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2025年12月31日水曜日

男子中学生の冬休みみたいな日


 上の写真は先週日曜に作ったアオシマの楽プラ版ハスラーです。接着剤不要の楽プラはこれが作るの初めてでしたが、1時間でシール貼りまで終わるなど簡単に組める上、思ってた以上にプロポーション悪くなくて少し驚きました。シールの見せ方でこんな風にできるのかと思うし、特にタイヤの質感なんかゴムパーツでないのにこんな具合に良くて、アオシマ見直しました。
 そんなこの日、ハスラーを作った以外は年末セールで購入した「地球防衛軍6」をほぼ1日中遊んでて、なんか中学生の冬休みみたいな過ごし方をしてました。あまりにもやり過ぎたせいで月曜日は若干頭が痛くなるほどでした。まぁ別にこの日に限るわけじゃないけど。

 そんな男子中学生の冬休みに関して自分の体験を思い起こすと、個人的に強く記憶に残っているのは1998年の年末です。この年、クリスマスだからと買ってもらったのがプレイステーションで出ていた逆襲のシャアのゲームでした。
 このゲームの前作にあたるΖガンダムのゲームが面白くてきっとこの逆襲のシャアも面白いに違いないと思ってワクワクドキドキで開封してみたものの、前作と比べて機体が小さくなったうえにアクションがしょぼくなり、また登場機体も何故か1年戦争時のガンダムやジオングが出てくるくせにジェガンやギラドーガは使えないなど選定がおかしかったです。ゲーム性も深みがなく、開始から数時間でコンプリートしてしまい「何故これを買ってしまったのだろう(´・ω・)」と自問自答する羽目になりました。上のリンク先の評価は凡作ですが、ぶっちゃけクソゲーと呼ばれても仕方ない気がする。

 そんな感じで冬休み開始早々にがっかりスタートを切ったのですが、代わりに何か遊べるゲームはないかと中古ゲームやを回った際、「あ、これこんな安いんだ」と目をとめたのが、バイオハザード2でした。
 バイオ2は同じ98年の1月に発売されていたのでちょうどこの時が発売から約1年という時期だったのですが、人気作ということもあり中古の出回りがよく、確か当時の中古価格は2000円を切っていたと思います。元々バイオは1の頃から注目していたもののそれまで手を出すことはなく、価格も安いしせっかくだからとこの時に初めて購入して遊んでみたのですが、想像以上に面白くて休み中に何度も繰り返し遊んでいました。

 今思うとバイオ2の良かった点は、クリアまで約3時間と比較的短いものの、裏ステージもあって何度も周回できるという要素がでかかった気がします。早くクリアすればおまけ武器も使えるようになるし、敢えて攻略法を変えてプレイすることもできて、元々のゲーム性も高かったこともあり非常にはまってこの年の冬休みは非常に楽しかったのをよく覚えています。
 でもって冬休み明けには学校の友人に「バイオ2おもろいで(´・ω・)」と言って貸してあげたらほかのみんなも結構はまって盛り上がってました。

 ちなみに翌年の99年末から00年初めの冬休みは、みんなで集まって冬休みの宿題をやろうって話になって集まったものの、途中まで作業していたのは自分一人だけで、結局ほかの全員が自分の成果をコピーするだけで自分は一切得をしなかったのもよく覚えています。あんまり中学、高校時代は楽しい思い出がないものの、それなりに中学生らしい生活してたなという気がしないでもありません。

2025年12月29日月曜日

ハンチョウの誕生日とサンジャシントの戦いの日と……

 例のDMMの電子書籍セール3週目ということもあって昨日また本を一気買いしたのですが、今回はひょんなことで知った山田芳裕氏の「大正野郎」が入ってたりします。このほかに「1日外出録ハンチョウ」の最新刊にあたる21巻も入っているのですが、この漫画は以前の方がギャグに切れ味もあったしややマンネリ化を感じるため最新刊が出てもすぐに買わず、よっぽどほかに読む漫画ない時や、こうしたセールの時にたまに買うくらいのペースになっており、この時期の購入となりました。

 それでこの巻に入ってる話ですが、主人公の班長こと大槻の誕生日を祝うためその取り巻きがサプライズを仕掛ける話が入っており、この話によると大槻の誕生日は4月21日とされており、この日付にちょっと驚きました。というのも自分の誕生日と丸被りしており、「え、俺って同じ誕生日なの(;´・ω・)」という具合に素直に喜べないサプライズを受ける羽目となりました。
 ちなみにこれまでこの誕生日を紹介するといはよく「エリザベス2世と同じ誕生日」と紹介してましたが、当人が物故されたため最近はこの文句が使えなくなっています。

 こんな具合に思わぬ偶然に驚いた後、その後一緒に買った「ナポレオン」でおなじみの長谷川哲也氏の最新作にあたる「ドッグ・タイムズ」という漫画を読んでました。この漫画は作者も「なんか『時の行者』っぽい」と自分で言うほどですが、一次大戦時の人物である主人公がフランスの第一帝政期(ナポレオン支配期)以降のいろんな時代にタイムリープしながら、各時代の歴史を捻じ曲げる怪物と戦い合う話となっています。
 その中の一話にテキサス州がメキシコからの独立戦争における有名なアラモの戦いが出てきます。このアラモの戦いは要塞に立て籠もった独立軍が敗北後、全員虐殺されたという戦いで、当時のテキサス州はまだ米国とは無関係であるもの現在の米国における自由のための偉大な戦いと悲劇として語られています。こんなこと言いながらその後米国人はインディアンの独立を否定してを迫害したりするのですが。

 このアラモの戦いでメキシコ軍は勝利するのですが、この勝利に浮かれているところをテキサス軍に突かれれる形で大敗北を喫し、当時のメキシコ大統領であるサンタ・アナも捕虜になるほど追い込まれ、テキサスの独立を許すこととなります。この戦いのことをサンジャシントの戦い言うのですが、なんとこの戦いの日というのが1836年4月21日で、何故か私と大槻の誕生日と丸被りでした。

 本当にただの偶然でしょうが、今日初めて買って読んだ二冊の漫画で自分の誕生日が揃って出てくるなんてちょっとどころではないサプライズです。そんなサプライズな今日はなんか右目があまりよく見えず、左右で視力差が出たためか軽い癲癇めいた頭痛が起きており、夕食のラーメン食った後さっきまでベッドで横になっていました。原因はきっと、昨日ほぼ1日中遊んでいた「地球防衛軍6」のせいでしょう。
 あらかじめ中毒性はすごいことがわかってはいたものの、やはり遊び始めると終わりが見えないくらいこのシリーズは遊び続けてしまいます。正月もずっと遊んでいる気がします。

2025年12月27日土曜日

移民を迎えるなら相性のいい国から


 某閣下のインパクトが強すぎるためか、ぱっと見何の会合なのかわからない写真です。

 話を本題に移すと、10年前と比べると日本での移民議論はかなり一般化してきているというか多くの人が関心をもつ話題になってきているように思えます。最もコンビニをはじめ都心でもサービス現場においてはもはや外国人なしではありえず、また外国人店員を見ない日なんてないくらいごくありふれており、望むと望まざるを得ず外国人労働者なしには日本はもはや成り立たなくなってきています。

 そんな移民議論で先日同僚と話した際に同僚から、「移民を入れるのは別にいいと思うけど、イスラム教徒だけは入れてはならない」とはっきり言われました。これは何もイスラム教徒は危険だとかそういうのではなく、単純に日本人と文化面で大きな差があり、移民として受け入れたら大きな摩擦を引き起こして社会的混乱へと発展するからとのことでした。
 この意見については私も同感で、イスラム教徒でも個々人が日本での定住を目指してやって来るとかいうのであれば排除するつもりもなくウェルカムですが、移民として一定規模の人数をまとめて定住化させようとなると、それは確かにやめた方がいいと思います。単純に埋葬方法からして火葬と土葬で異なるし、また宗教観でも日本の天皇制を許容するのかと言えば正直疑問です。将来的にはどうなるかはわかりませんが、少なくとも現代においては両者の文化には大きな差があることから、イスラム圏からの移民受け入れは見送るというか阻止した方がいいと思います。

 逆にというか日本と文化的に近い、言い換えると相性のいい国からは率先して移民を受け入れるべきでしょう。地味にこの点ですが、日本の移民議論で完全に抜け落ちている部分だと思います。

 現在の日本の移民議論を見ていると、0か1、つまり移民を完全に排除するかフルオープンにするかという極端な主張同士で争っているように見えます。現実には0と1の間には多くの少数があり、本来やるべき議論としてはどの程度移民を入れ、その移民をどこから募集するか、募集方法はなどと移民の「程度」にあるはずです。
 しかし移民反対派の多くは一度移民を受け入れると無制限に入ってくるなどと極端な主張で脅すばかりで、一方で賛成派も「イスラム教徒のために土葬を一般法制化しないと」とこれまた極端なことを言ってきます。

 私の考えとして述べると、何も文化的に差異の大きな国や地方から移民を受け入れなければならない必要性はなく、それならむしろ日本に定住しやすい、文化的にも摩擦が小さい国から引っ張ってくればいいだけです。要はそんなネパールみたく日本人と摩擦の小さい国の人はどこかをまず話し合い、その相手国とさらに議論を深めて移民政策を進めるべきでしょう。
 その際、やっておくべきこととしては犯罪人引き渡し条約の締結じゃないかとも思います。世界的に見ても日本はこの条約の締結国が極端に少ない国であり、政治犯や思想犯を除外し、窃盗や事故などの犯罪に限定してでも移民相手国とはこの条約を結ぶべきでしょう。またやってきた移民者への語学教育機関なども整備しなければなりません。

 単純に日本と相性のいい国となると上にも挙げたネパールのほか、やはり東南アジア諸国だと思います。ただベトナムに関しては現地の募集機関に問題があるのか犯罪発生率が高く、こうした問題を解決できる見込みがないのなら別の国を検討すべきでしょう。個人的にはモンゴルと関係を深めておきたいことから力士以外にもモンゴル人に日本に来てもらいたい気もしますが、向こうの国の人はどう思ってるのやら。さすがに、朝青龍みたいな人ばかりではないと思うけど(;´・ω・)

  追記
 昨日、脚本家で横綱審議委員会でも活躍された内館牧子の訃報が報じられました。この人の作品は読んだことがないものの横綱審議委員会での活動、というより朝青龍とのバトルはリアルタイムで見ており、はっきりというけどちゃんと落としどころを用意していて賢そうな人だという印象を持っていました。だからこそ朝青竜も師匠を含めて何か言われると「うるせーバーカ!」というような人なのに、内館牧子には「へぇわかりやした」的にある程度耳を傾けてたんじゃないかと思います。
 何気に「平成の名勝負」と来ると、この内館牧子VS朝青龍と細木数子VSレイザーラモンHGが真っ先に浮かんできます。

2025年12月25日木曜日

中国のストーリーに乗っかる価値があるのか?

 最近やたら峯村健司氏の中国コメント記事を見ることが多いですが、自分もこの人の主張する内容にはほぼ全て同感し、また論理も筋道が立っているのでほかの人も参考にするならこの人のコメントだと思います。真逆なのははっきり挙げてしまうと真壁昭夫氏で、何でもかんでもこじつけて中国を批判してくるのですがその引用データすら怪しいところがあり、クレジットにこの人の名前ある時点で自分は読むのを止めます。典型的な、中国批判を煽ってアクセス数を稼ぐだけの人です。


 それで本題ですが上のリンク先は遠藤誉氏の「中国が何故内戦状態を敢えて維持しているのか」についての解説です。自分の理解で敢えて開設すると、台湾よりも中国本土にめちゃ近く陥落させようと思うならすぐ落とせる金門島を敢えて台湾に支配させているのは、中国の戦略の一つだそうです。要するに、戦端となる場所を敢えて残すことで中国はまだ内戦状態という扱いにし、台湾の独立を防ぐとともに、他国の内政干渉を妨害するという狙いとのことです。
 この戦略は台湾に逃げた蒋介石にとっても都合がよく、いつか大陸に反抗する際に「内戦の延長」という論理で作戦開始できることから、本土と台湾どちらにとってもWin-Winであることから互いに対戦状態アピールをしているということです。

 こうした中国側のストーリーに対し、先日の高市総理の発言は日本が存立危機事態として台湾有事に関与しようものならそのストーリーを壊すものであり、だから中国は怒っていると遠藤氏は述べています。でもって、こうした基本的背景も知らずにあんな発言をするなんて高市総理はバカチンだみたいに批判しているのですが、正直中国研究に関して大先輩である遠藤氏に言うのもなんですが、その理論は逆にどうかと私には思います。具体的には、この中国のストーリーに乗っかることで日本はどう得するんだという点です。

 順を追ってあげていくと、まず台湾有事が起こると日本としてはシーレーンが途絶される可能性があります。次に実際に台湾が落とされると、今度は尖閣諸島や沖縄に対して中国はよこせと言ってくることは確実です。というのも中国共産党の最終目標は米国と戦争して勝って世界の覇権を握ることにあるからです。
 こうした事態を防ぐためにも台湾を今の状態、少なくとも本土の支配下に入らない状態を維持することが日本にとってはプラスだと思います。その前提に立つうえで、仮に中国の上記の内戦中というストーリーに日本が乗っかる、尊重したところで、どんなメリットがあるのかという点で疑問です。むしろ台湾への武力侵攻を裏付けるようなものとなり、武力侵攻はあってはならないなど「それは違う」と否定する、またはあきらめさせることの方が日本にとって利があるように思えます。

 さらに述べると、私は台湾友人は日本にとってだけでなく中国の一般市民にとってもマイナスな事態になると考えています。単純に国際社会から孤立するし台湾自体がTSMCをはじめ、もはや日系企業以上にグローバルサプライチェーンにおいて重要な会社が多く、これらが戦争などの有事に巻き込まれることは多くの影響を受けます。
 その結果として実際に事を起こしたら中国への反発は広がり、経済的にも国際影響力的にも大きくマイナスとなります。民主的統合ならまだしも武力侵攻なんかしたらそのしっぺ返しを食らうのは一般中国人で、得をするのは名誉欲を満たす習近平だけでしょう。

 私自身、こうした「台湾有事は中国人たちの利益にならない」、「中国という国家としてもダメージの方が大きい(ぶっちゃけ今のような経済状態維持する方がずっと有利)」、「得をするのは習近平だけ」という考えから、台湾への武力侵攻には反対ですし、それを中国共産党に意識させることが事態回避にとっても重要だと思います。
 だからこそもしことが起きたら、実際にやるかは別として、日本も動くかもという姿勢を見せることは抑止の上で大事でしょう。高市総理の発言の仕方がどうかについては私はあまり気にしませんが、姿勢としては間違っていないし、実際にこうして中国が過激に反応する当たり、日本とかが絡んでくるのを嫌がっているのは間違いないでしょう。

 個人的に中国が一番嫌な事態は、台湾問題で日韓が連携を採ることにあると思います。韓国も自国の事情があるでしょうが、台湾有事をあきらめさせるためにも日本や台湾と連携取ってもらいたいものです。

 話を戻すと、そもそも最初の内戦中というストーリーですが、これを今意識している人がどれだけいるのかという点でも私は怪しいと思います。ぶっちゃけ中共の中でしかもはや共有されていないように思え、このストーリーに乗っかる意味は「中共を怒らせない」という点しかないように思え、それはそれで腑抜けた態度だと思うし、国益にもマイナスだし、日本国民も理解できないでしょう。
 以上のような見方から、今回のこの遠藤氏の主張に関してははっきり疑問を覚えるに至りました。一番肝心な日本の目標としては如何に台湾への武力侵攻を中共にあきらめさせるか、抑止するかであり、中共のご機嫌とったり怒らせないということは筋じゃない気がします。私個人としては日本政府が「台湾の民主的統合を望む」という風に発信するのが、民主主義の隠れ蓑にして武力侵攻を止めろと言うメッセージになるのでいいんじゃないかと思うのですが。

2025年12月24日水曜日

冤罪事件担当検事の不起訴が不公平過ぎる

 友人に今日はクリスマスイブなのでうどんと焼き鳥食べてきたと言ったら、「チキンじゃないの?」と返信してきたので、「焼き鳥だってチキンだろ(´・ω・)ナメンナ」と返事しました。焼き鳥業界も、クリスマスチキンとしてもっとアピールすべきだと思う。

プレサンス事件の主任検事を不起訴 部下は「検察なめんな」で裁判に(朝日新聞)

 話を本題に移すと細かい背景の説明は省きますが、冤罪事件として裁判で認められたプレサンス事件の主任検事に他する告訴の訴えに対し、不起訴処分となりました。つい昨日には同じくひどい冤罪事件で死人まで出た大河原化工機事件の捜査員についても不起訴処分が発表されており、両事件ともこれで裁かれないなら捜査機関の人間はどうやっても裁かれないと言い切れるくらいひどい内容だっただけに、無関係な立場であるものの激しい怒りを覚えてなりません。

 正直言って、両事件ともに担当した検事や警察官は殺されても仕方ないと思うし、むしろそうあるべきだとすら私は思います。無実の人間にあらぬ罪を着せて破滅へ追いやろうなんてこれ以上に悪辣で卑怯な行為はほかになく、こんなことする人間、しかも強い権力で以って行使するなんて絶対まともな人間ではないと言い切れるだけに、早く死んでくれた方が世の中のためにもなるという気すらします。

 しかしやはり身内をかばう文化があるのか、検察も警察もこれほどの冤罪を起こした張本人に対して何の処罰しないなど贔屓も過ぎると思えてしまいます。可能だったら警察署に打ちこわしに行きたいくらい腹立って仕方ないのですが、こうした感覚を当事者たちはあまり持ってないのではないかと思います。

 ただ十年以上前の冤罪事件である村木事件では、担当した特捜検事が逮捕されるなど一定の粛清が行われています。この事件に関しては証拠捏造の証拠がはっきりあった点もありますが、先の二つの事件と違って何故粛清が行われたのかと言えば、冤罪の対象が厚労省の役人だったからじゃないのかと改めて思います。一般人と違って同じ国家公務員相手の冤罪事件だったからこそ、手打ちがあったのかもしれませんが一応トカゲのしっぽ切りとして前田恒彦とか切ったのだという気がしてなりません。

 なおこの前田恒彦は前科者のくせに「元特捜検事」の肩書でYahooニュースへ偉そうにオーサーコメント書いてくるのがむかつき、顔を見るだけでも苛立たしいです。しかも書くのは決まってどうでもいい事件ばかりでどうでもいい事件ばかりで、こいつの本当の専門であるはずの冤罪事件については何一つコメントしないのも何様だという風に感じます。法律関係以外で再出発するなら応援しますが、証拠捏造という最低の行為をしたのだし、法律界とは一切かかわらず距離を置くというのが普通の人間の感覚だと私には思うのですが。

2025年12月22日月曜日

20年ぶりに読んだ冬目景の「黒鉄」

中国の救急車「前の車どけ!こっちは緊急走行中だ」 →前の車「道を譲るのは気に入らない」(痛いニュース)

 上のリンク先にある動画ですが、こんなの中国だと話題にもならないんじゃないかと思います。というのも自分の周りでは、緊急走行中の救急車に対し逆に追い抜きをかける一般車をよく見ます。

 話は本題ですが今週、ちょっと出費がヤバいです。というのもあちこちで年末セールやってるため電子書籍やらSteamのゲームやらやたら買い込んでます。DMMの電子書籍なんか1週間ごとに1回の購入が1万円以上なら追加割引するので先週と今週でこれを2回やり、日本円のクレジット購入額が前月比で急増しています。
 そうして購入した電子書籍の中には、先日言及した「FX戦士くるみちゃん」と「あいちゃんと山田さん」という萌え系鬱漫画2作品が入っているほか、冬目景氏の「黒鉄・改 KUROGANE-KAI」という漫画も入っていました。

黒鉄(Wikipedia)

 この「黒鉄」という漫画は、恐らくは手塚治虫の「どろろ」のオマージュと思われる冬目景氏の漫画です。簡単にあらすじを説明すると、江戸後期に仇討を果たしたものの半死半生となった主人公の少年に対し得体のしれない医者が改造手術を行い、半機械ともいうべき状態で蘇生させ、その後少年は腕の立つ無宿の渡世人となって北関東を旅していくという内容です。
 基本的に数話ごとに話が終了する短編形式で進む漫画なのですが、元々鉛筆で書いたデッサン画のような描き方をする作者なだけに、時代劇形式を取っているこの作品は画風とのマッチが非常に高く、最初読んだときはかなり感銘を受けました。

