです。
この右下に関しては右側のデザインも疑問で、これも一見してサッカーボールにしか見えず、ワールドカップとかと勘違いしたのかと疑いました。両方とも何故こんなものをオリンピックに、しかも日本のイベントに使おうとするのか、もしかしたら右側のサッカーボールは毬をイメージしたのかもしれませんけど、根本から日本らしさを叩き落としたかのようなデザインに思えてなりません。二度目ですが、何故これが候補に残ったんだろう。
四つともに言えることとして一見して、「あ、日本だ」と思うような日本らしさの要素が致命的なまでに欠けているような気がしてなりません。右上のデザインはテコ入れすればグッとよくなる要素があるのと、白抜きとはいえ赤い円であるため日本とイメージしやすいこともあってこの中では一番いいと思います。
にしたって、もっといい候補とかもあると思うんですけどね。別にこれだけに限るわけじゃないけど、日本のデザイン業界とかほんと大丈夫なの?
0 件のコメント:
コメントを投稿