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2016年6月7日火曜日

友人の文章の校正作業

 なんか視界もぐらつくほど疲労を感じているので、先ほど仕上げた友人への文章指導としての校正文をまるまる載せて今日は乗り切ります。ちなみに昨夜は腕が腱鞘炎になるくらい仕事でキーボード叩き、帰り道で雨降ってきたので早歩きして帰ったら足も痛めてへとへとです。

 その友人は私の高校の頃の同級生ですが理系であることを差し置いてもかなり日本語の言語能力に問題があり、最近通っている大学の教授からも、「お前誤解されることが多いんじゃね?」と言われたそうです。私も前々から気になっていて少し話しながら観察した所、絶対的に語彙力が足りていないことがわかり、訓練として毎月文芸春秋を読むこと、でもってその中の記事からどれでもいいから感想文を書いて送るように上から目線で指示しました。
 それで送られてきた文章がこれです。

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<パナマ文書 >(友人の書いた文章)
 ケイマン諸島などのタックスヘイブンという税金がかからない国のペーパーカンパニーに支出したことにして、そこの会社にお金蓄えさせて 税回避してた会社のリストが、代行していたパナマにある法律事務所のPC から、流出したって話だった。
 アイスランドの首相が辞任したりした。楽天もパナマ文書のリストに入っていたと思う 。
 何が問題かというと、適法なのだが、国境を超える脱税で法秩序が守られてなく、中小企業にしわよせがいったり より高い納税を一般の人に強いさせていて、より高い納税を一般の人に強いさせて格差を拡大さることになる。
 アイスランドの首相がやめたのはタックスヘイブン(租税回避地)である英国領バージン諸島にウィントリスという会社を作って4億5千万ほどを資産隠ししていた問題があったからである。
(マネーロンダリングの方法はペーパーカンパニーの他にもあって、海外の会社に投資して、その会社を倒産したことにさせるなど。)
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 まぁこういうのが来ることはわかっていたので私にはそれほど驚きはありませんが、結論から言えば書いている内容をほとんど全く理解しないまま知ってる単語だけを書き並べている文章に過ぎません。こいつ本当に社会人経験あるのかよと、我が友人ながら見ていて不思議に思います。
 でもって敢えてこの文章を直すとしたら、修正ポイントとなるのは主に以下の点です。

・ケイマン諸島は「国」じゃない
・事務所が何を「代行していた」野か書いてない
・パナマ文書はPCからの流出ではなく情報提供者によるリーク
・アイスランド首相の話が分割されており、まとめて語られていない
・リストにあるのは楽天ではなく三木谷氏の名前
・「4億5千万」の通貨単位がない
・[格差を拡大さること」は誤植
・そもそも何が言いたいのかわからない
・それどころか「パナマ文書」という単語の説明をしていない

 以上を踏まえて私が校正した文章は以下の通りです。

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<パナマ文書とは>
 ケイマン諸島などと並ぶ租税回避地(タックスヘイブン)の呼び声高いパナマの法律事務所からこのほど、大量の顧客情報リストのデータが流出しメディアによって公開された。俗にいう、パナマ文書である。
 同法律事務所ではパナマでの会社設立代行業務を行っており、リストに書かれてある会社はどれも本国での税金を逃れ自己資産を隠匿するため設立されたと見られることから、世界各国でその文書内容並びにリストに書かれた顧客へ大きな注目が集まった。
 その影響は早くも現れ、英国領バージン諸島の親族が関与する会社に数百万ドルを預けていたとされるアイスランドの首相が脱税の疑惑追及によって辞任し、そのほかの国でも政治家やセレブなどが違法な資金移動があったのではとメディアから追及を受けることとなった。日本ではソフトバンクグループ会長の孫正義氏、楽天グループ会長の三木谷浩史氏らの名前が同文書に掲載されていたものの、両者ともに違法な資金移動ではなく正当な投資活動であると主張し、その後も疑惑が続かなかったことから他国に比べると大きく取り上げられるような事態には至らなかった。
 なお、同文書に掲載されていた国別関係者名で人数が突出して多かったのは中国だが、中国では同文書の報道が政府によって規制されたこともあり話題にすらならなかった。
 あと関係ないが舛添はムカつく死ね。
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 そもそも日本の教育ではまともに文章を書く訓練を課さないと前から危惧しており、もっとこの辺を育てないと思考力も育たないと前から考えています。ただそれを差し置いても上の友人の文章は本当にひどいなぁと思うとともに、対面で話してても会話が脈絡なく相手のペース無視して話してくるのでキャラクターはしっかり出てはいると納得します。これでも医学部行けるんだから世の中は面白い。

2016年6月5日日曜日

派遣マージン率と派遣賃金の相関分析

 また今日も自転車で往復100km以上走ってなんか体がおかしな状態になっています。そもそも、先々週にひいた風邪が無駄に長引いて咳が止まらず、夜も咳のせいでほとんど眠れないというのに何故強行したのか自分の猪突猛進ぶりに呆れてきます。しかも昨夜は水割一杯で死にそうになるくらい酔って頭痛をおこし、「アルコールは毒水だ……」などとうわごとを言っていました。