 そんな「黒鉄」を私が最初に読んだのは学生時代、古本屋で1冊100円で売っていたのを購入したことからでした。冬目景氏についてはその代表作の「イエスタデイをうたって」はかねてから知っており、こんな漫画も描いていたんだというのが最初の印象でした。
 なお「イエスタデイをうたって」というタイトルを見るたびに「王様はロバ」という漫画で「イエスタデイのトゥモローはトゥデイ」というタイトルの歌が出てくるのを思い出します。

 話を戻すと、最初に「黒鉄」を読んだのはマジで20年以上前で、連載されていた時期に至っては30年以上も前だったりします。そんな昔の作品を何故今回電子書籍で購入したのかというと、この漫画がつい最近になって完結したと聞いていたからです。というのもこの作品、不定期連載で行われていたものの途中で掲載が途絶え、明確な完結を迎えないまま初期シリーズは5巻で打ち止めとなっていました。
 こうしたことはこの作者には非常によくあることで、先のアニメ化もされた「イエスタデイをうたって」も途中で連載が中断して長期間ほったらかしにされていました。こんな具合に冬目景氏は、次々と新連載を立ち上げては途中でほっぽりだす悪い癖があり、この「黒鉄」についてもまさにそんなほっぽり出された作品のひとつでした。

 ただ作者本人もそういう指摘を気にしてたのかこの10年くらいの間は過去作品の幕引きを積極的に図るようになり、この「黒鉄」もタイトルを「黒鉄・改 KUROGANE-KAI」に改め、2017年から定期的な連載が行われ、2020年に無事に完結に至ったそうです。この事実をつい最近まで知らなかったのですがひょんなことからネットの情報で耳にし、完結したのだったらと安心して今回の購入にリストにいれていました。
 なお年末セールがそろそろ行われるという予感はあったので、先月から買ってる漫画に新刊が出てもすぐ購入せず、ずっとストックしておりました。

 それで約20年の時を経て連載再開された「黒鉄」を今回一気に読んだのですが、個人的に驚いたのは20年前の画風がきちんと維持されており、大きな抵抗なく新装版も読むことができました。またその特徴的な画風もさることながら各話のストーリーもつなぎがいいというか先が気になるような展開と終わり方を毎回維持されており、単行本一冊だけ読むつもりが二冊、三冊とどんどん続いていって、こうした読者を引っ張るうまさは熟練したものを感じました。
 また今回は昔と違ってちゃんと完結まで持っていっており、変な消化不良もなく最後まで安心して読めて、読者として長い間待たされた感がありましたが非常に満足いく内容となっていました。

 なお久々に読んで感じたこととしては、今作のヒロインの紅雀の丹というキャラについて、えらく丸顔のキャラだなぁという感想を持ちました。このキャラは男勝りに腕が立つし気が強い少女なのですが、丸顔の上に髪型がおかっぱなのでその丸さがさらに際立つようになっており、少年っぽい少女という造形が強く反映されているように思えました。

 最後に蛇足でしょうが、先に挙げた「イエスタデイをうたって」はアニメ化されましたが、実際中身は見ていないもののそんなに話題になったとは思えず、そもそもアニメ化しようという企画自体間違ってたのではという気がしてなりません。この作者の漫画はアニメにするには非常に相性が悪い画風だし、さらに「イエスタデイをうたって」は90年代の時代間だからこそ評価されるのであって、現代であんなストーリやっても見る奴いるのかよと問いたくなります。
 なおこの漫画、大学時代に単行本を購読していて部屋の中においていたら後輩が「あ、この漫画新巻出てたんですね」というので、

「なんやその新巻出たのかなり前やで。出とるの気づかんかったんか?」
「(後輩の実家がある)島根にはこんな漫画、売ってるところありません。広島までいかないと買えません!」

 と言われ、これ以降、「島根ってヤバい僻地なんやな(´・ω・)」と無駄に島根に対して舐めた感情を持つようになりました。

2025年12月21日日曜日

知らんうちにえらいことになってたタイ経済

副首都、維新案に自民反発 「大阪ありき」協議難航も―首都直下地震(時事通信)

 上の記事見て真っ先に思ったのは「副首都ゆうたら奈良やろ」でした。平城京跡地に建物作っていいし、後醍醐天皇の頃には南朝も開かれてんだし、何大阪がしゃしゃりでてきよってんなどと、無駄に否か自慢したくなりました。


 話は本題ですが、昨夜見た上の動画を見て非常に参考になりました。このところあんまり勉強していない、っていうか日本語媒体だと意外と海外経済の情報って入ってこないし日本語雑誌も手に入らないのでおざなりとなっていましたが、見出しにも掲げている通りになんか知らない内にタイの経済がヤバいことになっていたようです。

 簡単に私の方から解説すると、80年代から90年代にかけてタイは日本などからの生産拠点移転に伴う投資を受け順調に成長し、もはや死語ですが当時なんかはアジアNIESと呼ばれるなど新興経済国として扱われていました。しかし97年のアジア通貨危機をきっかけにこの流れが一旦断たれ、中国の台頭を受けて移転先として価値が弱まっていきました。
 そこへきて10年代からは度々政変が起きて海外の投資家からも不安視され、さらには2016年には一心に尊敬を集めていたプミポン前国王が亡くなり、政情不安に拍車がかかるようにもなります。その上に、上の動画でも詳しく解説されていますが経済成長がある程度発展する前にタイは早くも少子高齢化に入ってしまい、なんと去年の時点で出生率で日本を下回るようになり、今後もさらに下がり続けると予想されているそうです。こうなった背景についても、上の動画で詳しく解説されています。

 前述の通り、個人的にはタイが出生率で日本をすでに下回っているという事実は非常に衝撃を受けました。日本は出生率が低いと言われつつ同じアジアでも中国や韓国を上回っており、なんかこれだと自分が散々批判している日本の少子化対策は効果を出しているように見えてきます。ちょっとマジこの辺の見方は変えようかな(;´・ω・)

 敢えて上の動画にない点を自分の方から付け加えると、中国との絡みでは実は2011年に少し動きがありました。本格的に荒れるのは翌年の日本の尖閣諸島国有化の時なのですが、既にこの時点で多くの日系企業が中国の政治リスクを懸念し人件費も高騰してきていたので、生産拠点を中国からほかの国へ移すことをよく議論していました。でもって、その移転先の第一候補というのもタイでした。
 何故タイが最有力候補として扱われたのかというと、ホンダ系をはじめ既にある程度日系企業が進出しており馴染みがあったことと、中国のように政治問題が加熱することはないという安全性からでした。そのため多くの日系企業がかなりマジで移転を準備していたのですが、2011年のタイ洪水で自然リスクを目の当たりにし、一気に移転熱がしぼんだことがありました。またタイに進出する場合、聞くところ現地のタイ人を一定数雇わないと会社設立が認められないなど、中国以上に進出制限が厳しく、この点でも進出を敬遠する企業が少なくありませんでした。

 そうこうしているうちに中国は市場がデカくなって、現地販売込みならばと生産拠点はそのまま存続されることとなりました。それでもより低コストを目指して動く企業なんかは、私の周りだとやはりベトナムが最有力候補で、次いで経済拡大が著しいインドネシアやフィリピンなどが来て、タイが候補として挙げられるのはほとんど耳にしません。
 またその後は戦術の通りタイでは政変が相次いでいるうえ、今年に入ってからは隣国カンボジアとの紛争も頻発するようになり、恐らく今タイへの進出または追加投資を考える日系企業はほぼないんじゃないかと思います。むしろタイからベトナムなどへ、アジア地域の拠点機能を移そうとする企業の方が多いでしょう。だとすると、タイと日本のかかわりは今後ますます弱まっていくことになるでしょうが、それは日本に限らず、タイ経済の未来はかなり厳しいという懸念がもたげます。

 最後に余談ですが、タイと自分が一番密接だった頃は北京の留学時代で、クラスでいつも隣の席にタイ人女性の生徒がいました。顔合わすのは教室だけでしたがそこそこ仲良く、年下だと思ってたら向こうのが年上だということに最後に気が付いたのを今でもよく覚えています。

2025年12月20日土曜日

漫画化したら売れると思う歴史人物



 今日今まで一度も言ったことなかったため上海植物園(無料)行ったけど、冬だからかめっちゃ寂しい風景しかなく、なんか写真撮っても「寂しい風景選手権」みたいなのしか残りませんでした。あと今日昼過ぎまでめっちゃ暑かったけど、四時過ぎから急に冷え込み始めた(;´・ω・)

 話は本題ですが漫画大国なだけあって日本には多くの歴史人物の伝記漫画が既に存在しています。学習向けもあればエンタメに振った作品も多く、著名な人物なんかほぼ確実に何かしらで作品化されている状態です。ただ中には、凄い面白そうなのにあまり取り上げられず、描いたら売れるのになと思う人物もいるので早速上げていきます。

・福沢諭吉
 学習用の伝記漫画こそあれど商業誌の漫画で福沢諭吉が描かれることはほとんどなく、脇役としても出てくることがほとんどない気がします。自分も知ったのは最近ですが実際の福沢諭吉はかなりファンキーというかユーモアある人物で、咸臨丸で米国に渡ったことばかり有名ですが、その後の遣欧使節の船にもまんまと乗り込み、非常に早期に米国と欧州の両方を見て回るなどキャラ的にかなり面白いです。
 また明治以後は文字通り日本のオピニオンリーダーとなり、彼の脱亜論は明治維新以後における日本の基本方針となったことも考えると、もっといろんな人が漫画化してもいいと思います。けど今のところほとんどなく、慶応の連中は何やってるんだとちょっと持ったりします。

 大分前にもこのブログで取り上げましたが、戦国時代の熊本にあった阿蘇家の重臣である甲斐宗運なんか漫画化したらかなり化ける人物だと思います。というのも、主家のためには実の息子すら手に掛ける日本人にしては珍しい苛烈な忠誠心もさることながら、彼のいた時代の九州は主導権が目まぐるしく移っており、そのほぼ全てに甲斐宗運は外交官としてかかわっています。
 具体的には、大内→大友→龍蔵寺→島津といった具合で主導権が移るのですが、弱小勢力の阿蘇家は主導権が移るたびに同盟相手を変えることで、甲斐宗運の生きていた間は命脈を保ち続けました。彼を描くことで、これまた取り上げられる機会が少ない戦国時代の九州も追えるので、漫画家志望の人なんか彼を描くのをマジおすすめします。

 同じ九州地方、それも南北朝時代も何故だか取り上げられる機会が少ないですが、その渦中においてほぼたった一人で圧倒的逆境から主導権を取り返した今川了俊も、漫画化したら凄い面白いと思う人物です。
 簡単に解説すると、南北朝時代の初めは賢い息子に恵まれた後醍醐天皇の子息の中でも最優秀と名高い懐良親王が勢力を広げ、幕府が九州探題として派遣した人物が九州に入れないくらい席巻してました。そこで東海地方の今川家で家督を継げなかった今川了俊が来るや、山口県の大内氏と連携してあっという間に九州をまくり、南朝勢力を劇的に衰退せしめています。こうした武功面だけでなく文化面でも非常に優れた人物だったと言え、脚色しやすい所もあるだけに、上の甲斐宗運同様に手垢がついていない歴史分野でもあるので描き方によっては売れるという気がします。

・ジョン万次郎
 はっきり言って、めちゃくちゃエピソードが多い。漂流してアメリカ船に拾われただけでも面白いのに、その後ゴールドラッシュのサンフランシスコに行って金を貯めて日本に帰って来たり、米国の知識を買われて土佐藩士になったかと思えば、幕府に引き抜かれ旗本になるも、スパイと疑われて命まで狙われたりと波乱万丈が過ぎます。
 ただ本当に彼については「この時代にいてくれてよかった……」と思うほどの人間で、その功績もあまり評価されていないと思う節があるだけに、有り余るエピソードをうまく消化して面白い漫画にする人が出てきてくれないかなと密かに願っています。マジで彼がいなかったら、日本の歴史はまた違ったのではと思うくらいだし。伝記漫画はあるけど、商業誌の方が彼は映える。

 以上ざっと4人ほど上げましたが、その気になればまだまだ探せるでしょう。逆に漫画化されることが多い人物を挙げるとしたら、多分トップは坂本龍馬で、その理由は知名度と脚色しやすい経歴だからじゃないかと思います。次に来るのは多分信長で、彼に至っては脇役を含めると龍馬よりも多いでしょう。戦国タイムスリップ物ではほぼ確実に登板してくるので、やや登板過多じゃないかという気がしますが。

2025年12月18日木曜日

そもそも、なんで幸せにならなければならないの?


 本題と関係ないというかほんとはこっちを本題にしようとしてました。今日、高市総理は年収の壁こと個人所得税の基礎控除枠を現行の160万円から178万円に引き上げ、尚且つ対象範囲を年収200万円いかから年収665万円以下にまで引き上げることで国民民主と合意しました。この方針は私も大歓迎で、ただでさえ人手不足だけどこの年収の壁が邪魔となって労働時間を増やしづらかった労働者が、この改正によって労働時間を増やしてくれれば労働不足問題も緩和が期待されます。
 それ以上に、この2年くらいの急激な物価高への家系対策としても非常に重要で、歳入の減少は否めないものの政府だけでなく国全体で見たら、この基礎控除引き上げ拡大はメリットの方が大きいと思います。まぁ懸念があるとしたら、公定歩合引き上げによる国債の支払利息が増える点ですが。

 逆を言えば、この基礎控除の引き上げを中途半端にしかやらなかった石破前総理にはマジで嫌悪感を覚えます。自分は何もしなかったくせに高市総理には発足当初からねちねち文句言うのも何様だと思ったし、そもそも公明党離脱は自身が汚職対策やらなかったのが最大の原因だったのに、それを棚に上げて「高市のせいで」と言ったのは見ていてほんと腹が立ちました。鳩山に次いで戦後最低の総理でしょう。

 話は本題に入りますが、いつも聞いてもないのに中国のBL事情についていろいろ教えてくれる中国人の友人からチャットが入り、なんやねんと開いたらある記事のリンクがついてました。その記事は日本を旅行した中国人のブログで、見るからに給与の少なそうな物売りのおばさんを見て「あんな仕事で楽しいのかな」と言ったら、日本の友人が「でも幸せそうじゃん。別に給料とか少なくったって幸せでしょ」と言い返したことに、なんかショックを受けたということが書かれてました。
 その中国人によると、日本人はミニマリストをはじめ慎ましい生活でありながら幸せだという人が多くいる。それに反して中国は如何に「ほかの人より上であるか」を幸福の基準としていて、高い地位や収入なくして何が幸せかという概念が強く、そのようなものがなくても幸せだと言っている連中は負け犬の遠吠え的に扱うところがあります。こうした中国と比較してそのブログの人は、「日本人の幸せの価値観は中国とは違う」という風にしてまとめてました。

 言わんとしていることはわかるのですが、日本人の自分としてはこの点で中国人をあまり笑うことはできません。というのも日本も昔は中国とそんなに差はなく、失われた十年を経て価値観変わって、「幸せは人それぞれ」、「お金なくても幸せはすぐそこに」なんて言う風に価値観変わってったと思ってるからです。なので中国もこれから不景気に入っていくら努力しても成功が得られない状況を体験すれば、日本人の幸福価値観をすぐ理解できるようになると思います。

 といったことを紹介してくれた友人に説明するとともに、「ちなみに日本の水木しげる大先生は、好きに食べれて寝れればそれで幸せと語っていました、これ真理(σ・∀・)σゲッツ!!」と返信しました。
 あと少し脱線しますが、前に見た山田令司氏の動画で日本人の幸福価値観の変化で象徴的なのが安野モヨコ氏が1995年に連載開始した「ハッピーマニア」で、この漫画から恋愛至上主義というか、恋愛を楽しむか否かが幸福を全て左右する価値観が生まれたという指摘があり、なんか興味そそられました。

 話を戻しますが、いわゆる物質的、金銭的理由以外の幸福を日本人が求めるようになったのは上記の通り不況による消極的理由だと私は考えています。これによって日本人の幸福感というか条件は多様化するようになったわけなのですが、この条件の多様化が実は前気になってました。要するに、幸福であることの条件が人それぞれ違うとしたら、幸福に定義なんてあってないようなものじゃないかと思ったわけです。
 例えばAさんは1LDKの家に住んでいると幸せを感じるけど、Bさんは1LDKだと幸せだと思えず、1Kの部屋じゃないと幸福感を覚えないとします。仮にこうだと、幸福の条件は1LDKでも1Kでもなく、なんかすごいあやふやな感じがします。

 次に思ったこととして、そもそもなんで人は幸せを追い求めなければならないのかという点で疑問を覚えました。極端なこと言う人なんか幸福でない人生は無価値だ的に言い放ちますが、前述の通り幸福であることに定義なんてあってないものです。また苦しみながら死ぬとしても、仲間を守って死にゆくとしたらその人は幸福でないのかと言われた私は疑問です。本人としては満足行く死に方だとしても、苦しみながら死んだからそいつは幸福ではなく不幸な人生だったとかいう人いたら、私はその人の人間性に疑問を覚えます。
 また誰にも看取られず、貧困にあえぎながら孤独に死ぬ人がいるとします。これも一見すると不幸かもしれませんが本人としてはもう十分活きたし満足感を持って死んでいたとしたら、これもまた不幸として扱うのかで疑問です。

 ここまで読んで気づく人もいるでしょうが、満足感あればどんな環境や条件でも、多分死にゆく人は幸福感を覚えながら死ぬんじゃないかなと思います。また死に際でなくても、今の状況や状態に満足感あれば、それもまた本人も周りも幸福であると捉えるのではないかと思います。となると、幸福というのは金銭的なものとか名誉的なものではなく、満足感こそが重要だ……って言いたくなるかもしれませんが私はそんなこと毛頭も思っていません。

 いわゆる悲劇的な人生、他人に裏切られ失意のうちに亡くなるとしても、そうした悲劇は観衆の胸を強く打つことがあります。そうした他人を打つような人生が「不幸」と言い切れるのか、。たとえ本人が不幸だと感じていたとしても、苦しみながらも必死にあえいて閉じた人生は「幸福」ではなかったのかという点でも疑問を覚えます。

 などと考えてるうちに、途中で言ったようになんで人間は幸福を追求しなければならないのか、幸福でないと無価値だと切り捨てようとするのかが疑問に思うようになりました。別に幸福でなくても生きていけるし、苦しい状況や体験も人生に価値をもたらす上で重要じゃないかとも思えるのに、なんで幸福じゃないとだめなのという感じになってきました。
 そもそも、この幸福にならなければだめという意識ゆえに、逆に自分を追い込んで不幸とみられる状況に陥る人の方が圧倒的に多い気がします。冒頭の中国人の幸福感なんて、まさにその典型です。さらに言えば、幸福の定義はこれもさっき言ったように非常にあいまいで、なんかわけわからない条件や定義に振り回されて精神おかしくしたり自分追いこんだりするのはある意味滑稽で、それはそれで喜劇です。

 以上のように考えが至ったところで、何となく人間は「幸福にならなければならない」と思い込む病気というか呪いめいたものを背負っているのではと思うようになってきました。敢えて評すれば一種の疎外論で、幸福への意識ゆえに振り回されているように見えます。
 このように考えると、水木しげるの言うとおり最低限生き続けられる条件となる食べて寝れればそれでよしというのが本当に正しいと思えてくるいうか、それ以上に幸福の条件を変に弄ったら逆に損することになる気がします。結論として言えることは、幸福というのは逆に深く考えちゃいけないものではないかというのが自分の意見です。

2025年12月16日火曜日

マスマーケティングはもはや時代遅れ?

