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2025年1月30日木曜日

松戸市胡録台のトラムルート案(ヨーカドー突入ルート)


 いよいよ第三回目となるこの胡録台にトラムを通すという謎企画。九州の立花家とかほかに書く話を差し置いて連投を続けるこの企画ですが今回が最後であり、且つ本命です。

 このトラム導入案を最初に打ち出した時、私は胡録台を縦断するトラムがそのまま陸橋で松戸駅と接続しているイトーヨーカドー松戸駅東口店(プラーレ松戸)にまでたどり着ければ、あとはヨーカドーを通ることで駅まで簡単にたどり着けられるはずだと提唱しました。実際、実現性は無視してこの接続の仕方が最も理想的であり、且つ乗客の利便性にも資すると考えています。
 前回では最大の難所である6号線突破という観点からルート設計を行いましたが、今回は上記観点こと何が何でもヨーカドーに接続させるという見解からルートを設計します。


狙ったわけじゃなかったものの聖徳大学のバスが映り込んでた

 まず6号線からヨーカドーへの接続ですが、結論から言えば2種類のルートがあります。一つは上の写真にある岩瀬交差点からそのまま道路伝いにヨーカドーへ突入するルートです。地図で見ると以下の通りとなります。


 一見すると細い路地を結構な距離を走るように見えますが、この路地付近は学校や幼稚園が集中する文教区であまり一般車が入ってくることはなく、トラムを通すことに意外と阻害要因は少なかったりします。道路幅がやや狭い個所もありますが周辺が学校や公共施設ばかりなので広げようと思えば広げられないわけではないように思え、実はかなり好条件が揃っています。
 これだけ見たらもうこのルートで決まりじゃんと言いたくなりますが、実はかなり大きなマイナスポイントも存在します。それはどこかというとこのルート上ではなく、このルートへ至るまでの過程です。


 今回のトラム導入案では胡録台を東西に縦断する水色のラインをトラムが通らなければほぼ意味がありません。その水色のラインから先の文教区のルート(紫色のライン)に乗せるためには6号線を一度左折してしばらく進んだ後を右折しなければなりません(黒色のライン)。
 距離としてはそれほど長くありませんが、交通量の多い道路を二度旋回することはトラムの速度や運用効率に大きく落とします。また6号線をトラムが走ることにより、この道路を走るほかの車両にも影響を及ぼし、渋滞を引き起こす可能性も否めません。

 ならば紫のラインを直線で跨ぐように、トラムを先に迂回させたらどうかとも言いたくなりますが、紫ラインに直線で乗る迂回路はありません。あの交差点付近は密集した住宅街で道路幅は非常に小さく、トラム自体が入り込むことが不可能なほどです。やはり6号線が最大の難所です。

 正直言ってこの6号線問題さえなければ本気でトラム導入を考えるべきだと大手を振って訴えたくなるほどこのルートは条件がそろっているのですが、6号線に入ってしまう問題からプッシュしきれなくなりました。極端な対策としてはトラムが入り込む部分のみ6号線の道路を拡幅するという手段もありますが、あまり現実的ではないでしょう。

 ではもう一つの突入ルートはどうか。ルート案はこちらです。


 こちらのルート案における先の文教区ルート案との違いを挙げると、こちらも6号線に乗っかるものの交差点を斜め方向に縦断するため、6号線上を走行することはほとんどありません。そのうえで、その先の道なき道を爆走した挙句、聖徳大の敷地を縦断してヨーカドーへ突入するルートとなっています。

主要幹線道路から左折する6号線交差点

聖徳大ルートへと向かう方角(赤い丸付近)

 6号線から聖徳大へ向かうルートですが、6号線から先にはいくつか住宅があり、空き地というわけではありません。ただほかの区画と違って住宅が密集しているわけではなく、空余地もやや存在することから、比較的に言って買収立ち退き交渉がまだしやすい場所だと感じました。
 無論これは自分の勝手な憶測にすぎず、関係住宅権利者や住人の方には大変失礼な主張をさっきから展開していることを深くお詫びします。あくまで一つの構想として大目に見てもらえるとありがたいです。

ヨーカドー5階にある聖徳大への連絡出口

 話を戻すと、6号線への影響を最小限に聖徳大へと向かう道路へといったとしても、ヨーカドー前へたどり着くことはありません。しかし仮に聖徳大の敷地を踏み越えられるならば、もともとヨーカドー内に聖徳大正門前への通用口が5階に用意されていることからも、ヨーカドーを経由して松戸駅へ行くという構想に最適なルートとなります。
 もっとも、実際に聖徳大の中に入って敷地見たわけじゃないですが、さすがに大学内にトラムを入れるとなったら聖徳大も抵抗があるだろうし、途中で建物が絶対立ちふさがると思います。こうした点も考えるとこのルートも実現性低そうですが、それでもほかのルート案に比べたら私は一番実現性が高いと感じます。

 このように考える理由としては以下の通りです。

・胡録台からヨーカドーまで最も直線的にたどり着けるルート
・トラムが敷地に入ることで聖徳大も一部恩恵がある
・ヨーカドーも胡録台から消費者を引き込める
・6号線突破にあたっての用地取得がほかの案に比べ難易度が低いように思える
・ヨーカドーと聖徳大の間に空き地が意外に多い

 最後の項目は今日野田の東京理科大まで行ってから松戸まで自転車で来た際にたまたま気が付いたのですが、なんか聖徳大の横付近にもう誰も住んでいない廃墟団地が存在しました。中に入り込めないので地形配置をいまいち把握できなかったものの、もし条件が揃えばこの廃墟跡地へトラムが乗り込むことで聖徳大に入らなくても、ヨーカドーと接続できる可能性もあるような気がします。
 っていうかあれだけの用地なら、トラムの車両基地としても十分使えそう。

 こんな感じで、胡録台と松戸駅をつなぐトラム案について今回いろいろ検討してみました。検討を終えてみて気が付いた点として、なんでこんなこと急に思いついたのかというとこの前に「キングダム&キャッスル」という中世の街づくりシミュレーションやったせいなのではないかという事実にようやく気が付きました。
 とはいえこういう風に「どうすれば街はよくなるのか」という視点を持つことは、やっぱ大事であるような気がします。実現性を抜きにしてもそうしたアイデアからまた別の実現性を備えた案が出てくるかもしれませんし、何より街に対する愛情も増してきます。

 今回自分が出したこのトラム案も、トラムと言わずバス専用レーンとしても検討することができる気がします。バス専用レーンを設けたり、ルート上の一部道路を一般車立ち入り禁止にするだけでも交通の利便性は高まると思うだけに、若干失礼な表現も含まれていることを承知しつつもこうして記事としてまとめ上げることとしました。

 にしても今日ヨーカドーのクロックハウスで何故か腕時計買ってしまったよ( ´Д`)=3 フゥ
 前から腕時計新調したかったとは言え、トラムのことを検討していて松戸への愛着高まっていたから変に散財してしまったよ( ´Д`)=3 フゥ

2025年1月29日水曜日

松戸市胡録台のトラムルート案(ニトリ・ヤマダ電機ルート)


 相も変わらず松戸市民にしか刺さらない松戸駅東側にある胡録台へトラムを通すルートの検討記事です。前回記事では胡録台を縦断する幹線道路にそのままトラムを通す案を検討しましたが、結論から言えば駅前まで到達するには道路幅の狭い坂を経由しなければならず、しかもその先にある線路を跨ぐ陸橋付近は渋滞の頻発地点であり、トラムを通すことにより渋滞が悪化する懸念からあまりいいルートではないと判断しました。

 そもそもこのトラム導入案における最大の難所は、前述の坂の手前にある、上記地図で言えば真ん中よりやや左側の黄色い南北線こと国道6号線でしょう。主要道路であることからそもそもトラム縦断すら許してくれない可能性もあるうえ交通量も多く、ここをいかにスムーズ且つ影響なく通すかが最大の論点になってきます。
 そこで先日の実地参観では、直線ルートは前述の理由からほぼ難しいとすぐ感じたため、この6号線を突破することのみを考慮したルートも検討していました。結論から書くと、以下のような迂回ルートが6号線突破においては最適案じゃないかと考えます。

