本当は書くつもりなかったものの、上の記事のようにみんな「なぜ辞退しない?」とは言うものの、私のように「なぜ廃部にしない?」と言わないのかが不思議なのでこうして筆を取るというか腱鞘炎に痛む両手を使ってキーボード叩いています。
騒動の背景についてはもういちいち触れませんが、上のまとめ記事にもある通り、広陵高校では長年にわたり「ブッチ」、「闇娯楽」と言われる集団リンチ行為がミャクミャクと受け継がれているそうです。これは上の記事の証言者のみならず複数のOBが共通して証言していることからも、その真実性について疑う理由は見当たりません。
何気に自分の祖父も甲子園の理事やってましたが、そもそもの前提として甲子園というのは野球を通した青少年教育を目的に行われるイベントであるはずです。しかし今回の暴力事件を含め、ほかのスポーツでもそうですが運動部内でのいじめや暴力事件はかねてから後を絶たず、その甲子園の教育目的とは真逆に暴力性をはぐくむ温床となっているように見えます。特に問題なのが生徒同士であれば個人の行動ととれる節もあるものの、コーチや教師がそうした暴力行為を黙認する、それどころか率先してしごきを行うなどして助長する例も枚挙に暇がありません。学校側も生徒を呼び集められることからこうした運動部でのいじめや暴力事件に見て見ぬふりすることが多く、ここまでくると「教育って何?」って言いたくなってきます。
その上で今回の広陵の事件についてですが、OBらの証言によるとリンチともいえる集団暴行事件は血まみれになる生徒がいても教師を含め誰も問題視せず放置されているという熾烈さもさることながら、こうした行為が長年にわたり続けられていて広陵では完全な伝統となっていると感じます。
現オリックスの福田修平選手のみがその在籍時に、自分がターゲットになることも恐れずこうした暴力行為を終わらせようと努力していたものの、その後こうして復活しているあたり、たとえ今回の騒動で一旦はおとなしくなったとしても、その後再び行われるようになる可能性が高いとしか言いようがありません。
そもそもこういったことは学校側が見張ってやめさせなければならないのに、広陵野球部の監督も学校側もどこか他人事というか、騒動に対し「やることやってます、何も問題ありません」と言わんばかりな無責任に感じる態度しかとらないあたり、暴力の根絶を彼らに期待するのは不可能だと断言できます。
その上で、こんな暴力が蔓延する教育機関なんてそもそもあってはならないし、子供同士が激しく傷つけあうことが伝統になっているという歪さは異常な狂気としか思えず、あらゆる手段を使ってでも即撲滅しなければならないと思います。その手っ取り早い方法となるのは単純に野球部を廃部することに思え、ほかの学校でだっていくらでも野球部はあるのだから、広陵高校の野球部なんてとっとと廃部にすればいいと考えます。
本音を言えばこれほどの暴力行為を長年にわたり放置してきた広陵高校という学校こそが最も責任が重いように思え、廃部と言わずこの学校を廃校にしてしまう方が後の世のためになると確信しています。ただいきなり廃校というと抵抗強いので、廃部、さもなくば廃校という感じで迫るべきじゃないかと思います。っていうかこんな学校、そもそも教育機関を名乗るべきじゃないでしょう。