 上海は先週土曜は気温下がって室温も13度まで行ったものの、その後再び暖かくなりなんか暮らしていてこんなんじゃないというか冬なのにテンション上がりません。逆に去年はかなり冷えてずっと寒かった気がするのですが、去年が厳冬で今年は暖冬なのだろうか。

 話は本題ですが地味に自分の家系は代々広告屋で、私自身は広告関連企業で働いたことはないですが一時はメディア業界にいて、案外こういうものは続くもんだと思ったことがあります。なお今は広告とは無縁な業界でもう10年近くも同じ会社にいます。
 その広告というかマーケティングですが、大別するとマスマーケティングとダイレクトマーケティングの二種類に分かれます。前者はテレビや新聞広告などで、社会の中で対象を選ばず幅広く商品やブランドを訴える広告です。後者はウェブ広告などが主で、マスとは逆に対象を絞りに絞って関連商品を購入したユーザーなどに「こんなのもありますよ」と同種の商品やサービスを紹介する広告です。

 で結論からいうと、全く無価値になったとまではいわないもののマスマーケティングはかつてと比べその効果は比較にならないほど落ちており、それどころかリスク満載で主要な広告手法とはもはや言えないというのが自分の見解です。

ファッションリーダーが消えた(´・ω:;.:…

 上のリンク先は前に書いた記事ですが、このファッションリーダーが現代においてほとんど存在しないこと一つとっても、マスマーケティングがもはやほとんど通用しないことを示す証左だと思います。端的に書くと、かつてと比べると「あの人が使ってるから自分も使いたい」という消費欲求が起きることがほとんどなくなっており、広告でアイドルに商品やサービスを使わせたところで一般消費者もその通り動くかと言ったらほとんど動かなくなっています。
 こうなった背景は非常に単純で、嗜好の多様化が原因です。チキンカレーが好きな人もいればポークカレーも好きな人がいるなど、人によってその趣味嗜好はバラバラで、かつてのように誰もが巨人を応援したり、バーチャファイターで遊んだりと一つの対象に多くの人が殺到するシーンはもはやほとんどなくなっています。

 そもそも何故嗜好が多様化したのかもう少し掘り下げると、非常に単純化して言えば娯楽が溢れるようになったからでしょう。かつては余った時間に消費する娯楽コンテンツが少なかったため麻雀やテレビ番組をみんな共通して消費したでしょうが、現在はゲーム一つとってもたくさんあり、動画に関してもテレビ番組だけでなくネット動画も溢れ、海外の動画でも字幕つけて見られるくらいです。
 当然ながら一個人がありとあらゆるジャンルのコンテンツを消費しきれるわけなく、それぞれの嗜好に合わせて好きなジャンルのコンテンツを消費するようになり、かつてのように少ないジャンルに多くの人が集中することはなくなりました。この時点で、マスマーケティングの効果は大きく薄れたと言っていいでしょう。

 その上で述べると、かつてと比べるとポリコレなどが厳しくなっており、マスマーケティング一つ打つにしても多方面のリスクに気を配らなくてはなりません。ダイレクトマーケティングなら対象が絞られており、多少きわどい言葉や表現でもその対象の嗜好範囲に合った表現なら誰もとがめることはないものの、「トチ狂ってお友達にでもなりに来たのかい?」なんて某ガンダムのセリフをマスマーケティングとかで打ったりしたらかなり叩かれること間違いないでしょう。
 またマスマーケティングで芸能人を使用した場合、その芸能人が不祥事を起こすリスクも抱えなければなりません。私も去年の今頃なんか家の鍵を締めるたびに「吉沢亮がはいってくるかもしれんしな(´・ω・)」などと常に口にしていました。

 もちろんマスマーケティングが完全に価値をなくしたわけではなく、新興企業が知名度やブランド価値を高めるために有名芸能人を出して社名連呼させるだけのCMなんかは費用対効果的にも割に会うと思います。しかし既存の商品やサービスに関しては、新規消費者層の獲得においては口コミの重要度の方が近年ますます高まってきており、であればダイレクトマーケティングで既存消費者層をより固める方が経営的にも正しい気がしてなりません。

 実際こうした動きを反映してか、昔なら年末のこの時期の年間広告大賞のニュースとかが出て今年一番評価されたテレビCMなんかが紹介されてた気がしますが、この10年くらい広告大賞のニュースなんかほとんど見ませんし、そもそも話題になるCMの噂すら誰もしなくなりました。昔は日清のベルリンの壁崩壊を使ったCMとかいろいろあったのに。
 逆にというか炎上した広告に関する報道は前よりよく見るようになっています。この一点で持っても、マスマーケティングが得られる価値が低いのにリスクはうなぎ登りという悪循環に陥っているように見え、どっちかっていうのならダイレクトマーケティングに注力した方がいいんじゃないのと思えてなりません。

 その上で、変にいい広告を選ぶ広告大賞なんかやるんじゃなくて、今年一番炎上した広告は何かという炎上広告大賞をやる方が盛り上がるような気がします。自分の中では今年一番ヤバいと思ったのは巨人の「父のキゲンは、巨人が決めている。」で、一目見た瞬間に「ああこれ炎上するな」とすぐ直感で感じました。っていうかこの広告を企画した奴、OK出したやつは正直言ってかなりヤバい奴にしか思えてなりません。

 逆に一番印象に残ったのは、東洋水産のジークアクス使った赤いきつねと緑のたぬきのマーケティングです。っていうかこれ見た後、まるでジークアクスはこの商品をプロモーションするために作られたんじゃないかって思うくらいぴったりな配色とキャラだと思え、最初に企画出したやつは上の巨人とは真逆にいい意味でヤバい奴だと思いました。

2025年12月15日月曜日

職業が権威を失っていった平成期

 昨日の記事で少し触れた「みいちゃんと山田さん」という鬱漫画についてこの本を勧めてくれた友人に感想を述べた際、作中で描写のある女子刑務所について昔は弁護士がうるさく、この作品のように表に出すことはできなかっただろうと言われました。自分もそうだと思います。
 そのシーンに限らず自ら進んで体を売ろうとする女性の描写も、いわゆる人権派弁護士が活躍していた頃には「そんな女性なんていない!女性はみんな性搾取の被害者だ!(# ゚Д゚)」と吠えて、攻撃していたことでしょう。しかし現代においてこのような主張をする弁護士はまだ一部存在するものの、その発言力は既に地に堕ち、誰も相手にすることもありません。

 このように人権派弁護士が転落していった背景については触れませんが、そもそも論として弁護士という職業が尊敬や憧れを持たれなくなったというか、平成初期と後期で比較するとその権威は丸ごとなくなっています。現代でも弁護士と言えば「賢い人」と思われるでしょうが、尊敬される対象には必ずしもならないでしょう。
 一方、平成初期なら弁護士と言えばまだ周囲から敬意を持たれ、各地で名士として扱われるなど権威があった気がします。しかし弁護士による詐欺事件や、ロースクール構想をはじめとする司法制度改革の失敗のあおりを受け、その権威は前述のようにかつてと比べ大きく落ちており、ただ弁護士というだけで尊敬される対象ではなくなっています。ただこれは弁護士に限ることじゃありません。大半の職業で、その権威は平成期にかけて大きく低下しています。

 主だったものを挙げるとまず警察で、これなんか大半が神奈川県警と交通取り締まりのせいだと思いますが、お巡りさんのことをすごく頑張っている人と思う人は本当に減った気がします。次にマスコミ、特に新聞記者に至っては昔はかなり権威持っていてその発言も重く扱われていた気がしますが、現代のいては週刊誌記者とそんなに大差ないくらい権威が落ちているように見えます。いや、週刊誌記者を馬鹿にするわけではなく、相対的にかつては上だったのに同列まで落ちたという意味で……。

 これら職業の権威が何故これほど落ちたのかというと、第一義的には各職業従事者の犯罪や不正事件が社会に伝わったことが理由ですが、何故それらが表に出てきたのかというというまでもなくインターネットの発達で、ネットによりそれまで出てこなかった権威ある職業者の事件が表に出るようになり、彼らは権威を落としたと言って間違いないでしょう。実際、私自身も新聞社の関係者が事件起こしたのを、所属する新聞社が全力でもみ消して報道を防いだという例をいくつか見ています。
 しかしインターネットの発達以降、それこそ人権派を名乗る弁護士のあくどい所業などかつて覆い隠されてきた事案も掘り当てられ、丸裸にされる形でこれら職業の社会における権威はみるみる落ちていきました。教師とかもそうですが、その職業にあることから「あの人が言うんだから間違いない」とされることは現代においてもうないでしょう。

 そんな現代においてまだ権威を持つ職業があるのか考えてみましたが、私の中では航空機のパイロットと消防士なんかはまだ権威を保っているというか、自分自身がその職業者に対し敬意を覚えます。逆を言えばそれ以外は敬意なんて覚えず、議員に関してもまだある程度権威を保っているものの、それでもかつてに比べれば大きく落ち、各地の地方議員の不正も相次いでいるから今後さらに落ちると予想しています。

 その逆にというか、かつてはやや蔑視されていた風俗関係者などに対する偏見は逆になくなってきている気がします。AV女優とかでも公共放送に出演したり過去を隠さなくなってくるなど、かつてと比べると後ろめたさはかなりなくなっているように見えます。それこそ平成初期なんかはキャバクラで働いていた前歴すら隠す人が多かった気すらするのに。
 以上を踏まえると、平成期は職業における貴賤観が上下で縮小した期間だったように思えます。これがいいことか悪いことかはちょっと判断し辛いのですが。

 最後にもう一つ付け加えると、この流れは何も日本だけじゃない気がします。欧米でも「そんなことするはずない」とみられもみ消されていた聖職者の性的虐待事件が相次いで明るみになり、遠目で見る限りだとこうした宗教関係者の権威も大きく低下しているように見えます。それもやはりインターネットによる告発が大きな主原因であるように見え、ネット自体が社会的影響力のフラット化で大きな役割を果たしていると言え、そう考えると旧メディアは逆方向にベクトル動かしてたのかなと今更ながら思えてきます。

2025年12月14日日曜日

日本を例にした雇用と効率に対する見解

 DMMが割引セールを始めたので前から目をつけてた本をまとめ買いしましたが、その中に何故か「FX戦士くるみちゃん」と「みいちゃんと山田さん」という鬱漫画二本が入ってて、この土日はくるみちゃんとみいちゃんに費やされた感じがします。なおくるみちゃんの方はほかの人も書いていますが、読んでてマジ胃が痛くなる

 話は本題ですがかねてより私は日本経済はいまかなり好調で、確かに賃金の伸びが物価上昇においついてはいないものの雇用がともかく充足しており、また社会保障費の伸びもひと段落つきつつあると前向きに見ています。また産業に関しても、製造業はだめでも日本は現在もなお伸びしろを持つ観光業をさらに伸ばせば雇用は充足されるし、今後20年くらいはこの路線で走れば問題ないなどということをある友人に話したら、

「でも、製造業と比べると観光業の生産効率(単位労働者当たりの生産高)は低いし、資源のない日本が存続していくためにはやはり製造業が必要では?」

 という風に言われました。高市総理と同じ畝傍高校出身なだけに賢い……。

 この友人の言う通り、製造業と比べると観光業の生産効率は確かに劣るでしょう。わかりやすく言えば100人が1ヶ月働いて製造業なら10万ドル稼ぐのに対し観光業は2万ドルくらいにしかならず、海外からエネルギーや食糧を輸入する外貨を稼ぐうえでは効率は遥かに落ちるでしょう。
 ただ観光業の強みとして外貨を直接稼げる、つまり外貨決済や送金という手間なく、さらには決済期間なしで外国人観光客から直接現金でもらえるという強みがあり、この辺も考慮したら観光業にも追い風が吹きます。具体的にどっちがいいのかマネタリズムは正直苦手で正確に比べることはできませんが、観光業には観光業なりの製造業に対する産業としての強みがあるのではと思います。

 話を戻すと、そもそも日本が平成期において製造業を維持していかなければならなかったのはやはり、その比較的多い人口に対し雇用を維持するためだったと私は考えています。中国やインドと比べるとさすがに負けますが、それでも日本はその規模や国土に比して比較的人口の多い国であり、その人口を養うというか各国民個人が自活できるよう雇用を維持するには、雇用吸収力の高い製造業(売り上げが大きくて利益が低い)が昭和、平成期にかけて必要でした。
 例えば同じ製造業でも鉄鋼製品の生産とAIなどのハイテク産業を比較すると、利益のでかさならハイテク産業の方が絶対的に多いはずです。しかしハイテク産業で必要とする労働者の人数は鉄鋼製品メーカーと比べると遥かに低く、且つその労働者には高い素質が必要です。こうした観点に立つと、雇用吸収力という点でハイテク産業は製造業に大きく劣ります。

 それこそ、人口が100万人くらいの国ならハイテク産業に特化する産業政策をしてもいいでしょう。しかし日本のように1億超の人口を抱える国でハイテク産業に特化しようとしたら、就職にあぶれた失業者も出ることとなり、ハイテク産業で稼いだ利益を失業者の扶養に消費しなくてはなりません。その結果、稼いだ利益はほとんどなくなり、下手すりゃマイナスになります。
 それに対し雇用吸収力の高い製造業を維持すれば、少なくとも失業者の数は減らせ、得られる利益は少ないものの食わせる費用も減り、結果的に収支でプラスを維持できるという計算になります。

 ここで私の推す観光業の特徴を話すと、製造業に近く利益は低いものの雇用吸収力が高くなっています。特に雇用吸収力に関しては製造業以上ともいえ、現場研修などの負担が低くすぐ労働現場に入りやすい点もあるように見えます。もっともその分、冒頭で書いたように生産効率で劣り稼げる利幅はさらに減るでしょうが。

 私個人の考えで話すと、今後日本はさらに人口が減っていくので維持すべき雇用の数はさらに減っていくと思います。なので製造業を投資、維持する価値は今後減り、せっかく盛り上がってきていることだし観光業で雇用を埋めていくという方針をこのまま維持してもいいのではと思います。観光業を盛り上げるついでに、日本の弱みである外国語能力者も増やせばなおいいでしょう。
 その上で外貨を稼ぐうえで、ハイテク産業にも投資する。つまり製造業で働いていた層を、労働能力で見て上はハイテク業、下は観光業へと徐々に比率をシフトさせていくという方針で経済組めばある程度回るんじゃないかと都合よく考えています。もちろん製造業をこのまま維持するのもありでしょうが、何となく現代日本人の気質が製造業から離れているように見えるし、投資に金かかるし、国際競争も激しくなってきているので、観光の方がメリットあるように思っています。

 この辺で矛盾抱えてきているのは中国です。ロボットやAIなどハイテク産業が盛り上がっていますが、これらは前述の通り雇用吸収力が全くない産業です。いまだ膨大な労働者人口を抱える中国からするとハイテク産業が伸びて従来の一般製造業が弱まると失業者が大量に増えることとなり、ハイテク産業を伸ばしつつ製造業の維持に多大な費用をかけなければならない状況にあるとみています。まぁ平成期の日本も、似たようなもんだったのですが。
 その上でまとめで言うと、確かにハイテク産業など稼げる産業がデカくなれば一見して経済が回るように見えますが、失業者が増えていくと結果的にマイナスになるというのが私の基礎理念です。そういう意味で経済、というより景況感というのはGDPをどれだけ稼ぐか、経済効率がどれだけ高いかよりも雇用充足率、つまり失業率がどれだけ高いかの方がもろ影響するのではと思います。言うなれば稼げなくてもみんな自活できるくらい雇用がある状態の方が結果的にはいいという風に考え、雇用を守るという観点から経済政策は組むべきだという立場を取ります。

2025年12月13日土曜日

値上がりするのはパソコンだけじゃない

 このところ各所でパソコン価格高騰に対する懸念や今のうちの買い替えを勧める告知がよく見られます。背景についてはAIバブルによる急激なメモリ需要の高騰で、既に一部半導体大手メーカーがSSDの一般向け販売を切り法人向けに注力すると発表するなど、AI関連企業による買い占めが非常に進んでいるとのことです。

 実際既に影響が出ているというか、私もちょっと驚いたことに9月に中国で4TBの外付けSSDを購入しているのですが、今秋に同じネットショップ内でそのSSDの商品そのものがなくなっていました。っていうか、それ以外の記憶メディアも小容量のUSBメモリを除いてなくなっており、今更ながらかなり身近なところにまで市場におけるメモリ不足の影響が来ていることにマジビビりました。

 こうした状況から、アナウンスされているように今後パソコンの価格が高騰することは間違いないと思います。ただほかの誰も言及している人を見ないのですが、値上がりするのは何もパソコンに限るわけじゃないでしょう。メモリというのはいろんなところで使われており、さすがに現代で「産業の米」という若干加齢臭する呼び方する人はいないでしょうが、あらゆる分野を下支えする要素部品なだけにその影響は多岐に広がると思います。
 中でも自分が影響がデカいと思うのは、スマホだとみています。実質パソコンと同じジャンルに属し、メモリの消費規模でも非常にでかい分野商品です。恐らくパソコン同様に来年は価格が高騰するんことになるでしょうが、その影響として推測で述べると、今後ますますiPhone離れが起きるのではないかと思います。

 ただでさえ近年は円安の影響でiPhoneの価格が高騰して客離れが起きている最中ですが、メモリ不足でさらに高騰すればこの動きに拍車がかかる気がします。その結果として、比較的コスパに優れる中華系Androidスマホがさらに勢いを増すのではないかと思います。

 そもそも日本では10年くらい前はよくAndroidはクソだからiPhoneでなくちゃという人が公にもいましたが、あれはAndroidが悪いわけではなく富士通のレグザフォンやアローズが超クソなだけで、富士通製スマホの不評がiPhone人気を後押ししていたのではないかと考えています。
 ただ近年は富士通もスマホ事業止めてクソみたいなAndroid機種が出回らなくなり、Androidスマホに対し偏見を持たないどころか意外と使えるじゃんと思う人が増えているので、ここでスマホ全体の価格上昇を受けて一気にシェアが伸びるかもしれません。っていうか、富士通はアップルの回し者だったんじゃないかとすら思えてくる。

2025年12月11日木曜日

やっぱ中国は焦ってる?

 このところ毎夜、セールで買った悪魔城ドラキュラゲームボーイアドバンスコレクションを夜な夜な遊び続けています。Steamでキャッスルバニア系のゲームを遊びだしてからこの手のゲームが急に好きになり、満を持して本家キャッスルバニアこと悪魔城ドラキュラに手を出しましたが、やっぱ相性いいのかもしれません。
 ちなみにこれ以前に遊んだことのあるこのシリーズのゲームは、ゲームボーイのタイトルだけだった気がします。「月下の夜想曲」とか遊んでおけばよかったのに。


 上のニュースは今朝の時点で報じられてて出勤前に眺めたのですが、一見して「ああ、中国は相当焦ってるな」という気がしました。何故かというとすでに中国は日本への渡航注意報を何度も出しており、また政府が圧力かけて旅行会社の団体ツアーを中止させるなどあの手この手で日本の観光業に嫌がらせを続けているのですが、にもかかわらず再びこのような誰が見ても効果のない注意報を出した当たりよほど手に詰まっていることの顕れでしょう。それでもわざわざ出したのはやはり、当初期待していた結果や効果が得られないゆえの焦りとみています。

 そもそも中国政府の一連の嫌がらせの目的は、高市政権の支持率低下を狙ったものとみて間違いありません。まず観光業でダメージを与えて日本国内の政権批判を高めるという目論見だったのでしょうが、現時点で日本の観光業に目立った影響は出ておらず、株価も全く下がっていません。そして肝心の高市政権の支持率もほぼ変化なく、各所で指摘されているように中国国内の旅行会社を干し殺す結果しか生んでいません。
 中共ともなると数値目標の達成が厳しく求められる組織なだけに、上記株価と支持率の不動は担当者にとってかなり堪えるものだと思います。それゆえに、もはや意味をなさないと思うけど地震に絡めてまた注意報を出してみたのでしょうが、かえって中国側にもう手がほとんどないという手の内を明かすだけにしかなっていないように見えます。

 まぁ最初に出した、「クマ出没注意」の渡航警報に関してはなんも間違っていなかった気がしますが。

 私の予想だと、かなり手段が狭まってきている中国が今後採り得る手段としては、日本への送金規制かなと考えています。と言っても一般企業の送金ではなく中国人個人の日本国内における不動産購入資金や会社設立資金の送金で、中国国内に金を回す目的もかねて今後何かこの辺で規制してくるかもしれません。
 もっともこのところ中国人の日本の不動産購入には日本人もかなり懸念しているので、やったところで高市政権への支持率には響かず、それどころか日本人の習近平に対する支持率も跳ね上がるかもしれません。私個人としても、このところの日本の不動産価格高騰は若干懸念しており、冷えピタみたく熱を冷ますためにも中国側で金融規制やってくれたらむしろ助かる思いがします。

 あと蛇足かもしれませんが、今回の一連の嫌がらせで中国側の最大の誤算は日本と台湾の関係がむしろ前より良くなってきている点じゃないかと思います。そもそも中国と台湾の関係を邪魔していると中国が最初に主張してきたのですが、結果的には一連の嫌がらせで日本と台湾の関係をより結び付けてる節があり、これは普通に中国にとってもかなりの痛手な気がします。
 その上でもし中国に対し日本も嫌がらせしようってんなら、日台関係の好調ぶりを見せつけることに尽きる気がします。さすがに頼清徳総統の日本招待をやると中国もマジギレするでしょうが、日台の実業家によるビジネスフォーラムとか盛大に開いたら、中国側もこのところの無駄な嫌がらせを思い直すかもしれません。

 なおもしこのフォーラムを開くとしたら、私だったら東京でも台北でもなく、敢えて広東省広州市でやるでしょう。実業家同士のフォーラムを規制するのは景気の悪い中国にとってもかなりダメージが大きく、且つ香港に近い広州で日台関係の充実ぶりを見せつけるというのが、中国側の視点に立った場合に私が一番嫌だと思う事態です。
 この際だから中国でコンサート開けない芸能人たちも、代わりに台湾でコンサート開きまくったりすればいい気もしてきました。

