ページ

2024年5月26日日曜日

国松長官狙撃事件の自称犯人の逝去

警察庁長官銃撃「自白」の男死亡 中村泰受刑者、別事件で服役中(時事ドットコム)

 前略、1995年に起きた国松長官の狙撃事件だと自称していた中村泰が獄中で病死したそうです。この人物については以前、事件を捜査していた元警察の方の手記を読んだことがあり、その内容から判断するに私もこの事件の新犯人は彼だったと思います。

 当時、オウム事件で世の中が大騒ぎとなった中で起きたこの事件ですが、警察は捜査かく乱を狙ったオウムによる犯行だとにらみ、またオウム真理教信者である警官から自白を得たとして彼を逮捕するもまともな証拠は出ず、結局その自白した警官も嫌疑なしで放して時効を迎えています。
 その時効時に警察は、やはり犯人はオウム関係者であると思っていると記者会見で述べましたが、確たる証拠もないのに憶測をあのような形で述べるのは、オウムに肩入れするつもりこそないものの、公平性に明らかに欠けた発言であり現在においても強く疑問視しています。

 話を中村泰に戻すと、彼の場合は米国で射撃訓練を受け、また極端な国粋主義者で警察関係者をつけ狙う動機もさることながら、彼の逃走時にいた協力者がほぼはっきり割れている点から言っても、彼が犯人であると私には思います。その逃走ルートも犯人のみにしか知れない情報が多く、ややうのみにし過ぎとも思いますが十分立証の根拠足るのではないかと思っていました。
 しかし自白さえとれば何でも立件して冤罪を何度も引き起こす日本警察のくせして、何故かこの事件は犯人が自白しているにもかかわらず立件が見送られています。そのりゆつ押しては時効以前に、一度オウムだと見立てた筋から外れる、要するにあてずっぽうな捜査を当初していたことを認めたくないが故の結果じゃないかと考えています。だとすれば呆れるばかりで、こうした体質についてはもっと警察を担当する国務大臣とかがもう少し手を入れてもいいじゃないかと思います。

 なお以前にもネタにしていますが、狙撃された国松長官はコルトパイソンの弾を数発受けながらも無事生還しており、バイオハザードのタイラントよりも強いのではないかと騒がれました。まだご存命とのことで、生命力に関してはマジビビるくらいすごいと私も思います(;´・ω・)

2 件のコメント:

上海熊 さんのコメント...

確かにオウムだったらわざわざ警察を刺激させる様なことやりませんよね。

個人的にはわざわざ東大行って何やってんの、という感想しかありませんが。

花園祐 さんのコメント...

 元々、地下鉄サリン事件自体が警察の捜査混乱目的で行っており、そこへさらに警察長官を狙撃して刺激するようなことを計画するというのは、いくら何でもそうはならないでしょう。それならまだ創価学会とか敵対勢力を攻撃して目をそらそうとする方が自分としては理解できます。
 昔、なんでオウムにあんなエリートが集まったのかを研究しようかなと思いましたが、実際に研究始める前に主だった実行犯の死刑も執行され、何となく機会逃した感じです。