2015年3月17日火曜日

美濃加茂市長の裁判での検察控訴について

 既にこのブログで何度も取り上げている美濃加茂市の藤井市長に対して収賄容疑で起こされた裁判ですが、私の意見通りというか希望通りというべきか、第一審では市長側の主張が認められ無罪判決が下りました。ただこれは第一審であって果たして第二審はどうなるのか、通常なら検察は控訴するがこんな証拠もほとんどなくいい加減な捜査で本気で控訴する気あるのかと考えてましたが、どうやら検察は自分の想像以上の存在だったようです。

「市長ははめられたんだ!」潔白を信じた市民…異例ずくめの汚職事件 〝青年市長〟無罪判決(産経新聞、これまでのまとめ)
美濃加茂市汚職:市長の無罪判決不服で名古屋地検が控訴へ(毎日新聞、控訴について)

 上記の毎日新聞の報道によると検察は判決を不服として控訴し、二審へと挑むつもりのようです。既に美濃加茂市議会は検察に対し、裁判が続けば市政の停滞を招くとして控訴を断念するよう求める決議を採択しましたがどうやらこれをガン無視する模様です。
 もちろん決議なので法的拘束力はありませんが、そもそも決議以前にこれまでの裁判過程から何をどうやって控訴しようっていうのか理解に苦しむ点が多いです。一言で書けば、この裁判では証拠は存在せず贈賄したという怪しいおっさんの妙な供述しか根拠はなく、第一審ではそれが根本から信用できないとされたのですからほかに新証拠がない限りはひっくり返しようがないでしょう。

 私の意見をここで書くと、やはりこれまでの裁判経過を見ていてもこの裁判、というよりは事件は検察が中心となって捏造されたもので、これは汚職事件ではなく疑獄事件ではないのかというのが偽らざる真情です。むしろ今議論すべきなのは検察、もしくは愛知県警の誰がこの事件を捏造し、無実の罪に藤井市長を追い落とそうとしたか、いわば事件の黒幕を捜すべき時期ではないかと思えます。
 しかしそうは言うものの、じゃあ誰がその黒幕を捜すのかとなると若干不安がもたげます。まず身内の検察や愛知県警は全く信用ならないし、ならばと特捜が出てきてもこいつらも内部不祥事の隠蔽など御手のもんなだけに大概です。現実問題として、捜査機関の不正を捜査する組織がないというのは現代日本における大きな課題だと思います。

 隠蔽事件も冤罪事件も続々と明るみに出ているものの処分に関しては結構しょうもなかったりすることが多く、神奈川県警や大阪府警もこれだけやっても免職にならないのかと呆れる例が多数あります。それこそ内閣直属、もしくは法務省直属の独立した「捜査機関を監視・捜査する組織」こそが今必要ではないかと考えています。もっとも、こんなこと言うのも自分一人だけだろうなぁ。

 最後にこの検察の控訴について、中日新聞の記事中に癇に障る一文が入っていました。それはどこかというとリンク先の記事末尾にあるインタビュー引用文で、

「同市太田町の商店主の男性(73)は『グレーなつながりを持っていたと分かった時点で、泥仕合になると思っていた。検察・警察にもメンツがあるから、控訴は仕方がない』と話した。」

 この引用文にある「グレーなつながり」ってなんやねんというのが私の疑問です。藤井市長は裁判で汚職の疑いのある行為はしていないと認められており、また贈賄をしたと主張する謎のおっさんと親密に交際していたわけでもありません。にもかかわらずさも市長に疑われても仕方ない要素があったかのように見せるこのインタビューをわざわざ引用する当たり、中日新聞の態度というか腹積もりが透けて見えます。この会社は私が目の敵にしているのもありますが、目の敵にする理由は決して私憤からだけではないというのを理解いただければという言い訳を書いて今日は筆を止めます。

4 件のコメント:

  1. 実に本質をついています!
    我々の言いたいことをずばずば述べて感激します。

    検察の捏造と黒幕については、ご指摘通りだと思います。
    中日新聞については、今までの検察寄りだった報道姿勢が、判決後検察批判へと大きく鞍替えしたものの、私も当時この記載を見て引っ掛かり、その報道姿勢が一過性のもので、また地元癒着の検察寄りにもどるのでは?!との懸念を感じました。杞憂に終わればよいですが!
    なお、岐阜新聞は判決後の報道姿勢もそれまでと基本的には変わっていませんので、こちらも要注意です。
    (美濃加茂市民)

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    1.  お褒めの言葉、ありがとうございます(=゚ω゚)ノ
       中日新聞は個人的にも借りがあるというのもありますが、この書き方は一読して強い違和感を覚えました。岐阜新聞も一応このニュースでは読んでいますが、今のところはここまで目立った書き方はしていませんね。
       恐らく、この事件はかなり大規模な疑獄事件に発展すると思います。検察は何故引かないのかとよく議論されていますが、むしろ追い詰められて引くに引けなくなっているのは検察の方でしょう。逆を言えば将来事件が大きく発展するのを見越して、記録を残すため、あと後からごっそりアクセス数を稼ごうという腹積もりで一連の記事を書いてます。

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  2. お久しぶりです。

    花園さんの記事コメントこそしていませんが、すべて読んでおります。

    この件については、僕も地元が近いので気になっていたのですが、控訴するとは思いませんでしたね。若き市長の心労がいかなるものか心配です。

    日本には、警察を監視する機関が無いとおっしゃってますが、他国にはあるのでしょうか?

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    1.  実は密かに岐阜県の地図を取り寄せてみてたけど、確かにサカタさんの地元と美濃加茂ってめっちゃ近いよね。
       それで質問の件だけど、警察を監視する機関は少なくとも中国にはないね。むしろ警察自体が準軍隊的なところがあるし。ほかの国はどうかとなると案外日本と同じでどこもないような気がするけど、例外といえるのはやはりアメリカだと思う。
       あそこは州ごとに州警察があり、州を跨ぐ捜査機関としてFBIがある。また諜報機関としてCIAもおり、FBIがCIAの裏切り者を捕まえることもあればその逆もあったりする。更にはNSA(国家安全保障局)という国防総省直轄のまた別の諜報機関があって、足を引っ張り合うこともあるが丁度たすき掛けの様に複数の組織が入り交じっている。伊達に世界最強を誇るだけでなく、やはり組織としてみてもあの国は別格のように自分は見ている。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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