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2022年2月12日土曜日

賃貸の部屋に浴槽は必要か?

【悲報】若者の「新しい価値観」、貧困をごまかしてるだけだと批判されてしまう(ぶる速)

 上の記事でも触れられていますが、このところ「浴槽なし賃貸ルーム」の話題をよく見ます。
 確か最初に話題となったのは実際の物件で、浴槽がなく、シャワールームしか備え付けられていない部屋が取り上げられたのに対し、「空間の有効活用」、「賃料安くなるならいいかも」などと好意的に取り上げられていたのを観ました。上のまとめ記事で取り上げられている人はこうした好意的な反応に対しツイートしたようですが、多分、実際にそういう部屋に住んだことないからこういうこと言うんだろうなって気がします。

 では実際に浴槽がなくシャワールームだけの部屋に住んでいる人間はどう言うのかですが、中国ではまさにこうした形態が一般的な住宅で、私に至ってはかれこれ10年くらいそういう部屋で起居しています。そんな私に言わせると、広い部屋ならともかく、狭い部屋ならぶっちゃけ浴槽は邪魔でしかなく、ない方がむしろいいとはっきり思います。

 例えば一般的な安めのワンルームの部屋だと、バス・トイレが分かれておらず、浴槽から出てシャンプーとかしようものならトイレ周辺がびしょびしょになることは確実です。そのため私なんかは浴槽の中で石鹸やシャンプーを使って洗ってましたが、浴槽の構造的に足元は滑りやすく、且つシャワーカーテンに挟まれ自由に体を動かすこともできず、大学生の頃なんか一回滑って腰を強打したことあります。あんま痛くなかったけど。

 それに対し今のチャイナ部屋ですが、こちらもバス・トイレは分かれておらず同じ部屋の中にまとめて収納されていますが、トイレとの間は今日重曹でめちゃ綺麗にしたガラスの引き戸で区切られており、シャワー中にトイレに水滴が飛ぶことはまずありません。また浴槽と違って平面の床の上に直立することができ、両腕を自由に動かすこともできるので、単純に体を洗う上ではこっちのがずっと使いやすいです。

 とはいえ浴槽がないと風呂に浸かることが出来ないのが嫌だという人もいるでしょうが、私なんかそういう時は外の銭湯に入りに行ってました。銭湯の方が広いし、且つ浴槽を洗う手間も省け、ガス代や水代も考えるとこっちのが効率的かなとすら思います。こうした生活スタイルは、スーパー銭湯の増えてきた上海でもやっています。

 以上のような実体験を踏まえると、面積の限られた安い賃貸部屋であれば、無理して浴槽入れるくらいならシャワー1本に割り切った部屋の方がかえって住み心地はいいのではないかと思います。少なくとも、家賃などが同じ条件だったら私は迷わず浴槽なしを選びます。
 どうしても浴槽が欲しい場合は、少なくともバス・トイレが分離した部屋じゃないと嫌です。また分離していても、体洗うスペースが極端に狭い部屋も嫌です。だったらシャワーだけにして洗うスペースを広く取ってくれた方がありがたいです。

 ただ、浴槽なしでシャワーだけでいいとさっきから言っていますが、まさにそのようなシャワールームだけの部屋であったものの、マジ辛いと思った部屋が一つあります。もったいぶらずに言うとそれは香港にいた頃に会社に割り当てられた部屋で、そこも浴槽なしシャワーのみの部屋だったのですが、そのシャワールームは極端に狭かったです。具体的にはガラスで四方が覆われているのですが、電話ボックスよりもやや狭かった気がします。
 最初見た時、「こんな狭い空間に人間が入り込めるのか(;゚Д゚)」と思ったくらい狭かったのですが、試しに入ってみたら案外入ることができ、体も洗うことができて、人間って案外凄いんだなと当時思いました。でもさすがにあの狭さはもうあまり体験したくない。

2 件のコメント:

片倉(焼くとタイプ) さんのコメント...

私の場合は浴槽のある賃貸物件が必要です。 私の住んでいる北国は
冬季は特に寒くなります。。バイクに乗った後は比喩表現ではなく
本当に体の芯から冷えます。シャワーやストーブ程度の熱量では体
が温まらないので、浴槽にためた大量のお湯で強制的に体を温めて
います。 それに私の住んでいる所は県庁所在地の近くとはいえ
郊外なので、アパートもそこそこ広いので浴槽があっても大した
問題ではないですし

花園祐 さんのコメント...

 確かに寒い地域だと風呂ないときついでしょうね。ちなみに自分は真冬の深夜1時から2時まで外で寒さに耐えた後、アツアツの風呂に入ってもずっと震えが止まりませんでした。体が芯から冷えるってのはああいうことを言うんだと体感しました。