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2020年3月6日金曜日

韓国の日本人向けビザ免除停止について

 この三週間くらいで今日はめっちゃ久々に横からの妨害なく、静かにかつ集中して仕事出来ました。っていうかこの三週間は、残業時間が多いというわけじゃないけど濃密過ぎるくらい忙しかった。

韓国、日本人に対するビザ免除の停止を発表(共同通信)

 このニュースを見て最初に思ったのは、「またメディア界には韓国バブル到来だな」ということでした。

 恐らく明日からはまた韓国に関するニュースや韓国現地ニュースの報道がコロナに負けるものかというくらいわっと出てくると思います。普通に考えて「渡航制限されたからビザ取り消す」というこの措置はあまりに非合理的というか理解できるものではなく、第一、日本と同じく観光からの渡航者の隔離措置を既に実施している中国などには同じ措置を取っていないことを考えると、この決断の背景はひとえに「日本にやられるのはムカつく」というだけでしょう。
 穿った見方をすると、韓国の現政権からすれば渡りに船だったのかもしれません。四月の総選挙を控え支持率アップのために日本を叩く口実を前から探していた節もあり、韓国人の隔離措置というちょうどいい口実が来たから敢えて炎上させるよう、このような措置に出た可能性もあるでしょう。

 それにしても中国とは真逆の反応だっただけに、非常に対照的です。もっとも中国については、習近平の来日予定を潰させないため、これまで日本政府は中国人の渡航制限及び隔離措置を湖北省からの渡航者に限定していたため、そこらへんで中国政府も恩義に感じているのかもしれません。

“一切后果由我负责”,北海道“高颜值”知事铁腕“抗疫”(環球網)

 なお中国とくれば今日中国人の同僚から、「北海道の知事の人気が凄い高まっている!」と教えられてニュース検索してみたのですが、上の記事を筆頭に、「北海道のイケメン知事が凄い!」みたいな特集が中国でたくさん組まれていました。
 内容としては北海道で感染者が増えた事態に対し、日本政府の全国への「要請」に先駆け公立学校の授業停止を決めた上で、「批判などもあるだろうが責任は私が持つ」という発言に対し、「漢らしい!」みたいな感じで高く評価しています。

 私自身もこの鈴木知事については夕張市長時代から大した人だと評価していましたが、霞が関と比べると決断力と責任感、何より実績もあって、今回の対応なども実にしっかりしたものだとみています。

 元々、中国では北海道は日本の人気旅行先で知名度も高かったこともありますが、私の印象論で述べると何となく、武漢市の市長らと無意識に比較してしまうからこそ、鈴木知事に対する目も暖かくなっている気がします。
 日本でも報じられている通り、流行開始時の武漢市の市長と書記は責任忌避に終始し、御用メディアも彼らの肩をやたらもって大いに顰蹙を買いました。それに対し鈴木知事の場合は国よりも先に自らの決断で流行防止策を実行し、尚且つ上記の責任発言などもあって、防疫に対する姿勢が武漢市と真逆であったからこそ、あとイケメンってのもあったからこそ応援したくなったのだと思います。

 実際にというか、北海道で感染者が増えていることから中国ではわざわざ、北海道指定でマスクを寄付する人が出てきています。中国寄りの立場をとる私からすると、いろいろ政治的思惑はあるにしろ、今回のコロナウイルスの一件は日中間の関係強化においては非常にプラスな出来事が多く、その点は不幸中の幸いだったと思ってみています。
 それにしてもいつものことですが、見出しと内容が一致しない記事だなぁ。

2020年3月5日木曜日

毎日のすげー記事

上海はゴーストタウン?「新型コロナ」中国の対応ルポ(毎日新聞)

 なんか毎日がすげー記事出してたので紹介します。
 見ればわかりますがなんと1/29~30の上海の様子を何故か一ヶ月以上経過した今日になって報じていて、どこから突っ込めばいいのか正直わかりません。普通に考えてこんな記事出す神経が分からず、毎日の編集部は機能しているのか見ていて不安に感じます。

 なお上海の人通りですが、感覚的には六割方戻ってきている感じです。とはいえ飲食店に行くとどこもガラガラで、メニューも一部は食材の不足から出せないと言われることが多いですが。