2025年12月10日水曜日

ファッションリーダーが消えた(´・ω:;.:…

 漫画「へうげもの」の作者はなんでも織田信長はあの時代のファッションリーダーだったのではと考えたことも、この漫画を描くきっかけになったと話しています。実際、信長が一から流行らせたわけではないものの、安土桃山時代の茶道ブームをはじめ、南蛮渡来の衣装や小物などの流行に信長はかなり貢献しており、その見立て通りに戦国のファッションリーダーであったと見ることに私も同感です。
 なんていうことをまた通勤中に考えていた最中にふと、「そういえば、日本でファッションリーダーと呼ばれる人がいなくなって久しいな」ということに気が付きました。


 試しにネットで「ファッションリーダー」と検索して軽く調べてみたところ、上位にヒットしたのが上の記事でした。一見すると今もファッションリーダーは誰かという熱い議論で盛り上がっているように見えますが、記事の日付は2022年で、2025年のファッションリーダーについては誰も言及していません。
 それこそ平成の中頃なんかは男性女性を問わず、モードを代表するアイコンのような人間が存在して、多くの人がそのファッションを模倣するなどして関連衣類やグッズが巷に溢れていました。それこそシブタク、じゃなくてキムタクなんかはドラマでバタフライナイフを使うシーンが出るや中二病男子の間でこのナイフを持ちたがる人間が続出し、実際に使った殺傷事件も起きるなどしたほどでした。あの犯人の中学生いまどうしてんだろ。

 話を戻すとかねてからこのブログで私は、直近5年間だけで見ても日本人のファッションに対する関心の低下ぶりは非常に激しく、ジーンズですら街中で着ている人をあまり見ないほど衣類にこだわりを持たなくなっていると主張しています。男性だけならまだしも女性に至っても、かつてはエビちゃんなど売れっ子モデルの名前が嫌でも耳に入ってきたのに、前述の通り現代のファッションリーダーは誰なのかという議論すらほとんど見られません。このファッションリーダーとされる人物がいない点一つとっても、日本人のファッション意識が低下していることの証明になりうるという気がします。
 だから何だと言われたオチはなかったりするのですが……。強いて言えば、ファッションリーダーを作れないほど日本のアパレル業界も弱っているというのと、また別に書くつもりだけどマスマーケティング自体がもはや廃れ気味で、時代はもうダイレクトマーケティングが中心となっている証左だとも言えます。

 なお自分はかねてからそれほど衣類に金をかけないものの、そこそこ生きてきて自分に合うスタイルは何なのかという自覚はある程度持てています。学生時代は「ダブルデニムの花園」と呼ばれるほど上下デニムでほぼずっと行動してましたが、これは周りからも好評だったというか、どうも表情がややいかついためか堅牢そうなファッションが似合うと実際言われたことがあります。
 その上で現在はやや年齢を重ねたこともあり、変に攻撃的な人物に見られたくないことから落ち着いた色合いや柄の服を選ぶようにしています。ただ落ち着いた色合いと言いながらもやはり顔がいかついというか濃い傾向にあるため、服も濃い色だと釣り合いが取れるのか来てると周りに褒められます。そのため最近は濃いめの茶色か灰色系をよく選ぶのと、柄は日本人がやたらとチェック柄ばかり切るので、これだけは避けるようにしています。

2025年12月8日月曜日

技能実習制度こそ外国人犯罪の諸悪の根源

 前回記事で「カレー移民の謎 日本を制覇する『』インネパ』」というネパール人移民に関する書籍を紹介しましたが、これ読んで改めて昨今にぎわかしている日本国内の外国人犯罪の諸悪の根源はやはり、技能実習制度にあると思うようになりました。

 技能実習制度そのものについては説明を省きますが、この制度で日本にやって来る外国人は少なくない比率で借金を抱えていると言われています。というのも、実習生の斡旋屋にビザ手続きや受け入れ先探しなどの代行費用をかなり取られ、人によっては日本円で数百万円単位の費用を借金で賄って日本にやってきているそうです。もちろんこれらの費用の大半はピンハネで斡旋業者の懐に入るものなのですが、ほとんど利益を取らない良心的な代行業者もいるものの、「値段が安くて怪しい、人身売買されるのでは」と怪しまれてかえって利用してくれないそうです。

 そのような多大な借金を抱えて日本にやってきても技能実習生には労働法が適用されず、最低賃金を下回る時給で酷使されるケースが大半です。雇用主によっては前時代的な扱いをする人もいると言われます。こうした状況、特に大きな借金を抱えて低賃金で不当に酷使されるとなれば、私自身も犯罪を犯してでも一発当ててみようかという思いがよぎると思います。こうした環境でなければ善良な人でも、この状況なら犯罪を企図することは十分あり得るでしょう。

 そもそも私が今回ネパール人について興味を持ったのは、日本での犯罪報道がほかの国の人に比べて極端に見られないことがきっかけでした。実際の統計データで見ても在留人口に比べて犯罪発生率は他国出身者に比べて極端に低くなっています。
 ネパール人が何故日本であまり犯罪を起こさないのかというと、ネパール人元々の気質もあるかもしれませんが、一番の要因はやはり日本での生計手段が比較的確立されていることに尽きるでしょう。多くのネパール人は技能実習生ではなく「調理師」の技能ビザで入国しており、入国後は日本のカレー屋から生活をスタートする人が多いです。インネパカレーは既に日本で一般化していて利用者も多く、専攻して日本にやってきたネパール人も彼らを雇う形で生活を保障しており、技能実習生と比べるならその生活の安定度は大違いです。

 最も冒頭に挙げた書籍によると、ネパール人の中でもあくどい斡旋屋がおり、こちらも数百万円単位の日本渡航費用をむしり取って日本に同胞を送る人もいるそうです。また日本に着いても書類上では正常な給与を支払っているように見せ、実際には最低賃金以下で酷使する人も同じくいるそうです。
 それでもまともな雇用主に当たれば技能ビザで来たネパール人は最低賃金以上の給与を得られ、また同胞らの支援を受けて生活することができます。変な職場にあたっても、運の良さにも左右されますが別のカレー屋に移るなどの自由が技能実習生に比べあります。逆を言えば、技能実習生は最初にいい斡旋屋、雇用主に当たらないと逃げ場がありません。

 以上を踏まえると、日本での外国人犯罪の増加というか懸念の広がりはそもそも、外国人が増えていること以上に技能実習生の制度的問題にあると思います。かねてから私はこのひどい制度は早く廃止すべきだと唱えてきましたが、今回改めてこの制度の問題点を強く感じ、日本における外国人犯罪対策、そして外国人への偏見を防ぐためにも廃止すべきだと感じました。
 恐らく多くの技能実習生は苦しい環境の中でも頑張って日本に溶け込もうと努力しているかと思います。しかし犯罪事件が少しでも起きるとやはり偏見というものは広がり、せっかく日本に貢献してくれている外国人にもよくない目が広がってしまいがちです。これは味方を減らすような行為であり、こうしたお互いに不幸になるすれ違いを防ぐうえでも、犯罪に走らせかねない技能実習生制度は廃止すべきで、少なくともあくどい斡旋屋の取り締まりだけでもすぐやるべきです。

2025年12月6日土曜日

書評:カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」

カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」(集英社新書)

 以前にこのブログで外国人犯罪に関する報道が増える中、何故かネパール人による日本での犯罪事件報道をあまり見ないことについて触れました。在日ネパール人口は年々増加しており、その規模は既に大きな比率を占めるにもかかわらず実際に犯罪認知件数は他の外国人と比べ低く、いい感じに面白いデータに気づけたと思いました。
 この記事を出した後に友人から、「いいブツがある……」として紹介されたのが上記リンク先の「カレー移民の謎 日本を制覇する『インネパ』」でした。結果から言うと今年読んだ中で一番面白い本で、そのまま社会学の授業の教本にしてもいいくらい着眼点、取材、文章のすべてで素晴らしい本でした。日本にいるネパール人について知りたいなら、この本を読むだけでほぼすべての疑問が解けるでしょう。

 それで簡単にこの本の内容を紹介すると、タイトルの通りにカレーを中心テーマに置きながらどうしてネパール人が日本で増えているのか、そして彼らの日本での生活や今後についてが詳しく書かれています。
 特に面白いのがやはりの増えたきっかけなのですが、何でも1980年代に外交官向けレストランを皮切りにナンカレーを出す本格インドカレー店が現れたことで、日本で本格インド料理店が増えてき始めたそうです。それまでの日本のカレーは英国経由で伝来してきたライスカレーで、カレーにパン(ナン)をつける文化もなければ味付けもインド本国の物から遠ざかっていたようです。それが本場のインド料理が登場したことと、カレー自体が日本人の生活に浸透していたこともあって、インドカレーブームが起きることとなります。

 当初、日本で増え始めたインドカレー店では日本での成功を聞きやってきたインド人らの手で広がっていき、折も折で技能職を持つ外国人へのビザが日本で下りやすくなっていたことが後追いとなりました。こうして順調に日本全国でインドカレー店が増えていく中で、インド人経営者はお店の従業員として本国からインド人を連れてくるのではなく、徐々にネパール人を採用して連れてくるようになったそうです。
 ここが自分にとって一番面白いと感じたところなのですが、何でもインド人はカースト制の影響からか、調理なら調理、掃除なら掃除で、決まった仕事以外の仕事は暇でも一切手伝おうとしなかったそうです。そのため空いた時間に掃除させようとしても、「俺の担当は調理だから」と言っては断わるインド人従業員が多く、店長自らが掃除などの雑務をやる店もあったそうです。

 それに対しカースト制の縛りがほとんどないネパール人はきちんと指示を聞き、臨機応変に立ち回るという点で従業員としての価値が高かったそうです。元々、ネパールは海外出稼ぎ者が多い国でインドにも普段から大量に来ており、言語や文化面でもインド人に近いため「だったらネパール人に来てもらおう」と、インドなどから大量に日本へ連れてきたことが日本におけるネパール人社会が作られるきっかけだったそうです。
 この際、日本に入ってくるネパール人はほぼ例外なく「調理師」の技能職ビザで入ってきていましたが、現実には日本に来るまで料理なんて一度もしたことがないネパール人が多かったそうです。ただ受け入れ先の職場とインドカレーという独自性の強みからか、日本の生活への定着性は比較的よく、また日本での成功例が伝わると後を追う人が現れ、定着した人の中には家族も呼び寄せるなどして、どんどん拡大していったそうです。それからさらに年月が経つと、日本のでの生活方法やインドカレー店の経営を学んだネパール人の中から独立して店舗を構える人もどんどん合われるようになり、現代のようにネパール人によるインドカレー店が大量に存在するに至ったそうです。

 以上の流れがこの本の中では非常に整理されて説明しており、一読するだけで深い合理性を感じるとともに、実際に独立して日本で店を構えるようになったネパール人らのインタビューも載せられていて、疑問を挟む余地は一切ありませんでした。むしろ、よくぞここまで取材したものだと恐れ入る情報量でした。
 ただいいことばかりではなく、家族移住を果たすも子女教育を受け入れる施設が日本だとまだ少なく、今後在日ネパール人二世、三世が在日中国人子弟のようにマフィア化することは避けられないとする意見も載せられています。その上でこうした言語、生活教育面での受け入れ施設の拡充などの問題点も提起されています。

 読んでみた私の感想としては、やはりネパール人は日本との相性が比較的いいのではないかという印象を覚えました。話を聞いてると「日本で働いていてお金も自然にたまっていったから、じゃあ独立しようかと思った」というセリフがよく見られ、何となくコツコツ働く真面目な人が非常に多い印象を受けました。
 またインド人従業員との比較にもあるように宗教にまつわる文化的衝突も日本人とは少ないように見え、教育問題こそ残されてはいるものの日本に来てもらって定住してもらう移民としては、まだ定着可能性が高いバックグラウンドを持つようにも見えます。

 また別に記事を書くつもりですが、外国人移民の受け入れに対して今日本人はややピリピリしているというか非常に警戒しています。ただその議論を見ると基本的に0か1かという話で、フルオープンかフルクローズかという極端な意見同士を無駄にぶつけ合っています。
 私個人の意見としては規模や地域、職業を限定して移民を受け入れることで、移民受け入れによる犯罪や摩擦はかなりそぎ落とせるという自信があります。その上で受け入れる移民に関してはあらかじめ出身国や民族を絞る、つまり日本人と親和性の高い人たちをあらかじめ選定してきてもらうだけで、懸念される問題の大半はクリアできるはずです。もちろん、教育施設などの投資も必要になりますが。

 そうした目線で見ると、やはりネパール人なら日本との親和性も高いと思え、何よりカレー文化で共通している時点で自分もめっちゃ身近に感じます。まぁタンドリーチキンをはじめとするインドカレー屋のメニューをネパール人は実際にはあまり食べないそうですが。
 逆を言えば、今日本で起きている外国人犯罪問題の諸悪の根源はやはり外国人技能実習生に端を発するとしか思えません。これがあるせいで変な斡旋屋に引っかかり、渡航前から莫大な借金を持ってしまって犯罪に走りやすい人を招いている節すらあり、移民議論以前に早くこれを廃止することこそが日本の治安問題、外国人に対する偏見の撲滅につながるでしょう。その上で、双方が得をする、納得のできる透明な移民受け入れ政策をもっと議論すべきというのが私の意見です。

2025年12月4日木曜日

この際、高市首相はもっと中国を怒らせた方がいいかも

 いくつか書きたいネタがありますが基本的にいつもその時に一番書きたいネタを書くようにしてこのブログのモチベーションを高めているので、今日は若干自分でも書き過ぎじゃないかと思っているまた中国ネタです。

 かねてよりこのブログで私は、日系メディアの中国経済に関する悲観的報道は間違っているということを主張してきました。どう間違っているのかというと、彼らが報じている以上に今の中国経済はずっとヤバく、その危険性や問題性をきちんと伝えきれていないと感じるからです。
 何気に凄いおいしいネタだと思うのにどこも取り上げないなと思う点として、中国は四半期ごとにGDPを発表して順調に数%ずつ成長していることをアピールしていますが、その一方で税収はこのところ右肩下がりに減少しており(非税収入を含む歳入はプラス)、GDP成長しながら税収減も果たすノーベル賞級な奇跡を実現しています。狙ったって普通出来ないだろうこんなの。

 一応言い訳としては減税しているからなどといえますが、この2年くらいは大規模な減税政策はなく、一応控除しきれなかった税金資産を期末とかに還付する政策の範囲を広げてはいますが、この政策自体は以前からやっており拡大範囲もそこまで広くなく、単純に既存税制の収入が落ちているだけです。

 こんな点一つとってもかなりヤバいのですが、それ以上に問題なのがかねてから主張しているように不動産業界の不良債権です。ここで正直に書くと、私は今年初めくらいに覚悟きめてこの不良債権処理に本気で取り掛かっていたら、まだ3、4年くらいの不況で何とかなるという希望を抱いていました。
 しかし今年も既に年末に至っていますが、現時点においても不動産業界の不良債権対策は何一つ実施されませんでした。日本人にもわかる恒大不動産の問題が明るみに出た2020年から既に5年も経過していますが、問題ある大手不動産会社の破綻処理は一つも行わず、また抜本的制度改革も実施しないまま無為に時間を過ごすだけでした。この間、恒大だけでなく碧桂園や万科などのほかの大手不動産会社でも社債償還が期日通り果たせなくなるなど債務懸念が拡大しており、事態は刻一刻と悪化しています。

 前述の通り、私は今年がある意味中国にとってラストチャンスの年だと考えていました。しかしここに至っても中国は何一つ対策を打たなかったことから、中国経済の完膚なき破綻はもうほぼ確定したと考えています。本気で対策すれば3、4年の苦境で済んだ問題を放置した結果、最低でも10年以上の不況期をこれから迎えることが今年にほぼ確定したようなものだとみています。
 何故放置したのかというと、恐らく中国人は「不況」というものを体験したことがなく、実感が湧かないからだと思います。実際、「恐らく今年が中国人が笑っていられる最後の年だ」と友人の中国人に話しても、「これ以上失うものなんてないじゃないか。既にもう不況の底だよ」と言われました。悪気はないというのはわかりますが、恐らく本当の意味の不況を体感したことがないからさらに底が割れるという事態を想像できないのだと思います。こんな具合に、どれだけ経済がおかしくなるかが理解できなかったからこそ放置したと私は見ています。

 その上で話を高市総理にもっていくと、このところずっとワイドショーを独占しているように中国は高市総理に対し「嫌なこと言った(# ゚Д゚)」と難癖付けて日本にたくさん嫌がらせしています。ただこの際だし、高市総理はもっと中国を逆なでして、それこそ頼清徳総統を日本に招待するくらいしてもっと中国に対日制裁や在中日系企業への嫌がらせを増やしてもらうように仕向けた方がいいのではないかと思うようになってきました。
 このような嫌がらせをされれば言うまでもなく在中日系企業の業績は悪化し、ここで働く私の仕事や給与にも影響しますが、これから底なしの不況に沈む中国から今のうちに離れた方が、死ぬ人間は少なくて済むのではと思う節があります。中国事業の縮小や撤退は確かに大きな痛手を伴いますが、このまま下手に中国事業を残すよりは総合的に見てマシじゃないかと本気で思っています。よほどの奇跡でも起きない限り、今後中国は製品ではなく不況を輸出する立場になると思え、中国と関係が薄いほどその影響も薄められると予想しています。

 その中国の不況が本格化するのは来年か再来年かと私は見ており、そのきっかけは日本と同じく証券会社を含む大手金融機関の破綻か増税かのどちらかだと思っています。可能性的に高いと思うのは増税で、冒頭にも書いたように既に中国の税収は落ち込み始めているのに対し、年金を含む社会保障費用は今後ますます増大ペースを歩むことから、早く増税しないとこっちでもヤバくなります。何か象徴的な一手がきっかけとなってダムが崩壊するような事態が来ると予想しています。

2025年12月3日水曜日

歴史に人間臭いエピソードを挟む価値

 「ようけん」と言っても、多分普通の日本人で誰を指すのかわかる人はまずいないでしょう。ただ「隋の煬帝のパパ」と言えば、反応できる人は増えると思います。煬帝は言うまでもなく日本の聖徳太子が送った小野妹子を含む遣隋使に対応した皇帝で、その影響もあって日本でも知名度が高い人物です。もっとも中国でも彼は知名度が高く、暴君として名高いのですが。
 そんな煬帝のパパの楊堅(隋の文帝)は隋朝を切り開き、長く混乱の続いた五胡十六国時代を終わらせて数百年ぶりに中国全土の統一王朝を築いた偉大な皇帝で、その優秀さから歴代皇帝の中でも特に評価が高い人物です。大運河や大遠征を繰り返して金遣いの荒い煬帝とは対照的に、非常に質素で自ら倹約に努めて清廉さで知られています。

 そんな楊堅ですが、彼に負けず劣らず有名なのがその夫人の独孤伽羅という人です。男顔負けの胆力を持っていたと言われ、旦那の政治を横で聞いてはガンガン口を挟んでくるのですが、自分の従兄が法を犯し処刑されることとなり、さすがに妻に悪いと思った煬帝が罪を許そうとしたところ、「そんなことしたら示しがつかなくなる」といって、逆に従兄の処刑をプッシュしたそうです。ただ単にその従兄が嫌いなだけだったかもしれませんが。

 こんな具合に横から口を挟むけど判断は比較的的確だったことから、当時の宮廷には「皇帝は二人いる」とまで言われたそうでした。ただそんだけ気が強いこともあって嫉妬心もすごく、旦那の楊堅に「よそで女と遊んで来たら殺す(^ω^)」とマジで常日頃から言ってたそうです。
 実際、楊堅が内緒で別の女性と浮気したことがばれたことがあったのですが、独孤伽羅は刺客を差し向けてその浮気相手の女性を殺したそうです。さすがにこの処置には楊堅も怒ったのですが嫁には逆らえず、やり場のない怒りからなんと一人で家出して、山の方に行ったことがあったそうです。多分、在任中に家出した皇帝はこの楊堅くらいでしょう。しかも迎えに来た家臣が「一緒に謝ってあげるからそろそろ帰ろうよ(´・ω・)」と諭してようやく帰ってきたそうです。

 自分はこの楊堅の家出エピソードが好きで、彼がどうして隋朝を開いたかは覚えてないけど「家出した皇帝」としてははっきり覚えています。なんでこんなに覚えられるのかというとやっぱり人間臭いエピソードだからで、このエピソードから楊堅のことを一人の人物として捉えられるようになったからだと思います。

