ページ

2014年7月25日金曜日

自分の趣味範囲

 知ってる人には早いですが、記憶力というか知識量において私は絶対の自信を持っており、絶対的な知識量ではただ一人を除けば今まで生きてて誰かに劣っていると感じたことは本当にありません。なおその一人というのは大学で授業してもらった講師でしたが、「ああこの人に俺は絶対敵わないからケンカしないでおこう」と思うほどプレッシャーを感じたほどで、逆を言えば同じようなプレッシャーをその講師を除けば誰にも覚えたことはないので多分ほかの人には負けてないだろうと思うわけです。
 
 そんないつも通りに自信過剰な私ですが、どうも周りから見ると外見がそうでもなさそう、というか趣味や知識の範囲が狭そうに感じる外見のようです。なもんだから初対面の人物と話し込むと、「こんなにいろんなことを知っている人だとは思わなかった」といっつも言われるのでいい加減、うんざりしてます。
 そういう私の知識量が本領を発揮するのは言うまでもなく趣味の世界で、やはり周囲からは多趣味だとよく言われます。といってもここの趣味の範囲ではその趣味を専門的にしている人と比べて浅い程度ですが、話しを合わせる、ある程度知識を持っているというレベルでいいなら自分でも多方面に地盤を築いたと考えており、そこで今日は自分を見つめ直そうと大体どんな範囲が得意なのかいくつか考えながら挙げてくことにします。
 
  一、相撲
 ここ数年ずっと中国入るせいで行けてませんが、一時期は国技館とかにもしばしば赴くくらい相撲は好きです。主要な力士の得意な立ち回りを覚えていることはもとより、平幕からずっと頑張っている力士についてはどういう経歴なのかも大体わかるので、相撲ファンとしては中ごろのレベルだと自認してます。なおお気に入りの力士を挙げると以前は豊真将で、最近は豪栄道です。豪栄道の何がいいかってそこそこ地力がある上に稀勢の里と違って突き相撲だけでなく投げ技も状況に応じて繰り出せる万能さで、相撲に限らず万能型、もとい器用貧乏型を好む傾向があります。
 今思い出したけど、既に引退してしまった琴欧洲が初優勝した時、家近いからわざわざ松戸の優勝祝賀会見に行ったなぁ、何も知らない友人を無理やり誘って。
 
  二、歴史
 分野別の知識量で行ったら間違いなくこの歴史が私の中で最も大きいでしょうが、特筆すべきは日本史、世界史、中国史を問わずかつ古代から中世、近代にいたるまでめちゃくちゃな範囲をカバーしてるっていう点でしょう。唯一苦手としているのはインド史ですがインド旅行に行った時にはインド人ガイドから「インド詳しいね!」と言われたのでそれでも並以上な気はします。たまになんで歴史学者になろうとしなかったのと聞かれますが、歴史を専門的な学問として取り扱ったら嫌いになりそうだったし興味なかったことと、案外日本の歴史学会ってしょうもないことにこだわるし自由な主張を許してくれない雰囲気があるので昔から敬遠してました。
 
  三、パソコン
 恐らく専門的な人から見たら自作も出来ないしプログラムも組めないので私なんて素人同然でしょうが、案外素人に毛が生えた程度である今の水準だからこそ求められるものがある気がします。私がやれることと言ったらエクセルでマクロ組んだりネットの検索や多少使いやすいソフトを知ってる程度なのですが、実生活で使う範囲と言ったら大体この水準を超えることがないことと、こういってはなんですがパソコンに非常に詳しい人は素人に対して「なんでわからないの」という態度を前面にだし、指導の仕方も悪いように感じます。自分は先ほども言った通り素人レベルを越えませんが、逆を言えば素人の気持ち、どこがどうしてわからないのかをまだ理解できるのでどの会社に行ってもやたらとパソコンの使い方を聞かれます。中でも一番驚いたのは、別の場所にあるオフィスからわざわざ電話でどうすればいいかって聞かれた時です。サポートセンターじゃあるまいし。
 