 話は本題に入りますが今年一月に書いたマージン率の記事について先日私に連絡を取ってきた方がおり、私が公開したデータを下地に、派遣労働者の賃金の平均額(8時間、以下「派遣賃金」)とマージン率の相関についてエクセルで作成し図表データを送ってきていただきました。本来はこういうのも自分がやらないといけないのですがサボっていたところ、っていうかあんまこの辺の図表の作り方を理解していないこともあって非常に助かる作業をしていただき、送っていただいた方にはこの場において改めてお礼申し上げます。

<派遣料金とマージン率の比例関係>
 それでここから解説に移りますが、まず事前のお話として私はマージン率の元記事において「マージン率と派遣賃金は比例の相関をする」と主張しました。これは言いかえれば「マージン率が高いほど派遣賃金(派遣料金を含む)も上昇する傾向がある」ということで、順番的には派遣賃金が高くなるほどマージン率も上昇しやすいというのが実態です。逆を言えば派遣賃金が低ければ低いほどマージン率も低い傾向があり、人材派遣会社の側からすれば安い賃金の派遣社員からにはマージン率を低めに抑え、逆に高い賃金でも稼いで来られる方からはやや高めに設定して取るというビジネスモデルを組んでいると言えます。
 実際のところ私も何度か取材しましたが、派遣料金が高い方はほぼ全員がいわゆる「特定派遣」に分類されるような技術者や有資格者が多く、勤務先とのマッチングも工場のライン工や事務スタッフと比べるとどこでもいいというわけではなく派遣する側の派遣会社の腕が問われる面も大きいだけに、こうしたマージン率相関になるというのは市場競争的に自然の成り行きだと思え特段取れる人からぼった食ってるなどとは思いません。

<二段階の派遣料金> 
 では早速上記の相関図を見てみますと、確かに全体としては右肩上がり、マージン率が高くなるほど派遣料金も上昇するような傾向を示しており、私が元記事で述べた比例関係があるという指摘は大きく外れていはいません。しかし子細にデータを眺めてみると、実態としては少し違うというか別のい方をする方が適当なのではないかと思える節が出てきました。
 具体的に述べると、マージン率が10~40%までのくくりと40%以上のくくりで二つのグループが出来上がっています

 マージン率10~40%のグループでは一言で言えば団子状態で、あまりマージン率と派遣賃金に相関がないというか比例傾向も見られず、派遣賃金が約15,000円以下の枠内に固まっています。これは言うなれば、派遣賃金が15,000円以下であればマージン率の高い低いはほとんど傾向がないということで、マージン率が高いか低いかは派遣会社のさじ加減による面が大きい、といえるのかもしれません。
 一方、マージン率40%以上のグループは非常に際立っているというか、ほぼすべてで派遣料金が20,000円以上の水準に位置しています。サンプル数の影響によるのかもしれませんが、これだけ固まっているのを見れば一つの傾向としては一応主張できるデータだと思うので続けますが、マージン率40%以上且つ派遣賃金が約20,000円以上というのが一つのボーダーラインになると言えると考えられます。

 以上内容を簡単にまとめると、

・マージン率40%未満の場合、派遣賃金には余り相関はなく派遣料金は約15,000円以下
→この場合はマージン率が低ければ低いほどお得?

・マージン率40%以上の場合、派遣賃金は通常約20,000円以上となる
→マージン率40%以上で派遣賃金が20,000円を大きく下回ればぼったくり?

 上記意見はあくまで全体の傾向を述べた概論、すべての個別例に当てはまる意見ではないということをご了承ください。ただまぁ、マージン率が高いにもかかわらず派遣料金が低い場合は要注意であることに変わりはありませんが。

 以上、簡単な解説ですが今日の分析を終えます。重ねてとなりますが、相関図作ってくださった方には今一度感謝の意をここでお伝えします。この前のリクルートスタッフィングデータの件といい、こうして協力者が出てくれることには執筆者冥利に尽きます。

2016年6月2日木曜日

上海ディズニーのアトラクション動画

 先日書いた上海ディズニーの記事で絶賛した「TRONライトサイクル」の動画がネットにあったので、折角だからここでも紹介します。



 前回記事でも書いている通りに、このアトラクションは何よりも加速が凄まじく今までにない感覚を味わいました。上の動画は恐らく乗っている最中に携帯カメラを構えていたんじゃないかと思いますが、よくもまぁあれだけの速度の中で撮影し続けたもんだと呆れます。