 前回の記事で私は伊能忠敬が17歳にして年上の子連れシンママと結婚したエピソードを紹介しましたが、多分こういうエピソードがある方が歴史上の人物について覚えやすくなると思います。偉人についてただ功績だけ書き連ねたとしても、学ぶ側からすればそれはただの記号に過ぎず、教科書の上に乗った文字の羅列にしか見えません。しかしひとたび人間臭いエピソードが入り込めば、その瞬間から歴史人物は人格が形作られ、記憶にも定着しやすくなるものだと私は考えます。
 そういう意味では歴史の授業においてはこういう人間臭いエピソードをどんどん盛り込む方が、情報量が増えるけどもかえって覚えやすくなること間違いなしでしょう。ただ実際にこれをやるとなると教師の負担は増えるし、授業時間も足りなくなることから、現実的ではないと私自身思います。

 それならば歴史人物のなるべくくだらない、人間臭いエピソードを箇条書きにした副教材とかを用意してみるのもありかもしれません。1人1ページくらいで何らかのエピソードを読み物風にまとめ、暇な時間に読んでおけという風に渡せば教育効果も上がるんじゃないかという気がします。それこそ時間があれば私が書いてもいいですし。

 仮に戦国武将で書くなら、

徳川家康:三方ヶ原の敗走中にうんこ漏らした
武田信玄:「浮気してごめん、でも本当に好きなのは君だよ」と高坂昌信に手紙送ってた
日笠陽子:ゴムホースでカレーうどんを食べたことがある

 こんな具合でエピソードを紹介していくことでしょう。

2025年12月1日月曜日

伊能忠敬の結婚がカオス過ぎ(;´・ω・)

 大分昔にタモリが好きな偉人はと聞かれた際に伊能忠敬と答えて妙に渋いなと感じましたが、あまりまとまりのない千葉県の中で唯一胸張って出身偉人と呼べるのはこの人くらいだったりします。実際、自分も小学校の頃に千葉出身の偉人として社会科で教わっており、「なんで武田信玄みたいな戦国大名はいないんだろう」と当時不満に思ったのも覚えています。

 そんな伊能忠敬について今日通勤途中にまた「風雲児たち」を読み返してたら、彼の結婚に至る過程がかなりカオスだったことに気が付きました。伊能忠敬は元々伊能家の出身ではなく別の有力町人の一族だったのですが、少年時より聡明であったことから親戚を介して紹介される形で、伊能家に婿入りすることとなりました。ただ、その婿入りの経緯がかなりカオスだったりします。

 というのも伊能家では何故か男ばかり次々と亡くなり、先代の一人娘のミチが迎えた跡取り予定だった婿も結婚後にすぐ亡くなりました。そこで新たな跡取りとして白羽の矢が立ったのが忠敬だったわけですが、その指名時の忠敬の年齢はなんと14歳という、現代では中二という年齢でした。
 しかもお気づきでしょうがその相手はミチで、この時は忠敬より三つ上の18歳でいて未亡人という設定てんこ盛りな相手でした。ところがこれだけではなく、なんとこの時ミチは前の夫の子供を身ごもっていたということでした。

 以上のような経緯から、さすがの忠敬も「いやこれ無理だって(;゚Д゚)」と言ったこともあり、結婚自体は3年置いてから執り行うこととなりました。そのため、忠敬が17歳、ミチが21歳、でもって前の夫の子供が2歳半くらいの時に正式に結婚して伊能家の跡取りとなりました。っていうか17歳で子連れの年上シンママ娶るなんて、この時点で忠敬は偉人じゃんとか思ってしまいます。

 その後、忠敬は周囲の期待に見事にこたえて伊能家の事業を拡大させ、飢饉が起きるや迅速に食料を買い集めて周辺に安く供給し、あまりにも有能で地域の顔役にもなったことから名字帯刀も許されるなど完璧超人かのように活躍します。その後、妻ミチとは死別し、二人目の妻を取るもその人もすぐ亡くなり、三人目の奥さんも迎えていますが、生前のミチとは非常に夫婦仲が良かったと伝えられています。

 伊能忠敬というと「老いてますます盛ん」とばかりに年取ってからのことばかり取り上げられていますが、若い時からも地元佐原で多方面で活躍しており、そこら辺を取り上げられないのは若干不公平な気すらします。そもそも、上記の結婚の経緯そのものの方が面白く、もっとこういうエピソードをみんな発信すべきでしょう。

2025年11月29日土曜日

最近における中国の一般人の対日感情



 今日はこちらのKV-2という戦車のデフォルメキットを作ってました。デフォルメキットではあるものの、実寸と寸法比率は実はそんなに変わらない超絶2頭身な戦車だったりします。異形さで言えば、史上最高ではないかと思って前から作る気満々でした。

 さて本題ですが今日なんかやたらとほかの人にも説明する機会が多かったので、最近の中国人の日本に対する反応というか日本人が大好きな空気感を書いてきます。説明するまでもなく、最近中国政府は高市政権に対してはっきりってヒステリックなくらいに批判を繰り返しており、そのやたら激しい情熱は収まる気配すら見せません。なんでも今日なんか、上海で開かれていたアニメイベントで歌手の歌唱中に突然機材や照明を消したとのことです。

 そんな具合に歴代で見てもかつてないほどの反応を中国政府は見せていますが、一般人はどうかというとぶっちゃけ冷めてます。もちろん高市総理に対していい感情はみんなあまり持っていないですが、かといって反日デモを起こしたり、日本人を見かけたら襲い掛かったり、罵倒したりと言ったりすることは少なくとも上海では見られません。実際職場でも自分たち日本人は肩身の狭い思いをすることないし、政府同士の関係は悪くなってはいるけどだからと言って中国人全体で対日感情が悪化しているようには全く見えません。

 最低限としてはっきり言えることは、かつての2012年ごろの尖閣諸島問題の頃と比べると現在は全く状況が異なっています。当時は一般中国人も日本への怒りをむき出しにしていたし、日本車を中心に襲撃もよく行われていました。それと比べると現在はそうした行動で示すこともなければ、自分たちが率先して日本を批判しようという素振りすら見えません。

 以上を踏まえて述べると、このところ日系メディアが報じている中国人の日本旅行予約のキャンセルについても、旅行者個人がキャンセルしているわけじゃないのではと思う節があります。じゃあ何なのかというと、政府に言われて旅行会社がツアーを全部取りやめているように私には見えます。全部が全部とは言いませんが。


 またそのキャンセルの影響についてですが、はっきり言えば日系メディアの報道は全く信用できません。というのも観光地や施設によって中国人への依存度はそれぞれ異なり、依存度が高いところに聞けば「大きい」と答えるのは当然だからです。それこそこれまで中国人と欧米人が半々な宿泊施設とかなら、キャンセル後にこれまで受け入れきれなかった欧米人を入れられる可能性もあるのだし、そうした立場によるゆがみがどの報道見てもあまり反映されていない気がします。

 敢えて言えば、日本にある中国系観光会社や宿泊施設、それに白タクは確実に影響を受けていると断言できます。もちろん中国でも日本国内をメインとする観光会社も打撃を受けているであろうし、そう考えると中国政府のセルフ経済制裁のように見える節すらあります。

 私の個人的見解としても、かつてと比べると日本に来る観光客は多様化しており、また先日奈良を回った時も中国人の数は少なかったもののそれ以外の国からの観光客はめちゃ多かっただけに、今回の中国の対日批判で日本の観光が受けるダメージなんて微々たるものというか、無視できるくらいな気がします。
 日本人自身ももう忘れているでしょうが、ほんの10年前の爆買いブームでは日本製の炊飯器や紙おむつ、粉ミルクが売れに売れて、ベビー用品に至っては日本人が国内で買えないくらいの状態でした。しかしこの三商品は既に日本ブランドは中国でも凋落しており、以前のように中国人がこぞって買うような商品ではなくなっています。まぁ中国で出生児数が減っているのもありますが。

 もちろんこれらベビー用品を売ってた日系メーカーや象印とかは以前より中国で稼げなくなっているのは事実であるものの、それはついさっき起きたわけではなく数年前からの話です。爆買い時代に中国が日本観光を制限していたら話は別だったでしょうが、今現在でこういうことしてもそこまでの影響はもはやないとしか言いようがありません。それだからこそ、「お前ほんま何がしたいねん」と中国に政府には言いたくなってきます。

 その上で日本政府には、中国人は煽らずに、中国政府のみを煽り続けるという戦略が一番功を奏すのではないかと言いたいです。まぁ無視することが一番ですし、尖閣に何かしてきたら米軍艦と一緒にあの辺り回れば大体収まるでしょう。
 っていうかこの一連の流れ、トランプ大統領が「台湾問題に米国は係わらない」と言ったと習近平が誤解したことにすべて起因しているのではないかという気がします。本当に言ったかもしれないけど、米軍部は別の見方を持っているとは考えず短絡的に日本を追い込めると思っていろいろ失敗しているように見えます。

スマホを持つ手が震えた……

 昨日の会社からの帰り道、いつものように物欲を刺激するためスマホで淘宝のおすすめ商品一覧を眺めていました。自分の購入する商品の傾向からおすすめに出てくるのは主に、

・PCサプライパーツ
・小物家具
・ミッフィー
・腕時計
・茶器
・手袋

 などが多いのですが、やはり一番よく見るのはプラモ商品だったりします。

 とはいえ、既に山ほど作って家に置き場がなくなっているうえ、戦闘機に至っては現行機はほぼ全て作りつくしており、以前と比べるとモチベーションも下がっています。なので最近は戦車、それもデフォルメ化した小さな戦車キットばかり買っては作っており、若干プラモ熱は下がっています。
 なので淘宝で検索する回数も減りおすすめに出てくるのも減っているのですが、週末に直接自転車でよく見に行くプラモ屋のオンラインショップはお気に入りにいれており、たまに新作がないかを見に行ってるのですが、昨日はとんでもないのを目にしました……。





















ハセガワ商品ページより引用)

 知ってる人には早いですが、ゲームの「エースコンバット」に出てくる架空の自衛隊機ことASF-X 震電IIです。

 マジでこれ見たときは目を疑いました。というのもかつてハセガワが作って発売していたのは知ってたけど、実在機ではないし出荷量も少なく、また発売したのも大分前だから興味はあるけど手に入ることはまずないと思っていたからです。ましてや上海でなんて。
 改めて調べてみたところどうも今年の7月に再販していたそうで、恐らく中国のショップがその再販分を仕入れて売り出したのだと思います。

 この機体、「エースコンバット7」で自分もかなり使い込んだ機体で、そのデザインに心打たれただけでなく優遇されててマジ強く、しまいには強すぎてなんか敵に悪いと思って途中からあんま使わなくなりました。代わりにホーネットをメインで使って「松戸のホーネット」と名乗るようになりましたが。

 以上のような経緯から自分にとって夢のようなキットであっただけに、商品ページに表示されたときは動悸を感じました。まぁ商品名は「真伝Ⅱ」だったけど。
 なもんで急いで買おうとスマホを握りなおしたのですが、マジで購入ボタンを押す指が震えました。本当に震電Ⅱ買えんのかよと半信半疑のような状態であったのでしょうが、今までのスマホでの注文でこんなの初めてでした。まぁすぐ注文したけど。

 一応、商品は明日届く予定ですが、まだ作ってない溜めキットがいくつかあるのと、震電Ⅱは心して作りたいのでしばらく時間おいてからやろうと思います。もっとも塗装とかしないので上の写真みたくきれいに作れることはないのですが、今からスタンド置きにするか直置きにするか、尾翼を立てるか下げるかなどとどう組むのか考えるだけでマジ楽しいです。

2025年11月27日木曜日

香港の高層ビル火災を見て思い出す2010年の上海マンション火災

 昨日に続きなんか妙に見出しが長いですが、日本でも香港の高層ビル火災が大きく取り上げられているかと思います。中国でも反応は大きいです。

2010年上海マンション火災(Wikipedia)

 この火災のニュースを見て真っ先に思い出したのが、上の2010年に上海で起きたマンション火災です。何故私がこの事件を思い出したのかというと、この上海での火災が起きる少し前、中国への転職活動で上海に自分が滞在していたからです。しかも火災事故現場から比較的近いホテルで滞在していて土地勘も少しあっただけに、発生当時は既に上海を離れていたもののこの時の火災は強く覚えるようになりました。

 そうした経緯もさることながら、今回の香港の火災と同様に上海での火災も外壁にめぐらされた竹の足場が火回りを早めた原因として指摘されている点も共通しています。香港の火災では竹の足場のほかにも防護ネットも可燃性であったと報じられていますが、日本ではまずないでしょうが、中国ではこうした竹の足場はよく使われています。
 ただ今回の火災のように、かねてから火事になった場合は炎を広げるとよく指摘されていました。実際に2010年の上海での火災でこの点が大きく取り上げられ、私自身の実感で話してもこの2010年は上海の街中でこうした竹の足場があちこちに見られたもののその後は徐々に減っていき、今ではもはや鉄骨の足場の方が多くなってきています。ただそれでも街中を走っていると、たまにまだこの竹の足場を見ることはあります。

 私の予測で述べると、恐らく今回の香港の火災を受けてさすがに中国もこの竹の足場の使用をそろそろ禁止するのではないかという気がします。竹だったら原価も安いし使用後は燃やせばすぐ処理できるメリットは確かにあるものの、こうも歴史に残るような大規模火災を引き起こしているとなると、高層ビルに関しては規制が必要なのではないかと私も思えてきました。
 前述の通り、上海ではすでに鉄骨の足場が主流となりつつあります。鉄骨は鉄骨で重いけど別の現場での再利用は可能であるだけに、今後転換が進んでこうした火災が減ることを切に願います。

2025年11月26日水曜日

高市総理に異常なほど批判的な集英社オンラインとデイリースポーツ


 例の中国の日本観光規制について上のような記事が出ていますが、上のまとめ記事でも書かれているように集英社がオンラインが報じている内容については率直に言って疑問の方が多いです。というのも私自身、先月に奈良を訪れて奈良公園を回りましたが、外国人は確かに多かったものの中国人は多いとは思えなかった、というより中国語がそれ以前と比べてほとんど聞こえませんでした。国慶節直後というのもありますが、外国人客が多かったのを考慮すると中国人が抜けたくらいで奈良観光がダメージを受けるとはあまり思えません。
 それ以前に、奈良おじさんと一緒に行った羽柴秀長の居城跡もある大和郡山に至っては、外国人どころか人影すらまばらでした……。城跡の無料ガイドの人も向こうから声かけてくれて案内してくれるほどだったし。

 今回の記事に限らず、なんか集英社オンラインはこのところあれこれ理由をつけては高市総理に対して批判的、それもややこじつけと思うような記事をなんかやたら出しているような気がします。
 先に話しておくと私自身も高市氏についてはかねてから好ましい人物だとは思っておらず、先の総裁選でも正直言って負けてほしいと思っていたような立場です。しかしそんな自分からしても、このところの集英社オンラインの高市総理に対する批判はやや度が過ぎているようにすら思います。

 その集英社オンラインと並んで、「なんで?」と思うくらい高市総理に批判的だと思うのが地味にデイリースポーツです。


 デイリースポーツは正直、以前はそれほど政治系記事を見かけることは多くなかったような気がするのですが、高市氏が自民総裁選に勝ってからというものの、何故か急に政治記事を増やして高市総理を批判することが増えている気がします。
 もちろん批判するのは各メディアの勝手だし、批判的スタイルを継縁とするのはメディアの姿勢として間違っていません。しかし上の集英社オンラインの記事同様に、肌感覚的に「それ本当なの?」と感じるようなこじつけめいた批判の仕方が多く、上の記事のように世論を引っ張ってきますが、なんか極端な上澄みだけの意見ばかりを引用しているように見えます。元々スポーツ紙ということを考えると、なんでそこまで高市批判の政治記事を多く出そうとするのかがまず意味不明だし、またお世辞にも批判が的を射ているように見えず、ただただ感覚と文章の拙さばかりが目立ちます。


 このように感じている人はほかにもいるようで、デイリーの高市総理関連記事を検索していたら上のブログにあたりました。真面目にいくらスポーツ紙とはいえこのところのデイリーの政治記事は集英社オンラインとともに目に余り、批判したいならもう少しきちんとかけと言いたいです。こういう連中がいるから、日本の国語力は落ちてるんだとすら思います。

2025年11月24日月曜日

中国でビジネスホテルの閉館相次ぐ?

 去年はパソコン周りは座卓にしてましたが、足は楽だけど腰の負担が大きいと感じたので今年はそれ以前のように椅子机形式にしたものの、なんか足元がめっちゃ寒くてビビりました。電気毛布あるけど座卓と違ってひざ掛けや肩掛けとして使うとめっちゃコードが絡むため、足元あっためるヒーター買おうか悩みまくってます。

 話は本題ですが、なんかこの数ヶ月くらいで私の自宅近くにあるビジネスホテルが2軒も閉館していました。このうち1軒は通勤途中にあって、急にトイレ行きたくなったらここに駆け込もうと前から目をつけていたものの、いざ実際にその時が訪れたら1階フロントにはトイレがないホテルだったため、「ケチなホテルめ( ゚д゚)、ペッ」などと逆恨みしていたホテルでした。
 そんな個人的なうらみはらさでおくべきかは置いといて、基本的にホテルは飲食店や小売店と比べると私の中では潰れにくいというイメージがあり、実際に中国でホテルが営業を停止する場面はこれまでほとんど、多分ゼロに近いほど見たことがありません。それだけに立て続けに2軒も閉館する場面を見て、これが偶然なのかどうかが非常に気になったわけです。

经济型酒店大败退(读懂财经)

 上二つのリンクは中国語の経済記事ですが、どちらもこのところのビジネスホテル業界の不振ぶりについて詳しく書いています。特に象徴的な事件として、中国ビジネスホテルチェーンとしては非常に名の通った布丁酒店(プリンホテル)が3期連続の債務超過によって今年に上場が取り消されていたそうです。経営状況は改善を見せておらず、またここに限らずほかのビジネスホテルチェーンも苦戦が続いているといった内容が記事で解説されています。
 もう少し深堀すると、ビジネスホテルの空き室率がこのところ高まっており、各チェーンホテル会社はビジネスタイプのホテルの新規建設を抑制するとともに、既存ホテルの改装を行ってミドルハイタイプへの転向を図っているそうです。この背景としてはビジネスタイプでは価格しか強みがなく値上げ余地が低いのに対し、ミドルハイタイプなら値上げ余地もある上に独自性も持たせられるためと説明されています。また値上げはホテル運営会社にも、旅行代理店にも収益アップにつながるため、双方から歓迎されるそうです。

 その上でビジネスホテル業界の苦境に関して上の方の記事では、家電製品などと比べるとホテル業界への国の補助金はほとんどない上、価格を下げたところで宿泊需要が増えるわけでもない点を指摘しています。実際、「普段より値段が安いから……」という理由でホテルに泊まろうとする人はいるわけではなく、単純にこの業界の需要は出張や旅行といった人の移動がなければ生まれません。そのため記事では、全体景気の不況により人の移動そのものが低下していることも背景にあるのではと示唆しています。

 かねてから私は中国の不況は日系メディアが報じるどころのレベルではないと指摘し続けていましたが、個人消費に関しては日本の90年代同様に意外と下がらず、全体景気は後退しても消費拡大はしばらく続くと予想しており、実際中国もそうなっています。ただ本当に不況であればB2B方面で明確な影響が出ると思っていたのと、商業不動産も早くに影響が出るのではと考えていました。
 その商業不動産の代表と言えば商業ビルとホテル業で、つい2週間前にも同僚とホテル業界どうなんだろうという話を持ち掛けたばかりでした。その時に「そういえばうちの近くのホテルも閉まってた」と思い出し、そしたらそのあとすぐにもう1軒のホテル閉館が起きたので、ますます怪しむようになったわけです。

 コロナ流行が終わったとは言え中国国内の景気後退が激しいのと、日本と比べて以前より外国人観光客が中国では増えていないように見え、自分の想像以上に中国のホテル業界はダメージを受けているかもしれません。そもそも中国大都市部はホテルの乱立が激しく、今回はビジネスホテル事情のみを軽く調べてこの記事書いていますが高級ホテルも案外似たような状況にあるのではないかと危惧しています。逆にこの機に中国でチェーンホテルビジネスをやりたいと思っている企業や経営者にとっては、買収進出の絶好のチャンスとなるかもしれません。

 っていうか閉館したホテルの跡地がまた問題になって来るかもなぁ。それにしてもこのネタは我ながらよく気が付いたし、日本人でこうして記事化しているのも自分くらいでしょう。