青色が本線、緑色が支線

 以上が、6号線突破に特化したトラムルート案です。件の6号線突破箇所ですが、上の地図ではトヨペットの下部分で、より詳細な地図だと以下の通りです。


 見ての通り、6号線の突破箇所となるのはニトリとヤマダ電機の間を通った先にある小道です。実際の現場写真もあります( ・´ー・`)

交差点の南側から見た光景(右手前にニトリ、右奥にヤマダ電機)

ルート案上にあるニトリとヤマダ電機間を通る小道

ニトリ

 ルート案にあるこの細い小道ですが、すぐ近くに大きな交差点と信号があり、その信号と連動させてトラムを通すようにすればさしたる6号線交通の阻害をせずにトラムを通せるのではないかと思います。またこの小道は迂回路も作りやすく、トラム専用道路としてしまうことも可能じゃないかと思います。そして何より、この小道を超えた先が胡録台特有の高低差を攻略するうえでカギとなります。

小道の先にあるやばい坂(左側には公園)

 上の小道を通った先にはこの写真のように、大きな高低差のある坂、というよりほぼ崖みたいなところに出ます。写真の左側には歩行者や自転車が下るための坂の遊歩道がありますが、高低差はかなりきついです。
 ただこの下は写真にある通り公園や駐車場などとなっており、比較的用地の融通が利きやすいように見えます。高低差は確かにありますが、盛土を施してなだらかな坂とすることでトラムを通すこと自体は可能であると感じられ、この坂をトラムが突破することこそこの計画の柱でもあるだけに、非常に可能性の感じられるルートだと私は思いました。

 ただこのルートは6号線突破においては最良だと思うものの、ルート事態にいろいろ問題があります。


 上は最初の地図ですが、見ての通り本線となる青色のルートは胡録台にかすってしかいません。メインとなる胡録台の住人が使うには外れたルートで、その点で利用者の規模でマイナスとなってしまいます。
 もっとも、中央署から6号線へと至る道はここも結構激しい坂で、なおかつURの団地など戸数の多いマンションが南東側にかなり集中して建っています。この辺の住民も激しい坂のアップダウンに苦しんでいるであろうと考えると、トラムが通ればその利便性は大きく高まることが期待されるため通す価値が全くないわけではないですが、難しいところです。

 ならばこの青いルート本とし、当初の直進ルートを支線として引いてみてはどうかというのが緑のラインですが、ぶっちゃけこれだと運行管理が大変になるだろうし、また複線でトラムを通すのは難しいことを考えると運送効率も大きく落ちてしまうでしょう。そのためこの支線案はほぼ実現不可能で、主要目的である胡録台の住人が恩恵を受けないという本末転倒な事態となってしまいます。

坂を下った先にある松戸駅南までのルート

 また前述の坂を下った先のルートも問題ありありです。上の写真のようにこのルートの道路は幅が狭く、また戸建て住宅がかなり密集して建っています。住人の立場に立つなら騒音にもなるだろうからトラムなんて通してほしくないだろうし、また無理やり通す場合でも一般車は通行禁止などの措置が必要となります。
 またそうまでして通したとしても、最終的にたどり着く終点は松戸駅からかなり南にある地点が限度です。ここから松戸駅へ向かうにしても依然距離があり、なおかつこの付近も道路渋滞がいつも激しく、そこへトラムを入れようものならマジで交通マヒを引き起こしかねません。

 以上をまとめるとこのルートの以下の通りです。

  メリット
・6号線を大きく阻害せずに突破可能
・高低差を克服できる
・281号線沿いの住人に大きな恩恵をもたらす

  デメリット
・胡録台に住む多くの住人に恩恵をもたらさない
・6号線より先の道路にトラムを通すことはほぼ不可能
・終点が松戸駅から離れている

 こんな感じで、はっきり言えばこのルートは先の直進ルート以上に実現不可能だと言わざるを得ません。にもかかわらず何故こんな写真とともに紹介したのかというと、やはり281号線沿いの住人にも松戸駅までの交通手段が必要だと感じ、トラムと言わずバスとかでもっと運航できないものか、そのルートを考える一助になればとの思いからです。正直言って胡録台以上にUR団地の住人は松戸駅から切り離されており、あれだけの戸数を考えると商圏を無視できない存在に思えます。でもって、目の前の坂は相変わらず急だし。

 個人的にはニトリとヤマダ電機の間にある小道とその先の崖に至るルートはいじくりようがあるというか改善ポイントがあるように思います。残念ながらトラム用のルートとしては使えないものの、何か別の方策で活用してもらいたいものです。
 そんなわけで、最後となる次は本命ともいえる聖徳大突破ルートを紹介します。

2025年1月27日月曜日

松戸市胡録台のトラムルート案(直進ルート)


 先日このブログにて、松戸駅を挟み線路によって東西に分断されている松戸駅周辺において、駅までやたら傾斜の激しい坂があるためいまいち通勤通学に不便な松戸駅東側の胡録台という地域について、「ふむ、トラムを導入してはどうだろうか?」となろう系主人公みたく偉そうな提案をしてみました。場当たり的とはいえ導入したら面白いかもと書いた記事でしたが思ってた以上に反応が良く、実際にコメントもらったりしていい気になったこともあり、先週実際に現地へ赴いて実際にトラムを通せるのか、導入できるとしたらどんなルートがいいかを検証してみました。
 しかしこのネタ、上海在住の自分が何故やっているのかという点で意味不明です(;´・ω・)

地獄坂(勝手に命名)

歩道狭いし自転車レーンなんてあってないもの(´;ω;`)ウッ…

 まずお見せするこの写真ですが、松戸駅北側にある線路を乗り越え東西を結ぶ陸橋に直接つながり、胡録台へと至る道路です。ここが私が何度もいう傾斜の急な坂ですが、今回久々に訪れたところ傾斜以上に坂道の長さが長いほうが問題でした。
 写真だといまいち伝わりづらいですが上り坂が延々と続いており、ここを自転車で上るのはやはり難でした。帰りにまた下って帰りましたが、ロードだったらどんだけ楽しく下れるのだろうかなどと


 その坂のあるあたりは上の地図のバツ印の付近ですが、当初私が想定したトラムのルートはこの坂につながる胡録台の主要幹線道路を一気通貫する上記ルートです。やはり一度も曲がらず直進するルートが運行上でも効率が良く、また何よりこの地獄坂を突破するルートが利用者にとっても一番ありがたいのではないかと思ったからです。

 ただ結論から言うと、このルートでトラムを通すことはほぼ不可能だと思います。理由はいくつかあり、まず線路をまたぐ陸橋付近はただでさえ少ない車両で線路を横断できるルートの一つで、常日頃車が集中して渋滞も日常的です。ここへトラムを通すために道路幅を制限したり、車線を減らした場合は渋滞がさらに激化するのは必定です。
 また地獄坂は一車線の道路で歩道幅も狭く、とてもじゃないですがトラムが通る隙間はありません。坂道でありその下った先には陸橋があることを考えると、渋滞への影響からこのルートは避けるべきとしか言いようがありません。

地獄坂を上り切った胡録台入口(6号線道路)

 では陸橋前の渋滞を回避するためトラムをその手前で切ってはどうか、具体的には胡録台入口にある6号線付近で終点としてはどうか。こちらも結論から言うとあまり実現性がないというか意味がないです。

 というのもここからではまだ松戸駅まで距離があり、また間には地獄坂がそびえています。この6号線と交差する胡録台を縦断する主要幹線道路は比較的道路幅も広く、歩道を少し削ればいけそうな感じもして悪くはないのですが、6号線付近を終点とするとトラムを通す意味がなくなってしまいます。やはり松戸駅までつなぐ、少なくともあの坂を突破するところまで通さなければ意味がなく、ここで止まるくらいならトラムはむしろ入れないほうがいいというのが私の見方です。

