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2023年7月12日水曜日

上海も猛暑

 このところ日本のニュースを見ていると猛暑関連の報道が目につきますが、上海は去年にマジで観測史上最も暑いというくらい平均気温が高く、夏場の最低気温なんか連日30度超、最高気温に至ってはリアルに40度突破した日もありました。
 それだけに今年は去年ほどには暑くならないでほしいと願ってはいるものの、目下のところは日本同様にかなり暑く、今日も最高気温は37度くらいまで行ったそうです。幸いこのところの夜は気温が30度以下に落ちるため、冷房かければ普通に過ごせます。去年はマジで冷房欠けても温度が下がりきらず、エベレストに立ってるかのようにただそこで息するだけでも苦しいくらいでしたι(´Д`υ)アツィー

 とはいえまだ7月も中旬、8月に入ったらさらに暑くなる可能性があるだけに依然油断ができません。またこの時期は不健康と言われようとも外出は控え家で冷房に当たる方がずっと健康的だと思え、割とケチな性格している自分でも週末は家にいるときは気にせず冷房かけてたりします。

 そうした生活をしていて改めて思うのは、中学校の部活の異常さです。夏の暑い時期にもかかわらず体育館で休憩少なく激しい運動を強要され、まだ「水を飲んだら疲れやすくなる」と言われていた時期で水の摂取量も制限されており、当時バスケ部だったけどそのほかの理由もありましたが早くにやめて水泳部移って正解でした。
 最近の部活はどうだかわかりませんが、ぶっちゃけ炎天下でああいう運動させるくらいなら、筋トレとか体操など、体を激しく動かさずとも体幹などの基礎を鍛える運動をさせる方がずっと効率よかったような気がします。まぁ今でも、ああした無茶な運動課す部活は多いのだと思うけど。

 それにしても上海も昔と比べるとずいぶんと空が青く澄み渡るようになり、夏の暑さもそれに比例するかのように年々きつくなっている気がします。そう思うと、あの常に黒く濁った空が懐かしく思えてきます。

2023年7月10日月曜日

懸念される中国の商業不動産市況


 上の写真は上海市の中山公園駅近くにある、ニトリが入っている商業施設のロビーです。昨日、臭くなったハンガーの代わりとなる新たなハンガーを買おうとニトリを訪れた際に撮影したものですが、見ての通り中央ロビーは広々とした空間が広がっており、中国のダイナミックな設計が活かされています……と言えればよかったのに。

 このロビーですが、かつては常になにがしかの催し物や即売会が開かれており、ロビーわきにはカウンターを設けた携帯電話ショップも常設されていました。しかし見ての通り、コロナに入る直前辺りから空間が広くなり、1階右奥にあったスーパーも閉まって常にシャッターが下ろされるようになりました。2階正面にあるモニターもずっと黒いまんまだし。
 また撮影の仕方が悪く見えづらいですが、1階右手にはかつて家電売場が広がっていて、今年春に自分もその中にあった携帯ショップで新しいスマホを買っているのですが、5月ごろからフロア丸ごと閉鎖され、今も新たなテナントが入らないままとなっています。面積でいえば、ワンフロアの半分くらいを占めるほどのエリアなのに。

 こうした商業施設はここだけに限らず、上海市内各地でかなり見受けられます。実際に見に行ってはいないものの、人口と消費の密集地である上海ですらこの有様であることから、地方都市の商業施設に至っては今どんな状況なのか、ちょっと想像するのが怖いです。

 去年にも自分はJBpressのコラムにて、中国の不動産市場は住宅ばかり取り上げられるが本当に深刻なのは商業不動産だと主張する記事を書いていますが、現在の状況は当時よりもさらに深刻化しているという気がします。
 実際はどうなのか先ほど中国のシンクタンクがつい先日に出した商業不動産に関するレポートの解説記事を読んだところ、一部メディアは「去年に比べて賃料が上昇している!」などと強がりを書いていましたが、冷静な記事は「去年のロックダウン時に不動産賃料は劇的に下落しており、その低い基数に対して今年は上昇しているに過ぎない」と分析しており、自分の見立ても同じです。むしろ、あれだけロックダウンをかました去年と比べるのであれば大幅に上昇していなければおかしく、平均でプラスと言っても微増にとどまっている現状はやはり芳しくはないでしょう。