2025年11月22日土曜日

中国が高市総理への批判を繰り返し続ける理由


 友人から送ってもらったので上の「如果歴史是一群猫」という歴史漫画キャラクターの猫戦車作りましたが、レゴブロック形式なので簡単に組上がるかと思いきややたら苦戦しました。特に今日は6時から起きて自転車こいだりするなど動き回ったせいで、これ作ってた最後の方は餓えとの戦いでした。

 話は本題ですが以前収まりを見せずにヒートアップを中国の高市総理批判ですが、いろんな人がコメントする中で一番参考になったのがこの記事に寄せられた益男知佐子・九州大教授のコメントでした。せっかくなのでそのまま引用すると、

益尾知佐子

国際政治学者/九州大学大学院比較社会文化研究院教授

見解中国は数年に1回、米国の同盟国を標的に激烈な政治攻撃を仕掛けてきた実績があります。今回は、高市氏の首相就任前から国内メディアを使って彼女へのネガティブキャンペーンを展開していました。そこに高市氏が不用意な発言をし、中国の大阪総領事が「首を斬る」という反応をした。本来、この外交官の書き込みが問題なのですが、今回はこれを逆手にとって反日攻撃を仕掛けています。事件は偶発的ですが、そこにはもとから燃焼性の高いガスが溜められていました。 問題は習近平体制がなぜここまでするのかです。経済や対外関係の面で、ここまでの大騒ぎはむしろマイナス。なので、おそらく中国の国内政治に理由があるのだと思います。米国とは事を構えたくないので、手頃な相手を使って国内を政治的に引き締めているのでしょう。中国の周辺環境が悪いほど習近平体制は続投しやすくなります。原因は中国国内にあるので、容易に収束しないと思います。


 このコメントでも指摘している通り、どちらかというと日本側の発言や行動というより中国国内での支持拡大、国民昂揚といった国内を原因に中国は日本を繰り返していると思う節があります。

 またもう一つの要素として前から気になっていた点を述べると、なんか今回の中国の日本批判と日本への嫌がらせはやけにペースが速いというか、事前に準備していたのではないかと思っていました。その疑問について上のコメント見て気づいたというか思ったのですが、多分高市総理の存立危機事態発言以前の段階から日本への批判、貿易方面の嫌がらせパックをはじめから準備していたのではないかとみています。なんでそんな準備していたのかもったいぶらずに指摘すると、発足時点から高市政権を批判してできるだけ早く退陣してもらおうと中国は考えていたのではと推測しています。

 一体何故中国は高市政権ができた段階からなるべく批判して、早く潰そうとするのか。一言で言えば高市政権を安倍政権のような極右政権と考え、中国にとって望ましくない政権だと、まだ高市総理が何もしていない時点から捉えていたのではないかとみています。こう思う理由としては中国側の発言や動きで、発足前の段階から高市氏のことを「安倍の後継者」などと呼んで非常に警戒していました。極めつけは先日のAPECでの習近平の態度で、関係をどうこうする以前になんか高市氏との接触をやたら避けようとしているような素振りであると、主観に過ぎませんが私には感じました。
 この二つの要素を考えるに、発足前の段階から高市政権のことを「ポスト安倍政権」と捉え、何らかの口実を作って徹底的に批判してなるべく早く政権から降りてもらおうと画策していたのではというように思えてきました。

 仮にこの通りであれば恐らく今回の存律危機事態発言を高市総理がしなかったとしても、別の発言や行動を無理やりこじつけて口実にして、中国は激しい日本批判を行っていたのではないかという風に私は思います。その場合、たとえ今回中国が要求する通りに高市総理が先の発言を撤回したとしても、今度はまた別の口実で中国は日本批判をしてくる可能性が高いだけに、現時点では高市氏が発言を撤回しない方がいいだろうと私は考えています。何故なら中国の目的は日本に謝らせることではなく、高市政権を降ろすことにあるからです。

 その上で、以上の推測が正しいなら今後も中国は延々と対日批判を繰り返し、尖閣諸島編上陸を試みるなど挑発的行動をエスカレートしてくるかもしれません。日本としてはいちいち相手にせず、先の国連の死文化済みの敵国条約の件と言い、中国側の発言の誤りを指摘し続けるのが一番ベストだと思いますが、敢えて外交において中国が最もやられたら痛いと感じる嫌がらせをするならば、個人案としては台湾の頼清徳総統をある人物に会わせるよう斡旋するのがいいと思います。その相手というのも、ウクライナのゼレンスキー大統領です。

 ロシアと中国がタッグを組んでいるのは周知の事実であり、またともに武力行動による領土線変更や支配を目論んでいるのも共通しています。そのロシアから狙われ、実際に攻撃を受けているウクライナの代表が、同じく中国の脅威にさらされている台湾の代表と並んでツーショットを取るというのは、「強国に脅かされている当事者たち」という事実を強く強調できるのではないかと思います。
 その際、この二人だけでなくEUの首脳や日本の総理も一緒に並び、自由と民主を必ず守るなどという声明を出せば、中国にとって一番腹立たしい写真が出来上がるような気がします。その上で日本としては、「中国と台湾の平和且つ民主的統合を望む」ということを発言してやれば、中国としても日本を批判し辛くなって(民主的統合を否定することになるため)、余計楽しくなるでしょう。

 以上色々語りましたが、恐らく日本側が何やったところで高市政権が続く限りは中国は対日批判をし続けるでしょう。だったらこの際、中国がどこまで日本を批判できるのかを試す意味で、高市総理が毎日台湾友好を口にしてみるのもありかもしれません。またある意味でハードルを上げるチャンスとも言え、これを機に普段は中国相手にできないことをいろいろやって、後々に「じゃあこれやめてやるから代わりにこっちの条件を飲め」とばかりに駆け引き手段にしてみてもいいでしょう。
 どちらにしろ、何しようが中国は対日批判を今後しばらくはずっと続けるとみていいでしょう。止まるとしたら、中国でまた日本人襲撃事件が起きた時くらいでしょう。

 つうか中国の言葉にいちいち反応するだけ無駄なので、もっと日本はクマのニュースを重視すべきでしょう。中国の発言はクマ以下だと言ってやれば、向こうもばかばかしくなってくるでしょう。

2025年11月21日金曜日

岐阜県人を一言で笑顔に変える魔法の言葉(^ω^)

肉半額に「えぐー!」岐阜発スーパー「バロー」関東初出店…2時間待ちの行列も パンは毎日店舗で焼きたて、低価格は大量仕入れで実現

 さっき入ってきたニュースによると、岐阜県下を中心に展開しているスーパーチェーンのバローが初めて関東に進出してきたそうです。このバローについては一時期うちのプラモの戦車はドイツ戦車しか作ろうとしないソ連人民の敵である親父が岐阜に住んでて、私も訪ねた際には嫌でも目に入ってくるからかねてから見知ったスーパーでした。ただこのスーパーというか店名、岐阜県人に対して異常な破壊力を持つことからこれまでも度々使ってきた単語でもありました。

 具体的にどういうことかというと、岐阜県人を前にして「バロー……」と一言つぶやくだけで100%みんな「ニコッ(^ω^)」と笑ってくれるからです。大体その後は、「なんでバロー知ってるの?」、「地方スーパーだからってあんま馬鹿にしないでよ」なんて続くのですが、少なくとも自分がこれまで使った限り、みんなバローと一言口に出すだけでまぶしいくらいの笑顔を見せてくれます。
 さらに話を掘り下げて聞くと岐阜県人のバローに対する地元愛は非常に強く、バローの良さを聞いてもないのにどんどん話し出してきます。

 思うに岐阜県というのは千葉県や長野県のように、江戸時代まで別々の国同士に分かれていたのが明治の廃藩置県後に一つの自治体に統合された県で、尚且つ山脈によって県内が分断されていることもあり、県としての一体感が結構薄いと感じる県だったりします。なので出身市ごとに価値観や生い立ちも異なり、愛知と接する可児市の連中なんか完全に名古屋文化圏であるのに対し、高山市の人はいかにも山深い地域出身という性格しており、意外と岐阜県民としての共通の価値観や概念はあまり持っていないような気がします。

 そんな岐阜県人にとって、数少ない共有概念と言えるのが織田信長と子のバローであるように見えます。それこそ日本における天皇制のような岐阜県統合の象徴のようであるように見え、岐阜県人のアイデンティティに深く刺さっているとみられるだけに、バローという単語一つでみんな笑顔になってくれるのでしょう。

 なお何故か知らないけどこれまでの人生で岐阜県人と出くわすことが非常に多いのですが、喧嘩っ早い時分にして珍しく、今の今まで岐阜県人とは一度も喧嘩したことがないです。相性がいいのかわからないですが、それだけにこの魔法の言葉のバローを使う機会も多いです。

2025年11月20日木曜日

国語教育にミステリーを導入する価値

 また別に紹介する予定ですが在日ネパール人事情について書かれたある本において、今後在日ネパール人2世、3世がマフィア化する未来はほぼ確実だと東大のネパール人研究者が語っていました。これは何故かというと親に帯同する形で日本に来たものの日本語がわからず、日本国内の教育機関もこうした子供たちの受け入れ態勢がなくて言語が未発達となり、そのまま学習障害に陥り、社会への適合がうまく行かなる現状が既にあるからだそうです。
 たまたまですがこの前読んだ「ありす、宇宙までも」という漫画でまさにこうした二つ以上の言語教育が中途半端になって学習障害となるセミリンガルという症状について知ったばかりですが、実際にそういう状況が起きているだろうと私も思います。よく海外で暮らせば自然と言語が身に着くと勘違いする人がいますが実際はさにあらず、まだ幼い時分に来るのならともかく、ある程度年齢が過ぎた状態とか教育機関に受け入れ態勢がないと現地の言語なんて覚えません。

 実際にというか私自身も既に10年以上も上海に住んでいますが、中国語の読み書きはぶっちゃけかなり得意というか読解に関してはマジ専門家の領域に入っているものの、会話は依然として下手で、まだ野良猫相手の方がコミュニケーション取れるのではと思う時があります🐱

 話は戻しますが、こうした在日外国人もさることながら日本人の子供の間でも近年、言語能力の低下というか国語力の減退が問題化してきています。原因は非常にはっきりしていてこの10年くらいで他の科目に授業時間を減らされて国語の学習時間が減っているためで、実際に塾講師をしている友人に訪ねたところ、確かにここ数年で国語力が低下し、まともな会話が成り立たない子供が増えているという話も聞いています。
 実際にその影響というかこのところ、どうしてそんなことで言い合いになるのと思うような発端から暴行にまで発展する事件のニュースをよく見ます。冷静に会話していれば争い合う理由なぞ生まれてこないのに、ちょっとした言い方が気に食わないなどとしてケンカに発展するなど、世の中国語力があればもっと平和になるのではと思うことが増えてきています。先のネパール人の話もそうですが、地味に国語教育が充実しているかはその後の犯罪発生、治安維持に直結すると言えるでしょう。

 そんなわけで今朝も通勤途中に国語力を高めるいい取り組みなんてないのかなと思いながら通勤中、何故昭和の頃は今より国語力高かったのかに着目しました。もちろん義務教育の授業時間が今より多かったこともそうでしょうがそれ以上に、当時の人は大人も子供もよく本を読んでいました。本を読めば単純に国語力が上がるのは当然ですが、昭和の人はどんな本を読んでたのだろうかと思った際、ミステリー小説が頭をよぎりました。

 今でもそこそこ日本は勢いありますが、昭和後期の頃は地味にミステリー小説文化が非常に花開いた時代でした。松本清張に西村京太郎や赤川次郎氏をはじめ、人気ミステリー作家が毎年たくさんの作品を発表しては話題となり、あまり本を読まない層もこうした人気のミステリー作品をよく読んでいたような気がします。
 でもって改めて考えてみると、ロジックを鍛えるという意味ではミステリー小説というのは格好の材料であるように思えてきました。書かれている内容を丹念に読まなきゃいけないし、また各条件の背反関係なども考えることとなるので、変に情操にいいとされる作品よりもこうしたミステリー作品を教育現場でも読ませて、「じゃあ、みんな犯人は誰だと思う?(*^▽^*)」みたいに生徒たちに推理させてみる方が、国語力の向上にとっていい取組になるのではと思えてきました。


 では実際にどうなのかと軽く調べたところ、実際にこうした取り組みをやっている例がありました。その現場と教材が実際に紹介されていますが、こうやって子供たちにグループ内で犯人は誰かと議論させ合うのは非常に効果があると思うし、また単純に面白そうな気がします。それだけに自分の見立て通りというか、ミステリー要素を国語教育に導入するのは非常にプラスではないかと思えてきました。
 何もミステリーは犯人当てに限るわけではなく、「機械が故障した原因は何か?」など別の話に置き換えても問題ありません。また犯人当てなら上のリンク先の例でもあるように、犯人の動機を推理するのも教育にすごくいいのではないかと思います。それこそ「犯人は阪神ファンだから、昨日中日に阪神が負けてイライラしたから」なんていう理由とかいろいろ考えたりするのも面白いでしょう。

 学校に限らずとも、家庭内でもやっぱりミステリー小説は子供に読ませるのにいいように思えます。自分の時代なんかは金田一少年やコナンなどミステリー漫画が絶頂期にありましたが、やっぱりああいうもの読んで思考が鍛えられたという感覚は確かにあり、コナンなんかは今でも人気ですが金田一とかも敢えて今の時代の子供に読ませるべきでしょう。
 なお同じミステリー系で言うなら、ジャンプで唯一成功した「デスノート」もあります。今回の内容と関係ないけど、人狼ゲームで最初にやられた人は「シブタク」と呼ばれたりしないのだろうか。

2025年11月18日火曜日

ブルネイと木村強

 つい最近Youtubeの動画で、東南アジアのブルネイでとある日本人がその発展に大きく貢献していたという話を知りました。その人物の名は見出しに挙げてるように木村強という人で、二次大戦の最中、英国の植民地だったブルネイを日本が占領した際に知事として派遣されてきた人でした。

 木村は現地に着くとブルネイ国王に通訳兼秘書として現地人を一人つけてもらうと、自ら精力的に動いてブルネイを観察したそうです。観察を終えた木村は、ブルネイにはゴムなどの多くの天然資源がありこれらを現地で採集、加工することによって大きな利益が得られると見込み、さっそく現地で工場を作りました。工場で作った製品は木村の予想通りに輸出競争力を持ち外貨が得られるようになったのですが、木村はこの外貨を惜しみなく工場従業員に給料として分け与え、それまで英国に酷使されるだけだった現地民からは驚きとともに受け止められたそうです。

 また木村は指定された物資を最低量で日本に送り、残りの物資はそのまま輸出して利益を得ると、その利益をブルネイ国内の道路をはじめとするインフラへと使いました。また王室とは距離があり関係が険悪だった少数民族の居住地にも自ら赴いて開発への協力を訴えたりもしていました。当初は相手にされなかったものの、彼らの居住地近くにもインフラを整備していったことから信頼を得て、最終的には協力を勝ち取ることに成功しています。

 このような活動でブルネイ国民から大きな支持を得た木村でしたが、物資を最低限しか日本に送らず、ブルネイ国内の開発を優先する態度が本国に嫌われ、その在任期間はわずか1年で本国引き戻されることとなりました。木村本人もブルネイでて手がけた事業は印象深く、戦後も折に触れて思い出していたそうですが、ある日ブルネイで勤務していた日本の商社員がブルネイ国王から木村を招待したいという伝言を持ってきました。
 この招待を受けて木村が20数年ぶりにブルネイを訪れたところ、出迎えたブルネイ国王はなんとかつて自分の通訳兼秘書をしていた人物で、そばで見ていた木村のやり方を手本に国内の開発に取り組んできたなどと話してその再会を喜び合ったそうです。ちなみに現国王はこの時木村と再会した国王のお子さんだそうです。

 私は以上の話を知った時、まず思ったのは「ブルネイにも今村均はいたのか……」という感想でした。今村均については何度もこのブログで触れていますが、水木しげると並んで自分が最も尊敬する人物であり、彼もまた占領地のインドネシアで日本本国の要求を突っぱねながら現地に仁政を敷いて高い支持を得るとともに、その後のインドネシアの独立に大きく貢献したと言われる人物です。彼自身、本国の物資上納要求を突っぱねる際に「現地を無視することは大東亜共栄圏の方針に背く」などと主張したとされています。

 この大東亜共栄圏のヴィジョンですが、言うまでもなく日本がアジア方面に戦線を拡大するための方便にしか過ぎず、提唱した軍本部はもとより日本国民も誰もが植民地解放など本気で実行に移すつもりはないものだったでしょう。ただ今村均にしろ今回取り上げた木村強にしろ、本気であの理想をやろうと思って実際に実行し、しかも成果を上げていた人物がいたということには驚きを感じるとともに、きちんとやっていたら本当に素晴らしい理想だったんだなという気持ちにさせられました。

 私はかつて、米国のヒーローと比べて日本のヒーローは理想を持たず、日常を守ることを最優先に戦うと指摘しました。ヒーローに限らず、日本人は概して理想というかヴィジョンを持つ人がおらず、それこそ1960年頃に池田隼人が提唱した経済優先の理想像に未だにしがみついている感すらあります。
 何でもかんでも理想を持てばいいものではないですが、目指すべき価値観や状況をもっと視野に入れ、それに向かって努力する姿勢こそがずっと日本にかけているものじゃないかと木村強の話を見ていて思います。

2025年11月16日日曜日

台湾統合を自ら遠のかせている中国


 昨日買ってきて早速作ったMig-27です。知らない人に説明するとこの機体、米国のF-14などをまねてロシアが作った可変翼機で、機体はすごいコンパクトなのはいいけど逆を言えばコンパクトだから可変翼にする必要性があまり感じられない機体です。

 話は本題ですが若干クマニュースに負けている感がある例の中国との存立事態発言問題ですが、そもそもの話というか発端はやはり台湾有事です。この台湾有事ですが、中国が習近平政権に入ってから周りを気にせず台湾に対する軍事統一を主張するようになってきたことから、徐々に米国や日本で警戒されるようになってきました。中国側は米国や日本が台湾に対する危機を煽っていると主張していますが、少なくとも私の目から見て一番危機を煽って台湾周辺を賑やかしているのは中国自身にほかなりません。
 そんな現在と比べると、習近平政権の前の胡錦涛政権の頃はまだ穏やかなものであったとともに、ある意味で台湾統合の可能性が最も高い時期であったように思えます。具体的な時期で言えば、2010年前後です。

 2010年頃、既に大陸と台湾の経済関係は非常に色濃く、互いになくてはならない経済パートナー関係になっていました。そのため以前は大陸との直行便がなく、ビジネス関係者が台湾と行き来するにはわざわざ香港を経由するしかなかったのですが、2003年からは台湾と中国本土の間で直行便も飛び交うようになり、人的交流もどんどん盛んとなっていきました。
 当時のある台湾人の話を引用すると、旅行で外国に行って入国審査でパスポートを見せると中国本土のパスポート違うことから、担当官によっては「これは偽造だろう!」と言われることも多いだけに、この際早く中国本土と統合してほしいという意見を述べていた人もいました。台湾人の側でも、もう一緒の中国になってもいいのではと思っている人が、全員とは言わずともかなり多くなってきていたじきだったという気がします。

 そのように和やかなムードが醸成されていたのが一変したのは2014年に起きた、香港での反政府デモ事件です。この事件で香港の民主派主義者が弾圧され、保護するとしていた自治権もほぼ骨抜き化され、自分の知る限り「一国二制度」という単語はこれ以降、日系メディアから見ることがなくなった気がします。
 一応、インターネットの自由など大陸本土と比べ香港にはまだ自由の幅が広いものの、2014年以前と比べると締め付け、特にメディアへの規制は明らかに強くなっており、また経済力の低下もあって香港のフェードアウトはこの10年でかなり進んだ気がします。

 2010年くらいまでは台湾に対して中国も、香港のような一国二制度方式での統合を内々で示唆していたような気もしました。そして台湾人も、一国二制度方式ならもう一緒になってもいいやという雰囲気だったように見えます。
 しかし前述の香港の事件を受け、台湾の人たちも考え方を一変させたというか風向きが変わった気がします。そこへきて習近平が軍事的制圧も辞さないことを公に発言するようになり、台湾人の独立意識を強めるとともに米国も台湾への支援をそれ以前よりも強化していくようになってきています。

 こう言っては何ですが、習近平は何がしたいのか見ていてわかりません。占領を目論む地域には普通、硬軟合わせた手法を用いるのが当然で、ロシアもウクライナに対しては長年そのような工作を続けてきました。飴と鞭のように軍事的な恫喝をする傍らで「素直に従ったらいいことあるかもよ」と、甘い顔を同時にするのが常套です。具体的には先の一国二制度や自治権などが台湾にあってもいいなどと匂わせたり、少なくとも台湾統合を果たすまでは香港には手を出さないなど、やっと伽良かったと思う手法はいくらでもあったのに、今の台湾の指導者を指名手配するなど、恫喝だけを強めています。これで従おうとする人間がいるとしたら、プライドも根性もない犬のような人間だけでしょう。

