2026年6月13日土曜日

失敗や逸脱を極度に認めない日本の教育

 前々から特に歪と感じている日本の義務教育姿勢として、あくまで個人的見解ですがなんか失敗や逸脱することを極度に認めないような姿勢を感じます。実際自分の世代を含めて日本の若者は失敗することを極度に恐れる傾向があり、「ワンミス=死」というような見方で行動する人が多い気がします。
 なお中国の場合、「ワンミス=無限コンティニュー」なくらい自分のミスを気にしなさすぎる奴が多くて困ったりします。

 自分の経験から言うと、失敗からしか学べない物は非常に多いと思います。逆に成功から学べることはそこまで多くなく、それどころかその成功が運によるものだった場合、自分に実力があるという過信を生む可能性があります。その点では命取りになったり、人に迷惑をかけたりするようなものではない失敗であれば若いうちにたくさん経験する、即ち挑戦しておくことがその人の人生を実り多きものにすると考えています。
 なお自分の経験した中で今思うとやらなくてもよかったなと思う失敗は、クリスマスのメタルギアソリッドごっこです。

 以上のような考えを持つ私と違って、なんか日本の教育現場ではともかく子供に対し失敗しないよう、安全な人生を歩むことばかりこのところ要求しているような気がします。具体的には受験でしっかり学校を選ぶ、たった一度の新卒就活を無駄にしてはならない、余計な前科を作らない、余計なことをやらないなどなどで、人生コースに沿って無難な人生を歩むような要求が非常に強すぎるように感じます。大学受験浪人なんかはまだ寛容であるものの就活浪人などは1年空くとその条件が大きく不利になりますし、また学校内外の活動の管理もなんか以前より厳しくなっているように感じます。公園の遊具一つとっても最近は事故が起こるとよくないとばかりにどんどん撤去されています。

 そりゃ誰でも失敗をいちいちしたくないというのもわかりますが、現実は先ほども言った通り失敗からしか学べないものも多く、その中にはストレス耐性というのもあります。また失敗して人に迷惑をかけた際には素直に謝るという体験も重要であるように思え、こうした経験を経ずに大人になった人というのはむしろ危険なように思います。
 もっともこうした失敗や逸脱に厳しい教育というのは教育以前に今の日本社会がそうだからじゃないかとも睨んでいます。何となく景気はいいものの今の日本は失敗に対して全体的に不寛容、というか失敗した人への風当たりがなんか強くなっているように思え、不倫した芸能人とか永野芽郁とか本当に見なくなったと日々感じます。こうした社会の雰囲気が教育にも影響し、さらに失敗に厳しくなる負のスパイラルが起きているのかもしれません。

 さすがに失敗を繰り返し続ける人間は別ですが、失敗に対してもっと日本は寛容になった方がいいのではというのが私の見方です。もっとも自動車事故など影響の大きな失敗については別で、こうした許される失敗、許されない失敗の二つの概念を持つのがベターじゃないかと思います。

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