2016年5月31日火曜日

上海ディズニーに対する私の見解

 ついに三本目の記事ですが、先の日本の記事では主にテーマパーク内で私が見聞きしたり体験した内容を綴りましたので独自視点を踏まえた今日は個人的な見解を述べようと思います。
 この記事を書くに当たって日本ではまずどのように報じられているのかと思って少し調べてみ田のですが、まぁどれを見ても悪口のオンパレードで、お前ら人の悪口しか言えねぇのかよ見ていて少し呆れてきました。第一、こいつら誰も現場取材せずにネットに出回っている出所不明の情報を
根拠に語ってるし。

上海ディズニーはホントに大丈夫なのか? 早くも偽物グッズ、偽ホテルが続々 マナーの悪さも相変わらず…(産経ニュース)
上海ディズニーランド開園直前! しかし料理もマナーも大問題!(フジテレビ)

 特に二番目のフジテレビのニュースには見ていてイライラしてきました。頼んだ料理が見本とまるで違うと報じていますがそもそもこれ、同じメニューの商品なのかきちんと検証しているのでしょうか。一応中国のサイトでこのページに貼られている写真は簡単に見つけられますが、一口で「お子様ランチ」といっても私が見た限りだと飲食店ごとに用意されており、同じ料理だとは限らないんじゃないかと思えてなりません。少なくとも、ネットの情報を鵜呑みにして報じるニュースではないでしょう。
 またその後に続く「ポテトが雑草みたい」という写真についても、なんでこれ簡体字じゃなくて繁体字で書いてあるのか。香港人がネットに上げた写真とでもいうのか、それならそれで香港ディズニー、いやそもそもディズニーにある飲食店の料理ではないのかもという疑問も出てきます。少なくとも、私が見たテーマパーク内のファーストフード店ではまともなポテト出してて目の前で女の子二人組が文句言わず食ってるのを見てました。

 でもって最後の「ごみだらけ」って写真も、果たしてこれは上海ディズニー全体のことを言っているのか、一部を切り取って言っているのか、この点をはっきりしろよと真面目に怒鳴りたくなる写真です。断言しますがゴミをいくらでもポイ捨てする客は中国にはいくらでもいますが、上海ディズニーでは日本のディズニーランドと同様に常にスタッフがゴミ拾いをしており、私が行った日に限れば園内はどこもきれいでスタッフも頑張って掃除していました。このサイトの書き方だとまるで上海ディズニーのスタッフがまるで掃除をやってないような言い方に見え、中国が嫌いで仕方ないのは別に何も言うつもりはありませんが、上海ディズニーで真面目に働いている人たちを嘲笑うかのような言い方をする側には私は回りたくありません。
 っていうか、ネットのよくわからない情報だけで報道をするなんて日本のメディアも最近酷いレベルだと呆れます。日産と三菱のインサイダー疑惑について取り上げたのも文春だけだというし。

 ここで話は上海ディズニーに戻るわけですが、上にも少し書いたようにスタッフというかキャストは非常によく訓練されているという印象を覚えました。どこ行っても笑顔で「ニイハオ」と言いながら手を振るし、こちらからの質問にも熱心に説明しようとしてくれます。お土産を買った後で園内にあるコインロッカーを利用した際も、そこのスタッフは料金からパスワードの登録法、使い方を非常によく教えてくれました。話し方に少し訛りあったから地方出身の子で、ちょいちょい聞き取り辛い発音だったけど。
 園内の清掃状況についても基本的にきれいで、先にも述べた通りに常にゴミを拾う専属スタッフも所々で見受けられます。ただ、私が行った日は明らかに客層の質が高い日であったため、無駄にポイ捨てしたり突然野グソしたりするような中国人が皆無だったからという影響は否めず、正式オープン以降にこの水準を保てるか否かで上海ディズニーが大きく試されることには間違いないでしょう。特段かばうつもりはありませんが、客層はともかくとしてスタッフは非常によく頑張っているだけに彼らを否定するのは間違いです。

 それで肝心の、正式オープン以降に上海ディズニーは上手くやっていけるかについてですが、これに関しては現時点で結論を出すのはまだ早すぎるでしょうし、出そうとする奴にははっきりと「この馬鹿め!」と言ってもいい気がします。判断するには運営の良さ、スタッフの練度、客層の質などの点でまだ材料があまりにも乏しく、今の時点で将来を予測するのはしようとすること自体が大間違いです。
 そうした点を踏まえて要素ごとに評価を述べるとまずアトラクションに関しては◎で、「トロン」の絶叫マシンは目玉アトラクションとして機能するだろうしほかのアトラクションも十分物になるレベルです。次にスタッフですが、プレオープンの状態ではきちんと回せているし行列への対応も、「最後尾はこちら、3時間待ちです!」などと声を出すなど及第点でした。ちなみにこの行列に並びましたが大体1時間半でアトラクションには乗れ、恐らく敢えて長めに待ち時間を言っていると思われます。

