2014年7月2日水曜日

習近平の支持率

 今日おっさんが一人でやっている汚い売店でバナナを買おうとして5本くれって言ったら、何故かおっさん8本切ってそのまま売ってきました。ただ10.6元の所を端数切って10元にしてきたのでまぁいいやと思いそのまま買いましたが、家についてよくよく見ると結構痛んでて、在庫処分とばかりにまとめて買わされたのかなと思えてきました。おっさんにしてやられましたが、店内で放し飼いにしている子猫に免じて水に流すことにします。今日、子猫に指噛まれたけど。
 
 話は本題に入りますが、中国では日本と違って世論調査というか支持率調査といった類のアンケートは一切行われません。なので今月の共産党の支持率はなんて語られることはまずないのですが、ここだけの話として習近平総書記に対する中国人の支持率は相当高いように思えます。言ってしまえば前任の胡錦濤などよりも明らかに支持されており、この辺を日本の報道はうまくつかみ切れていないと現地に来てみて率直に感じました。
 
 習近平とくると恐らく大抵の日本人からしたら尖閣諸島や南沙諸島でやけにごり押ししてくる印象が強いだけに、どっちかっていうと信頼できる人間というよりは横暴なタイプに見え、どことなく見かけもジャイアンに似てるように思えるから腹の中で「ジャイアン近平」なんて呼ぶ人も私以外にいるかもしれません。そんな習近平を何故中国国民は支持するのか、外交で強気の態度に出ているからかと思われるかもしれませんがむしろ彼が評価されているのは内政で、それも汚職撲滅に熱心だと見られているからです。
 
 知ってる方には早いですが一昨日、人民解放軍の元ナンバー2の徐才厚が収賄などの容疑によって中国共産党の党籍を剥奪されました。卑近な例で申し訳ないのですが今の会社の中国人同僚などは朝挨拶をするやこの事件を持ち出し、「習近平はよくやった」とえらく褒め称え、やや興奮した面持ちでした。
 今回の徐才厚を始め、習近平が総書記に就任してからというものの汚職事件での逮捕者はどんどん増えており、しかもこれまでなら絶対に捜査が行き届くはずがないと思われるほどの大物が次々と捕まっております。個人的に一番私のツボにはまったのは中国の環境局の局長で、なんと自宅から一億元(約17億円)が見つかり、余りの金額であったことから捜査の際、札束の枚数を数える機械が途中で4台も壊れるという中国ならではのスケールの大きい汚職をやってました。
 
 日本人からしたら想像できないことでしょうが、中国では本当に汚職が溢れていてどこの日系企業も少なくない金額を有力者に賄賂として渡しています。ただ中国人としてもこのような賄賂天国はよくない、もとい公務員など役人が見ていて腹立つくらい羨ましいということもあって汚職が蔓延する社会は改善させるべきだと自覚してはいるものの、上層部が率先して汚職をやらかすこともあってこれまで目立った進展はありませんでした。
 そんな中、習近平は私から見ても驚くくらい汚職対策には取り組んでおり、またそれを大きく宣伝していることもあって現時点での中国人からの支持度は相当な高さに来ていると感じます。それだけ支持されているからこそ、外交に関しても国内からは特に何も言われないのかもしれません。まぁ中国外交は支持度とはあんま関係なく昔から強引ですが。
 
 私がここで言いたいこととしては、中国国内での政権への支持度を無視して日本が対中戦略を立てるのはちょっと甘い、というより無頓着過ぎないかということです。更に言えば、韓国は国内からの不満に対し問題解決に取り組むことで和らげるのではなく、外に憎悪を向けさせて政権への批判をかわすような手法を取りがちですが、以前の中国もこれと同じような傾向がありました。しかし今の習近平政権は高まる不満に対してきちんと問題解決の姿勢を示すことで着実に支持を広げており、私個人としてみるならばちょっと手ごわい相手だという気持ちを覚えます。

2 件のコメント:

  1. キミも習近平を支持していますか?因みに、キミはbananaがホンマに好きやねん!

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    1.  俺の評価だと難しいな。まぁ日本に対して歴史を直視しろというのなら、そっちも振り返った方がいいよとは思うけど。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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