2016年6月1日水曜日

漫画に出てくるヤクザの会話を見て……

 先日上海で後輩と会った際、タブレットPCを持ってきて折角だから私が今はまっている「ヒナまつり」という漫画を見せてこの漫画どれだけやばいほど面白いかを熱心に説いてきました。
 「ヒナまつり」がどんな漫画か簡単にあらすじを紹介すると、異世界から転送されてきて念力が使える非常識な少女のヒナ(13歳くらい)と、なし崩し的にヒナと暮らす羽目になった家庭的なインテリヤクザの新田が行く先々でトラブルを引き起こすというドタバタ系のギャグコメディ漫画です。ちなみに新田がどれだけ家庭的かというと、ハンバーグにチーズをINしたり、洗剤をオリジナルブレンドしたりするくらい家庭的です。

 それでこの漫画、新田がヤクザということもあって周囲に同じ組の人間がたくさん出てくるのですが、彼らヤクザ同士の会話を見ていてなんか変な違和感というかデジャブが常にあり、一体なんでだろうと思って見ていましたが最近になって、以前働いていた新聞社で似たような会話をよくやっていたからだということに気が付きました。具体的に漫画中のどんなセリフにデジャブを感じるのかというと、主に以下のようなセリフです。。

「オイこらサブ、このクソボケェ!」
 日常的な挨拶みたいなフレーズで、よく言われていました。

・(借金の取り立てから帰ってきて)「せめて利息分くらい取り立ててこいや!」
 取材で意図されていた内容が聞き出せなかった時、似たようなことをよく言われました。

・(空き缶投げながら)「バッカヤロー!!」
 空き缶はなかったけどボールペンとかはよく投げられていました。

「サブちゃんよ~、お前さんはほんとバカだねぇ~」
 咄嗟にきちんと切り返せなかった時は皮肉っぽく確実に言われていました。

・(オレオレ詐欺に向かって逆に恐喝して)「俺は傷ついたぞ!慰謝料よこせや!」
 ミスった時なんかこんな感じで追い込みかけられてました。

 あとこれは漫画の中に似たようなセリフはないのですが、日系企業の広報へ電話取材する時なんかよく、「お前は聞き方が優しすぎるんだよ!」と言われ、もっと激しく罵りながら追い込みをかけろと、しょっちゅう私の方が追い込みをかけられていました。ちなみに電話取材の時に私は苦労してそうな感じの広報さんには「はいはい、ですよね~」みたいな感じでとにかくこちらも下手に出て、逆に高慢な態度を取ってくる広報には、「ええですから同じことそっちが何度も言わなくてもこっちはとっくにわかってるんですからとっとと早くデータなりなんなり出したらどうですか?」とめちゃくちゃな早口でまくし立ててました。なお当時の経験では電通とサマンサタバサの広報がめちゃくちゃ態度悪かったです。

 改めて当時の会話を思い出してみるとなんかヤクザさながらの会話、特に追い立て絡みだと本職とそう変わらないようなやり取りをよくやっていたなという気がします。逆にここから別の会社に移ってからはこうした激しい言葉を使うことが無くなりなんとなく張り合いがないというかなんでもっとみんな本音で言い合わないんだろうと逆に不思議に感じるようになり、もっと日本社会はバイオレンスな空気を出すべきじゃないかと本気で考えています。
 もちろん言われている時はしんどいと感じることもありましたが総じてその新聞社には自分をしっかり育ててくれ、その厳しさにもちゃんとした理由があったことから感謝の念が未だに強く残っています。ただ新聞記者というよりか、なんかヤクザの徒弟修業みたいなところのが多かったようなと、「ヒナまつり」読んでてつくづく感じます。


    

2016年5月31日火曜日

上海ディズニーに対する私の見解

 ついに三本目の記事ですが、先の日本の記事では主にテーマパーク内で私が見聞きしたり体験した内容を綴りましたので独自視点を踏まえた今日は個人的な見解を述べようと思います。
 この記事を書くに当たって日本ではまずどのように報じられているのかと思って少し調べてみ田のですが、まぁどれを見ても悪口のオンパレードで、お前ら人の悪口しか言えねぇのかよ見ていて少し呆れてきました。第一、こいつら誰も現場取材せずにネットに出回っている出所不明の情報を
根拠に語ってるし。

上海ディズニーはホントに大丈夫なのか? 早くも偽物グッズ、偽ホテルが続々 マナーの悪さも相変わらず…(産経ニュース)
上海ディズニーランド開園直前! しかし料理もマナーも大問題!(フジテレビ)

 特に二番目のフジテレビのニュースには見ていてイライラしてきました。頼んだ料理が見本とまるで違うと報じていますがそもそもこれ、同じメニューの商品なのかきちんと検証しているのでしょうか。一応中国のサイトでこのページに貼られている写真は簡単に見つけられますが、一口で「お子様ランチ」といっても私が見た限りだと飲食店ごとに用意されており、同じ料理だとは限らないんじゃないかと思えてなりません。少なくとも、ネットの情報を鵜呑みにして報じるニュースではないでしょう。
 またその後に続く「ポテトが雑草みたい」という写真についても、なんでこれ簡体字じゃなくて繁体字で書いてあるのか。香港人がネットに上げた写真とでもいうのか、それならそれで香港ディズニー、いやそもそもディズニーにある飲食店の料理ではないのかもという疑問も出てきます。少なくとも、私が見たテーマパーク内のファーストフード店ではまともなポテト出してて目の前で女の子二人組が文句言わず食ってるのを見てました。