  四、政治
 これはもうマニアと言っていいレベルです。なんでもいいから政治が絡むと外交だろうと内政だろうとその流れ、構造を知りたくなるし、政策案の問題点やら改善点を議論したくなります。なんでこんな政治好きになったのかというと中学生の頃に興味を持ったものの周りにこういう話題を話せる人間がおらず、やたらと内省を深めていった結果がこれなのでしょう。ほかの分野にも言えますが、全体がどういうグループに分かれ、またどういう目的や動機によってその構造が生まれ、何がファクターになっているのかをあれこれ模索して分析するのが理由もなく大好きです。自分で書いてて意味が分からねぇ……。
 
  五、ゲーム
 これも玄人と言われるほどやってはいませんが、周囲からはやり過ぎだと言われるくらいに遊んでたし今も携帯ゲーム機を手放せません。案外この分野は外から入り込み辛い分野のため新聞記者時代は「ゲーム業界の記事は花園に」を合言葉に全部振られて書いてましたが、自分の場合は遊ぶだけじゃなくある程度整理した上で解説できる点で、その点でやや特殊だったなという気がします。あと一応日本ゲーム業界の黎明期から全盛期、衰退期を目前で見てきたのもあり、そういった歴史について語れるのもやや強いかな。
 
  六、社会主義
 恐らく私と同年齢で、私ほどマルクス経済の仕組み、並びに社会主義と共産主義の違い(大まかに言えば政府の有無)を詳しく解説できる人間はほとんどいないでしょう。恐らく上記の歴史と政治好きが組み合わさって、「一時代を築いた社会主義ってなんだろな?」って具合で興味持ってこんなに勉強したのだと思いますが、それにしても中国やロシアなど旧社会主義国がやたら好きになる点から言っても元々こっち分野に適性があったのかもしれません。後輩にも、「花園さんは全共闘の時代にいたらきっとヒーローでしたよ!」と言われ、なんか素直に喜べなかったし……。
 
  七、オカルトと宗教
 子供の頃に今はオシャレなゲームで有名な「ペルソナ」ってゲームをやってからやたら各地の神話や宗教を勉強し始め、大学入ってからは新興宗教、並びに新々興宗教も一通り調べたのでもはや立派なマニアとなってます。さすがに仏教各宗派の経文とか違いまでは判りませんが、新興宗教に関しては成り立ちから軋轢、主要人物についてはそこそこ話せるし、あと社会的な影響、創価学会のピークシフトとか知ってるのと真如園についてはガチで集団念仏会に参加する羽目になったので詳しいです。でもって不思議なことに、何故か宗教やってる人間にやたらモテます。なにもこんなところでモテなくていいのに……。
 
  八、もういいや
 なんか適当に書いてきましたが、如何に自分が統一感のない人物であるかがよくわかった気がします。友人にもこのブログについて、「雑誌にたとえると、文芸春秋と東洋経済とファミ通とアニメージュと人民日報が一緒になったくらい統一感がない」と指摘されてますが、自分でもそう思います。と言ってもジャンルを統一してしまうと記事書くモチベーションが上がらないため、自分としてはこの統一感のないスタイルを貫こうと考えてます。

4 件のコメント:

上海忍者 さんのコメント...

キミは相撲が好きやけど、相撲をできますか?

すいか さんのコメント...

八、もういいや に笑ってしまいました。
わたしでいったら、二(日本のみ)と六かなぁ~でも、周りに語れる人がいないです(笑)。
他のことも、陽月秘話では分かるように解説してくださるので、楽しく読んでいますし、知らないことをちょこっとでもかじれた気になります。

花園祐 さんのコメント...

 そんなに技練習したことないから多分相撲は取れない。

花園祐 さんのコメント...

 自分もまわりに同じ趣味の人間が少なく、歴史などはまだ話せる人もいますが、相撲と毛沢東主義となると全くと言ってもいません。相撲は学生時代に一人だけ同級生に好角家がいて、二人でよく盛り上がってましたが。