 逆に言えば、6号線手前までのルートは上記地図で書いた胡録台を貫く道路で申し分なく、さらに胡録台からさらに東へ行った稔台まで延長すれば、利用客も増えるしこの付近の住民も大助かりになるという確信があります。


 特に上の写真のオートバックス前には道路の真ん中に何故か大きな空余地があり、付近の中古車屋が商品の中古車を並べるスペースがあります。関連地権者には申し訳ないですが好き勝手なことを言うと、この付近であればトラムへの乗り場となるプラットフォームを作りやすく、トラム車両の保管基地なども用意できる気がします。ぶっちゃけトラムを導入するために設けられたような絶好な立地とすら私には感じました。近くに住んでる人にはぜひ実際に見に行ってほしい(´・ω・)

 以上から、トラムルートに関して今回出した直線ルートは6号線手前までは申し分ないものの、そこから松戸駅までどう近づくかに課題があるというのが結論です。この点についても別案をすでに用意しているのですがこれ以上書くと体力もたないのでまた別記事で展開します。


おまけ


 今回の実地参観中にふと「あのラドン温泉はどないなったんや」と思って記憶とGoogleマップを頼りに辿り着いたところ、なんか松戸のど真ん中に廃墟温泉施設が突然出てきてびっくりしました。この写真、熱海の奴やと言っても信じてくれる人がいそう。
 ラドン温泉についてはかなり大昔というか2014年に記事で少し触れていますが、浴場で従業員がスマホ弄っててさすがに問題じゃないかと思ってカウンターの従業員にも伝えたところあまり関心を示さなかったことから、「なんやこいつら(# ゚Д゚)」と思ってそれから行かなくなりました。さすがに10年も経っているし1回くらい行ってみようかなと思って行ってみたのがこの結果でした。まさかあの時の訪問が最後になるとはなぁε- (´ー`*)フッ

2025年1月26日日曜日

相撲を観戦する著名人報道に対する嫌悪

 本日大相撲初場所は無事に千秋楽で終わり、優勝決定は巴戦に委ねられるなど大盛り上がりな内容でした。個人的にはこの決定戦に出場した王鵬関の取り組みが非常に迫力あり、今場所で自分は彼のファンとなりました。これも「推しの子」?

「金八先生と教え子が…」武田鉄矢と「金八先生」第2シリーズ女子生徒役の名女優が初場所観戦(日刊スポーツ)

 さてそんな相撲に関し上のような記事が出ていますが、日刊スポーツに限らずANSWERを中心に最近やたらとこの有名人が相撲観戦に来たという報道を見ます。別に何報じようが各社の勝手だしこんなこと言うのも若干無礼だと承知ですが、私個人の感情をありのままに述べるとこの手の報道は正直不快この上ないです。

 理由はいくつかありまず肝心の相撲内容について触れられておらず、せっかくの力士たちの熱い取り組みを差し置いて誰それが来たとか報じるほどかという点で疑問です。次に観戦に来ている有名人について、彼らもプライベートで相撲を楽しみに来ているのにそれをいちいち報じるという点で疑問です。芸能人はプライベートを切り売りするのもある程度仕事だろうとは思いますが、スポーツ観戦まで逐一報じられるかと言ったらやや過剰すぎやしないかという気がします。この手の報道が原因で観戦に来なくなったらどうしてくれるんだって感じです。

 そのうえで繰り返しになりますがやはり相撲は一にも二にも力士が主役であり、無関係といってはないですが観戦客がどうこう報道するのは野暮極まりない気がします。ゲスト解説者に出てくる人ならともかく一観客なんだからそっとしておいて、もっと力士や取り組みついて報じろよと言いたくて仕方なく、こうして筆を取って不平不満をぶちまけています。

2025年1月25日土曜日

卓球台は中国人ホイホイ

 一昨日に関東へ戻りましたが今週は木曜まで九州に旅行へ行っており、中津とか柳川とかを見ていました。この行程の途上、自分とは少し因縁のある大江戸温泉系列のホテルに泊まりましたが、そこではキッズコーナーにマンガ本を置いてあり、風呂から上がった後にそこで「送葬のフリーレン」を読んでいました。
 静かに読書を続ける私でしたが、大体夜八時を過ぎたあたりに中国人親子と思しき団体がキッズコーナーへ入って来るや、

「あ、卓球台あんじゃん(´・ω・)」

 と、私の目の前にあった卓球台に目をつけ、すぐさまその場で卓球を開始しました。その後も複数の中国人が文字通り入れ代わり立ち代わりに卓球台で遊び続け、その他のキッズコーナーの遊具には一切目をやりませんでした。

 この旅の話を友人の中国人へ「卓球台を見つけると中国人がすぐ集まってくるよね(´・ω・)」とチャットで話したところ「中国の国技だもん🏓」と返事されました。その上で、中国の企業では休憩室に卓球台が置いてあることは珍しくなく、自宅にも卓球コーナーを置く人だっているほどで、卓球に対する意欲というか情熱は半端じゃないということを教えてくれました。

 実際今回私もまるで掃除機に吸い込まれるように中国人が卓球台に群がるのを見て、日本人とは比べ物にならないくらい卓球が好きだということを目の当たりにしました。もともと、温泉地と卓球は相性がいいですが、これは中国人にも当てはまるというかむしろ彼らにこの点をしっかり教えておいたほうがいいのではないかとすら思いました。
 具体的にはホテル情報欄に「卓球台、あります」という一言書いておけば、卓球台のないホテルよりもそのホテルを優先して選んでくる気がします、マジで。卓球台のあるなしは中国人の満足度に影響するだけに、この点を日本の観光業も認知しておいたほうがいいかもしれないと思ってこんなこと書いています。

2025年1月24日金曜日

ここに至って「まつもtoなかい」を逆に見たい(´・ω・)

 先日私もこのブログでフジテレビの会見はやった意味が感じられず恐らく炎上すると書きましたが、正直言ってここまで炎上するとは思っていませんでした。スポンサーのCM差し替えが一つの契機になったと思いますが、それ以前にフジテレビに対する大衆のヘイトが相当積もっていたことが背景にあるように見え、このおかげで会見前はずっとトップニュースだったインフルエンザの流行について最近誰も言及しなくなっているように感じます。
 そんなフジテレビの今回の炎上は言うまでもなく元スマップの中居氏のスキャンダルに端を発しますが、同じくスキャンダルで去年テレビ界を追われた人物といえばいうまでもなくダウンタウンの松本人志氏でしょう。内容も女性が絡む問題で共通しているし。

 その二人が松本氏のスキャンダル報道が出るまで共演していた番組とくれば冠タイトルにもなっている「まつもtoなかい」です。松本氏が降板してからは「だれかtoなかい」へタイトルが変更されましたが、今回の騒動を受けてすでに番組終了が発表されています。ぶっちゃけこの際、「だれかtoだれか」ってタイトルに再変更して続けていたら興味出てきたし見てたかもって気がします(´・ω・)
 それ以上に、この元MCたちはある意味で大リーグの大谷翔平選手すらも超え、いま最も注目を集めている男たちといっても過言じゃないだけに、敢えて今この時期だからこそ「まつもtoなかい」を一夜限りのスペシャル番組として復活させ、松本氏と中居氏が二人揃って出演してやくれないかという妙な期待が私の中で渦巻いています。

 もし本当にこんな番組が実現したら、多分日本の歴代視聴率ランキングの順位はいくらか変動が起きることは間違いなしでしょう。それこそ老若男女問わずみんな固唾を飲んでみるだろうし、フジテレビも弱っているんだからここで視聴率を稼ぐためにもぜひとも両MCの出演を実現させるべきです。マジここでこの二人が特定のトピックについて話すとしたら目が離せません。
 まぁ広告料はきっと入ってこないだろうけど、こんな番組。