 前述の通り、2010年ごろは台湾にも統合の機運が確かに高まっていました。あのまま経済交流を強化し続け自治権の確約などを打ち出していれば、もしかしたら今頃は統合もなっていたのではないかと思う節すらあります。
 しかし習近平政権以後の恫喝によって、実際に台湾に行ったこともなければ詳しく調査していませんが、少なくとも2010年と比べると今は大陸への統合機運はかなりしぼんでいるように見えます。そのため、今中国が台湾を統合しようなら本当に軍事制圧しか手段がなくなってきているように見えます。

 しかしこの10年で見ても、ドローンの活用も含め軍事上では防御側がそれ以前よりますます有利になってきている気がします。また米国もF-16を台湾に供与するなど台湾側装備もどんどん良くなってきており、中国も兵器開発を強めているものの、私の見立てではロシアみたく市街地にバンバンミサイルを飛ばすことはできない気がします。
 以上を踏まえると、平和的な統合の可能性をかなぐり捨てた上に、軍事的イニシアチブもどんどん弱める中で台湾有事を叫び、日本や米国を批判する中国は一周回って滑稽であるように見えます。前述の通りきちんと硬軟織り交ぜる工作を取るならともかく無意味に危機感だけ煽って対策準備する時間を相手に与えるなど、何考えてるのか意味わかりません。やるんだったら何も言わず、むしろ「台湾有事なんて起きるわけないじゃん(*^▽^*)」なんて言いながら不意打ち的に行動を開始すべきであり、中途半端な手法を取って自ら台湾統合を遠のかせているのが今の中国である気がします。

2025年11月15日土曜日

中国式戦車茶道

 今朝は8時半に起きて顔を洗い、朝食食べてニュース見て洗濯物干した後、プラモ屋まで自転車で行こうと計画していました。ところがそのファーストステップの顔を洗うところでつまづいたというか、蛇口から水が出てきませんでした
 何が起きたのかというとちょうど自分の住んでる団地で今、老朽化したガス管の交換工事が行われており、数日前より団地敷地内を業者の皆さんが掘り返して工事をやってくれていました。恐らくその工事の関係で水も一時止められているのだとすぐ合点がいったのですが、顔自体はウェットティッシュが自宅にあるからそれで拭けばいいものの、朝からお茶飲めないとなると水分的に良くないなと思い、せっかくだからとそのまま外に出て近くのマクドで朝マクドすることとしました。

 そうしてマクドで朝食を食べている最中、いつものように心身の健康を維持するため敢えて物欲を刺激するよう淘宝のおすすめ商品一覧をざっと眺めていたところ、目を引く商品がプッシュされてきました。

 
 百聞は一見に如かずですがこの商品が何なのかというと、戦車の形をした急須です。言われてみて初めて自分も気づきましたが、戦車と急須は形状が似通っており、確かにそのままの形で急須にすることができそうです。最もその点に気づいたからと言って、実際に急須にして作る奴なんているわけねーだろと誰もが思うところ、マジで作ってしまうのが中国人というべきなのかもしれません。マジリスペクト。

 個人的にはめちゃ心を打つ商品で実際に手に取ってみたいものの、仕方ないとはいえ値段がやや高め(通常の急須なら400~600円くらいのところ、上の写真のは6000円&3200円)なのと、中国式な急須なせいか一回で入れられるお湯の量が少ないサイズとなっており、多分普段使いだとあんまり活躍しなさそうなので、多分今後も購入しないと思います。
 誰かにプレゼントとして使うならありかもしれませんが。

 ただ真面目に、日本の茶道教室とかでいきなりこれ出されたら生徒やお客はマジビビるとともに凄い感銘受けること間違いないでしょう。中国には茶道はないものの茶芸といって、体系化されてはいないもののお茶でのもてなしマナーというのはあります。そういうところでさりげなくこんな一品だしたら誰もが人気者になれるでしょう。
 あとアニメのガルパンことガールズパンツァーでは茶道や華道っぽく女性のたしなむ稽古事に「戦車道」ってのがある世界ですが、こんな茶道具あれば戦車茶道としては成立するかもと思います。

久々に運動したら……

1泊20万円はざら 京都から日本人が消える…受け皿は高市首相の地元、奈良 でも夜7時には人がいない...「夜早すぎ問題」克服がカギ(関テレ)

 奈良について報道していて関テレはえらいと思うものの、ホテル事情に関する報道なのに奈良最強(当社調べ)のホテルである奈良ロイヤルホテルについて触れてないのが不満です。
 ちなみにこの「最強」という表現ですが、元々は「日本最強」の銭湯と呼ばれている京都の船岡温泉の通称からインスピレーションを受けたものです。具体的には、「何が最強やねん(。´・ω・)?」というツッコミどころです。

 話は本題ですがここだけの話、10月以降はずっと体調が悪くありました。原因は非常にはっきりしているというか夏で猛暑が続いた7、8、9月にずっと野外活動ができず、運動不足になっていたからだと自覚しています。運動しようにも少し外出ただけで簡単に熱中症になる毎日が続き、10月ですら上海は前半はずっと最高気温が30度越えで、しかも8月にはエアコンも壊れるし……。

 それでも11月に入ってようやく気温が下がり(例年より高いが)運動ができる環境となったのですが、先々週末は野暮用があり、先週末は雨で活動できず、ようやく今日晴れたので自宅から約10キロくらい離れたプラモ屋まで自転車飛ばしてきました。運動不足を解消するためやや負荷を高く、気持ちスピードを高めにしつつ安全運転で走っていたのですが、運がいいのか悪いのか、信号でちょっとありました。
 何があったのかというと3回くらい連続で信号が「加速すればギリ突破できる」くらいなタイミングで次々と点滅するもんだから、この3つともフル加速で連続して走り続ける羽目となりました。どの信号も右折用の信号がついてるもんだから目の前で替わられるとかなり待つ仕様だったため、多少無理してでも通り抜けたいと思って走ったらまさか三回連続で続くとは思いませんでした。

 幸いにして4つ目の信号はしっかり赤をともしていたのでようやくここで止まれたのですが、止まった瞬間にものすごい気だるさが遅い、視界も真っ白になって立ち眩みのような状態になりました。頭の感覚も鈍くて気絶しかけたのではと思うくらいだったのですが、それ以上にびっくりしたのは首から耳の後ろをかけて血流が頭まで激しく上るのをはっきりと体感できたことでした。
 このため、信号が青に代わって動き出すも自転車をまともに走らせることもできず、動き始めは見事に左右に振れるなどめちゃ不安定でした。さすがに少し時間が経ってスピードも乗ってくると調子を取り戻し、その後は無理しないスピードで走行し続けたら特に何も起こらなくなりました。でもあの耳の後ろを血流流れた時は寄生獣でミギーが言ってた「これが死か……」というセリフがマジ浮かんできました。

 冒頭に書いたようにこのところずっと体調悪く、しょっちゅうお腹は下すわ、肌に黄疸が出るわ、右ひざが数日間にわたり痛み続けるなど、ウイルスに感染していたのかもしれませんが元気のない日々が続いていました。ただ今日運動したところ若干調子の良さを取り戻した感はあり、修理を頼んでいたスーツケースを取りに行って家に帰宅した後も、なんか妙にやる気に満ちて洗濯物たたみ、掃除、調理、荷物整理など5時くらいまで動きに動き回り続けていました。やっぱり体調悪かったのは運動不足だったんだろうな(´・ω・)

 ちなみにプラモ屋ではKV-2のプラモ買おうかと思ってたけど箱が思ってたよりでかくて持ち運ぶのにヤバいと思ったので、小さくて安かったのでハセガワのMig―27を買ってきました。

2025年11月13日木曜日

中国領事の斬首発言問題で無意味に拡大させる中国

 いちいちリンクはつけませんが、先日の薛剣・駐大阪総領事の高市首相に対する斬首発言について、なんか中国は今日、「そもそも高市総理が台湾をめぐる問題について言及したことが悪い」などと公式に批判しました。これ見て私が何を思ったのかというと、中国は外国に駐在する領事だけでなく国内にもまともな外交官がいないのかということと、その人材不足はかなり深刻なところまで来ているなという感想でした。

 私の主観で述べると、少なくとも高市総理の台湾有事は日本にとっての存立危機事態という発言には何も問題がないと思います。というのも台湾周辺は日本にとって石油をはじめとする重要なシーレーンであり、日本がこの紛争に対し軍事的に直接関与する、しないに係わらず、発生した場合は国家的にも何かしら対応に迫られることになるのは必定です。
 というか日本に限らなくても、周辺で戦争が起きた場合に存立危機事態に入らない国なんてほぼないでしょう。それにそもそも中国自身が台湾への軍事行動を辞さないとかねてから平気で放言していることも考えると、これに備えない周辺国はただの馬鹿以外の何物でもありません。

 その上で話を戻すと、例の斬首発言に対して日本政府は比較的大人な対応を取ったかと思います。さすがに発言を放置することはせずに公式批判をした後、一部の日本人が求めているペルソナノングラータに指定しての国外追放までの手続きは一切進めませんでした。
 私自身、あの発言は十分に国外追放処理が取られても仕方のないようなものだったと思うものの、かといって無駄にことを大きくする必要もなく、日本が大人な態度を見せた上で中国も「業務上の理由」で総領事を交代させればすべて丸く収まると思っていました。

 ところが中国はそのような阿吽の呼吸は取らず、むしろ「日本で大阪総領事が批判にさらされている」などとしたうえで、高市総理の発言をあげつらって公式に批判してくるに至りました。せっかく日本側が事態を鎮静化させようとしているにもかかわらず、空気を読まずに無駄に燃料を投じているように見え、なんていうか元々外交はうまくない国だとは思っていましたが、最近はさらに輪にかけて下手になってきていると感じた次第です。

 なお中国側では個人ブログを除いて、一般メディアは斬首発言については一切触れていません。なので一連の流れも、

高市総理の存立危機事態発言
↓↓↓
薛剣・駐大阪総領事が高市総理を批判
↓↓↓
日本側が薛剣・駐大阪総領事に逆批判
↓↓↓
中国政府も一緒になって日本政府を批判

 という風な流れだと説明していて、肝心の斬首発言については触れないというか明確に報道規制しています。

 ただあの斬首発言が出たときに自分が真っ先に思ったこととしては、「これ、中国国内で外国の領事が習近平に向かって同じこと発言したら、問答無用で中国は襲撃かけてくるだろうな」ということでした。でもって「こんな恥知らずな国の連中めが!(# ゚Д゚)」などと激しくいきり立って延々と批判を繰り返してくるのも目に見えていますが、そうした態度を取らずに毅然と批判するだけ日本はずっと大人だと思います。
 逆に中国は、自分がやられたら絶対タダでは済まさないような無礼な発言をした自国の外交官に対し、こうしてかばうような姿勢を取ってしまうあたり外交のバランス感覚を完全に失っているように見えます。まだ王毅氏が日本大使だった頃は日本のことを批判しつつもちゃんと落としどころを探るような態度も見せていて、外交の駆け引きが上手だといつも感じていましたが、今の中国の外交はただただ下手であるという印象しか覚えません。

 今回丸く収められた事件をこうして無駄に炎上させたことから、現状で落としどころも見えないし、もしかしたらこの問題はまだしばらく続くかもしれません。もっとも長引かせたところで困るのは中国自身で、日本としては中国以外からも観光客はたくさん来てるし、逆に中国から日本へ移民する人たちは増えていて、中国政府がここで日本に対するヘイトを高めたところで何も損するものはないでしょう。

 最後に上の方で書きそびれたけど、中国が急に総領事をかばって日本を批判し始めたのは米国のトランプ大統領がこの発言に対して不問にしたことが最大の理由でしょう。逆を言えばそれだけトランプ大統領のことを恐れているように見え、日本や韓国に対しては舐め腐っているのが本音だということでしょうが、日本からすれば中国に付け込むチャンスはかなり増えてきていると言える気がします。相手を侮る国ほど、対応しやすい相手はいません。

2025年11月12日水曜日

中国上映を控え現地で盛り上がってきた鬼滅の刃

 本題と関係ないですが刑事容疑で告発された兵庫県知事の多くの疑惑について今日まとめて起訴を見送ることが発表されました。考えすぎかもしれませんが立花孝志氏の逮捕とあまりにもタイミングが良いいように思え、何かしら関係者に思惑あってのことではとちょっと勘繰りたくなります。もっとも告発された容疑に関しては確かに証拠が多いとは言えないし、起訴しても有罪に持ち込めるかと言ったら微妙な案件であるため、起訴見送りについてはそこまで不自然だとは感じません。


 というわけで本題ですが、中国でまだ公開されていなかった鬼滅の刃の映画が明後日11/14から公開される予定となっており、既に前売券の売り上げが約1.2億元(約25億円)となっており、以前に外国映画として記録を作った「スラムダンク」の記録をすでに追い抜いていると報じられています。

 詳しく追っていたわけじゃないですが以前聞いたところによると、今回の鬼滅の刃の映画は中国では当初、公開されないという風に観測されていました。理由は内容が暴力的であることが指摘されており、実際に以前に公開された無限列車に関しても中国では映画館公開はされませんでした。そのためこの作品のファンは本土での観劇は無理と考え、わざわざ香港まで見に行ってたほどです。
 ちなみに映画館では公開されていないものの、動画配信サイトでは鬼滅の刃はちゃんと正規ライセンス版が配信されているので、中国のファンはテレビ公開シリーズを含め作品を視聴することはできました。

 話を戻すと当初は上映に乗り気じゃなかった中国が何故ここで公開にこぎつけたのか。敢えて憶測で話すと、それだけ中国映画界が困っていたからじゃないかと私は見ています。
 去年ごろから中国は映画業界が不況であることが度々報じられており、期待の反日映画も「南京照相館」はヒットしましたが、もう一つの「731」に至っては初動で大顰蹙かってそっと消える始末でした。なお「731」は既に公開終わってますが、「南京照相館」の方はまだ公開しているところがあります。

 何となく米国のマーブル作品もかつてほどの勢いがなく、また中国国産映画も全然振るわなないことから、中国の映画館はこのところどこも客が入らず、難儀しているというのを映画好きの友人などからもかねてから聞いています。またニュース報道でもそうした映画界の苦境がよく報じられており、そのような窮状だけに、かつては上映を拒否したものの中国でもファンは多く、公開しさえすれば観客を確実に大量動員できる見込みが高いことから、今回ジョーカー的に鬼滅の刃がこうして公開に至ったんじゃないかと推測しています。少なくとも前売り段階でその目論見は当たっており、私自身も実際に公開されれば大ヒットとなり、文字通り中国の各映画館を救うことになる可能性が高いとみています。

 映画館側も気合入っているというか、自分が普段通っている自宅近くの映画館では明日の24時、つまり明後日の0時きっかりから初回の上映を予定しています。座席予約も半分くらい既に埋まっており、この時間帯の上映でこれだけ来るのなら土日とかマジヤバい事態になる気がします。多分今週末辺りから日系メディアも取り上げて、「中国で鬼滅が大ヒット!」みたいな言葉を連呼するでしょう。同じく中国で今公開されている「小林さんちのメイドラゴン」はスルーして。

 なお私は鬼滅の刃は漫画は全部読んでますアニメにはそこまで興味がないため、今のところ見に行く予定はないです。先週はプレデターを見たけど、今週末は「グランドイリュージョン3」でも見に行こうかと検討中です(´・ω・)

2025年11月10日月曜日

立花孝志氏の逮捕に触れて

 本当は別のネタで記事を用意してましたが、こっちのニュースと絡めてかけるので予定変更して今書いています。

 さて先日、NHK党の立花孝志氏が逮捕されたニュースはあちこちで大きな反応がありました。兵庫県議への根も葉もない誹謗中傷など今回の逮捕経緯などについては省略しますが、一部で逃亡の恐れもないのに名誉棄損罪で逮捕は横暴だという声も出ています。この点について刑法専門家でないものの、以前のガーシー氏の海外逃亡や、来月にも立花氏が出国する予定であったことを考えると警察が逮捕を取ったというのも仕方ない気がします。
 それ以前に、逮捕せずに立件した場合は逮捕理由について根も葉もないことをネットで言いふらしたり、また市長リコールで話題となった伊東市で今度行われる市長選に立候補しようなどと発言していたことを踏まえれば、身柄を拘束するのが社会的にも良かったと思います。

 そもそもこれまでの彼の言動を見ていた限り、何かしら法で処罰しなければどうしようもないだろうと前から感じていました。上述の誹謗中傷はもとより、選挙に立候補して他の候補を応援するなど社会の足を引っ張る行為を繰り返しており、その犯罪的気質はもはや放置できるレベルじゃありませんでした。
 中には法に違反していないのだからという人もいるでしょうが、法律というのは本来、「最低限、やってはいけないこと」だけを禁止する手段であり、一から十までやっていいことと悪いことを区別するものではありません。それを法に書かれていないことを理由にやりたい放題する人間がいれば、自然とその社会の質は落ちるというか価値観や連帯性は失われているもので、だからこそ私個人にとって立花氏の存在は目障り以外の何物でもありませんでした。

 その立花氏が主にやった悪行が前述の誹謗中傷ですが、これについてはもはや日本社会で大きな問題となっており、著名な芸能人が自殺に追い込まれたり、名指しされた飲食店が営業妨害を受けるなど大きな問題化しています。
 上に書いた通り、一から十まで何でも法律で規定すべきではないという立場をとる私ですが、事ここに至ってはこうした悪質なネットを介した誹謗中傷には法手続きを早く整えるしかないでしょう。特に中傷者の実名開示などは現在のところ手続きに時間や費用が掛かっており、これをもっと早く迅速に、具体的には悪質性の判断基準を設けてプロバイダーに問い合わせればすぐに確認できるような体制にしないともう追いつかない気がします。

 なお私自身はそのような誹謗中傷は受けてはいないのですが、一時期悩ませたのがアダルトサイトなどに誘導するスパムコメントです。かつてやっていたFC2で特に顕著でしたが、「何が楽しくてこんなことするんだ」などと、スパムコメントが来ては消す作業を繰り返すたびに当時はかなりげんなりさせられました。
 こちらのBloggerは日本でメジャーなブログサービスというわけでなかったため開設当初よりスパムコメントはほとんどなかったのですが、二年くらい前より何語かわからないけど外国語で時たま来るようになってきて、時代はグローバル化したなと感じてました。

 ただ昔と違ってBloggerもスパムコメント対策しており、一度登録したコメント主、恐らくIPアドレスで判断していると思いますが、そういうところからのコメントは入力しても即弾かれるようになっています。実際先週にもスパム登録を1件したところ、数日後に同じ奴がまたコメントしてきたようなのですが、どうも弾かれたことに最初気づかず、二度、三度と同じコメントを投入しようとしては失敗していた痕跡があり、「哀れな奴め(´・ω・)」と思わせられました。

 このように現在でならスパムコメントに対してそれほどいきり立つこともなく冷静に対処できるようになり、JBpress時代にヤフコメで批判とかされても「だからなんやねん(´・ω・)」と涼しい顔できるほど煽り耐性がついていますが、前述の通りブログ開設当初はそうではなく、多分当時だったらヤフコメに来た記事への批判に対していちいちマジギレしていた気がします。
 そういう意味ではこのような時代、ネットでの誹謗中傷に対する煽り耐性を意識的につけていく方が精神衛生上有効なのかと思うことがあります。もちろん立花氏が仕掛けた殺害予告を含むような激烈な誹謗中傷を涼しい顔して無視しろというのは論外ですが、ちょっと程度の誹謗中傷には気にしないで済むメンタルを義務教育レベルで鍛えるのも一考ではないかという気がします。

 そもそも現代の日本の義務教育自体が、「周りの声を漏らさず聞き取り反応しろ!」と言わんばかりに、周囲に合わせるとともにその注意を真に受けろと言いすぎて斬る感じがして、現代日本人の煽り耐性を小さいころから敢えて弱めているような気がします。体罰を含む部活動でもそうですが、間違った意見には与する必要はなく、その意見が正しいか間違っているか自分で判断するようにと自己判断力を持たせる教育が皆無なくらいないため、誹謗中傷にでダメージを受けやすい人を量産しているように見えます。
 極論を言うと、激しくならないレベルで子供に悪口合戦させるというのも教育的には少しありかなという気がします。最初は言われて辛いと感じる子も、慣れてくりゃ言い返せるようになり、それをむやみやたらにほかの人に向けないようにということも教え込めばアリじゃないかと思います。なんにしても、日本人はもっと子供のうちからメンタル鍛えた方がいいでしょう。でもって、極端な誹謗中傷を繰り返す人には警察の手を借りずとも報復できる体制を整えるべきでしょう。

