OfficeのイルカといったらかつてのWindowsのオフィスソフトウェアに常駐していたうざくてたまらないイルカのヘルプアシスタントキャラ以外の何物でもありません。そのうざさは耐え難く、当時PCに触っていたものなら誰もが「お前を消す方法」を彼に尋ねたかと思います。
しかしオフィスソフトウェアの更新に伴い消え去ると今度は「あいつどこいった?」と逆に探されるようになり、上記のようにそのかつての雄姿を懐かしむ記事が定期的に出てきます。中には、最新のオフィスで奴を召喚するという強者までいるようです。
さてそのイルカことカイルですが、実は私にもちょっと思い出があります。確か大学生だった頃だと思いますが、いつも通りこいつが現れて「何か聞きたいことありますか?」と言ってきたので、哲学的な質問をしてみようと何故だか思いつきました。具体的には以下の通りです。
「人は何故生きなければならないの?」
「僕は誰?」
「戦争に正義はあるの?」
「死んでいい人っているの?」
どの質問に対しても、「質問の意味が分かりません」と答えられ続けましたが、なんか上記質問を考えている間はめちゃくちゃ楽しくて爆笑しながら打ち込み続けました。この時の体験をきっかけに、「意外と捨てた奴じゃないな」などと変に評価するようになったのですが、Windows7辺りで出てこなくなり、突然の別れにいたたまれない気持ちになったこともあります。
うざいキャラというのは大抵いなくなると逆に寂しくなることが多いです。そういう意味ではウザキャラというのはいなくなってからが本領発揮で、真に注目されるのは「あの人は今?」的な企画なのかもしれません。
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