 こっからちょっと真面目な話をすると、少なくとも自分が見る限り誰も言及していませんが今回の中居氏、フジテレビの騒動を受け、松本氏のテレビ復帰の可能性はもう完全に潰えたような気がします。ともに女性問題、それも性の上納という点でも共通点があり、松本氏は裁判を経ているとはいえ和解に至ったという結末まで一緒です。もっとも和解へ至るまでに脅迫行為もあっただけに内容的には中居氏よりも根が深いですが。
 中居氏の件でこれだけの大騒動となっているだけに、今後松本氏がテレビ復帰しようものなら現在のようにスポンサーが拒否することになる可能性が高い気がします。それ以前に一般視聴者も強い嫌悪感を示すことがはっきり予想されているというかすでに示されているだけに、フジテレビに限らずほかのテレビ局でも松本氏をブラウン管……ならぬ液晶画面に移そうとする行動は今後まず取らないと私は思います。

 またもう一点、今回の騒動を受けての変化として外資投資家に対する大衆の見方もポジティブな方向へと変わるような気がします。説明するまでもなく今回の中居氏の騒動は文春の報道に端を発しますが、フジテレビが対応というか火に油を注ぐきっかけになったのは外資系投資機関のダルトンの追及を受けてのものでした。
 正直、コンプライアンスに関する意識は日系企業、特にマスメディア企業ほど弱く、この手の業界の企業は電通をはじめ日本国内では指摘されても「しりませーん🤪」みたいな馬鹿にした態度をとってこれまでコンプライアンス問題をまじめに相手にしませんでした。しかし昔から外圧に弱い日本人なだけに外国メディアや株主から追及を受けると途端に弱く、結果的にコンプライアンス改善への大きな原動力となっています。

 かつて外資系投資機関はハゲタカなどと呼ばれて日本人からは嫌悪感を持たれていましたが、それが今回のフジテレビの騒動で「やっぱ外国の株主はしっかりしている(´ー`*)ウンウン」みたいな感じで語られるのをこのところよく見られ、以前のような嫌悪感がないどころかコンプライアンス向上において切り札的にみられているように感じます。あと蛇足だけど新日鉄によるUSSの買収問題も、外国株主に対する見方に変化を及ぼしているような気がします。

2025年1月22日水曜日

日本と中国の外食物価

 先日、うちのソ連人民の敵である親父が急に「揚州商人に行きたい」と言い出したのでそこに食べに行きましたが、二人でラーメンと餃子諸々を頼んでお会計は3000円強でした。私のかつての感覚だと、このクラスの飲食店で二人で食べた場合は大体1600円程度で済み、このところ物価が上がっているというのを考慮しても2000円台くらいで終わるだろうと見込んでいたのですがそれをあっさり超えて、確かに日本の物価は上がっているなと感じます。

 この揚州商人に限らずとも、やや古い私の日本での金銭感覚における想定を、どの外食店でも上回ってきています。石油だけじゃなくお米やキャベツの値段も上がっているというのだから当然ですが、改めて日本の物価高騰を実感します。

 ちなみに中国では一人当たりのランチセット金額は大体50元(約1000円)前後が多く、それにシェアするおかずを頼むとしたら20~25元(約400~500円)位追加となり、二人で以上を合算すると125元(約2500円)位というのが相場です。そのためなんとなく今の日本は上海よりも外食費用が大きいと感じるほどで、これは過去10年間にはなかった感覚です。むしろ日本は外食費用が安く、スーパーやコンビニでお弁当買ったら比較にならないくらい安いとすらかつては思えただけに、ようやくこの手の価格が上海を追い抜いたのではとも見ています。

 なお外食費用以外についても少し触れると、去年も似たようなこと買いた気がしますが電化製品、特にPC周辺機器の値段が日本は異常に高い気がします。電子レンジとかだと中国では500元(約10000円)超えるのはあんま見ないのですが日本はそんなのがたくさんあります。また私も大好きなUSBハブとかが5000円とかで売られていますが、中国では同等の製品が大体150元(約3000円)位で売られています。

 恐らくですがUSBハブなんかはバッファローやエレコムは自社で生産せず、OEMメーカーに委託した作ってもらった製品を自社ブランドつけて売ってるはずです。生産元は中国のUGREE(绿联)とかじゃないと思え、実際にパッケージ見ても生産元とか原産地は書いてありませんでした。
 ぶっちゃけこの手のUSBハブの原価なんてたかが知れてて、それらを踏まえるとなんで日系企業はこんな大したことのない製品にこれほどまでの高い金額で売れるのかが疑問に思えてなりません。マジで中国から輸入したほうが運送費込みでも安くつくと思えるような値段設定で、自分がこの手の輸入販売業者やろうかなとすら思えるほどです。

 買う人あんまいないからかもしれないけど、なんか日本はPCサプライパーツ市場がゆがんでいるように思えてなりません。中国企業とかもっと直販してくれないだろうか。

2025年1月20日月曜日

松戸市胡録台へのトラム導入案

 昨日までほぼ毎日松戸までなにがしかの用事で自転車で行っていたものの、今日は若干おねむなので家で昼寝したりして松戸に行くことはありませんでした。その代わり何か松戸の発展プランがないか一人で練っていたのですが、発展というか課題として、松戸駅東口からそのままさらに東へ行った先にある胡録台付近について、このエリアの交通をどうにかできないものかという課題が頭をもたげました。


 実際にこの胡録台の土地勘がある人なら話は早いのですが、松戸駅からこの胡録台までは直線距離では大したほどではないものの、その間にはやばいくらいの傾斜の坂道があります。どれくらいやばいかというと「えっ、これマジで人間降りられんの?」と少しおじけづくくらいの傾斜で、実際に私がかつて自転車で上から下へ下る際は加速がつきすぎるので三段変速のノーマルの自転車ながらあえて車道に入って降りていました。
 その急傾斜からマジ加速がすごく、多分日本国内において私が自転車で出した最高速はあの坂で出したものだと思うのですが、時速60㎞は確実に超えてました。ロードバイクでもないのにあんな速度出してたのは今思うとやはり異常です。

 そんな急傾斜を上った先に胡録台はあるのですが、その坂さえ超えれば非常に平坦でなだらかとなっており、文字通りの「台地」のような形状をした地域であります。ここでは結構住宅が広がっており、スーパーなどもそこそこそろっててただ単に生活するだけならそこまで悪くない土地柄だと思います。
 ただこれが通勤、通学をするとなると話は別です。胡録台の北部寄りには京成線の上本郷駅があるものの、真ん中ら南寄りの地域は前述の傾斜が急な坂を間に挟みながらも松戸駅が最寄り駅となっており、場所によってはその最寄り駅である松戸駅に行くまでに徒歩30分くらいかかる距離もあります。

 自転車さえ使えればまだ駅までの所要時間を抑えられますが、松戸駅前はそんなに駐輪場が多いとは言えず、むしろ少ない部類です。またその自転車で行くにしても前述の坂があり、降りるときも結構危ないうえに、上るのも大変です。
 また自動車で送り迎えしてもらうってのもあるでしょうが、松戸駅東口付近は道路が狭いうえに積弊によってごちゃごちゃしており、混雑しやすい場所です。正直言えば、あまり送り迎えのために車h出してもらいたくないエリアだったりします。

 以上のような環境からおそらく胡録台の住人はバスを使って松戸駅前と往復しているのではないかと思いますが、そのバスも狭い道路なだけに傍目にもなんかつらそうな感じで運行されています。っていうか自転車で走ってると道路が狭いから、バスが怖かったりします。

 こんな状況から松戸びいきな私ですら胡録台以東に住むのはハードルが高いと思ったりするのですが、逆を言えばそこそこ住人数が多いと思うものの、個々の住人は松戸駅前の商圏に入っていないのではないかと思う節があります。もっとアクセスが容易であれば松戸駅前の商店で消費するようになるうえに、松戸に住もうという人が胡録台に入れるようにもなるのではと思い、文字通りのピンチがチャンスとなる要素に思えてきたわけです。