 でもって最後の「ごみだらけ」って写真も、果たしてこれは上海ディズニー全体のことを言っているのか、一部を切り取って言っているのか、この点をはっきりしろよと真面目に怒鳴りたくなる写真です。断言しますがゴミをいくらでもポイ捨てする客は中国にはいくらでもいますが、上海ディズニーでは日本のディズニーランドと同様に常にスタッフがゴミ拾いをしており、私が行った日に限れば園内はどこもきれいでスタッフも頑張って掃除していました。このサイトの書き方だとまるで上海ディズニーのスタッフがまるで掃除をやってないような言い方に見え、中国が嫌いで仕方ないのは別に何も言うつもりはありませんが、上海ディズニーで真面目に働いている人たちを嘲笑うかのような言い方をする側には私は回りたくありません。
 っていうか、ネットのよくわからない情報だけで報道をするなんて日本のメディアも最近酷いレベルだと呆れます。日産と三菱のインサイダー疑惑について取り上げたのも文春だけだというし。

 ここで話は上海ディズニーに戻るわけですが、上にも少し書いたようにスタッフというかキャストは非常によく訓練されているという印象を覚えました。どこ行っても笑顔で「ニイハオ」と言いながら手を振るし、こちらからの質問にも熱心に説明しようとしてくれます。お土産を買った後で園内にあるコインロッカーを利用した際も、そこのスタッフは料金からパスワードの登録法、使い方を非常によく教えてくれました。話し方に少し訛りあったから地方出身の子で、ちょいちょい聞き取り辛い発音だったけど。
 園内の清掃状況についても基本的にきれいで、先にも述べた通りに常にゴミを拾う専属スタッフも所々で見受けられます。ただ、私が行った日は明らかに客層の質が高い日であったため、無駄にポイ捨てしたり突然野グソしたりするような中国人が皆無だったからという影響は否めず、正式オープン以降にこの水準を保てるか否かで上海ディズニーが大きく試されることには間違いないでしょう。特段かばうつもりはありませんが、客層はともかくとしてスタッフは非常によく頑張っているだけに彼らを否定するのは間違いです。

 それで肝心の、正式オープン以降に上海ディズニーは上手くやっていけるかについてですが、これに関しては現時点で結論を出すのはまだ早すぎるでしょうし、出そうとする奴にははっきりと「この馬鹿め!」と言ってもいい気がします。判断するには運営の良さ、スタッフの練度、客層の質などの点でまだ材料があまりにも乏しく、今の時点で将来を予測するのはしようとすること自体が大間違いです。
 そうした点を踏まえて要素ごとに評価を述べるとまずアトラクションに関しては◎で、「トロン」の絶叫マシンは目玉アトラクションとして機能するだろうしほかのアトラクションも十分物になるレベルです。次にスタッフですが、プレオープンの状態ではきちんと回せているし行列への対応も、「最後尾はこちら、3時間待ちです!」などと声を出すなど及第点でした。ちなみにこの行列に並びましたが大体1時間半でアトラクションには乗れ、恐らく敢えて長めに待ち時間を言っていると思われます。

 しかし正式オープン後の相手はマナーの悪さに定評のある中国人客で、今後どれだけ問題ある客に対応できるかどうかは全く未知数です。それこそ変な客には強硬手段使って無理矢理退場させるとかそういった対応も要求されるだろうし、その上でサービスを維持できるかは今後じっくり見ていかないとわかりません。ただ今回ばかりは中国政府もいろいろ本気になってディズニーを支援しているから、意外とどうにかなるというか中国の威信かけて警備したりするからうまくいくのではという楽観視をしてますが。

 あとこれは今回潜入して特に強く感じた点ですが、割とテーマパーク内の敷地は狭かったような気がします。日本のディズニーに最後行ったのが大分前でやや記憶が曖昧ですが、日本と比べても上海ディズニーランドはやや狭く、徒歩でもすぐ全地点を回り切れたような印象を覚えました。
 恐らくは今後もアトラクションなどを拡張する余地を設けるために敢えてそうしたのでしょうがそれと共に、下手に広く作り過ぎずにまずは着実に、無難に管理できる範囲で面積を決めたのではないかという風に見えます。このような視点で見てみるとテーマパーク全体が無難に無難にと、妙なオリジナリティを付け加えたり冒険的な試みをしたりといった要素がほとんど見当たらず、非常にオーソドックスな概念で以って全体が作られているようにも見えてきました。逆を言えば成功を期すために着実路線で向かってきたのかもしれず、だとすれば未知の要素が多い中国なだけにこの戦略は間違っていないと私は評価します。

