今日の友人との食事で、上のニュースについて日本のメディアが報じている内容とは異なる背景を教えてもらったので、備忘録代わりに書いておきます。本当はもう寒いからブログなんて書かずに寝たいのに。
絶賛開催中の北京冬季五輪ですが、米国育ちながら2018年に中国に帰化して代表となった中国女子フィギュア選手の朱易選手ですが、今中国から大バッシングを受けています。その理由というのもフィギュアのSP、フリーともに転倒し、順位も最下位だったことがきっかけですが、これについて日系メディアは、
・帰化して他の選手から代表の座を奪ったのにこの体たらく
・そもそも実力がないのに代表になったのでは親のコネではないのか疑惑
・中国語も話せないのに代表だなんておかしい(実際は話せるよう)
このような理由から彼女が叩かれていると報じられています。
こんな感じで日本でも話題になっているよと中国人の友人に話したところ、「ちょっと違う」と言われました。どういうことかと聞くと、「彼女が叩かれているのは気持ちを立て直さなかったからだ」と教えられました。
友人によると、SPで転倒して駄目だったのはまだ許せても、そのまま気持ちを引きずったままフリーでも目に見えて覇気のない演技を見せたことが主な非難理由だそうです。これを聞いて私も、ナットなくこっちの方が真実なのではないかという気がしました。というのも、中国はどん底から這い上がる人間に対しては惜しみない称賛をするからです。
同じ女子フィギュアで、日本の浅田真央氏が現役時代にSPで同じく転倒して振るわない点数を叩き出したものの、続くフリーで会心の演技を見せた際、中国国内でも非常に話題となって彼女を称える声で溢れました。こんな感じで割と中国人は、失敗から立ち直る姿勢を非常に重視する傾向があるのは間違いありません。
それが今回の朱易選手の例では、SPの失敗を思いっきりフリーにまで引きずったというのが目に見えてわかるほどだったようで、その点が逆に中国人からすれば一番気に入らない要素だったというのが友人の言です。先の浅田氏の例を見ると割とそういう見方になるのではと思う要素があると私も思え、実際はどうだかわからないけど、少なくとも日系メディアでこうした見解は報じてないのでここに書いておくことにしました。
それにしても春節の休暇中はよく見えた視力が、勤務復帰直後からまた見え辛くて仕方ない状態に戻りました。休暇中はよく寝っ転がりながら長い時間ゲームしてたのに目はぐんぐんよくなったというか見えるようになっていったのに、自分の仕事がどれだけ目に良くないかがこの二日間ではっきりわかりました。
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