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2018年10月10日水曜日

中国の滞在歴

 以前にも書いたかもしれませんが、現在いる会社の所属期間が2年半を超え、現在も私の中で過去最高記録を更新し続けています。逆を言えばこれまでどの会社でも2年半以上持ったことがなく、ほぼ実質2年ごとに転職を繰り返してきていました。
 ただそんな企業在職歴以上に長くなってきているのは、見出しにも掲げた中国の滞在歴です。多少出入りしていますが表にまとめると以下のようになります。

・2005~2006年(1年間、北京留学)
・2011~2013年(2年間、新聞社)
・2014~2015年(2年間、プレス工場)
・2016~現在(もうすぐ3年間、現在の会社)

 見ての通りで、合計では8年間という計算になります。長い人生とは言え8年も中国、しかも上海市に至ってはもう5年くらいほぼ同じところに住んでいるというのは我ながらびっくりです。現実に行く先々で滞在歴を聞かれて「7年以上」と答えると、「もうベテランですね」という答えが返ってきます。
 これまた以前にも書きましたが、中国での暮らしはかつてと比べるとネット環境も整備され、また電子書籍で日本の漫画も買えればPSVitaもダウンロード購入できるようになり、何でもかんでも便利になっています。また都市環境においても、上海市の地下鉄はどんどん新しい路線が出来て、スマホ決済も普及するなどして利便性は増し続けており、また日系スーパーもどんどん出てきていて食材の購入面でも困ることはほぼなくなりました。キッコーマンの醤油はややレアだけど。

 単純に古い中国も見ているということも大きいですが、私にとっては今の中国の暮らしは非常に便利になって不便さを感じることはほぼほぼなくなってきています。そういうこともあるためか、日本に帰国しようとか隠遁しようという気はまだ起きていません。第一、日本人は私に仕事くれないだろうし。
 それでもたまに、最近だと年3回のペースで日本に一時帰国していますが、滞在日数が以前は休みの取れる限界一杯まで設定していたものの、このところは休日がまだあってもやや短く切り上げて中国に戻ることが増えています。理由は何故かというと、滞在すればするほど宿泊費などの滞在費がかかることと、日本にいてやることがなくなってきているからです。

 逆に今思えば、新聞社にいた頃は職場の人手不足と激務から有休を申請するのも根回しが必要なくらいで(いない間のトップ記事を用意するとか)、それでも取れる休日は1日くらいでした。有休制度はもちろん中国にはありますが、あの会社に限っては使用することは暗黙のうちに禁じられていました。まぁ私としても別に文句なかったですが。
 ただそれだけ貴重な休みなだけに、日本帰国時は土日と合わせて実質3日間、限られているとはいえやることがたくさんありました。それはそれで有意義に過ごせたし帰国するという行為にそこそこ至福を感じてましたが、今のように一杯休みが取れるようになるとかえってあの幸福が感じられないというは皮肉なものです。

 ってわけで、これから上海の空港に移動して深夜便で日本に一時帰国です。最近は上海とつなぐ便が増えたんで航空券も安くなってる上、時間も深夜とか選べてほんと便利になったもんです。
 それでも「今度上海に遊びに行くよ」と言ってた友人は、その言葉を発してから2年以上経つのに一度も来てませんが。

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