 ではどうするべきか。単純に交通アクセスが問題なので交通手段があれば都市圏が広がるわけで、従来通りにバスを増やすのが単純な手です。ただ前述のとおり松戸駅前はごちゃごちゃするので、バス増えるとマイナス点も多いです。そこで思いついたのが、トラムというか路面電車を使ってはどうかという案です。

 というのもこの胡録台、中央の通りはなんかやたらと道路幅が広かったりします。この広い道路幅を活用する形で真ん中に比較的設置費用の安いトラムを配置し、可能ならば坂の下まで、もっと可能ならば駅と歩道橋で直結するイトーヨーカドーまで胡録台とつなげば、このエリアの住人の駅利用が非常にしやすくなるのではないかという気がします。またそれに合わせてバスの運行便数を減らせば、松戸駅前のごちゃごちゃして道路幅の狭い醜悪な環境の緩和にもつながる気がします。

 もちろんいうのとやるのとでは全然違ってそうは簡単にはいかないと思うものの、我ながらこれまで出してきたマッドシティ改造提案の中では、この胡録台へのトラム導入はかなり価値ある提案であるような気がします。トラム設置が難しいのであれば専用バスレーンを用意してヨーカドーとガンガン往復させれば、それだけでも地域にめっちゃプラスになるような気がします。
 なもんだからマジでこの案、来週あたり実地調査したうえで松戸市とヨーカドーに提案してみようかなと考えています。協賛者とかでないかな(´・ω・)

2025年1月18日土曜日

フジテレビの会見を見て

 特に書くこともないので先日の元SMAPの中居氏の疑惑に対するフジテレビの会見について触れると、究極的な論点はなぜ社長はあんな会見をしたのかという点に尽きると思います。疑惑について核心に触れない会見に意味があるのか、あんな木で鼻をくくったような会見内容なら初めからやらないほうがよかったのではないのか、にもかかわらずわざわざカメラを締め出してまでやりたかったこととはと、この点が一番疑問です。
 あえて例えるなら、食べる気もないカレーに火をつけて温めてまた冷ますだけの行為であったように思えます。

 あんな会見ならやらないほうがよかったとすら思えるし、やったところで余計に疑惑は増すだけ、というより核心に触れないというのはやましいことが実際にある証左にすぎません。あえて突っ込むと、社長も過去に似たような女性社員の献上をやったことがあるからああいう風な対応にならざるを得ないのかという気がします。そういう意味では性的接待を率先してやる会社と言わざるを得ず、下手なヤクザより反社な組織だと思え、反社との付き合い撲滅を掲げている企業はフジに対し何か対応取らないのと、むしろこっちにみんな目を向けるべきだし、そうした行為のほうがフジに自浄をより促せる気がします。

 にしてもここに限るわけじゃないけど、どうしてこう日系企業では無能な人間ほど上に上がってくるのか、このメカニズムが一番理解できません。

2025年1月17日金曜日

人が出歩かなくなった日本の風景

 このところほぼ毎日松戸市内まで自転車で往復してますが、夕方の4時ごろとかに自転車で走っていると、流山市を含めあまりの人通りのなさにビビります。以前からそうだったのかもしれないしたまたま今が冬で歩く人がひっているだけかもしれませんが、少なくともコロナ前の2019年以前と比べた場合、明らかに出歩くというか歩いて外出する人が減っている気がします。その一方で車で移動する人は増えているような。

 それこそ前述の午後4時ごろともなると、以前は予備校や習い事に向かう中高生の姿がたくさん見られた気がします。それが現在は中高生はおろか、公園でも遊んでいる小学生の数はまばらです。
 このような状況に気が付いたのは実家で朝起きる際、子供の声が一切しなかったためです。かつては平日の朝方であれば登校中の子供の声が聞こえてそれで目が覚めたり、「ああ今八時なんや」なんて思ったりしてましたが、部屋の窓が二重窓になって防音性が高まったこともあるものの、今回の滞在ではその手の子供の声が全く聞こえず、それどころか土日も外から不気味なくらい音がしなくて逆に違和感を覚えました。

 なお上海だと朝六時くらいにおばちゃんのでかい声が外から響いて起こされ、お昼二時くらいには廃品回収のでけぇおっさんの声によって昼寝から起こされ、夜十一時くらいは酒に酔ったおっさんの声が鳴り響いたりしています。ほかに人にも行っていますが、中国で暮らすと日本で騒音被害訴える人は精神病なんじゃないかと本気で疑うようになるのですが、この手の騒音被害を訴える人は一ヶ月くらい中国で暮らせば神経質な性格も治るだろうと本気で信じています。

 話を戻すと少子化の影響もさることながら、中国では高齢者も、というより高齢者ほど外を歩き回ってでかい声で吠えまくっていることを考えると、近年の日本の人々はあまりにも外出したり、歩かない傾向が強いのではという気がします。この自分の見解についてかつて大宰府にではなく名古屋に左遷されたうちの親父は、やはりコロナ期間中に外出を控える行動が定着したことが大きく、あれ以降外を出歩く人が減ったと話しており、自分もこの意見に同感です。

 しかし会話しているとどっちが患者なのかわからなくなるような精神科医の友人によると、精神病の最大の原因はストレスであり、そのストレス緩和の最大の良策は「日光を浴びること」という説明を踏まえると、今の日本人の行動スタイルは心身に対してかなり良くないスタイルじゃないのかという気がします。半径10キロくらいなら車なんて乗らず自転車で日光浴びながら移動したほうがフィジカル的にもメンタル的にもいいし、そこまでいかなくても町中に人が出歩いているほうが町としても活気がもてていい雰囲気であるように見えます。どちらにしろ、出歩かないというのは本人にも、町にも、経済的にもマイナスであるような気がしてなりません。

 まぁこういいながら、自分は上海の週末は毎週土曜のお昼に昼食を兼ねて買い物に行き(約15㎞先の商業施設まで)、帰宅するとその後は日曜までゴミ出しを除きずっと家にこもっているのですが。やるときは自転車で1日50㎞走ったりはしますが、別に上海は自分が歩かなくても元気な年寄りが歩き回っているので別に問題ないです。

2025年1月15日水曜日

ダイエー松戸駅西口店跡地の現状(2025年1月)

 去年8月、長らく松戸市民とその周辺住民に愛された旧Dマートことダイエー松戸駅西口店が惜しまれながら閉店しました。その後、この跡地を巡ってはどう再開発されるのか、商店が入ってくるのかマンションとなるのか、また商店の場合はどんな店になるのかが激しく議論され、私が以前に書いた記事でもやたらアクセス稼ぐなど、松戸市民限定でしょうが熱い注目が集まっていました。

 上記記事は閉店より3ヶ月早い5月に書いたものでしたが、その後8月の実際の閉店を経て跡地再開発が徐々にわかってくるだろうと思ってました。しかしブログに寄せられたコメントによると、閉店から間もなくマンションが建てられるという噂が立ち、工事計画書なども実際に貼りだされたいたとのことでしたが、何故かその後工事計画書はいつの間にかなくなり、跡地再利用についても具体的なうわさが出ないままそのままの姿で残され続けているという報告がなされていました。
 駅前のあれほどまとまった区画なだけに上記の動きは奇妙この上なく、私自身もその身を何故か上海に置きながらも一体どうなっているのか「上海の中心で松戸が気になる」状態であったものの、密かに先週から日本へ入ったこともあり、昨日実際に見てきました。




 本題と関係ないですが撮影したのは3時くらいであったものの、なんか日本はやたら空気澄んでるのと高層ビルが少ないから西日がすごく差し、逆光とならない角度から撮影したものの反射光でうまく撮影しきれなかった印象があります。マジ写真撮りづらいんだけど日本(;´・ω・)