2025年11月8日土曜日

意外と面白かった「プレデター:バッドランド」

エル・ファニング、「ずっと背中にくくりつけられてた」――『プレデター:バッドランド』驚きの撮影エピソード(ハリウッドレポーター)

 本日、久々に中国でなじみの映画館にてこの映画を見てきました。SFホラーでエイリアンに並ぶ人気キャラのプレデター最新作ですが、結論から言うと思ってたより面白かったです。

 前情報一切なしに見に行きましたが主人公は人間、ではなくプレデターの方だったりします。その主人公プレデターのデクはプレデターにしてはやや弱いというか、登場からして兄ちゃんにボコボコにされたり、パパからは「弱者必滅!」と言われて殺されそうになり、逃げた先の星ではクリーチャーにやられまくったりといいところがありません。正直、こうした序盤はアクションもなんかもっさりしていたしプレデターのキャラ観崩しているような感じがしてみていて面白さを感じませんでした。

 それが面白いと感じるようになったのは中盤からで、金髪美人のアンドロイドキャラが出てきてからです。このキャラは下半身が吹っ飛んで上半身だけで登場しますが、上の記事にある通りにプレデターが彼女を担いで移動するシーンが出てくるものの、なんと撮影時にはCGではなく実際に担いで山の中を走り回っていたそうです。確かに、担いで走るシーンは妙に臨場感感じてたが(;´・ω・)

 ストーリーに関してはネタバレしない程度に話すと、プレデターというよりゲームのモンスターハンターとメタルギアソリッドを足して3で割ったような内容でした。当初でこそ前述お通り「プレデターらしくない(。-`ω-)」と思ってあんま受け入れられなかったですが、最初もっさりだったアクションも終盤は急にカメラが良くなり、特に上半身と下半身の連携シーンなんかはよくできていると感じました。
 それ以上に、最終盤にあの悪名高き日系企業であるウェイランド・ユタニ社製のパワーローダーが出てきたところはかなり胸熱でした。あのシーンだけでも見る価値ある。

 もう一つ、この映画のテーマですが多分突き詰めたら「家族愛」だと思います。「プレデターに家族愛ってなんやねん、プレデターに必要なのは武と誉れだけや!」と鎌倉武士みたいなこと言いたくなるのですが、このプレデターと全然マッチしないように見える家族愛というテーマが結構生きてて、ストーリーもこのテーマに沿って後半にかけて盛り上がっていくのは逆に良かったと思います。いい意味で期待を裏切られたというべきか、最後に母ちゃんも出てくるし。

 なおその終盤ですが、我ながら情けないことに家出る前にコーヒー飲んで、上映前におしっこしたけど映画館でもコーラ買って、最後の方はおしっこ洩れそうになるのを我慢しながら見てました。そのためラストバトルは文字通り手に汗握る状態で見ていてエンドクレジットが始まるやすぐ出てトイレへ向かったので、もしかしたらミドルクレジットを見逃していたかもしれません(´;ω;`)ウッ…

2025年11月7日金曜日

日本より海外の方が受けた日本のアニメ

 先週まで好調だったVPNが今週から調子悪くなり速度が200kb/bpsくらいまで落ちました。先週まで1mb/bps超えてましたが先週までが異常で、先月以前はずっと200kb/bpsでしたが、一度高い速度に慣れちゃうとまた戻った後は結構辛いです。
 そんなわけで本題ですが、個人的に日本よりも海外の方で受けた日本のアニメ作品をちょっとまとめます。

1、ボルテスV

 このテーマで言ったら絶対に外せないのがこのボルテスVでしょう。日本では人気ロボットアニメ作品の一つに過ぎませんが、フィリピンではこうして現地の人が日本語の歌詞で高らかに歌うなど国民的人気作品となり、主題歌を歌った堀江美都子氏に至っては国賓待遇で呼ばれたそうです。ワンピースのエースじゃないけど、フィリピンの人には「愛してくれてありがとう」と無関係なのに言いたくなってきます。
 私自身もこのボルテスVは直接見たわけじゃなくスパロボでプレイしたに過ぎませんが、そのストーリー性は引かれるところがあり長浜三部作の中で一番好きな作品です。それは多分フィリピンの人にも同様で、ただのロボット作品ではなくその高いストーリー性が国境を越えて響くものがあったからこそこれほどの人気を得たのだと思います。


2、グレンダイザー

 恐らく初代マジンガー、グレートマジンガーと並ぶマジンガー3部作のうち日本国内では最も印象が薄い(スパロボにもあんま出ないし)作品だと思いますが、このグレンダイザーは何故かフランスでは異常なほど人気を博し、視聴率も100%を記録したなどと本当か嘘かと疑いたくなるような伝説すらあります。同じくイラク、イタリアでも同様に日本を上回るほどの人気ぶりだったそうで、決して悪い作品ではないもの、どうしてこんなに受けるのかと不思議に感じます。
 その人気の背景について以前見た記事では、「地球に亡命してきたほかの星の王子という設定が、あの地域の人には刺さる」というのを見たことがあります。裏付けは取っていないですが確かに欧州辺りは王室に対する感覚が日本とは違って、その辺がヒットしやすい要因なのかなと勝手に納得しています。

3、エルフェンリート

 もはやこの作品も古典というくらい古くなっていますが、日本では好事家(マニア)の間で知られる作品にとどまった一方、なんか聞くところによると米国では非常に高い人気を博して一時期は主人公が日本アニメのアイコン的に扱われたとも聞きます。
 知らない人向けに簡単に説明すると、この作品のジャンルはエログロホラーに属すのですが、それまでにも同様のジャンルのアニメ作品はあったものの何故これが米国で非常に受けたのか。個人的意見として述べると、エログロ系な絵じゃないのにこのジャンルだったことが最大の理由じゃないかと思います。

 今や押しも押されぬ大御所となった作者の岡本倫氏ですが、デビュー作のこの作品の開始当初はそんなに作画も良かったわけじゃありませんでした。ただ、キャラクターは少女漫画のように目を大きく描くなどかなり特徴的な絵だったのですが、これがそれまでのホラー系作品とは大きく異なり、かわいいキャラクターで凄惨な場面が描かれるという点ではかなり早かったように思います。でもって、それがかえって米国のアニメファンに響いて、日本国内を超える人気を得たのだと思います。
 このように思ったのもこの前日本にいる間に「メイドインアビス」を読んだせいで、あれ見てかわいい絵柄で凄惨な場面を描くという点でエルフェンリートの系譜に属すと感じたとともに、こうした手法の嚆矢はやはりエルフェンリートだったと思うに至りました。

 なんでこんな記事を書いたのかというと、やはり自分の趣味の文化比較というかある文化圏では受けて、別の文化圏では受けない作品の原因というか要素が急に気になったからです。実際には時代性、特にテレビ放映期間や他の競争娯楽が最も大きなファクターだと思いますが、こうして比較することで何かしら傾向が見つけたら話のタネになるのかなと考えています。
 逆方面から書いても面白いと思っていますが、今のところそれで浮かぶのは「攻殻機動隊」くらいなものです。あの作品ほど日本で評価されながら海外ではそこまで浸透していないのは珍しい気がします。

  追記
 書き終わった後で気づいたけど、岡本倫氏も「メイドインアビス」のつくしあきひと氏もゲーム業界出身の漫画家という点で共通してました。なんで二人とも似たような経歴で似たようなグロテスクな作品描くんだろう(;´・ω・)

2025年11月6日木曜日

実は好きだったギャグマンガ家

病院・介護施設の賃上げや経営改善、補正予算で支援…報酬改定前に首相「スピード感をもって」(読売新聞)

 本題と関係ないですが以前にも医療業界の孤立無援さを懸念していただけに、上記の高市総理の方針は非常にありがたいと医療関係者でもないのに感じました。これはマジで国が補助するしか手がないだけに、速やかに実施してもらいたいものです。

 それで本題ですが、密かに昔好きだった漫画家の中に岩村俊哉氏がいたりします。比較的目に触れられる機会が多かったと思う作品はコミック本ボンボンで連載されたF91とVガンダムのコミカライズ作品だと思いますが、どちらも正直そんな評価は高くない気がします。私自身もリアルタイムでVガンダムの方は読んでましたが、肝心要のカテジナさんが一切登場しないなど構成に無理があったような気がします。
 一方、最も代表作として見られているのはガンガンで連載されていた「電撃ドクターモアイくん」かと思え、私自身もこの作品はかなり好きでした。どういう漫画かというと主人公が小学生ながら医師免許を持つホモというキャラで、基本的にハイテンションなノリでドタバタやる系のギャグマンガでした。当時のガンガンの作家の中では比較的作画がしっかりしており、ギャグもテンポ良くて単行本も買おうかと思ったけど、あんま身近な書店で売ってなかったためあきらめました。

 もう一つ連載をリアルタイムで読んでいたのが、ギャグ王で連載されていた「大ボケ超人ウッカリマン」でした。ただこの漫画は当初はギャグ漫画として出発したものの連載が進むにつれてシリアスな展開となっていき、ギャグ王の部数が減少していくに伴ってなんか面白さも落ち込んでいったような気がしました。
 っていうかあの頃のギャグ王は三笠山出月氏の「うめぼしの謎」が抜きんでたのに、これの連載が終わってから急激に雑誌としてつまらなくなっていきました。ただギャグ王後期は坂本太郎氏が描く「最後の楽園」とかの緩急効いたギャグはかなり好きでした。

 話を岩村氏に戻すと、確か90年代後半だった気がしますがジャンプに二度ほど読み切り漫画が掲載されていたことをよく覚えています。内容はどちらも天才小学生コックの料理漫画なのですが、この手のギャグマンガの読み切りが二回載るというのは大体本連載前の準備段階とみなすことができ、ジャンプでの連載開始がかなり秒読みだったんじゃないかと当時思いました。
 ただ二度目の読み切り漫画を読んだとき、贔屓にしていた作家ながら「あ、こりゃだめだ」とはっきり思いました。というのもその二度目の読み切り、話の内容が子供の給食に辛すぎるカレーを出してはダメという、一度目の読み切りと全く同じオチだったからです。

 これ見て私は、私以外も一度目の読み切りの内容を覚えている読者はたくさんいてみんなマンネリ間を感じるだろうし、そもそも同じネタを連投するってギャグマンガかとしてどうなのという風に思い、「本連載にはもう行かないだろうな」というのをはっきり直感しました。実際その通りというか、その後ジャンプに岩村氏の漫画が載ることはありませんでした。
 逆を言えばあの時、二度目の読み切りで主人公とかのキャラが同じなのはまだ良くても、オチをもう少しひねっていればまた違ったんじゃないかというのを今でも思います。

2025年11月3日月曜日

中国の高市総理に対する反応

 1冊77円のセールをやっているので久々に漫画の「バスタード」を購入しました。この漫画は19巻までは買ってたけどそれからはあまりの進行の遅さと、新刊が発売されても気づかなくなったので読まなくなってましたが、現在出ている巻まで一気買いして改めてこの作者の作画力の高さに驚きました。日本の漫画家の中で最も絵がうまい人を挙げるとしたら私の中ではやはり「ベルセルク」の三浦建太郎が来ますが、萩原一至氏はこれに次ぐような気がします。
 やや皮肉ですが、どちらも作画にこだわるあまり作品は未完結で(恐らくこのまま永遠)、ジャンルもダークファンタジーで共通してますが。

 話は本題ですがふと気になったので中国の高市総理に対する反応を見てみようと急に思い立ち、先ほど関連ニュースをざらっと見てみました。これまで中国でニュース検索するときは百度を使っていましたが、去年あたりからなんかニュース検索の質が劇的に落ちて、実際さっきも高市総理の直近6ヶ月間のニュースは4本しかヒットせず話にならなかったので、新狼(Sina)のニュース検索を使ってみました。こっちはちゃんと直近のニュースもたくさんヒットしてくれて、今後はこっちをメインで使うこととします。

 それで肝心の内容ですが、日系メディアはよく中国は高市氏の右派的思想を警戒しているなどと報じることが多いですが、私の見方は若干違います。ニュース記事を見ている限りだとまだどういう人物であるか読みあぐねている、言い換えると敵か味方かを判別している最中なんじゃないかと思います。
 逆を言えば石破前総理については若干カモっぽく見ていた節があります。

 その上で総理就任からこれまで期間が短いものの、その外交力の高さには素直に驚いているように見えました。先のトランプ大統領との会談、そしてAPECにおける立ち回りなどで各国首脳から好意的な反応を引き出したほか、目立つパフォーマンスぶりを見せており、これまで中国もノーマークだったとはいえここまで良質な外交を展開できるのかというような論調が見えます。
 それもあってか台湾関係者と会ったことについて中国はすぐさま強く抗議してきましたが、これまでの総理も台湾関係者としょっちゅう会ってるのにここまで拒否反応を示したことは、それだけ高市総理の外交力を恐れているというか警戒している表れだと思います。右派的性格もさることながら、台湾と接触されると中国がまずいと危機感を持ってきたと言ってもいい気がします。

 また靖国参拝を見送ったり、韓国大統領との会談も和やかに終わらせたことについて、「比較的現実感のある政治家」という風に評してたりしました。この点については自分も同感ですが、こうした論調を見るに正式就任前と比べるなら中国はやや警戒感を薄めているように見えます。噂されているほど話が通じない奴じゃないといった感じで。

 それ以外に関しては「高市ノミクス(中国語だと「高市経済学」)」の中身はどうとか経済政策に関する報道がいくらか目立ちます。まぁ自分に言わせればせっかくなんだし「習近平経済学」とやらについて中国メディアに解説してもらいたいのですが。
 マジな話、不良債権を無駄に拡大し続けさせている中国の経済政策方針に中国人ももっと目を向けるべきでしょう。それこそ3年前にしっかりやってりゃ今頃状況は好転していたんじゃないかと思うのですが、マジでこの3年くらいで社会における負債は倍くらいに広がっているのではとも疑っています。日本の経済政策語ってる暇あったら、もっと自国の経済政策に危機感持てよと言いたいです。

2025年11月1日土曜日

犯罪抑止のために国民全員のDNAを登録させたら……

名古屋・西区の主婦殺人事件で容疑者逮捕 発生は1999年11月(ガハろぐ)

 山本由伸選手の活躍で盛り上がってるワールドシリーズの最中、文字通り度肝を抜く逮捕劇と言えるのがこの事件でしょう。私自身も事件発生時に報道され、その後も被害者遺族が事件現場を保存し続けているということも聞いていましたが、まさか26年を経て犯人が捕まるとは思いもせず、粘り強く捜査した関係警察に深い敬意を覚えます。
 すでに出頭してきた犯人と現場に残されたDNAは一致しているためDNA鑑定不正でもない限りこの事件の捜査は決着していると言えるのですが、前々から思っていることとして、出生時点で全国民のDNAを検査、登録しておけば、こういう犯罪が起きた場合にデータベースに照合するだけで一発で犯人を捕まえられ、各犯罪を大いに抑止できるのではないかと思います。

 知らない人もいるかと思うので書きますが、外国人に関しては日本は既に全員の指紋を取得して登録しています。初回の入国時に指紋を取ってデータベース化し、以降の入出国時にはその指紋とパスポートなどを照合させることで本人確認しています。これは日本に限らず中国も同じで、恐らく世界的に同じ取り組みをしていると思うので大半の国で実施されているのではないかと思います。
 そのため仮に外国人が日本で犯罪を犯してうっかり指紋を残しようものなら、その時点で一発で犯人が分かってしまうようになっています。これがもし外国人に限らず日本人全員、ひいてはDNAまで全部登録しておけば、警察の捜査は大いに捗って犯罪者もすぐ足がつくことから犯罪をより手控えるようになるかもしれません。

 とはいえ、国民全員のDNA情報の取得は基本的人権やプライバシーのない中国ですらまだやっていません。ましてや中国人と比べても妙にプライバシー意識の高い日本では、こんな案を口にしようものなら真っ赤になって否定しようとする人が大挙して出てきそうなので、私自身も実現性なんてほとんどないと考えています。
 ただあれだけ批判されていた街中の監視カメラも、犯罪抑止や犯人逮捕に役立つことがわかってからは旧左翼の人たちも批判の口を叩かなくなりました。前述の通り国民全員DNA情報登録は現状で実現性はほぼないと私も思ってはいるものの、もう少し時代が下って考え方とか変わってきたら案外、本当にやる国とかも出てくるかもしれません。

 ただ犯罪抑止になるとはいえ、デメリットも存在します。端的に言えばデータ情報の流出で、それにより先天的障害などのある方への差別につながる可能性は十分あるでしょう。個人のDNA情報なので商業面で悪用することは難しいのではないかと思いますが、人によっては物凄い詐欺的手段を編み出して悪用するかもしれず、この点で懸念が持たれるのは私も当然かと思います。
 敢えて最も大きなデメリットを挙げるとすれば、前述のDNA情報の流失によって他国に吉田沙保里氏のDNA情報が流れて彼女のクローン兵が大量に作られたとしたら、文字通り世界は終わってしまうことになります。これはマジ恐ろしい未来なので、これ考えると確かにDNA登録はやめといた方がいいかなと私ですら思ってしまいます(;´・ω・)

2025年10月31日金曜日

不安定そうに見えた米沢市の歴史的アイデンティティ

 先日東北を旅行した際、山形県米沢市の歴史博物館を訪れました。米沢市は江戸時代に上杉家が支配した地域でもあるため資料館も上杉家で目白押しだった……というわけではありませんでした。
 というのも、米沢というのは元々伊達氏の本拠地で、伊達政宗もここで生まれています。ただその伊達氏は江戸時代にお国替えで仙台に移りそこを本拠とし、代わりに後から上杉家が入ってきて治めることとなったのですが、その影響からか歴史博物館もちょっとアイデンティティがあいまいになっているような展示をしてました。

 前述の通り、伊達政宗が生まれた土地でもあることから伊達家に関する紹介もあるものの、やはりメインは近い時代を治めた上杉家となっています。その上杉家と言ったら多分戦国時代の武将としては好感度でトップクラスの上杉謙信が代表格ですが、上杉謙信が生きてた頃の本拠地は新潟県にあり、米沢と彼は縁もゆかりもありません。また引っ越してきたときに国造りとかで中心となった直江兼続も、彼の代で直江は消滅していて後には何も残っていません。
 にもかかわらず博物館では上杉謙信について細かく説明や展示をしているのですが、なんか見ていて凄い不安そうというか自信なさげな説明になっているように見えました。ただ江戸時代に藩財政を立て直した上杉鷹山に関しては、正真正銘の胸を張って米沢を代表する人物であることから熱の入った説明の仕方をしており、米沢市の歴史的アイデンティをしっかりと固めていました。

 以上はあくまで私の主観ですが、その土地と偉人がしっかり結びついていないとやはり紹介の仕方が変わってくるというか、胸を張って地元の偉人だと言い切れなくなってしまうところがあります。米沢市については東北最強のビッグネームである伊達政宗が仙台の名物キャラなため故郷であるものの強く主張できず、また上杉謙信に関しては上杉家つながりであるものの米沢と無関係で、川中島の合戦とか説明されても「(。´・ω・)?」って感じになってきます。
 この点、小田原城の展示はここを本拠とした北条氏の歴史を胸を張って主張できることから、自信に満ち溢れた展示であったのを強く覚えています。真面目に歴史博物館の展示としては自分が行った中でも小田原城は特によく、まだ行ったことがない人にはぜひ行って北条家の歴史を学んできてほしいです。

 なお逆に最も疑問を感じたところは和歌山城で、徳川吉宗についてまるで忌避するかのように一切触れていないのがすごい疑問でした。

 話を戻すと、米沢のように国を開発した人とその後支配した人が江戸時代のお国替えで異なるという地域はほかにもありますが、地域によって信望を集める偉人には差があります。例えば大分県中津市では最初は黒田官兵衛が入ってお城も築いているものの、彼自身はあまり地元民には好かれておらず、後に入ってきた奥寺氏、ひいては中津藩出身の福沢諭吉の方が愛されています。
 もっとも福沢諭吉は大阪生まれで、中津に帰ったら田舎で凄い嫌ってたそうですが。

 反対に熊本県に関しては熊本城を築いた加藤清正が圧倒的な人気で、その後江戸時代にわたって支配した細川家に関してはなんか熊本の人はそっけなく感じます。中津と熊本を比べると、ランドマークを築いたか否かで地元民に愛されるかは決まるというわけじゃないようです。そう考えると、この歴史的アイデンティティというか地元に愛される偉人の条件というのは思ったより複雑なのかもしれません。

 なお松戸出身の偉人ときたら私の中ではやっぱり小保方氏が真っ先に浮かんできました。