今日のお昼は先日偶然見つけたインドカレー屋でカレー喰っていました。わざわざJBpressのプロフィールにも書くくらいカレーは好きで、記者時代はお昼はカレーかサンドイッチの二択で、カレーなら週三日でも耐えられる自信があります。
それで今日食べてきたカレー屋ですが、インド人(もしかしたらパキスタン人かもしれませんが)がやっているだけあってしっかりしたカレーで個人的には大満足でした。っていうかお店のインド人らしき人がめっちゃ日本語流暢だったので最初面食らいましたが。
店内には私のほかには日本人親子と、あとから中国人の親子も入ってきましたが、「辛さとか調整してくれるけど、中国人に個々のカレーは大丈夫かな?」と実は少し心配していました。というのも中国では、日本の一般的な水準と比べて甘口のカレーが非常に好まれ、辛口のカレーともなるとほとんど食べられていないという現状があるからです。
ココイチなんかだとクローンかと思うくらい日本とそのまんまの味を中国でも出してくるので3辛でも結構辛いテイストですが、すき家なんかだと中国では甘口のカレーしか出さず、食べに行くと私からすれば辛さの面でやや不満を感じる味となっています。なお日本にいた頃の私の味覚は自宅でカレーを作る際は辛口、外食で食べる際は中辛を選んでいました。激辛だとNGですが割と辛めの味を好みます。
すき家に限らず中国でカレーを提供するお店は基本、甘口がベースです。またスーパーなどではレトルトカレーも売っていますが置いてある味付けは甘口ばかりで、中辛すらここ最近だと目にしなくなってきました。こうした状況と根拠から、ことカレーに関しては中国人は辛さが苦手だと言ってほぼ間違いありません。
ただこれの何が不思議かって、中国人は中華料理だと激辛の料理を非常に好む点です。なんで自分とこの普段の料理で散々激辛料理を食べてるくせして、カレーの辛さが苦手なのかが非常に不思議だったりします。
ちょっとメタな話をすると、そもそも人間の味覚に「辛い」という感覚はないそうで、辛いと感じるのは舌からしたら「痛い」という痛覚を発しているとのことで、全身で例えるなら鞭を打たれながら「気持ちいい」というような具合で辛いという感覚を脳は堪能しているとのことです。
基本、味覚というのは年齢を経るにつれてどんどん鈍感になっていく感覚で、子供が辛い味を敬遠するのは感覚が鋭敏なだけに痛みの刺激に耐えられないからです。逆に味覚が鈍感になった大人からすれば普段の料理では刺激が物足りず、激しい刺激を求めて辛い味を求めてくるようになるわけで、子供の頃は食べられなかった辛い食べ物を大人になってから食べるというメカニズムが生まれることとなるわけです。
こうした過程を踏まえると、ますますもって中国人が辛いカレーに耐えられないというのがよくわかんないです。四川料理とかでめちゃくちゃ辛い物を食べてるくせになんでカレーは甘口なんだよ、何がどう違うんだよと今すっごい気になっています。ただ単にカレーにまだ食べ慣れていないだけなのかもしれませんが、今度この方面でもインタビューして別に記事書こうかな。
2 件のコメント:
スパイスの種類が違うので、辛さの質も違うんだろうなとは思いますが、同じく辛いのが好きな韓国人は辛いカレーも食べるみたいですね。
カレーがどのような形で中国に入ってきたのかというのも関わってそうなので、記事に期待してます。
先にネタバレすると、ハウス食品の努力の賜物ですね。中国の学校現場への給食などでカレーを推して、普及に成功させたそうです。
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