 話は本題に移しますが、上の写真が今のダイエー跡地の現状です。正面入り口のシャッターこそ除けば在りし日の姿のままで、まるで明日からも普通に営業してそうな佇まいであったことから個人的にはちょっとビビりました。外壁なんかも結構きれいなこともさることながら、店舗敷地内の自転車置き場がそのままの状態で残されており、実際に駐輪されている自転車が多く、それらが妙な現役感を出していたように思いました。

 建物周辺も実際に自転車で二周くらいしましたが、少なくとも「立入禁止!」などといった目立つ張り紙や工事準備であることを示す幕などは一切なされておらず、また工事計画書の類も一切見ることはありませんでした。さすがに正面入り口前のガラスドアの前こそ昨年8月に閉店したので入らないようになどと書かれてありましたが、それ以外の情報は特になく、再開発や今後の計画に関しては全く情報がありませんでした。
 こうした状況は以前の記事に寄せられていたコメントの通りで、当時書かれていたように一体何が起きているのか皆目見当がつかない状況であることを確認できました。

 当時のコメントへの返信としても書いていますが、こうした状況はやはり異常であるように思え、もしかしたら一部地権者なりが計画に反対などして、当初の計画通りにうまく進んでおらず棚上げ上になっているのではないかという気がします。ただ真面目に松戸駅前の重きをなす商店であったこととに加えかなり大きな区画なだけに、いい方向に再開発が進んでほしいことには変わりありません。
 もっとも周辺に新築マンションが非常に多く人口密集率がここ数年で急激に高まっているだけに、マンションだけは勘弁してほしいところですが。

2025年1月13日月曜日

日本製品の敗因は突き詰めると中抜き?

 人知れずまた日本に滞在していますが、昨日行った唐沢山城は城跡というより猫カフェでした。知ってる人には早いけどあそこは名うての猫スポットで、神主さん家族に育てられている猫がたくさん放し飼いされてて、売店でチュールを売るなど特化されています。実際、知っちゃ子連れで猫と戯れている家族が多かった。

 話は本題ですがこれまで何度もこのブログで私は主に家電を中心に、中国製品に日本製品が負けて言った理由について語ってきました。主な敗因としては消費者目線のマーケティング視点が欠けていたことや、「所詮は中国製品」と相手を舐めてかかった日本人の傲りなどを挙げてきましたが、ここに来てもう一点、というか突き詰めた場合は単純に中抜きが大きいせいで価格競争力がなかったのではないかと思うように至りました。

 何故このように思うのかというと非常にシンプルに言えば、同じ種類の製品を同じ中国、場合によってはOEMメーカーまで同じでありながら、価格は日本製品の方が中国製品より高かったからです。この価格差はブランド力と表現することも可能っちゃ可能ですが、その後市場から日本製品が淘汰されたことを考えるとある程度ブランド力は無視していい気がします。
 その上で述べると、パソコンや携帯電話などのハイテク家電品は2000年代後半は自社工場で作る日系メーカーはもはや少なくなっており、鴻海を中心とするOEMメーカーに生産を委託していました。鴻海は中国の深圳で主に製品を作っており、彼らは別の中国メーカーからも注文を受けて作っていましたが、にもかかわらず前述の通り日本製品は中国製品より値段が高かったです。

 それでも日本製品が売れるのなら話は別ですが実際にはその後売れなくなっていったにもかかわらず、この価格差は続きました。一体何故売れない製品の値段を下げれなかったのか、これを突き詰めると主に流通プロセスにおける中抜き、具体的には系列代理店などに利益を持たせるいわゆる中抜きをするために価格が上ずれていったように思えます。また流通過程と言わずとも、メーカー企業の中で不要な管理職などの人件費が存在しており、その人件費が最終的に乗っかる形でこちらでもまた価格が上昇していったのではないかと思うわけです。

 仮にその乗っかる人件費を発生される人員がその製品やサービスに貢献しているのならまだ話は別ですが、私が見る限り実際にはそうではなく、もはや会社に対し価値をもたらしていない、または人件費に対して貢献価値が低い人の人件費がかなり乗っていたのではないかという風に思えます。それらも広義での中抜きというならば、中国製品に対する日本製品の価格競争のなさは中抜きに集約されるのではないかというのが自分の見方です。

 なおこの中抜き構造の弊害は多分現在も続いているでしょう。会社への貢献価値で見て重荷となっている人間や関係会社の数が日本は異様に多い気がします。企業単位ではなく商品の流通フローというかサプライチェーン全体で、それこそ業界を挙げて中抜きを排除する姿勢を出さなければどんどん経済も悪くなっていくのではないかと密かに危惧しています。

2025年1月11日土曜日

反社だと思う会社

 先日の三菱UFJ銀行の貸金庫10億円盗難事件について銀行出身の同僚に話を振る機会があったのですが、その同僚によるとそもそも貸金庫業務自体が余り儲けがなく、空きが出たら上司から「埋めてこい」とヤクザみたいな指示の下で新たな契約者を探さなくてはならず、一般行員からしたらそもそもなくなってほしいと思っていた業務だそうです。
 また上記指示の下で営業をするにしても、地味に障害となるのが反社判定だったそうです。言うまでもなく一般企業は反社勢力と取引してはならないこととなっているのですが、反社もわざわざ「私が反社です!」と堂々と宣言しているわけではないため、知らずに取引を開始してしまっているというリスクが常に付きまとうそうです。特に貸金庫業務だと個人を相手にするだけに、その手の身分調査が法人ほどには定型化されておらず、顧客を見つけても大丈夫なのかという懸念が続くと言われます。

 そこまで話を聞いて私は、「まぁこういっちゃなんだけど、俺はあの旧ビッグモーターは反社勢力だと思うよ」と口を開きました。これにはほかの同僚も同意してくれたのですが、同時に旧ビッグモーターを反社勢力として、取引を絶つ企業は存在しないだろうという結論でした。

  ちょっと前に日本人の信用管理は非常にあいまいでいい加減と書きましたが、この反社判定に関してもあいまいというか、暴力団団体に所属しているか否かでしか判断しておらず、実態の伴わない判定になっているという気がしてなりません。それこそ半グレ勢力などは指定暴力団じゃないので問題なしとする企業の方が大半でしょうし、先ほどの旧ビッグモーターのように明らかに組織的に金融詐欺や街路樹破壊工作などの反社会的活動を繰り返していながらも、反社認定をして取引を絶とうとする企業は私が知る限り1社たりとも現れていません。
 貸金庫事件のように一従業員らが犯罪を犯すなどならともかく、法人というか組織全体で明確な犯罪行為を繰り返したとしても、日本の場合は暴力団でなければ反社ではないということになり、企業もこれまで通り付き合いを続けるということです。これをおかしいと思わないのはおかしいと、思うのは私だけでしょうか?

 なお旧ビッグモーターのほかに反社だと思う企業を挙げるとしたら、金融だとスルガ銀行もこの類だと思います。あそこも組織的に返済不能とわかってる相手に返済能力を超える融資を行い、破産に追い込むような形で融資をして稼いでおり、まっとうな組織に思えません。なお前述の銀行出身の同僚によると、「あそこは銀行というより、消費者金融企業だと思う」とのことでした。

2025年1月8日水曜日

語られないことが残念で仕方ない戦国武将

 人気のある戦国武将と言ったら、挙げてくとしたらやはり真田幸村とか伊達政宗、あと織田信長あたりがトップ3になるのではないかと思います。このほかにも上杉謙信や武田信玄、あと近年は石田三成や北条氏康なんかも人気が上がってきていると思います。
 以上のような戦国武将に比べて語られることは少ないことが個人的に惜しいと思う武将として、熊本の阿蘇家で活躍した甲斐宗もいますが、山中幸盛が常日頃からもったいないと考えています。この人は誰かというと、「山中鹿之助」と言った方が早いでしょう。

山中幸盛(Wikipedia)