 あと他に書いておくこととしては、アルコール飲料は日本のディズニーランド同様にテーマパーク内では取り扱っておらず(日本はディズニーシーなら取り扱っている)、交通に関しては地下鉄11号線にある「ディズニー駅」から徒歩5分で辿り着く距離にあって、市内中心部からはタクシーで1時間弱、料金は約150元で来れるっていうくらいです。
 なお私は行きは地下鉄で来ましたが帰りは消耗しきってた、というか前日にオフィスで蔓延していた風邪をうつされ微熱状態だったのに雨降る中をはしゃぎまくって死にそうなくらい疲れてたので帰りはタクシーに乗りました。タクシー乗り場はバス乗り場などのあるエリアに設けられてて、プレオープンということもあってタクシー待ちの客はほぼいませんでしたが、乗り場には鉄柵が設けられてて行列が出来た時の準備に抜かりはありませんでした。

 それで全く待つことなくタクシーに乗りましたがその運転手に、客の自分を乗せるまでどれくらい待っていたのかと尋ねたところ「30分ほどだ」と答えた後、「浦東空港なら4時間も待つよ」と続けて教えてくれました。「30分待って150元の客捕まえられるなら悪くはないようだね」と私も応じましたが、上海のタクシー運転手は一日の売上げが200元いくか行かないかが損益分岐点とされるので30分待ち150元なら上客といってもよく、この分なら正式オープン以降はディズニーに流れるタクシーも多くなるのではないかという気がします。なお最近の収入について尋ねると、「不好」と一言がすぐ帰ってきて、街角景気はこんなもんかと記憶にとどめました。

 こっからは蛇足ですが、自宅帰宅後はふらふらしながらシャワー浴びて、オレンジジュースだけ飲んですぐに寝ましたが疲労もあってか発熱しだし、手足の先がやたら暑くて自分の手足がミッキーみたいに膨れる様な夢か幻をみながらうんうん唸ってました。
 それなのに翌日はたまたま上海に来ている後輩と会う約束してたので必死に体力回復に務め、翌日のお昼には後輩と共にインド料理屋でタンドリーチキン食って、「根性や体力のない奴ばかりとるから日系企業はダメなんだよ!」と吠えるくらいにまで体調を持ってこれました。ただこの時の私の発言に対して後輩は、「根性や体力があって、人の言うことをちゃんと聞く人間を日系企業は採りたいんですよ」といい、暗に私が人の言う事聞かない奴だとディスられました。私も私で、「いやな根性と体力があるかないかに対して人の言うこと聞く聞かないはトレードオフやねん、十分条件なんや」と妙な言い訳してました。

独占!開演前の上海ディズニー潜入録 後編


 昨日に引き続きまた上海ディズニーランドの潜入レポートです。っていうか最近体調悪いことをブログに書いてたらやたらとあちこちから「体調大丈夫ですか?」というメール来て妙な気分になってます。ちなみに一番悪かったのはこのディズニーランドから帰った直後ですがそれはまた今度別記事で。
 さて昨日は主にアトラクションについて紹介していきましたが、今日は展示やお土産、飲食を中心にまとめようと思います。昨日同様載せる写真が多くて面倒くさく、旅行雑誌とか頼まれたって記事書きたくねぇなとか思ってます。



 上野写真は見てわかる通りに米マーブルが擁する看板ヒーローの「アイアンマン(英語名だとアIron Manだから最近普通に「アイロンマン」と口にしてします)」です。上海ディズニーランド内にはマーブルスタジオという展示会場が設けられており、このアイアンマンだけでなく多数のマーブル系ヒーローの展示物や衣装を着たスタッフがみんなを待っています。

 映画見たことないけど「アントマン」




 歴代アイアンマン

胸元は常にライトがオンのビッカビカ

 このマーブルスタジオにはスパイダーマンやキャプテン・アメリカの衣装を着たスタッフが一緒に写真を取ってくれるのですが、スパイダーマンは並ぶ必要があり、キャプテン・アメリカはたくさんの人に囲まれていたためいい写真を取ることが出来ませんでした。パッと見、どちらも雰囲気はばっちり出てるので写真を撮ればいい思い出になること間違いなしでしょう。
 あと、こちらも逆反射のせいでいい写真が取れなかったのですが、アイアンマンのゲームもこのスタジオ内に置かれています。手から撃つビームで画面内にいる敵を倒すというVRのゲームでしたがこれも人気でやろうとする人が列を作って待っていました。
 ついででどうでもいいですがキャプテン・アメリカの中国名は「美国隊長」で、見る度になんか違和感覚える。あと「アメイジング・スパイダーマン」が打ち切られたのをつい最近知りましたが、ぶっちゃけトビー・マクガイア時代のスパイダーマンのが好きだったのでちょい納得。

 (注:本物です)