 そのほか空き室率も上昇傾向にあり、深圳のAクラスオフィスビル賃料に至っては10年前の水準まで落ちていると書かれた記事も見られました。詳しく数字を検証していませんが、肌実感的に今の中国の商業不動産市場が好調なはずはなく、新規市場投入面積が減っているのに需要や賃料が上がっていない現状を踏まえると、本当に大丈夫かと言いたくなります。

 一方、日本人がやたら問題にしたがる住宅に関しては私はあまり懸念していません。現状においても家を買いたいのに買えない層が非常に多く、価格が少し下落したらすぐに買手が出てきて下支えするとみられることから、住宅不動産市場はデベロッパーの資金繰り難は続くものの、劇的に日本人が期待するようなバブル崩壊はまだまだ起きないと思います。
 ただ商業不動産に関しては何度も言うとおり、市場がかなり歪になっていると強く感じ、それこそ古くなった施設を無理やり破壊するなど市場淘汰政策を強行しない限り、今後ずるずると賃料が下がっていってデベロッパーの財政を圧迫する懸念が高い気がします。少なくとも、ゼロコロナ政策放棄によって中国政府は景気が回復すると期待していた節がありますが、商業不動産に関してはその予測を現在大幅に下回る状態になっているように見えます。

 なおこうした商業不動産の不振はやはり実態小売(オフライン小売)からオンライン小売、つまりネットショッピングに買い物の比重が移っている影響が大きく、中国全体での消費規模に関しては大きく落ち込んでおらず、むしろ今も拡大しています。金の流れ的に言えば、これまで商業施設を運営するデベロッパーに回っていたお金が、物流業者やショッピングサイトの運営業者に回るようになったと言えるかもしれません。
 ただやはり実態不動産にお金が回る場合は工事業者や設備業者、そして交通機関などにもお金が回って波及効果が大きいほか、不動産そのものの価値上昇によるプレミアムも得られただけに、そういった効果がなくなると経済全体への影響は小さくない気がします。何より、資金繰りに窮するデベロッパーが破綻した場合のダメージが大きいだけに、今後適切な対策を中国が打てなければ意外とツケがでかくなるかもしれません。

また大阪府警のやらかし

SNSのなりすまし見抜けず 無関係の男性2度誤認逮捕、40日勾留(朝日新聞)

 まぁ呆れるとしか言いようのない事件ですが、大阪府警がまたやらかしたそうです。記事を読む限り、最低限のアリバイ確認や発信情報、履歴すら追わずに、メールアカウントに苗字が入っているだけで無辜の市民を40日間も拘留していたそうで、その労力をまっとうな方向に向けていたら、今頃真犯人は捕まってたんじゃないのと言いたくなります。

 かねてから自分は栃木県警、群馬県警、愛媛県警と並び大阪府警のことを信用していません。というのも、前三つの県警は目立った警察不祥事事件(特に愛媛白バイ事故)の印象が強いのですが、大阪府警に関しては何度もあり得ないと思うレベルの業務ミスが多すぎるように思え、殿堂入りの神奈川県警には劣るものの、あんま世話になりたくないなと本気で思います。
 特に2018年に起きた富田林署の被疑者脱走事件は、アクリル板の固定不備、監視の警察官のサボタージュ、事件発生後に周辺へ周知なかった初動ミスなど、奇跡の不祥事コンボを見事に決めています。警察官の業務が大変なのは理解できるにしろ、これほどのミスを重ねるってのはやろうったってなかなかできるものじゃありません。

 それにしても自分が大人になったからかもしれませんが、子供の頃だった90年代と比べると警察官に対する信頼は激落ち君もいいところです。逆に中国の警察官は昔に比べて笑顔を見せるなど態度が劇的に良くなってきているので、マイナスからスタートしていることもあって自分の中で評価は激増しています。

 なお中国の警察ではシステムを使った顔の自動識別を使って追跡する人物を一瞬で特定しているそうですが、日本の警察もこれ速く導入するか、自分で作るかした方がいいと思います。なんとなく警察を見ていると昔の中国みたく人力で無理くり解決しようとしているところがあり、システムの活用なんか全然頭に入っていないように見えるだけに。