 簡単に山中鹿之助こと山中幸盛について説明すると、この人は山陰地方を治めていた尼子氏の家臣でしたが、毛利家との戦いで尼子家が滅亡するや、一族でありながら京都の東福寺で僧となっていた尼子勝久を還俗させて担ぎ出し、潜んでいた尼子家残党をまとめ上げて再興したという人物です。ただ再興に一時成功するもその後何度も毛利氏に追いやられ、織田家とも手を組んで抵抗を続けるもその織田家から見限られて孤立し、最終的には上月城での籠城の末に主の勝久とともに処刑されたというのが主な経歴です。

 一部将として見ると滅亡したにもかかわらず再興させるというその主家に対する忠誠心が並外れているだけでなく、戦場では先頭を切って何度も高い、その武勇は敵味方からも数多く称賛され、最後に捕虜となった後も毛利家はその有り余る実力を恐れ禍根を残さぬよう処刑したとも言われています。
 間違いなく知勇兼備の武将で非常に華のある生き様も見せてはいるのですが、現代日本の歴史談議で彼の名前が出てくることはほぼなく、自称上海一の歴史マニアである私自身もこの10年において一度もその名を耳にしたことはありません。

 では何故幸盛が語られないのかというと、一番の原因は楠木正成と同様に、皇国史観に沿った戦前の教育で模範的人物として大いに持ち上げられていたことが原因だと思います。戦後になってその反動というか戦前の教育で礼賛した人物は出してはならないという空気により取り上げづらくなり、徐々にフェードアウトしていったとみています。

 楠木正成に関しては同時代にほかに人気のある人物があまりいないこともあり、また彼自身も戦前の皇国史観抜きにしても間違いなく優秀で忠義に熱いひとかどの武将であったことから、現代においてもその人気は衰えることはありません。もっとも、彼の息子こと小楠公に関しては戦前と比べると扱いは小さくなっていますが。
 一方、幸盛に関しては戦国時代の人物ゆえに、ほかにたくさん存在する人気ある武将によって出る幕を失ってしまったように見えます。幸盛自身も魅力ある武将ですが、戦前の皇国史観の反動でいったん後ろに下げられるや、ほかの人気武将が一気に舞台を占めちゃってフェードアウトしていった感じがします。

 しかし改めて彼の行跡を見ると何度も反乱に失敗しながらもめげずに再興活動続けるなど、非常にしぶといというかあきらめの悪い性格をしており、その姿勢には惹かれるものが多いです。恐らく戦前の皇国史観によって誇張された面も大きいとは思いますが、それらを抜きにしてより実像の近い姿でもっと評価してほしいと思う節があります。っていうかこれだけ大活躍しているんだから、漫画なりゲームなりでもっと主人公として扱ってもいい気がするのですが( ´Д`)=3 フゥ

中国のヒトメタニューモウイルス流行について


 何故か知らないがミグに米軍のマークつけてた。


 話は本題ですが上の記事にあるように中国で新たな感染症の流行があちこちで報じられています。私のところにも在中国日本領事館から今日、「各地でこんな感染症が流行ってるぞ」と、地域ごとに流行している感染症(大体1地域につき3つ)のリストがメールで送られてくるほどなので、よっぽど流行ってんじゃないかと思います。

 などと他人事のように書いていますが、実際に私の周りでも病気で仕事休む人が多いです。月曜には同僚が肺炎になって休んだため、サボろうと思っていたところ必死で働かざるを得なくなりました。また上海以上に北京の方では多くの同僚がすでにやられており、業務まわせんのかって思うくらい休む人が多いです。
 上海では前述の肺炎になった同僚のほか、先週末に熱が出て仕事を休んだ同僚がもう一人おり、ほかの同僚との間でも周りでもまた病気が流行ってるねと噂するくらいにはなっています。なもんだからある同僚なんかは知り合いの病院でワクチンを打っとかないかと周りに提案して回っており、「こいつその病院の回し者なんじゃないか(。´・ω・)?」と無駄に疑ってたりします。

 私自身は今のところ特に体調は悪くない、というより11月くらいに何しても体がだるくやる気の出ない状態が2週間くらい続いており、感覚的に恐らくコロナの無症状感染していたように思え、それで免疫作ったのか現在は影響ないです。とはいえ明後日には飛行機乗る予定のため、明日は自宅作業にして家に引きこもる予定です。まぁ夜には友人と会食あるんだけど、家から近くだから大丈夫だろううん。

2025年1月5日日曜日

日本の恐ろしくいい加減な個人信用管理

 先月にも記事を書きましたが、このところ一般電子書籍の購入ですらVISA、MASTERカードが手を引くようになってきたためJCBカードを作ろうとしたところ、決済滞納とか一度もしたことないのに海外在住で海外企業に勤めていることから一切カードが作れない状態となっています。何故海外勤務だとカードが作れないのかと言えば、単純に彼らの信用管理データベースに海外企業が含まれていないためで、それこそAppleとかNVIDEAとかの超優良な米国法人に勤めている人も恐らく私と同じような状態になるかと思います。

 このように、日本の個人信用管理においては基本的に過去の決済滞納記録と勤務先情報が核、というかそれしか考慮されません。日常での決済や年収、保有資産額などは高級カードを作る場合を除き省みられず、上記のようにデータベースに情報がなければ即失格扱いです。なんやねんと言いたいです。
 その一方で大学生なんかは囲い込むため、ほぼ無条件でカードが作れます。生計手段もないのに学生にはカードを作るというあたりでダブスタ的な疑問を覚えたりします。また勤務先情報に関しても、カードを作った直後に退職してもその後のカード使用には滞納とか起こさなければ全く問題なく、またその確認手段も名刺やホームページとかで、ぶっちゃけ名刺偽造したらどうにでもなるんじゃないのと言いたくなります。極端な話、過去に勤めた職場の名刺でも行けそうだし、知り合いの会社に口裏合わせるという手段だって行けるでしょう。

 以上を踏まえると日本の個人信用管理はかなりいい加減というか自分からすれば意味不明です。これなら納税証憑とか、預貯金残高証憑を見せたりする方がずっと健全です。というより、勤務先に全信用管理を傾けるというのもかなり時代遅れな気がします。
 そもそも貸し倒れリスクを懸念するというのなら、限度額をもっと制限すればいいだけの話です。具体的には与信額を月10万円程度にすれば、3ヶ月滞納してもわずか30万円のロスで損切りすることができます。むしろそうやって少額の与信枠でカードを作り、その後の決済記録の安定度や契約期間の長さを見ながら徐々に与信枠を上げるような制度にする、言い換えると、カード決済に使えば使うほど与信枠が広がるという方が、カードの使用率や使用回数も高まってクレジットカード会社にとってもメリットがあるように思えてなりません。何故やらない(´・ω・)

 というか私はクレジットカードの与信枠が欲しいわけではなく、決済機能が欲しいだけです。極端なこと言えば与信枠なんてゼロでも構わず、預金残高が決済限度枠となるデビットカードでもいいのでオンライン決済に使えるカードなりシステムをくれと正月なので黒部の太陽に向かって言いたいです。
 この点、中国では現在クレジットカードの新規発行が難しくはなっているのですが、オンライン決済においてはWeChatやAlipayなどのアプリを使ったQRコード決済ができる、というよりむしろこれらが主流なため、何も困りません。

 つまり何が言いたいのかというと、日本はもっとオンラインショッピングサイトで気軽にQRコード決済ができるような体制を作れと言いたいです。この体制さえ作れば日本の資金が海外のクレジットカード会社に流通することなく、日本国内で循環するようになります。国策的にシステム構築をしてもいいと思える内容だし、ナカヌキ限度額も作ったら商工業者も大助かりでしょう。何故やらない(´・ω・)
 もっともこれが仮に普及したら、海外のクレジットカード会社はおろか、JCBも打撃を受けることになるかもしれません。でもまぁあいつら日本語通じないし、まぁいいか(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

2025年1月2日木曜日

2025年に台湾有事は起こるか?

