やはり非日本ブランドの靴だと横幅がやや狭く感じるだけに中国ではいつもアシックスの靴を買ってますが、前回600元くらいの靴にしたらこれが非常によく、満足度が高くて2年くらい問題なく履けたので、今回は450元(クーポン使ってさらに20元引き)の靴を買いましたが、前まで1元=18元だったのが今は1元=20円なので、日本円換算するとえらい高い靴を自分は買ってるんだとビビりました。まぁ長く履けるんだから費用対効果は悪くないはず(;´・ω・)
それで本題ですが、飽きっぽくてほぼ2年ごとに勤務先を変えていた自分ですが、今の会社は珍しく長くもち、現在すでに満6年も在籍しています。この在籍期間について友人にも「あり得なくね?」と言っているものの、「人として当然のことだよ(´・ω・)」と回答されるなどあまり誉めてもらえないのですが、そこそこ長くいるだけあって、業務関連で中国人スタッフの知り合いも増え、仕事中にあれこれ相談を受けるようになっています。
自分が今いる会社ですが中国ではブランド価値が高く、在籍している中国人社員に関しては間違いなくエリートと呼んでいい人材しかいません。で、実際そんなエリート中国人と仕事していて思うのは、本当にこの人ら優秀だなぁという一言に尽きます。
基本的にどの人も英語は当たり前のように使うし、日本語もこっちがビビるくらい敬語をきちんと織り交ぜたメールを送ってくることがあります。また単純に体力も豊富で、夜中とかに次の仕事の打ち合わせメールとかも送るくらい稼働時間が長いです。もっとも始業時間はあんまきちんと守らないところありますが。
中でもある部署で自分が最優秀だとかねてから評価している中国人社員に至っては、こっちがギリギリ断れない量の業務量で仕事を的確に割り振ってきて、無茶振りはするもののうまいことこちらを動かす限度というのもびっくりするくらい把握して振ってきます。実際にその部署の人に聞いたらやばいくらい優秀らしく、この人がいるかいないかで支店とか業務量が変わってくるとすら言われています。
やはり中国人は人数が多いだけに競争が激しく、その上澄みとなるエリートの質で言ったらやっぱり日本よりも上なのではないかという気がします。ただ現場を担当する日本人社員に話を聞いてみると、中国人エリートは優秀な人とそうでない人の差が激しく、反対に日本人エリートは中間くらいにびっしり集まっているところがあるので、集団で見たらそこまで差はないとも言っていました。
ただ個人レベルで最優秀な人材で見たら、やはり中国人エリートの方が際立っているとのことで、自分もこの見方に同感しています。
割と日本人、特に製造業で中国に係る人は中国人の資質を舐めてかかる人もいますが、優秀なエリート層を見ていない一面的な見方じゃないかと内心思っています。もっともそれを言ったら日本も同じで、中小企業なんかは人材がいなさ過ぎて井の中の蛙なお山の大将になっている人が溢れているだけに、もっと世の中見て、自分の立場というか実力をしっかり把握しろよと言いたくなる人も多いです。
この辺、端的に言ってしまえば直接見たことがある最優秀な人がその人の上限になってしまうので、若いうちに非常に優秀な人に出会えなかった人ほど狭い視野になりがちだと思います。
6 件のコメント:
優秀な人物に出会ったときは蜀漢の政治家 董允 のような気分になります。
彼は、費禕の後任として尚書令になりました。董允は朝から晩まで一日中
仕事をしていましたがそれでも、仕事の量が多すぎてこなせませんでした。
費禕はプライベートを充実させながら同じだけの仕事をこなしていました。
董允は「人の能力というものはここまで大きな差があるのか」と嘆いた
そうです。董允も諸葛孔明が後事を託した人物の一人なので決して無能
な人間ではないのですが。
董允とはまた三国志マニアが喜びそうな名前を挙げてくれますね(^ω^)
The謙虚マン的な人物ですが、彼がいた間は黄皓も自由にできなかったと言われるだけに、蜀漢の屋台骨でしたね。彼の場合、自分の限界を悟りつつ、その範囲で着実に物事に取り組むという点で文官の鑑です。
もっともその董允が仰ぎ見た費禕も姜維に対し、「丞相(諸葛亮)が成し得なかった北伐を我らだけで達成するのは不可能だ」と話しているあたり、彼も謙虚な心とともに自分の限界をしっかり把握していた人物だと伺えます。
中国人エリートの話からはズレるかもしれませんが、外資に居る人たちは無茶苦茶優秀で「私がここに居てもいいのか?」って気分になります。
基本的に外資系企業からしたら現地で雇う人材は永久雇用はそこまで考えておらず、傭兵としてみており、雇われる側も傭兵気分でやってくるので、自然と実力主義的になりやすいですね。自分も傭兵気分で長らくやってますが、中には「伝説の傭兵」的な人がやっぱいますね。
逆に優秀な人しか知らないと、そうでない人のコントロールの仕方とか、困っていることとかを把握しにくいという欠点がありますね。今の日本の官僚は小さい頃からエリートのレールを通ってきてるので、福祉や教育が欠けている層が想像上のの存在になってしまっています。
ベンチャー企業の経営者なんかも同様で、創業期は優秀な同志だけでやってきたのが大きくなってスタッフが増えるとコントロールできなくなることが多いです。
若い頃から広い層を知るのが良いんでしょうね。
いやもうほんといつもいいところを突いてくれるというか、逆もまた然りなんですよね。実際自分の周りでも大企業しか経験していない人が、如何に中小企業のダメな人たちのことを説明しても「そんな人間この世にいるの(。´・ω・)?」とマジな顔して言ってきます。多分他の会社移ったら苦労することしょう。
おっしゃる通りに上も知る、下も知るで、バランスをしっかり取った認識を持つのが、意外と社会人には馬鹿にできないほど重要なところだと思います。
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