すっからかんなローソンの棚
上海市では現在、街を浦東と浦西、ちょうどど真ん中で東西に分けてのロックダウン真っ最中です。今週初めから浦東、つまり空港が海に近い東側でロックダウンが行われ、明後日4/1未明より入れ替わりで自分の住んでいる西側(浦西)でもロックダウンが始まります。
先週までの団地封鎖は直前に発表されてそのまま実施に移され、当初は2、3日だけという説明だったのにズルズルと引き延ばされて結局10日間も封鎖され続けました。そのせいで後半は自宅の食糧が尽きてリアルで焦る思いしました。それに比べると今回はちゃんと予告があり、日程も延びるかもしれませんが4/1から4/5までの4日間だと伝えられているため、前よりかはまだ準備期間もあったためまだ余裕が持てます。運動不足はさらにたたりそうですが。
あれっと思うくらいなかった
いった先は近くのローソンなのですが、ロックダウン直前ということもあり、上の二枚の写真のように棚からは商品が本当になくなっていました。パンの棚もすっからかんで菓子パンが本当にちょっとだけ残っている状態だったため、今度はファミマに行くことにしました
話を戻すと、ファミマはパン類は充実してましたが、即席めんは上の写真の様にすっからかんでした。逆を言えば、残っている即席めんは人気のない味なんでしょう。
やはり保存がきくこともあってか、ここにきて即席めんが昨日言ったスーパーでも欠品が目立つなど人気急上昇中です。自分も一応買ってありますが、どちらかというとうどんとかそばのが好き、っていうか中国の即席めんはあんま味を改良しておらず、古い銘柄がずっと売られ続けているためおいしくなくてあまり好きじゃないです。
以上の様にロックダウン前の上海はこんな具合であちこちで流通がおかしくなっている感じです。
なお今回このような事態になって思い出したのは、2011年の311の後、確か週刊文春のコラムで誰か書いていましたが、
「地震後にあちこちで食品を始め欠品が相次いだことについて政治家などが、買いだめする人間がいてけしからんなどと批判していたけど、実際にはみんな普段より、1割程度多めに買っていただけなのでは。ただその1割でも普段より需要が増すとこのように欠品が相次ぐのでは」
という内容のコラムを思い出しました。私も内心、当時の欠品背景は上記の指摘の通りで、ごく少数の人間の買いだめなんかより大半の人間が気持ちちょっとだけ多めに買うだけでも、このように市場から商品というのはすぐなくなるのではないかと思います。今の上海もある意味そんな感じというか、みんな一斉に買うからこうなっただけで、逆を言えば日常を維持し続けるというのは流通維持方面におけるリスクマネジメント的にも重要なんだなと思います。
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