 ちなみに今週は同僚と食事に行く約束などから何度かオフィスに出勤していますが、靴が元々悪いのもありますが、久々に革靴履いて歩いたら足が豆だらけになりました。っていうかこの革靴のソールと中敷きが悪すぎるので、今度どこかで買いなおそうと思います。

 このほか書くことあんまないけど、日本も中国から来た人には14日間の隔離を検討していると読売が独自で報じており、政府も公式で否定していない辺りを見ると、こっちはなかなか大したスクープだなと思います。ただこのニュースを見て、「日中間を14日サイクルで往復してたら、食と住には困らなさそう」とか内心思いました。
 あと今日同僚らと、「ぶっちゃけ中国の隔離施設にわざと入って、内情を記事に書けばすごい売れそうな気がする」と話して盛り上がりましたが、調子に乗って話し続けると自分がマジで隔離施設に行くよう言われそうだったので、途中で話を切りました。

2020年3月4日水曜日

「日本肺炎」のデマ騒動について

 今日発売の「チェンソーマン」の6巻がすごく面白かったのに、友人は何故か一切これと「ファイアパンチ」を手に取りません(´;ω;`)ウッ…ちなみに「チェンソーマン」の中国語タイトルは「電鋸人」です。でもって自分の名前の中国語は「花园祐(Huayuan You)」です。
 そんな軽い中国語の勉強をした上で本題です。

“中国が新型コロナ感染症を『日本肺炎』と呼んだ”はデマ。初歩的な読み間違い、大使館も注意喚起(ハフィントンポスト)

 結論から書くと、この文脈で「日本肺炎」とは絶対に読めません。原文はハフィントンポストから引用すると、「目前、日本新型冠状病毒肺炎疫情不断変化、我在日同胞対此高度関注」ですが、後ろに「在日同胞」があることから、「日本の」と読むことは必須です。
 敢えてこの誤訳を日本語で例えるとしたら、「上から読むと山本山、下から読んでもまやともまや」という風に、変にこじつけたようなおかしな読み方という印象を受けます。

 そういう意味でこの一件はまごうことなきデマ、それも相手国に対する感情を無意味に逆撫でする悪質なものであるという風に私は感じます。っていうかこんだけ派手な誤訳していて、最初に書いた奴は日本語センスの面でも大丈夫なのかと本気で心配になります。少なくとも、向いてないのだから中国関係の仕事はすべきじゃないでしょう。

 先日書いたコロナウイルスの中国細菌兵器説といい、やはりこうした大規模な騒動の際は根も葉もないデマが飛び交うものだなぁと改めて思います。恐らく関東大震災の時における朝鮮人虐殺の時の状況も、今の様な状況に置ける要素と当てはまるものがあったのでしょう。
 もっとも、中国細菌兵器説は中国人も一部で信じ切っている連中がおり、友人もやたら何度も私にこの関連ニュースを送り付けてくるから、終いには「ぶっ殺すぞ」と言って黙らせました。本人らは面白がっているようなのですが、私からしたら信じるに足らないデマを垂れ流すことの何が楽しいのかが理解できません。どうせ嘘つくならもっともっともらしい嘘をつけばいいのにと、いうのが私の個人的な見方です。

「新型コロナウイルスは人為的に作られた」という陰謀論に科学者が反論(Gigazine)

何の驚きもない加計学園

韓国人受験生を全員不合格 加計学園獣医学部に「不正入試」疑惑(文春オンライン)

 森友学園に並び安倍政権を恐らく最も揺るがした加計学園の獣医学部問題ですが、上記のような報道が出てきました。本当かどうかについては今後の続報を待つ必要はあるでしょうが、仮に文春の書いている通り取材に対して加計学園が回答せず否定していなかったとしたら、実質的にこの件はまず間違いなくクロと判断してもいいでしょう。
 なお岡山理科大とその獣医学部にのホームページも見ましたが、この件については何のリリースもまだ出していません。まぁそこまで気が回る連中ではないでしょうけど。