 お城付近でプリンセス発見

ズームにして撮ったら変な顔を写してしまった


金髪の後ろから金髪を撮るという多分この日最大のベストショット


この日の昼食は敢えて中華っぽい所を狙って「満月軒」という、上海ディズニーのスポンサーでもある中国インスタントラーメン大手の「康師傅」が運営するお店に入りました。



 メニューはやっぱりラーメン系が中心で、ラーメン一つに飲み物がつくセットで80元(約1500円)でした。このお店に限らずテーマパーク内の飲食店は三つから四つあるセットメニューに上の写真にある焼売(45元だったような)やミッキー型のマンゴープリン(30元)のようなサイドメニューが用意されるという形式しかなく、恐らく大量の客をさばくためにメニューを敢えて絞っているのではと思えました。しかもなるべく早く用意できるようなものばかりで。値段も多少は上下があるものの、どのお店もセットメニューは一つ80元前後で、変に差をつけないようにと言うか平等に揃えているかのような印象を覚えました。
 で、私が食べたのはオーソドックスな牛肉麺でしたが味はクセが無く文句なしで、あとサイドで頼んだ焼売は肉厚でこちらは誰にでも勧められるほどおいしいものでした。なおコーラはこちらもスポンサーであるペプシのコーラしか園内では飲めません。


 昼頃うろうろしながら立ち寄った、こちらもスポンサーである中国乳製品大手の蒙牛乳業の運営するアイスクリーム屋で上記のベルギーワッフルを食べました。プレーンな味なら35元ですが、ストロベリー味、チョコレート味もありどちらも値段は45元で私はストロベリーを今回頼んでます。こちらも味はクセがないというかムラッ気のないすっきりした味わいで後味が非常によかったです。なんかどこ行ってもクセがない味で、ディズニーの方針か何かかもしれません。


 クセがないと散々言い続けた後で紹介するのが上記の「ピザ 北京ダック味」です。カフェみたいなお店によって確か60元で頼んだような(やけに記憶が曖昧)気がしますが、「何故こんなものを作ろうと思った」という一言がよぎる味で、半端なくクセが強くしょっぱかったです。その上ねぎの風味が何とも言えない後味を残すし。
 食べてる時も感じてましたが、写真で改めて見返してもほんとに生々しい見た目してるなこれ。

ファーストフードコートのメニューモニター


 でもって次がいよいよお土産ですがお土産屋店内はちょっと意図もあって敢えて写真は取らなかったものの、置いてある商品は恐らくほかのディズニーショップに行っても容易に手に入るようなものばかりでした。店員にも尋ねましたが上海ディズニー限定といえるよなお土産はそれほど多くなく、あるとしても中国服を着たミッキーとミニーのぬいぐるみとかガマ口等で、ザ・チャイナディズニーといえるようなのは少し物足りないレベルですがこれは今後に期待しましょう。
 そんな中で今回私が購入したのは上のコイン型をしたチョコレート詰め合わせです。これは友人用に買ったものですが奮発して115元(約2100円)も払っており、箱がアルミ箱でなおかつ「パイレーツオブカリビアン」モデルだから手元に残しやすいと思ってこれにしました。


 そして自分のために買ったのがこの「TRON」モデルの肩掛けバッグです。TRONのアトラクションはほかのディズニーにはないと思われることから上海ディズニー限定といえそうだと思ったのと、ミッキーの身体に映画さながらのラミネーションが入ってて街中で持ってたらめちゃ目立ちそうだと思うと心が震え、185元(約3400円)と一瞬ためらう金額でしたがディズニーマジックに惑わされるままレジに持って行きました。
 なお後ろのスーツはヨーカドーで一万円ぽっきりで買ったスーツです。ヨーカドーでは昔、5000円のスーツを半額セールで2500円払って買ったこともあり、安すぎてなんか罪悪感を覚えました。


 続いてもう一つ自分用に買ったのが上のアルファベット+ミッキーのキーホルダーです。ちょうどキーホルダーが足りてなかったので確か35元と値段もお手頃だったので即決で購入しました。なおこの種類のきーぼるだーはAからZまでの各アルファベットごとに別々のデザインで売られているのですが、どうして「O」を選んだのかというと選んでる時に「Opera最強伝説」という単語が浮かんだのと、ちょうどドアをくぐるようなミッキーのこのデザインがピンときました。裏側だとちゃんとミッキーの後ろ姿になってるし。


 もひとつおまけとばかりに買ったのがこのマグカップ(75元)です。ちょっと値段張るけど「SHANGHAI DISNEY RESORT」って書いてあるし、アルミカップだし、マグカップコレクターだしいいやと思って買っちゃいました。これにアツアツのコーヒー入れると取っ手部まで触れないほど熱くなりますが、熱変化を少なくお茶やコーヒーを注げるのでこれから重宝しそうです。

