結論から言うと、これまで全く想定していなかったけど、案外自民が公明党を切って、維新の会と連立組むシナリオも今後は選択肢に入れていく必要があるのではと考えています。それにしても昨日は13日だったけど、正直「13日の金曜日」より「13日の月曜日」の方が恐怖感増す気がする。
自民と維新の連立について最初に疑ったのは上の記事を見てからでした。出したメディアは当初は気にしてませんでしたが読売ですし、かつてナベツネが橋下氏のことを「ヒトラーのようだ」とお前がゆうな的なコメントをしたメディアがこういう記事を書く日も来るものだと思います。
ただ上の控室共用の話の時点ではまだそんな気にするほどでもなかったのですが、昨日も書いた通りに例の十万円給付で岸田首相が、当初の謎のクーポン案を放り投げて全額現金給付を容認する姿勢を見せたのを見て、「ああ公明切るつもりなのか」と感じました。
一体何故かと言うと、昨日にも書いていますが何故クーポン案にこだわったのかと言うと、まず間違いなく中抜きをやるためでしょう。なんか馬鹿などっかのメディアがクーポンにする理由を「現金だとそのまま貯蓄に回るから」と書いてましたが、地域振興券の時のデータ(配ったクーポンの分だけ貯蓄に回った)すら忘れる奴が出る時代になったのかとちょっと思いました。
13日の月曜日に妙に仕事張り切ったせいか今日はガチ疲れてて話が頭文字Dのバトル並みに二転三転していますが、先ほど言った通りにクーポンにするのは中抜きをするためで、でもってその主力中抜き業者はこのクーポン案に異常なほどこだわる公明党(創価学会)系の業者じゃないかと私は見ています。彼らとしては前回選挙で費消した選挙資金を補充し、来年の参院選に臨むためにも、かなり譲れない点だったんじゃないかと言う気がします。
何気に先週あたりから、この十万円給付に関して公明党関係者の声がほとんど聞かれなくなったのも密かに気になっています。
話は今度は自民党目線に移りますが、世間の批判も多いこのクーポン案をなんで飲んだのかと言うと、連立を組む公明党の選挙協力が必要とされてきたからです。何気に公明党との連立は小渕政権に始まってますからかれこれ二十年くらい続いているものの、その選挙協力の効果はこの間、確実に落ちてきているでしょう。
先の選挙もそうでしたが、このところがっちりとした支持団体の組織票が弱くなる一方、選挙ごとに立場を変える無党派層の投票が決勝を左右する選挙結果が増えてきているような気がします。これは無党派層が投票するようになったかというよりは、組織票の票数が減ってきていることが原因じゃないかと思います。こうした傾向の煽りを受けてか、公明党の選挙協力も前ほどの威力を見せなくなってきている気がします。
その上で、前回選挙では関西地方で維新の会が連戦連勝を重ねた結果が大きく取り上げられましたが、この結果を見て、改憲方針を始め思想的にも近い維新の会との乗り換えを考えない自民党員はいないでしょう。またうるさいことは言わないけど、今後も付き合っていくべきかで公明党との距離感がなんか遠くなっている気がします。
こうした過去の積み重ね、そして今回のクーポン案の実質的な放棄を見て、案外自民党は公明党を切って維新と組む可能性も出て来たんじゃないかなと思えてきました。もっとも一番可能性があるのは、公明党とは連立を維持したまま、維新の会が連立に加わるというシナリオでしょう。この場合、公明党が逆に自民と手を切って維新とのコンビで打倒自民に動くシナリオも後々の選択肢に入ってきます。
最後にどうでもいいネタとして、もはや消滅状態にある社民党の元支持層は今どこを応援してんのかなと気になりました。関西地方は案外そのまま維新の会が吸収したのではないかと思いますが。
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