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2018年6月7日木曜日

社員人生を支えるITリテラシー

ランキング(イータイピング)

 私ほど日がな一日中キーボードを叩いている人間は少ないと断言できますが、このところ誤字は前から多いけどミスタイプの頻度が異常に上がっていて、既に必要十分な実力を身に着けているから不要だと思っていたタイピングについて練習サイトへ通うようになりました。久々に集中して叩いているとそこはかとなく感覚が良くなるように思え、またサイトの診断で右手の中指、薬指にミスタイプが多いと指摘されて結構新鮮な発見がありました。
 なおランキングは現在143位に入っています。上には上がいる者です。
 あと右手にミスタイプが多いと指摘されて初めて気が付きましたが、右手よりも左手の方が繊細に動かせます。もちろん私は右利きですが、事指先に限れば左手の方が非常に機微な動作を行えるし感覚も鋭いです。一体何故なんだ?

 以上のようにキーボードの速さに関してはそこそこ自信があったのですが、そんな自信があるわけでもないのにやたらと周りに頼られるのは実はExcelの技術だったりします。そんな大したレベルではないと自覚しているのですが、細かいセルの処理とか表現方法、あとグラフや関数とか作るのに割かし手慣れていることからか、基本どの職場に行ってもエクセル関連の質問やトラブルは自分に寄せられます。最初に入った会社に至っては、別の事務所からわざわざ電話がかかってきて対応したこともありましたし。
 ただ、こうしたエクセルの知識なり経験が地味に、私の会社員人生を支えているような気もします。他に大した能も持っているわけではないですが、地味にこういったオフィスで目立たないけど頻繁によく使う作業の能力があると役立つことも多く、実際これで周りの信頼を勝ち取っているところがあります。

 その上で言うと、就活中の学生なんかはやはりワード、エクセルの一般的な処理について早いうちから学んでおくといいと思います。あまり目立ったアピールになりませんが入社後はこれらのスキルは即戦力的に役立つし、作業速度が早ければ早いほど周囲も評価してくれると思います。
 こういうと参照関数とかマクロとかできるレベルを目指すべきなどという意見がよく出てきますが、そこまでいかずともフォントの使い分けやセル内の改行、枠線処理などの基本的な処理方法だけでも十分だと私は思います。実際、よく聞かれるのはこの辺だし。

 なお私のエクセルの最高傑作は、海外拠点情報サイトの編集に使うマクロを組んだファイルです。具体的には拠点一覧表の一部をコピーして貼り付けるだけで自動ですべてのHTMLをくみ上げるので、あとは目立つボタンをクリックするだけでコピーでき、それをサイトの投稿ページに貼りつけるだけで一ページできるようになっています。やっぱりこういうものを早いうちに作らせると自分でしくみとか考えるので、若手社員がいるなら「こういうエクセル作れ!」と言ってみるのも手かもしれません。

4 件のコメント:

片倉(焼くとタイプ) さんのコメント...

未だにエクセルすらまともに使えない企業や役所が多くて閉口します。日本人向けにしか使用
しない書式にも関わらず、入力規則で『日本語入力オン』になっていない書式は多いです。
そのような書式では2~3文字入力した後でアルファベットが入力されているのに気付き、
文字を削除してから入力文字を切り替えるという手間がかかって面倒です。 

花園祐 さんのコメント...

 私が係る範囲だと、統計庁のエクセルデータとかなんとかならないかなとよく思います。ただでさえ見づらい上に加工もしづらく、あんなテンプレでいいと思ってる時点でいろいろ終わっています。真面目に、国家統計は中国の方がよく整理されていて、調べ物とかよくはかどります。

まっちぼう さんのコメント...

利用させる気持ちがないのでしょうか。
陰謀論みたいにおもってしまいます。
ビックデータだー、統計データだーっていう流れに乗ってくれるとありがたいと思います。

花園祐 さんのコメント...

 その辺は片倉(焼くとタイプ)さんの言う通り、官公庁のメディアリテラシーが低すぎることが要因でしょうね。統計庁のデータなんて、見やすさを完全に無視した上で使いづらさも相当なある意味でハイレベルなデータとなっており、この状態がおかしいということに気が付けないという時点で、人材の不足を感じてしまいます。