 あの騒動の際に私は、獣医学部は世間のニーズがあるから定員を増やすというのなら指導教員の問題こそあるものの、強いて止めはしないと言いました。その上で、ならなんでFランク大学を量産しまくっている加計学園に設置を認めるのかは理解できないしどう考えても筋がおかしい、むしろこの際だから加計学園が運営するFランク大学を統廃合したらどうかなどと主張しました。今回の一件を見る限り、加計学園がFランク大学を量産しまくっているのも無理からぬものだと思います。

 さらに言うと、あの時の獣医学部設置認可は明らかに公正な手続きであったとは言えず、必ず将来何か問題を引き起こすとも述べていました。少なくともここの設置認可に関わった文部科学省の担当者か、指示を行った人間には相応の処分が行わない限り、公正さを取り戻すことはできないでしょう。

 これはまた別に一本の記事に仕立てて書く予定ではあるのですが、20年くらい前と比べて今の日本は何を失ったかというと、経済力やランエボではなく、地味に一番大きなものは公正さではないかと最近思います。社会のいたるところで不公平な措置が当たり前に存在するようになり、はっきり口にはしないけど、階級や身分の政治、経済上のひっくり返しようのない絶対的な壁が出て隔てるようになってきたように見えます。
 それを格差という人もいますが、格差自体は昔からあったしない方がむしろおかしいと私は思います。むしろここ数年の日本は、社会上の地位の差によって法的取り扱いで大きく変わることが普通に行われるようになり、それに対し疑問を挟む人が少なくなってきています。多分ここまで書けばプリウスに乗った上級国民を思い浮かべる人が多いでしょうが、私はむしろ東芝です。

2020年3月2日月曜日

彼女は誰だ?

 先ほど友人に、「ハードゲイの吸血鬼いたらどうしよう?」とメッセージを送りましたが、何故か反応してくれませんでした(´;ω;`)ウッ…

聖徳太子、小野小町は本当に存在したのか?(JBpress)

 というわけで今日配信のこの記事ですが、コロナじゃないから全然アクセス伸びてません。去年は韓国批判記事、今年はコロナ記事がバブルで、バブルに乗り遅れたら本当にメディア業界はやってけないなとつくづく思います。心なしか、プロ野球記事も振るわないように見えるし。

 そんでこの記事ですが、ネタ自体は前から温めていて、追うようなネタのない時期に出そうと考えてました。受けは良くないけど書いてるこっちとしてはそこそこ楽しく書けた記事で、特に小野小町がその知名度の割に素性が分からないとこうして記事に載ったのは、実は初めてなのではないかと内心考えています。
 素性のわからない人物は他にもたくさんいますが、彼女の場合は非常に知名度が高いわりにはっきりせず、また美人であることばかり取り上げられますが、「花の色は」で始まる小野小町の和歌は百人一首の中でも一、二を争う人気札で、歌人としても非常に実力のある人物です。それだからこそ、ミステリーなその生涯は記事にも書いてある通り講談にも取り上げられるのでしょう。

 このミステリー記事は後編も既に書いて出していますが、この分だと次回もあまりアクセス面では期待できそうもなさそうです。そろそろ本気出さないとなぁ。
 あと今日読んでて、「俺の記事より面白いじゃん」と思ったのはこっちの記事でした。

「麒麟がくる」本木演じる道三の言葉に埼玉県民共感!? SNS「『翔んで埼玉』思い出した」(iza!)

 上の記事にもありますが、伊右衛門の下りが面白すぎる。毒殺された俳優と一緒に伊右衛門でもCM出ればいいのに。

2020年2月29日土曜日

デマの拡散者への効果的対策

新型肺炎 首相、トイレットペーパー「十分在庫ある(産経新聞)

 例の休校要請について後から休業中の補償金を出すと発表したそうですが、なもん、企業に払わせた方が効率的にもいいのにという気がしてなりません。っていうか自営業者じゃないとこれもらえないんじゃないの?