 しかし正式オープン後の相手はマナーの悪さに定評のある中国人客で、今後どれだけ問題ある客に対応できるかどうかは全く未知数です。それこそ変な客には強硬手段使って無理矢理退場させるとかそういった対応も要求されるだろうし、その上でサービスを維持できるかは今後じっくり見ていかないとわかりません。ただ今回ばかりは中国政府もいろいろ本気になってディズニーを支援しているから、意外とどうにかなるというか中国の威信かけて警備したりするからうまくいくのではという楽観視をしてますが。

 あとこれは今回潜入して特に強く感じた点ですが、割とテーマパーク内の敷地は狭かったような気がします。日本のディズニーに最後行ったのが大分前でやや記憶が曖昧ですが、日本と比べても上海ディズニーランドはやや狭く、徒歩でもすぐ全地点を回り切れたような印象を覚えました。
 恐らくは今後もアトラクションなどを拡張する余地を設けるために敢えてそうしたのでしょうがそれと共に、下手に広く作り過ぎずにまずは着実に、無難に管理できる範囲で面積を決めたのではないかという風に見えます。このような視点で見てみるとテーマパーク全体が無難に無難にと、妙なオリジナリティを付け加えたり冒険的な試みをしたりといった要素がほとんど見当たらず、非常にオーソドックスな概念で以って全体が作られているようにも見えてきました。逆を言えば成功を期すために着実路線で向かってきたのかもしれず、だとすれば未知の要素が多い中国なだけにこの戦略は間違っていないと私は評価します。

 あと他に書いておくこととしては、アルコール飲料は日本のディズニーランド同様にテーマパーク内では取り扱っておらず(日本はディズニーシーなら取り扱っている)、交通に関しては地下鉄11号線にある「ディズニー駅」から徒歩5分で辿り着く距離にあって、市内中心部からはタクシーで1時間弱、料金は約150元で来れるっていうくらいです。
 なお私は行きは地下鉄で来ましたが帰りは消耗しきってた、というか前日にオフィスで蔓延していた風邪をうつされ微熱状態だったのに雨降る中をはしゃぎまくって死にそうなくらい疲れてたので帰りはタクシーに乗りました。タクシー乗り場はバス乗り場などのあるエリアに設けられてて、プレオープンということもあってタクシー待ちの客はほぼいませんでしたが、乗り場には鉄柵が設けられてて行列が出来た時の準備に抜かりはありませんでした。

 それで全く待つことなくタクシーに乗りましたがその運転手に、客の自分を乗せるまでどれくらい待っていたのかと尋ねたところ「30分ほどだ」と答えた後、「浦東空港なら4時間も待つよ」と続けて教えてくれました。「30分待って150元の客捕まえられるなら悪くはないようだね」と私も応じましたが、上海のタクシー運転手は一日の売上げが200元いくか行かないかが損益分岐点とされるので30分待ち150元なら上客といってもよく、この分なら正式オープン以降はディズニーに流れるタクシーも多くなるのではないかという気がします。なお最近の収入について尋ねると、「不好」と一言がすぐ帰ってきて、街角景気はこんなもんかと記憶にとどめました。

 こっからは蛇足ですが、自宅帰宅後はふらふらしながらシャワー浴びて、オレンジジュースだけ飲んですぐに寝ましたが疲労もあってか発熱しだし、手足の先がやたら暑くて自分の手足がミッキーみたいに膨れる様な夢か幻をみながらうんうん唸ってました。
 それなのに翌日はたまたま上海に来ている後輩と会う約束してたので必死に体力回復に務め、翌日のお昼には後輩と共にインド料理屋でタンドリーチキン食って、「根性や体力のない奴ばかりとるから日系企業はダメなんだよ!」と吠えるくらいにまで体調を持ってこれました。ただこの時の私の発言に対して後輩は、「根性や体力があって、人の言うことをちゃんと聞く人間を日系企業は採りたいんですよ」といい、暗に私が人の言う事聞かない奴だとディスられました。私も私で、「いやな根性と体力があるかないかに対して人の言うこと聞く聞かないはトレードオフやねん、十分条件なんや」と妙な言い訳してました。

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