2012年12月20日木曜日

中国のクリスマス事情

 いただいたコメントにも書かれてありましたが、日本では今頃クリスマスや年末ということで慌ただしい日々が続いているかと思います。一方、こちら中国ですが日本とは対照的に実に普段通りの日常続いており、むしろ気温が落ちて寒くなってきたから人通りが減るなど実に毎日が静かです。
 そんな静かな日々を過ごす中で先日にちょっと気が付いたのですが、日本とは違って中国ではいわゆる「クリスマス商戦」に関する話題がほとんど出てきません。一応毎日経済紙をチェックしておりますが、クリスマス前の消費需要とか子供向けプレゼントの話は全くなく、唯一出てきた話としては世界一の雑貨卸売市場といわれる浙江省義烏市で9月頃、欧州の債務危機はどこ吹く風でクリスマス関連の装飾、おもちゃの輸出が過去最高なくらいに好調だったくらいです。

 なもんだから同僚にクリスマス関連の消費ニュースとかないものかと話を振ってみたところ、そもそもクリスマスというイベントの習慣自体が中国には根づいていないと返されました。なんでもその同僚の家では以前、クリスマス前に子供に「悪い子にはサンタさん来ないよ」と言いつけたことがあったのですが、クリスマス後に幼稚園から帰ってくると子供は、「周りの友達は誰もプレゼントもらってなかったけど、悪い子なの?」と言ってきたそうです。それ以降はちょっと叱り方を変えたと同僚は言ってました。
 実際に周りを見ていても、クリスマスに子供にプレゼントをあげるという文化は中国にはほぼ全くない気がします。西洋文明が最も普及している上海ですらこんな感じなのですから、ほかの中国の都市に至っては恐らく皆無でしょう。一応、クリスマスの存在自体は認知はしており、この時期になると商店などではいかにもその場しのぎな感じのステッカーとかを店先に貼ったりしてますが、サンタさんのステッカーが2月ごろまで貼られ続けることなんてざらです。

 ただ個人的にちょっと気になる点として、クリスマスはこんな感じである一方で2月14日のバレンタインデーは比較的普及しているところがあります。普及していると言っても上海市など大都市限定ではありますが、今年なんかは地元の新聞とかでもチョコレートの価格帯とか、当日に予約されていたホテルのテーブル席の価格などが取り上げられており、西洋伝来のイベントでも普及にこうも差があるものかと感じます。
 もっともこれは日本もあまり人のこと言えないかもしれません。西洋ではクリスマスは家族のイベントであるのに対して日本では子持ち家族、または恋人とのイベントになっており、この辺で微妙なずれがある気がします。またハロウィンも最近は普及しておりますが、バレンタインとクリスマスと比べたら一足遅れが感があり、西洋人とかも日本でまだ普及してないとか思ってたのかもしれません。

  中国語豆知識
 中国語ではクリスマスのことを「聖誕節」と書きます。これはそのままだし実に的確な翻訳だと思うのですが、問題なのはサンタクロースでこちらは「聖誕老人」と訳されてます。昔のルームメイトのルーマニア人はこの語を見て、「キリストとサンタクロースは直積的な関係はないのになぁ」とか洩らしていました。

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