想定外の加齢臭元

 最近、自宅に帰ると加齢臭らしき臭いがしてきて自分も年食ったなぁと思い始めていたのですが、よくよく臭いの元を辿ってみるとなんか一か所だけやたら臭うということに気が付きました。そこに何があったのかというと、意外や意外にハンガーで、これがすべての元凶でした。

 無知で恥ずかしいのですが今の今まで、プラスチックハンガーは長年使い続けると異様なにおいを出すということを、今回初めて知りました。原因は日光で、屋外での選択物干しに使用する際に浴びた日光によってプラスチックが分解され、一定期間を超えるとやばげな臭いを発するようになるそうです。その臭いはワキガに近いと言われていますが、自分ちのプラスチックハンガーもまさにそのような臭いでした。
 実際にはちょっとずつ臭いを発するようになっていたと思いますが、つい最近までハンガーがこれほど、具体的には部屋に入ったらわかるくらいの臭いを出していることに気が付きませんでした。なんとなう部屋がそういう臭いなんだろうと見逃していたわけですが、臭いの元凶であったハンガーは何度洗ってもすでに内部まで相当分解されていたためか臭いは止まず、そこまでこだわりもないためこの際捨ててしまいました。っていうか今回の一件で、ハンガーは金属で作られる理由がよくわかりました。

 過去の自分はほぼ2年ごとに引っ越しを行い、そのたびに家具などもいちいち新調していたことから、プラスチックハンガーがこうして劣化するということを知らずに生きてきていたのだと思います。逆を言えば今の生活は異常なくらい安定しているというかすでに七年半も同じところに住んでいて、七年も天日に干してりゃそりゃハンガーも臭くなると妙に納得しました。
 それにしても今回気が付いたからよかったものの、案だけ臭い発するハンガーに選択物干していたという事実に我ながら軽い恐怖感を覚えます。もしかしたら衣類に臭いが移っていたかもしれず、陰で「あの人加齢臭臭い(/ω\)」と言われてたかもしれません。今回捨てた後、部屋の中からあの妙な臭いは一気に掻き消えたことから多分まだ私自身は加齢臭をそんな出していないと思いますが、臭いって結構他人の印象を左右するだけにもうちょっと気を使ってこうと思います。

2023年7月7日金曜日

反省文を書きまくった皇帝

 また本題と関係ないけど「アクション対魔忍」の中国語名は「動作対魔忍」でした。なんか少し違うような気がする。

孝文帝(Wikipedia)

 話は本題ですが、日本において「北魏」というと多分世界史を習った人は「大仏」と答えるかと思います。というのも、この北魏(5~6世紀)という中国の王朝に関しては「中国で仏教が盛んになった王朝」で、この時代の大仏を「北魏式」と呼ぶことしかテストに出ないからです。しかし実際には混乱極まった中国の南北朝時代(五胡十六国時代)において、華北地域で初めて安定を得た王朝で、後の隋、そして唐による統一のきっかけにもなるなどかなり重要な王朝だったりします。
 またこの北魏の時代から口分田こと均田制が始まり、これら政策や税制はそのまま日本の奈良時代に引用されています。そういう意味では、日本にとっても影響力の深い王朝です。

 そんな北魏において最盛期を築いたのが上記リンク先の孝文帝です。北魏の王朝は拓跋氏という、鮮卑族による王朝で、孝文帝の本名も「拓跋宏(たくばつ・ひろし)」といいました。しかし彼は早期に漢民族系の文化に染まり、首都を洛陽に移したほか、生活や制度まで漢民族風に一気に切り替えたことで有名です。
 そのため苗字に関しても、わざわざ「拓跋→元」と改名し、途中からは「元宏(もと・ひろし)」と名乗ったりします。

 そんな孝文帝ですが、祖母(実母であった説もある)の馮太后から英才教育を受け、非常に勉強熱心な皇帝としてデビューを果たします。わずか5歳で帝位に就いて当初は馮太后が摂政となったものの、馮太后の死後からは申請を開始し、善政を敷いて北魏の勢いを高めています。その過程で、漢民族と自分の出身である鮮卑族の融和も進めるなど、かなりマルチな活躍ぶりを見せています。

