2018年9月27日木曜日

中国報道に関する偏見

いつの間にか空が青いんだけど本当にここは中国?(JBpress)

 最初でこそ恥ずかしいような誇らしいような自分の書いた記事へのリンク付けですが、今じゃ何とも思わなくなり他人事みたいな感じでリンクつけるようになりました。著作権としては自分にあるんだし、もっと偉そうにしてもいい気もするし。

 さて今回出した記事ですが、実は書き上げたのは一ヶ月以上前で、他の記事を優先して出していたことから掲載が先延ばしにされてました。なので今日掲載されることもすっかり忘れてて、MSN「中国の青空……」っていう見出しのリンク見てなんやろと思って開けたら自分の記事が開き、「あっ、今日掲載やったか」とそこで気が付きました。
 この記事はその前の自動車関連記事で精魂尽き果てていたこともあり、「なるべく楽で、手軽に、日本人の関心ある話題」ということでPM2.5で行くことにして、青空の写真さえあればそれだけで記事が成り立つだろうと、如何に手抜きするかという目的で書いたものです。実際、書き上げるのはすっごい楽でした。

 ただそのまま書いても芸がないと思ったので、記事中にも触れていますが北京市環境保護局のデータは作為、つまりデータを弄ってる可能性があると一応釘を刺すことにしました。何気にこの記事の裏テーマとしては、どのようなデータだと改竄の可能性があるのかという見分けどころで、具体的には、「グラフにしたら振幅が激しくなる」、「目標値ギリギリ越え」の二点です。今回のケースは小数点第一位の切り上げというわかりやすいことやってくれているのもあって、説得力もつくためわざわざ触れました。でもって文字数的にもちょうどいい塩梅となったし。

 そんなわけでそこまで思い入れがあるわけでもなく、「ああでたの……」って感じで他の記事と比べても高揚感とかも少なかったのですが、ヤフコメ見てるとこっちが意外に思うくらい、「確かにこのところ空気きれいになってる」という、中国に来たことある人たちのコメントが多く乗ってました。
 一方で使った写真について「合成だ」とか、「天気のいい日を狙ったに違いない」などという予想していたコメントも多く見え、例の如く私への人格批判もいつも通り見えました。

 ただ今回はやっぱいつもと違うのは、直接現場を見ているか否かというポイントがあり、中国に来たこともないのに記事内容を激しく否定するコメントには逆に辛辣なコメントが付けられてて、なんかいつもとちゃうなと感じました。特に面白かったのは下のコメントです。


fac*****

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たまたま空気が綺麗な日に撮っただけだと思う。
PM2.5の情報を見てれば子供でも騙されないはず。
実際、今年の7~8月頃にも空が異常にどんよりして夕焼けがぜんぜん赤くならないという、PM2.5特有の空の日が何度かあって、情報で確かめたらやっぱり日本まで来てる日だった。
最近あまりニュースにならなくなりましたが、皆さんちゃんと情報見ないといけませんよ。

 読めばわかる通りに実際に現場は一切見ておらず、妄想をベースに「情報で確かめたらやっぱり日本まで来てる日だった。」と言い切ってます。このコメントについてはたくさん返信が付けられており、

>旅行でいったけど、日本と変わらなかった。
>妄想で結論を言うやつで失笑
>先入観に囚われただけの人。自分の目で見てきて下さい
>もし仮に改善されていなかったとしても、今年は高気圧が異常に居座っていたから、日本にはあまり影響が無かったと思うのだが。九州人としての感想だけど。
>主さんの頭の中には、中国は5年前、いや10年前のイメージだった?

 という具合に、他のコメントと比してもなんかやたらフルボッコに叩かれてました。まぁ叩かれても仕方ない内容だと私も思いますが。これに限らなくてもなんか私の記事内容を否定するためにあれこれ理由つけたりする人が多いですが、ケチを付けようとするあまり文意、下手すりゃ単語レベルで読み間違えを犯したり、記事内容とは関係ない内容を引っ張り出したり、とにかく私の人格を批判したりなど、こうしたコメントにはなんかひたすらに必死な様子が見られ、最近は滑稽に見えるようになりました。
 真面目に否定しなければ息できないくらいの必死さで、ちょっと言い過ぎかもしれませんがなんかそんな劣等感抱えながら生きてて楽しいのという風にすら見えてきます。

 まぁそうした必死なコメントはどうでもいいのですが、実は今回のヤフコメの中で一目で心が大きく動いたものがありました。そのコメントは以下のものです。


素振りをする素振り

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中国関連の記事は親中の筆者の印象操作か反中の筆者の印象操作かどちらかに見られちゃうからね
そう見られちゃうと記事として意味をなさなくなる

この記事も

主観的な事実
データ提示
データの信憑性への懐疑
立場表明

という注意深い段階を踏んで読後にバイアス無しに「中国もまあまあ改善してるんだな」という感想が残るように計算されてる
改善されてるのは実態に近いと思うけどね

 誇張ではなく、我が意を得たりと思うコメントでした。
 実際にこのコメントの通りに私は今回の記事で自分の主観。指標データ、データの信頼性、改めての結論、という四段階で記事を構成しており、主観を交えつつも客観的に状況を見た上で、読者に読後の判断や感想を委ねる内容を目指して書いていました。しかしこれだけ慎重な構成をしながらも上記コメントのように変な妄想する人も見られ、その点についてこのコメント主さんの書かれている通り、中国関連記事はどうしても親中、反中の印象操作と受け取られてしまう傾向があります。

 はっきり書くと、どれだけ客観的なデータで事実を示したとしてもデータの捏造や改竄を疑われ、主観が入り過ぎないように中立的な姿勢を強調したら中国を侮蔑していると言われ、どうあがいても中国報道は二律背反的に双方から批判を受けやすいです
 無論、こうした見方をするのは少数派で、厳しい言い方をすれば事実や現実よりも空想の方を信じる輩です。何故こう断言できるのかというと、こうした輩は反証データを出さない、データを出すにしても割とお門違いなものを出してくるからです。今回の記事だって、しっかりデータを追えば反証することは可能なのに、誰一人そのデータに到達できていません。これだと折角脇を空けてあげた私の立場がないってもんでしょう。

 話は戻りますが、普段こうして中国関連の報道に立つ私からして上記のコメントは自分が常日頃感じていることを実に的確に言い表しており、また今回の記事構成と狙いについても完璧に言い当てており、これほどまで理解してくれて素直に感動を受けました。真面目にこのコメント主さんにはラーメン一杯くらいおごってあげたいと思うくらい感謝しています。
 最初にも書いた通りに今回の記事はそれほど思い入れのない記事でした、上記コメントを得られただけでも書いた甲斐がありました。

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