今日ようやく西武が優勝を決めましたが、シーズン終盤とあって個人タイトル争いも激しくなっています。中でもセリーグのホームラン王の座は広島の丸選手と横浜の筒香選手のデッドヒートが激しく毎日楽しみにしながら眺めています。
贔屓にチームについてですが、私自身は千葉県出身で尚且つ通っていた学校が千葉ロッテのホーム球場がある幕張市内にあったのですが、実のところあんまロッテは好きじゃなくパリーグならソフトバンクと、最近パワプロで使っていて好きになってきたオリックスを贔屓にしてます。ここだけの話、どうせ平日夜の試合なんてガラガラなんだから、ファン層拡大のために地元の中高生を無料で招待すりゃいいってのに。
そんなロッテなためあんま試合とか選手についてもチェックしていないのですが、実は一人だけ注目している人がいます。
・荻野貴司(ニコニコ大百科)
このロッテの荻野選手をなんで注目しているのかというと、ルーキーイヤーの活躍が目に焼き付いたからです。とにもかくにも異常に足が速く、内野安打やセーフティバントはお手の物、塁に出れば高い確率で盗塁を決め、シーズンも序盤ながら物凄い盗塁数を記録してこりゃ盗塁王も間違いなしだと当時思っていました。
……思っていました。
結論を言えば取れませんでした。何故かというとシーズン途中で怪我して試合に出なくなったからです。しかもこのパターン、一年目だけじゃなくその後も毎年で、春先に活躍したかと思えば夏になる前にはいなくなることからついたあだ名は「幕張の風」で、上記リンク先でも「千葉に球春を告げる妖精ではないかと言われている」とまで書かれています。あながち、間違っていない。
・荻野貴選手の検査結果について(千葉ロッテマリーンズ)
今年も例によって七月に戦線を離脱しています。
ポテンシャルに関しては間違いなく一級品なのですがほぼ毎年例外なくどこかしら怪我して、しかも骨折など手術を伴うなどかなりの重症レベルの怪我を追い、満足にシーズンを出場し続けることがほとんどありません。2017年に限っては102試合出場しているのですが、その翌年の今年が上記の通りですし……。
かつて横浜には「多村仁」という、写真撮影中にジャンプして捻挫、握手のし過ぎで炎症、ヒットで塁に出た後で謎の発熱によって交代など訳の分からないレベルで怪我が多くその虚弱体質ぶりから「スペランカー」と呼ばれた名選手がいましたが、この荻野選手も早くも「二代目スペランカー」という異名が付き始めています。
逆を言えばそれだけ高いポテンシャルを秘めていると認められていることであり、私としてもぜひともシーズンを万全に全うして個人記録などを樹立してもらいたいと祈っています。
ちょっと本題とずれるかもしれませんが、先日引退を発表するとともに1000試合出場を達成した中日の岩瀬選手ですが、ストッパーとして間違いなく一級レベルの実力者であることは間違いないものの、瞬間風速的なストッパーとしての凄みであれば私の中ではかつての大魔神佐々木や、阪神の藤川投手、西武時代の豊田元選手らの方が、ボールに全くバットが触れないという点で上あったと記憶します。
しかし岩瀬選手の場合、怪我らしい怪我もせず長年にかけてたくさんの試合数に登板し、恐ろしい成績を上げていきました。ことストッパーという意味では間違いなく現時点で岩瀬選手が日本プロ野球史上ナンバーワンと言えますが、それはやはり怪我せず万全の状態で出場し続けたからこその勲章でしょう。はっきり言って中日は全球団の中で最も嫌いな球団ですが、岩瀬選手の功績については何も文句なく、素直に偉大だと感じる次第です。
っていうか背番号が「13」だから「死神」っていうあだ名が妙にツボにはまってますが。
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