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2025年1月2日木曜日

2025年に台湾有事は起こるか?

 自分の自称専門が国際政治であることを忘れそうになるのでまた誰も離していないと思うトピックとして、2025年に台湾有事は起こるかについて書こうと思います。結論から言えば確率は依然低いものの、2024年と比べるならその確率は確実に上昇していると考えています。

 こう考える根拠は何といっても韓国です。これまでの韓国ユン政権は日米との協調路線を強く出し、これは中国にとっても大きな抑止力になっていたと私は見ています。というか中国の海軍拠点のある山東省との距離を考えても、韓国の姿勢が中国の軍事行動に対する大きな抑止力足り得ると前から考えています。
 そのユン大統領は先の戒厳令失敗により近いうちに失脚することはほぼ確実で、次に北朝鮮、中国寄りの姿勢を見せる現野党が政権を取ることもほぼ確実でしょう。折も折で米国では今年、在韓米軍の費用についてかねてから文句言ってたトランプ政権が発足するだけに、新たな韓国大統領が米軍撤退を打ち出す、またはそこまでいかなくても縮小や活動制限を出すことで、中国側としては東シナ海での活動がしやすくなるのではないかと思うわけです。

 これらを踏まえると、少なくとも去年に比べれば中国が軍事行動を起こしやすい環境は出来つつあるように思えます。もっとも実際にやろうとなるとロシアみたいに準備なしでいきなりやるアホはそう相違ないと思うので、実際の準備にはいろいろ手間がかかることを考えたらまだまだ準備不足な段階に見え、実際やる確率はまだ低いというのが自分の見方です。
 とはいえこの手のものは起こるときには起こるものであり、いつ何時に起きようが対応できる対策を日ごろから準備しておくのが吉ともいえます。特に日本としては台湾有事が起きた際にどこまで介入するのか、もっと国民的議論を深めるべきでしょう。

 実際に自衛隊を台湾防衛のために派遣することは憲法上でも厳しいし、世論も許さないためこちらは度外視していいと思います。論点となるのは台湾に対しどこまで支援するかで、仮に今のウクライナみたく膠着状態になった場合の行動くらいは決めておいた方がいいでしょう。
 具体的には新兵の訓練地を日本国内で用意する、傷病兵の治療を日本で行うなどのオプションが挙げられますが、この二つくらいは日本も受け入れるべきじゃないかと個人的には思います。それ以上に日本に求められる役割としては難民の受け入れで、戦火から逃れてきた人たちや亡命を望む人たちをどう受け入れるか、この点をもっと考えるべきでしょう。

 仮に受け入れるとしたら距離的にも、またTSMCが拠点を作っていることもあり、九州地方がやはり適切であるように思います。であれば今のうちに港湾や鉄道といったインフラを、九州で整えておくことは、台湾有事に対する対策としてなり得るのではないかとも思えます。真面目に避難物資の備蓄などは、九州でやっておいた方がいい気がします。

 その上で考えなければいけないのは、日本国内にも戦火が広がった場合はどうするのかという点です。特に私が懸念しているのは尖閣諸島で、台湾有事のどさくさに紛れて「台湾省の一部だ」と言って中国軍が尖閣諸島を占領してくる可能性があると睨んでいます。
 こうした事態に備えるため、中国軍艦を入れさせない海上封鎖網や封鎖計画、そして艦船などもあらかじめ計画しておくことはもとより、実際に火ぶたが切られる場合、どこまで軍事行動を起こし、また防衛するのかも、国民の間でもある程度意識というか覚悟を持つべきじゃないかと思います。

 もし可能ならば、個人的には九州、沖縄地方のどこかの離島にイージス・アショアを築けないものかと考えています。エースコンバットやってこいつの恐ろしさが初めてわかりましたが、射程に入るとどんどんミサイル撃ってくるし、腹立つから落としてやろうとミサイル撃ちこんでもCIWSでバスバスミサイル防がれるだけに、秘密裏にどこかの離島にこれ設置できれば実際の開戦時にかなり中国側の計画を崩せるような気がします。