 ついでとばかりに最近でデマが流布されて欠品が相次いでいるらしいトイレットペーパーについても言及したそうですが、正直こんな発言する必要あるかなと疑問です。そんなことする暇あったら、根拠のないデマを流布した目立つ奴2、3人を問答無用で逮捕する方がずっと早くて安くて簡単で、効果ある気がします。真面目にこういう流行病や地震といった災害の際、デマ対策は非常に重要であり、またインターネットの発達したこの時代だからこそそういった直接的対策が求められていると自分は思います。
 なお中国なら、いちいち逮捕したかなんて発表しません。「みんなデマを流さないよう気を付けてね(^ω^)」というメールはたまに配信されますが、「実際流したらどうなるかわかってるよな(´・ω・`)」という風なメッセージに見えてなりません。

2020年2月28日金曜日

中国の日本人、韓国人に対する拡大防止措置

義家副法相をレバノンに派遣へ ゴーン被告逃亡で協力求める(毎日新聞)

 本題とは関係ないですが内心、この時期に送る必要あるのかと疑問です。なんとなく別の疑惑をかわすために海外に逃がしたようにも見えますし。

 さて昨日も書いた内閣府からの公立小中学校への来週からの休校要請について、朝令暮改と言っては何ですが、「あくまで要請」といって、政府は曖昧な態度をとっています。コロナウイルス拡散を防ぐつもりなのか、批判回避のためなのか、責任回避のためなのか、この三つのどれにも当てはまらないようなふらふらした態度です。まぁ恐らく、何も対策を実行していないと言われるのが嫌だから、その場の思い付きとかで後先考えず決められたんじゃないかって気がしてなりませんが。

 この件について昨夜友人からも問い合わせがありその際に書いた話をここで書くと、中国でも学校は現在どこも休校中ですが、一部自治体ではこの際、両親のうちどちらか一人は子供の面倒を見るため仕事を休んだとしても、企業はその間の給与を支払わなければならないという条例を出しています。
 企業側への負担はありますが、私個人としてはなかなか理に適った政策であるように思えます。こういう政策を日本もセットで出しておけば、子育て支援策と相まってもっと評価も違ったのではないかと思います。

 上記の話のほか、友人へのメールではこの政策の効果に対する疑問も書きました。昨日の記事でも書いていますが小中学校が休校となったところで年少者への感染リスクを下げるだけで、社会全体の流行リスクはむしろ大半の大人たちが関与することを考えると、果たしてやる価値あるのかと思うくらい疑問です。それこそ生徒に感染者が出た学校とかなら一週間程度でもいいから自宅待機にするのはまだわかるけど(その間に学校を消毒)、なんとなくこの政策は効果以前に、日本はこうしたウイルス対策を取っているという実績作りのために用意された政策にしか見えません。

 ここで話を変えますが今日、大家から電話がかかってきたので少し話をしましたが、大家は今回のウイルス禍で自分が中国から引き揚げて日本に帰るのではと少し心配していたそうです。「日本帰ったって仕事ないから帰れないよ(´;ω;`)ウッ…」などと安心させるように言ったら、

大家「そもそも、今日本の方が危なくね(。´・ω・)?」

 という風に言われました。
 中国でも日本や韓国での感染拡大が広がっていることが報じられ、だんだんと危機感を覚えてきているということは知ってましたが、中国人の感覚でも最近は、少なくとも上海市内の方が日本国内より安全だという風な意識になっているのかもしれない。

 実際に行政はそういった意識ですでに動いており、私のところにも先日、上海市衛生局(番号登録してないのに連絡先名がスマホに表示された)から電話があり、ちゃんと当局の指示に従って謹慎しているか確認してきました。また私の住む団地内にいつもある四季折々のスローガン書いた横断幕にはいつの間にか日本語と韓国語で、「ウイルス対策に協力を!」って書かれていました。

 また北京市内ではちょっと前、外国人に対する一斉検査が行われたようで、同僚のところにも衛生局や団地自治会関係者らが質問票などを持ってきて状況を確認しに来たそうです。質問票の写真を私も見ましたが、日本人向けとして日本語が書かれてあり、「よくできた日本語だね(´・ω・)(・ω・`)ネー」と同僚らとちょっと盛り上がりました。なお北京市でそうした検査を受けた同僚は複数いたのですが、

同僚A「協力ありがとうって、無料でウイルス対策マニュアルとマスクくれた(∩´∀`)∩」
同僚B「俺そんなのもらってないんだけど……(゚Д゚;)」

 などと妙な風に明暗が分かれてました。まぁでも無料でマスクくれるのは割と親切だなって気はします。日本政府はこうした、外国人へのウイルス対策の周知方針とか持ってるのだろうか。