 性格も非常によくできた、物分かりのいい人だったとされているのですが、そうした一端をうかがわせるエピソードとして、反省文の話があります。なんでも、孝文帝は反省文を書くのが大好きで、ことあるごとに「世の中が飢饉なのは僕のせいです」、「中国が統一されないのは僕の努力が足りないせいです」、「皇太子が反乱を起こしたのも僕のせいです(でも討伐する)」などと文書にしたためては、「天よ、罪深い僕を罰したまえ」などと書き続けたと言われています。恐らく、反省文の執筆数でいえば歴代皇帝ナンバーワンでしょう。

 自分は猫の歴史漫画で初めて孝文帝について知りましたが、さっきの「おばあちゃんが実は母親だった?」などといい、こんな面白い人をなんで詳しく教えてくれなかったんだという思いが決行します。割と五胡十六国時代は穴場というかこういうのが多いので、いつかまとめる本でも出そうかな。

2023年7月5日水曜日

忍者文化の普及に貢献した偉大な人たち

 先日の記事で日本最強のブランドはトヨタでもソニーでもニンテンドーでもなく「NINJA」だと主張しましたが、このブランドは何も一朝一夕でできたわけではありません。では忍者文化の普及において今までどのような人物がいて、どのような貢献があったのかをまた帰宅途中に無駄に考えていました。

1、山田風太郎
 恐らく現代における忍者のイメージ、特に奇想天外な忍術を使ったバトルを確立させたのは昭和の名作家こと山田風太郎じゃないかと思います。「甲賀忍法帖」をはじめ比較的早期に忍術バトル、それも二陣営に分かれて多くの登場人物が技を競い合う形式を確立させたのは日本のエンタメ上でも非常に意義深いでしょう。
 その「甲賀忍法帖」は平成になってせがわまさき氏が「バジリスク」というタイトルにて漫画化し、アニメ化されたこともあって日本国内はおろか海外でも再び忍術バトル物を大きく普及させています。昭和のみならず平成においてもファンを広げたあたり、その影響度は昭和以降としては随一でしょう。

2、白土三平
 小説における忍者のスタンダードを作ったのが山田風太郎であれば、漫画における忍者スタンダードを作ったのはやっぱり「カムイ伝」で、その作者である白土三平じゃないかと思います。それまで講談の中であった忍者をビジュアル化し、尚且つ諸行無常な世界観で命をやり取りし合う殺伐とした忍者の生きざまを描いたという点で、こちらも現代における忍者イメージの確立に大きく貢献しているでしょう。
 特に忍術を具体的に絵で表現した点は、その後のアニメや特撮などにも影響しているのではないかと思います。個人的には主人公の必殺技でもある「飯綱落とし」ですが、ゲームにおいて「ニンジャガ」や「デッドオアアライブ」に登場するリュウ・ハヤブサの必殺技として採用されており、ゲーム上での高威力と派手さもあって、忍者を代表する最大の技だと勝手に考えています。

3、ショー・コスギ
 海外での忍者普及の面で、最大の貢献者といったら恐らくこの人でしょう。昭和期にハリウッドで数多くの忍者役として出演し、その高いアクション技術もあって人気をかっさらい、「日本人=忍者」というイメージを大きく刷り込ませたと考えています。
 真面目に日本政府はショー・コスギ氏の貢献を評価して「国民忍者賞」とかを授与すべきだと思います。彼なしには恐らく、現代における忍者の隆盛はなかったでしょう。

4、岸本斉史
 言わずと知れた「ナルト」の作者ですが、直近における忍者普及の貢献でいえば間違いなくナンバーワンでしょう。作品が人気を得た理由としては、主人公らが少年で、仲間と忍術を学びながら成長していく過程がそれまでの殺伐とした忍者世界とは異なっていた点が、特に海外で受け入れられたんじゃないかと考えています。同じようなコンセプトでは「忍たま乱太郎」がありましたが、あっちは海外展開はしなかったし、忍術描写が「ナルト」ほどには派手じゃなかったしなぁ。