 自分の自称専門が国際政治であることを忘れそうになるのでまた誰も離していないと思うトピックとして、2025年に台湾有事は起こるかについて書こうと思います。結論から言えば確率は依然低いものの、2024年と比べるならその確率は確実に上昇していると考えています。

 こう考える根拠は何といっても韓国です。これまでの韓国ユン政権は日米との協調路線を強く出し、これは中国にとっても大きな抑止力になっていたと私は見ています。というか中国の海軍拠点のある山東省との距離を考えても、韓国の姿勢が中国の軍事行動に対する大きな抑止力足り得ると前から考えています。
 そのユン大統領は先の戒厳令失敗により近いうちに失脚することはほぼ確実で、次に北朝鮮、中国寄りの姿勢を見せる現野党が政権を取ることもほぼ確実でしょう。折も折で米国では今年、在韓米軍の費用についてかねてから文句言ってたトランプ政権が発足するだけに、新たな韓国大統領が米軍撤退を打ち出す、またはそこまでいかなくても縮小や活動制限を出すことで、中国側としては東シナ海での活動がしやすくなるのではないかと思うわけです。

 これらを踏まえると、少なくとも去年に比べれば中国が軍事行動を起こしやすい環境は出来つつあるように思えます。もっとも実際にやろうとなるとロシアみたいに準備なしでいきなりやるアホはそう相違ないと思うので、実際の準備にはいろいろ手間がかかることを考えたらまだまだ準備不足な段階に見え、実際やる確率はまだ低いというのが自分の見方です。
 とはいえこの手のものは起こるときには起こるものであり、いつ何時に起きようが対応できる対策を日ごろから準備しておくのが吉ともいえます。特に日本としては台湾有事が起きた際にどこまで介入するのか、もっと国民的議論を深めるべきでしょう。

 実際に自衛隊を台湾防衛のために派遣することは憲法上でも厳しいし、世論も許さないためこちらは度外視していいと思います。論点となるのは台湾に対しどこまで支援するかで、仮に今のウクライナみたく膠着状態になった場合の行動くらいは決めておいた方がいいでしょう。
 具体的には新兵の訓練地を日本国内で用意する、傷病兵の治療を日本で行うなどのオプションが挙げられますが、この二つくらいは日本も受け入れるべきじゃないかと個人的には思います。それ以上に日本に求められる役割としては難民の受け入れで、戦火から逃れてきた人たちや亡命を望む人たちをどう受け入れるか、この点をもっと考えるべきでしょう。

 仮に受け入れるとしたら距離的にも、またTSMCが拠点を作っていることもあり、九州地方がやはり適切であるように思います。であれば今のうちに港湾や鉄道といったインフラを、九州で整えておくことは、台湾有事に対する対策としてなり得るのではないかとも思えます。真面目に避難物資の備蓄などは、九州でやっておいた方がいい気がします。

 その上で考えなければいけないのは、日本国内にも戦火が広がった場合はどうするのかという点です。特に私が懸念しているのは尖閣諸島で、台湾有事のどさくさに紛れて「台湾省の一部だ」と言って中国軍が尖閣諸島を占領してくる可能性があると睨んでいます。
 こうした事態に備えるため、中国軍艦を入れさせない海上封鎖網や封鎖計画、そして艦船などもあらかじめ計画しておくことはもとより、実際に火ぶたが切られる場合、どこまで軍事行動を起こし、また防衛するのかも、国民の間でもある程度意識というか覚悟を持つべきじゃないかと思います。

 もし可能ならば、個人的には九州、沖縄地方のどこかの離島にイージス・アショアを築けないものかと考えています。エースコンバットやってこいつの恐ろしさが初めてわかりましたが、射程に入るとどんどんミサイル撃ってくるし、腹立つから落としてやろうとミサイル撃ちこんでもCIWSでバスバスミサイル防がれるだけに、秘密裏にどこかの離島にこれ設置できれば実際の開戦時にかなり中国側の計画を崩せるような気がします。

 イージス・アショアがだめならば、やはり一番用意しておきたいのはアッシマーとハイゴッグでしょう。空と海からこの二機種で攻撃かければどんな敵だって一網打尽にできるように思え、日本は次期戦闘機よりも次期モビルスーツの開発にもっと力を入れるべきでしょう。真面目に「ギレンの野望」ではハイゴッグがあれば世界の海を支配できたし(´・ω・)

2025年1月1日水曜日

シミュレーションゲームはマジだれる

 中国の年末年始は元旦が1日休みとなるだけで、実際昨日は私も普通に勤務してました。なので特別感もないですが、今日がお休みとなるので昨夜は夜遅くまで「キングダム&キャッスル」という中世不運街づくりシミュレーションを久々に引っ張り出して遊んでいました。

 このゲームはシムシティみたく街を作って人口を増やしていくのが目的のゲームで、なんだかんだ言いつつ結構楽しめました、最初は。昔買って1回遊んだところ何故かやらなくなり、もう一回やってみたくなって今回引っ張り出しましたが、最初の数時間はめちゃ楽しかったけど、大体人口が1000人を超えたあたりからだるくなり、今日は一切起動せず、作りかけのF-22ラプターのプラモのシール貼りをすることとなりました。

 一体何故だれるのかというと、序盤から中盤にかけては人口を増やしながらインフラを整え、同時に金策をして大型施設を作ったりしなければならないのですが、後半に入るとそれまでやってきたことを繰り返すだけになるというか、住宅を作って周辺に市場や井戸を作ることの繰り返しとなり、何ら新鮮な要素がなくなってきます。敵の襲撃アリにすれば城壁とか防衛施設も作る必要が出てくるものの、それはそれでめんどいというかあまり考えたくない要素で、なんていうかここでこのゲームに対する情熱が尽きました。

 この「キングダム&キャッスル」に限らず、シミュレーションゲームというのは後半にだれる、というか行動に制限のある序盤が一番楽しいというのは割かし共通します。カイロソフトのゲーム会社を運営するゲームでも、最初はどのハードにソフトを出すとか、どの従業員を雇うかでいろいろ悩むし、細かな指示が必要となりますが、ある程度会社大きくなるといい加減な指示でも問題なく収益出るし、人材も育っているからプロット適当でもゲームが売れるようになり、つまんなくなってきました。
 ちなみにゲーム名を自由に決められるのでいつも、「みだらな~」というタイトルで、「みだらなテトリス」、「みだらなファイター2」というゲームを作ってました。

 この後半にだれるというシミュレーションゲームで特に顕著なのが戦国シミュレーションこと信長の野望や三国志で、大体半分近くの領土を獲得すると後は消化試合となり、なんだか弱い者いじめしているようで作業感の強いゲーム展開となっていきます。
 唯一の例外が「信長の野望 天翔記」で、これはプレイヤーが出せる行動の指示数が制限されているため、最初は全領土に細かな指示を出せるけど、勢力が拡大すると指示が追い付かなくなるため、ある一定の段階で特定の領土の管理を選抜した武将を軍団長にして委任させる必要があります。このシステムがなかなか曲者で、優秀な武将ほど裏切りやすく、裏切られたら領土や物資どころかその配下武将ごと寝返るので、後半においても気の抜けない展開が続きました。

 この「天翔記」のシステムですが地味に会社の一般従業員と管理職のように、前半と後半でやる業務の内容が全く異なる点で共通しています。前半は目の前の課題をひたすら処理し、後半は勢力の方針を作って各スタッフに伝達してやらせるという運営業務が主となり、こうした「やることの変化」が後半にだれない大きな要素になってたと思います。
 もっとも、「ギレンの野望」シリーズのように敵を追い込めば追い込むほど、CPU勢力の資金力や開発力が増して反撃が激しくなるというシステムでも、やることは同じでも最後まで気が抜けなくなるためだれることはなくなりますが。

 そういう意味では後半にどうスパイスを利かせるかが、シミュレーションゲームの最終的な評価というか面白さにつながってくるのではないかと思えます。この辺考えて今度買うゲームを決めよ。