ページ

2023年7月3日月曜日

豊かさとは何か?

 先ほど小腹が空いたのでコンビニにかっぱえびせん買いに行って、風呂上がりに買っておいたカルピスとともに食べました。夕食はうどんとウインナーを茹でただけとやや少なかったものの、なんかやけに食欲高いので風邪ひく前なのかもしれません。
 上記のような状況ですが、学生時代の自分からしたら絶対にありえない行動でした。学生の頃は本当に金がなく、晩飯はキムチとみそ汁とごはん2合が当たり前で、夜中におなかすいてもお金ないから何か買いに行くとかいう選択肢はあり得ませんでした。そんな当時をしのぶにつれ、自分も無駄に贅沢になったなと思うとともに、金銭的余裕があることにいくらかの幸福感を覚えます。仮に豊かさで見れば、学生時代の私は量産型ザクⅡ(J型)程度に対し、今の私はハイザック並みに、見かけは同じでも中身は全然違うくらいハイグレードでしょう。

 というところまで考えたところで、そもそも豊かさとは何ぞやというよくある哲学的議論を思い出しました。この議論というか問いに対する答えは自分の中でははっきりしていて「比較なしに有意を感じるものがあるか」に尽きます。
 基本的に人間の行動は、食事など生存欲求に直結するものを除けば、ほぼすべて「他人に対し優越感を覚える」目的で行われると考えています。いい就職先とか他の競合者より優れた技術を示せる趣味など、ほかの奴より俺の方が凄いと感じるために行われる行動が9割くらいじゃないかと内心考えています。でもってそういう秀でた能力がない人間ほど、阿Qじゃないけど心の中で他人を見下したりする行為に走ったりする気がします。

 それに対し、他人より劣っていようが優れていようが気にせず、延々とやり続ける趣味なり嗜好がある人間ほど、人間としては豊かなんじゃないかと思います。ゲームでも盆栽でもスポーツでも食べ物でもいいですが、比較が介在するにしても一切気にせず、継続し続けられるものがあればきっと豊かな人間だと思いますし、立派だと私は考えます。そうしたものがどれだけあるか、それが人としての豊かさに直結するのではと思う次第です。

 なお金銭的豊かさに関しては、やはり限界があるというか、金持ちほど幸福感が低いという統計結果が人種や文化に関係なく出ています。完全に否定こそいないものの、やはり金銭的豊かさこそ比較優越を感じる最たる基準であるだけに、心や気持ちの豊かさとしては一定基準に到達すると充足しきれない価値観だと思います。まぁお金はあるに越したことないですが。

 そういう意味では幸福感がほかの国と相対的に低いと言われる日本人は、もっと趣味とかを充実させる社会にした方がいいのでしょうが、そうした意識を持っている政治家がどれだけいることやら。まぁ撮り鉄は周囲にいたら面倒だと思うけど。

2 件のコメント:

片倉(焼くとタイプ さんのコメント...

そのハイザックにも欠点があります。 有名な欠点は ビームライフルとビームサーベルの併用が出来ない点です。 まるで 契約アンペア数が低いため 家電を同時稼働させるとブレーカーが落ちる低価格賃貸物件のようです。 それ以外にもデザイン上の欠点があります。ハイザックの脇から上腕には動力パイプがあるのですが、その動力パイプのせいで腕の可動範囲が狭くなります。アニメなら 二次元の嘘で腕を自由に動かす事が出来ますが、立体物のプラモではそうはいきません。マスターグレードのハイザックは 元のデザインを忠実に再現したため、腕の可動範囲が狭くなります。 無理に腕を動かそうとすると動力パイプが千切れる危険性があります。 今までハイザックの欠点を延々と述べてきましたが、私はハイザックのデザインは好きです。何より 地球連邦軍がジオンの象徴であるザクを運用している=1年戦争の後ジオンが地球連邦の支配下に入ったことが一目でわかる演出だからです。

花園祐 さんのコメント...

 ハイザックのプラモは腕があんま可動しないのか(;´・ω・)
 ジ・Oを始め秀逸なデザインぞろいのZガンダムですが、手堅いながら素晴らしい設計といえるのはやはりハイザックだと自分も思います。見慣れたザクのデザインながら必要なところをリファインし、残すべきところは原型をしっかり残していて、Zが初代の続編であるということを強く意識させられる外観に見事に仕上げられているような気がして、自分もかなり評価しています。まぁ最高のデザインはアッシマーでゆるぎないですが。
 なお今回の旧ザクとハイザックのたとえは「少女戦記」の作者が以前に、「見かけはほとんど同じでも中身は別物」のたとえとして使っていて、めっちゃええと思って今回初めて使用しましたが、やはり刺さる人には刺さるし、自分自身でも使い勝手が凄くいいと思うので今後も使い続けることでしょう。