 このほか特撮であれば「仮面の忍者赤影」がありますが、個人的には「ジャイアントロボ」での「マスク・ザ・レッド」の呼称の方がしっくりきます。逆に今回色々考えてて、かつてと比べると忍者が主役な映画や特撮番組が減っているような気がし、またショー・コスギ氏のような忍者役といったらこの人っていうイメージもなくなっており、これはこれでよくないのではないかとも思えてきました。
 そういう意味では日本政府は国を挙げて、世界を相手にする忍者俳優を育成すべきでしょう。ぶっちゃけ日本人じゃなくてもいいように思え、ハリウッドや中国でアクションに秀でた人で忍者映画作る方が手っ取り早いかもしれません。

2023年7月4日火曜日

中国におけるカルフールの厳しい現状

 例のアクション対魔忍ですがここにきて桃知凪ばっか使うようになりました。楽しい。


 それで本題ですが、上の現代の記事にもある通りフランス系スーパーのカルフールは今、中国でかなり経営が傾いています。
 軽く歴史を紐解くと00年代中盤にカルフールは中国に進出してきて、イオンのようなGMS系スーパーとしては中国だとほとんど初の形態だったこともあり、当時は物凄い繁盛していました。自分が上海に現れ始めたのは2010年頃ですが、その頃はカルフールに行くといつも人でいっぱいで、生鮮品売場なんてカートを進める隙間もないくらいごった返していました。

 しかし大体時期にして2015年くらいになると、同じような形態のスーパーがほかにも現れ始めたほか、オンラインショッピングが中国で爆発的に普及し、こうした実体店スーパーから客足がだんだんと遠ざかるようになりました。それでもまだしばらくは休日ともなれば人が訪れていたものの、やはりコロナが流行した2020年くらいから劇的に来客が減るようになり、自分もたまに訪れるとえっと思うくらい人が少なくて居づらい印象を覚えるようになってきました。

 そうした状況もあってか、カルフール本社は中国からの市場撤退を決め、数年前に中国にある店舗や運営権を中国家電大手の蘇寧電器に売却しました。この過程で不採算店舗なども閉店されたのですが、閉店された跡地は今でも上海市内に結構残っており、中国の商業不動産の不振というか小売業の苦しい状況が見て取れます。
 一方、残った店舗の方も決して安泰ではなく、あれこれテナント誘致しようとしているもののどれも長続きせず、フロアのあちこちでシャッターの閉まった、なんていうか女神転生とかペルソナに出てくる現代風ダンジョンみたいな店舗になってたりします。買収した蘇寧電器の方もこのところ業績が良くないらしく、実体小売全体で寒風が吹きすさんでいるのかもしれません。

 それで上の記事ですが、今日見ていろいろ思うところがあったというか、実は一昨日の日曜にたまたまですが自分もカルフールを訪れていました。訪れた理由は散髪で、カルフール内に入っている散髪屋が「It‘s short!(・∀・)」みたいな感じで言えば割と余計な事せず短く切ってくれるので、伸びたらいつもここに通っているからです。
 そんなわけでホイホイと日曜午前にカルフールへやってきたわけですが、店内に入って一瞬で、その異様な空気に気が付きました。それは何かっていうとただ単純に暑く、館内で冷房が切られていたことです

 一応書いておくと、これまで夏場のカルフールはきちんと冷房がついていました。しかし先日訪れると全館で冷房が切られており、そこそこ気温が高かったこともあって異様な雰囲気となっていました。たまたま冷房が壊れていただけだと信じたいですが、一部のテナントは自分とこように簡易の据置型冷房を置いてた当たり、一時的じゃなさそうな雰囲気がありました。っていうか冷房売ってる蘇寧電器が冷房つけないってのは結構やばい気がする。

 そんな状況ながら当初の予定通りに髪切って、相変わらずいい感じに切ってくれたのでそのままサブウェイでサンドイッチ買って帰宅しましたが、上海の古北にあるそのカルフールは往年の繁盛していた頃を見ていただけに、今の状況を見ていろいろ感じる点が多いです。かつてのホークス優勝時にしか客が来なかったダイエーを見ている感じというか、ひとしおの寂しさを感じます。
 またそうした状況ゆえか、外壁はもとより内装も汚れや未修理箇所が目立つようになっており、なんとなく蘇寧電器も匙投げているような感じがします。もっともカルフール以前にウォルマートはちゅぐ奥でもっと早くそのような状況になって撤退しているだけに、カルフールはまだよく持った方かも知れず、また店側の努力以前にオンラインショッピングの普及がでかいのだと思います。