2013年7月9日火曜日

参院選が終わった後の政局予想

 まず初めに、福島第一原発事故時に現場所長だった吉田昌郎氏が死去されたことが本日報じられたので、私からもこの場にてお悔やみを申し上げます。事故当時に自分は中国にいたので当時の状況については読者の方々の方が詳しいのではないかと思いますが、吉田所長は東電本部からの撤退命令にも応じないばかりか中止するよう連絡が来た海水注入を独断で続けるなど、あの惨事の中で立派な活躍をされた方だと聞くだけに、本当に惜しい人物をなくしたと感じる次第です。世の中、本当に良い人から先に死んでいく。

 話は本題に移って再来週に控えている参院選についてですが、はっきり言ってもう何も解説することはありません。これほど勝敗がはっきり見える選挙もなく、また実際に選挙戦が始まっても野党側は何の争点も作れていない始末で、もう選挙が今後どうなるのかという予想をすること自体が馬鹿馬鹿しいくらいです。
 とはいっても歴史系記事がメインだが一応は政治ブログ。何か書かないと個人的にも暇なのでもうこの際、選挙のことは放っておいて選挙の後の政局について予想をすることにします。

 まず選挙後の議席は言うまでもなく自民、公明の与党が過半数を握り、自民党政権としては第一次安倍政権以降続いていた衆参のねじれが解消されることとなります。これによって国会審議、議決でも与党がイニシアチブを握るので運営が大分楽になることが予想され、自民党としてはあれこれ法案を一気に出してくる可能性があります。
 そのあれこれ出してくるであろう法案の中で私が期待しているのは、アベノミクスの第三の矢です。というのも先日発表されたこの第三の矢こと具体的な成長戦略の内容は以前にも出ていた案の焼き直しに過ぎず、はっきり言って非常に失望させられる内容でした。所詮はアベノミクスも金融緩和だけで終わるのかと思う一方、「もしかして安倍首相は参院選までは選挙のために控えめな内容だけにとどめ、選挙で勝った後で大胆な政策発表、実行があるのでは」という期待感が一抹あります。まぁないとは思うんだけど。

 ただ選挙後に自民党は間違いなく、安定政権を築けることからこれまで以上に大胆に、言い方を考えると民意を気にしない政策を実行していくこととなります。まぁそれが民主主義なんだし、また民意に従った政策ばかりだとあまり良くないのでとやかく言うつもりはありませんが。

 そんな自民党に対して野党ですが、まず民主党に関しては最悪、分裂もあり得るかと思います。もともと与党になるために同床異夢で集まった政党ですから一回与党になってみてその目的が果たされており、かえって内部の矛盾が一気に噴出してしまっている状況なので立ち直りはそうそうきかないでしょう。同様に社民党も、もはや議席すらほとんど取れないので解党というか野党諸派扱いされて、ほかが駄目になる分、議席数を減らしても共産党が目立つようになるでしょう。

 では政府としてはどうなるのかですが、たとえば外交だと基本的に現在の路線がそのまま続くでしょう。現状でも安倍首相の外交方針は人気が高くて誰も文句言いませんし、他国と大きく関係を損なうようなイベントは今のところ見当たりません。ただ経済に関しては先ほども言ったようにアベノミクスの第三の矢の中身があまりにも拙いのもあり、期待ほどは大きく向上することはないと思えます。むしろ期待値が高い分、市場からそっぽ向かれたら株価が大きく下がる可能性もあってまたちょっと不安定な時期に入るかもしれません。

 例によってオチらしいオチがありませんが、私に言わせれば日本の経済力は下降するのが自然で、上昇することの方が不自然です。では無理矢理に不自然を実現させるべきなのか、むしろ芸術的な下降の仕方をみせてやるのが業師ではと思うのですが、こんな考え方してるのは私くらいでしょうね。

2 件のコメント:

  1. キミはどちらの政党に投票しますか?共産党やろうね。

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    1.  中国共産党が出馬してたら投票してやるよ。でも日本の共産党って、中国共産党と仲が悪いしね。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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