 私個人の視点で述べると、お土産屋ではわりと子供用のディズニー衣装を買い求めている客が多かった気がします。もちろんお菓子類も持っている人は多かったですが、メインとなるとやはり子供用で、プラスチックの海賊刀を筆頭としたおもちゃを持ち歩く子供も園内で多数見かけられました。
 私も出来ることなら一緒に売ってたスターウォーズとかスパイダーマンのグッズも買いたかったのですが、さすがに散財し過ぎだと自分に言い聞かせてぐっとこらえました。ヨーダのぬいぐるみとかライトセーバー型ペンライトなんかすごくよかったのですが、密かに前から欲しがっているライトセーバー型の傘が無かったのは残念の極みです。

 あと地味に手に取られることの多かったお土産として、「ディズニーパスポート」もありました。これは65元だったような気がしますが、園内各地にあるスタンプラリーでスタンプを押すのに使う手帳で、これを持ち歩いてスタンプを集めている客も見受けられました。ただ試営業のため、一部スタンプは動いておらず残念そうな客も見たけど。

 これで終わりにしたいけど、全体的な感想とか書いてないのでまたもう一回書きます。帰りのタクシーでも面白い話し聞いたし。

2016年5月29日日曜日

独占!開演前の上海ディズニー潜入録 前編


 今年六月十六日の正式開園を控えて中国のみならず日本からも大きく注目されている上海ディズニーランドですが、今回日本で培ったニンジャスキルを活用することによって試営業中の同テーマパーク内へ潜入することに成功しました。やっててよかった、甲賀式。
 ……念のため書いておきますが忍者云々は真面目にとらないように、何も非合法な手段使って入場したわけでもないし。なおこの前、私が持つ高圧ガス取扱主任者という超レアな資格ホルダーとたまたま上海で出会い「炭酸ガスって緑だよなー」などと高圧ガスについて熱く語り合える機会が得られました。




 上の写真三枚は入り口付近です。写真撮りながら、「おっ、本物っぽいじゃん」とよぎる度に、「本物やんけ」と心の中でツッコミ続けました。中国でディズニーと来ると偽物のイメージがあまりにも強すぎる。

(注:本物です) 

 (注:本物です) 

 入場して最初に向かったのは「宝蔵湾」というエリアで、言うなれば「カリブの海賊」をモチーフとしたエリアでした。またどうでもいいですが京都府城陽市には「カルビの海賊」という焼肉チェーンがあります。


 このエリアにあるアトラクション、「カルビカリブの海賊、沈んだ財宝の戦(直訳)」を一発目のアトラクションとして乗り込みました。まだ開園間もなかったので待ち時間は40分(実際には30分程度)で並び始め、この写真は行列を写したものです。 みんな携帯弄っていますが、日本だったら子供はDSを弄ってくるんだろうけどそれがないなぁなどと思いながら眺めてました。
 あと薄暗い通路に並んで待ってましたが、正式開演したらそこらじゅうで立ちションする子供やおっさんが現れてションベン臭くなるんじゃないかとよくない未来を想像してしまいました。幸いこの日は突然用を足したらい奇声を上げるような変な客はおらず、湿気ムンムンで不快感は高かったものの必要以上にイライラさせられることなく並べました。


通路にあった注意書き。ちゃんと中国語で書いてある。 


 このアトラクションはボートのような乗り物に乗って、トンネルのようなところを移動しながら精巧につくられたセットを眺めるというアトラクションでした。モチーフはもちろん映画「パイレーツオブカリビアン」で、薄暗い中を携帯カメラで撮ったので写りが悪いですが、上の写真の様にジョニー・デップ(人形)が所々で現れて中国語でまくしたててきます。
 セット自体はどれもよくできていましたが圧巻だったのは途中に設けられた壁一面を覆うスクリーンで、海の中を潜ったり浮上したりする映像を映し出すことによって乗っているボートがまるで上下にも移動しているような感覚に陥りました。BGMも非常に凝っており、ゆったりと楽しむアトラクションとしては非常にいい出来だったと感じ入りました。

 (注:偽物ではありません)

 続いて足を運んだのはディズニーランドのシンボルともいえるお城です。マップには中国語で「迎賓閣」と書いてありますが敢えて訳すなら、「プリンセスキャッスル」あたりが良いかもしれません。
 このお城は遠くからでも目に入るなどまさにシンボルと言っていい建物ですが、近くにまで来てみると案外それほど大きくないような印象を覚えました。反対側に回れば地下にもぐり込むような形でショーステージが設けられているのですが、立地位置の高さを調節して小ぶりな建物を遠くからでも見られるような工夫がされているのだと思います。



 中身は大体こんなもんで、レストランも一軒設けられていました。またディズニー衣装に着替えて撮影する写真スタジオもあり、子連れの客が長蛇の列を作っていました。
 念のため書いておきますが、写真真ん中のおっさんは合羽を着ているだけで別にコスプレとかそういうのをしているわけじゃありません。


(注:本物です)

(注:本物です) 

(注:合成ではありません)