 イージス・アショアがだめならば、やはり一番用意しておきたいのはアッシマーとハイゴッグでしょう。空と海からこの二機種で攻撃かければどんな敵だって一網打尽にできるように思え、日本は次期戦闘機よりも次期モビルスーツの開発にもっと力を入れるべきでしょう。真面目に「ギレンの野望」ではハイゴッグがあれば世界の海を支配できたし(´・ω・)

2025年1月1日水曜日

シミュレーションゲームはマジだれる

 中国の年末年始は元旦が1日休みとなるだけで、実際昨日は私も普通に勤務してました。なので特別感もないですが、今日がお休みとなるので昨夜は夜遅くまで「キングダム&キャッスル」という中世不運街づくりシミュレーションを久々に引っ張り出して遊んでいました。

 このゲームはシムシティみたく街を作って人口を増やしていくのが目的のゲームで、なんだかんだ言いつつ結構楽しめました、最初は。昔買って1回遊んだところ何故かやらなくなり、もう一回やってみたくなって今回引っ張り出しましたが、最初の数時間はめちゃ楽しかったけど、大体人口が1000人を超えたあたりからだるくなり、今日は一切起動せず、作りかけのF-22ラプターのプラモのシール貼りをすることとなりました。

 一体何故だれるのかというと、序盤から中盤にかけては人口を増やしながらインフラを整え、同時に金策をして大型施設を作ったりしなければならないのですが、後半に入るとそれまでやってきたことを繰り返すだけになるというか、住宅を作って周辺に市場や井戸を作ることの繰り返しとなり、何ら新鮮な要素がなくなってきます。敵の襲撃アリにすれば城壁とか防衛施設も作る必要が出てくるものの、それはそれでめんどいというかあまり考えたくない要素で、なんていうかここでこのゲームに対する情熱が尽きました。

 この「キングダム&キャッスル」に限らず、シミュレーションゲームというのは後半にだれる、というか行動に制限のある序盤が一番楽しいというのは割かし共通します。カイロソフトのゲーム会社を運営するゲームでも、最初はどのハードにソフトを出すとか、どの従業員を雇うかでいろいろ悩むし、細かな指示が必要となりますが、ある程度会社大きくなるといい加減な指示でも問題なく収益出るし、人材も育っているからプロット適当でもゲームが売れるようになり、つまんなくなってきました。
 ちなみにゲーム名を自由に決められるのでいつも、「みだらな~」というタイトルで、「みだらなテトリス」、「みだらなファイター2」というゲームを作ってました。

 この後半にだれるというシミュレーションゲームで特に顕著なのが戦国シミュレーションこと信長の野望や三国志で、大体半分近くの領土を獲得すると後は消化試合となり、なんだか弱い者いじめしているようで作業感の強いゲーム展開となっていきます。
 唯一の例外が「信長の野望 天翔記」で、これはプレイヤーが出せる行動の指示数が制限されているため、最初は全領土に細かな指示を出せるけど、勢力が拡大すると指示が追い付かなくなるため、ある一定の段階で特定の領土の管理を選抜した武将を軍団長にして委任させる必要があります。このシステムがなかなか曲者で、優秀な武将ほど裏切りやすく、裏切られたら領土や物資どころかその配下武将ごと寝返るので、後半においても気の抜けない展開が続きました。

 この「天翔記」のシステムですが地味に会社の一般従業員と管理職のように、前半と後半でやる業務の内容が全く異なる点で共通しています。前半は目の前の課題をひたすら処理し、後半は勢力の方針を作って各スタッフに伝達してやらせるという運営業務が主となり、こうした「やることの変化」が後半にだれない大きな要素になってたと思います。
 もっとも、「ギレンの野望」シリーズのように敵を追い込めば追い込むほど、CPU勢力の資金力や開発力が増して反撃が激しくなるというシステムでも、やることは同じでも最後まで気が抜けなくなるためだれることはなくなりますが。

 そういう意味では後半にどうスパイスを利かせるかが、シミュレーションゲームの最終的な評価というか面白さにつながってくるのではないかと思えます。この辺考えて今度買うゲームを決めよ。