 城の中にはこれらの写真の様にディズニーアニメのヒロインが描かれた絵画が飾られており、みんなこの絵の前で写真撮っていました。




 続いて乗り込んだのが上の写真にある「七人の小人 トロッココースター」です。見てそのまんまなトロッコ型のコースターですが、園内を歩いているとこのアトラクション付近でやたらと悲鳴が聞こえてきます。上の写真はコースターが駆け降りるところを撮影できる絶好のスポットで撮影しましたが、さすがにコンパクトデジカメではこんな残像しか撮影できませんでした。まぁ連射でこの三枚撮っただけでも大したもんだ。
 なおこの場所で撮影した際、近くにもっといい撮影ポジションででかいカメラ抱えた男性がいましたが、「同業者だなこの野郎」と一目でわかりました。

 この撮影の後、約2時間並んでこのコースターに乗りましたが見た目ほど激しい乗り物ではなく、日本の絶叫マシンに慣れている人からしたら物足りなさを感じる程度だと思います。日本の絶叫マシンと比べるとアップダウンが小さいため、続に言う浮遊感がそれほどでもないので乗ってて声を上げるほどの事態には至りませんでした。とはいっても走ってる最終の風景は格別で、駆け降りながら見るセットの美しさは言うに及ばず素晴らしいので不満を覚える様なアトラクションではありません。



 駆け足での紹介となりますが、その後いくつかのアトラクションを回った後で最後に乗ったのが「」TRONライサイクル」というアトラクションです。これは近未来をモチーフとした「明日世界」というまんまな名前のゾーンにあるアトラクションで、その名の通りにバーチャル世界が舞台の「TRON レガシー」という映画を題材に取ったアトラクションです。
 どんなアトラクションかというと完全な絶叫系アトラクションで、ちょっと見え辛いですが上の写真の右にある変な形したドームが全体がこのアトラクションの施設です。もうこの時の時間帯になると写真撮るのも億劫なくらい疲れてたので近い写真が手元になかったりします。


  この「TRON」のアトラクションは一部コースが外部に出ているのですが、そこを激写したのが上の写真です。この写真について述べると決してカメラ性能が悪いわけではなく、半端なく速い何かが一瞬で通り過ぎるため、こうした残像画像となったわけです。むしろ我ながらよくこの写真撮ったな。

アトラクション通路内部

 このアトラクションにはファストパスを利用して入りましたが、ファストパスをお昼の12時ごろに取ったにもかかわらず入場時間として指定されたのは夜7時でした。ほかのアトラクションと比べて段違いに長く、また夜7時でも3時間待ちだったことを考えると、この「TRON」こそが上海ディズニーランドで最も人気の高いアトラクションだと言えるのではないかと思います。


 自分の番が来る直前に携帯カメラで撮影した写真がこれです。この写真の様にバイクに跨り、背もたれの部分が倒れて体に密着するような感じとなって固定されます。バイクの造詣もさることながらこの固定方式はなかなかと思わせられましたが、かなりの前傾姿勢を要求されるために、私は普段からロードバイクを乗っているためそれほど違和感を覚えませんでしたが、ほかの客は固定された後で首を上げて前を向くのになんか苦労している感じがしました。

 で、実際に乗ってみた感想を述べると、半端なく面白かったです。まず出だしからしてすごく、ゆっくりと前へ動き出した後で一旦停止し、「三(サン、二(アー)、一(イー)……」とカウントが終わるや一気に急加速。体感で述べると、0.5秒くらいで時速60kmくらいまで一気に加速したため、これまでにないようなGが体にかかるのを感じました。しかもそのスピードのままループしたり上ったり下りたりして、一回くらい停止した後、「三(サン)……」と言うのでまたカウントかと思いきや「二(アー)」とは言わずにまた急加速。ちくしょう、騙しやがって……。
 このアトラクションはとにもかくにも加速が凄まじく、文字通り度肝を抜かされる体験でした。ただ加速がすごいだけあって一週するのも早く、「あれ、もう終わり?」ってな感じでゴールへ付きましたが、固定具が外されてさぁ帰ろうと立ち上がったら他の客ともどもなんかまっすぐに歩けませんでした。まぁ最初の写真のような残像に自分もなったんだから無理もないか。

<追記>
 ネットに動画があったので載せときます。


 全部のアトラクションを乗り比べたわけではありませんが、私の感想で述べるならこの「TRON」こそが上海ディズニーランドで最もイチオシなアトラクションだと言えます。ほかの何を差し置いてでもこれには絶対に乗るべきですが乗る前の注意点として、アトラクションの構造上、手荷物を一切持ち込むことが出来ません。そのためアトラクション入口にはパスワードロック式の無料ロッカーが設けられていますが、私が訪れた時は既に満杯で、空きが出るまでほかの客ともども少し待たされる羽目となりました。どうせ一週するの早いんだし、乗る直前に預けられるコーナーでも設ければいいのに。

 もうすでに半端なく写真載せているので、飲食店とかお土産関連についてはまた次回に載せます。最後にトップに持ってくるかどうかで悩んだ写真二枚を紹介して今日は閉店ガラガラです。



 楽しんでるなぁみんなと思えたワンシーン、いやツーシーンでした。