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2022年3月30日水曜日

ロックダウン前で品切れが目立つ上海のコンビニ

すっからかんなローソンの棚

 上海市では現在、街を浦東と浦西、ちょうどど真ん中で東西に分けてのロックダウン真っ最中です。今週初めから浦東、つまり空港が海に近い東側でロックダウンが行われ、明後日4/1未明より入れ替わりで自分の住んでいる西側(浦西)でもロックダウンが始まります。

 先週までの団地封鎖は直前に発表されてそのまま実施に移され、当初は2、3日だけという説明だったのにズルズルと引き延ばされて結局10日間も封鎖され続けました。そのせいで後半は自宅の食糧が尽きてリアルで焦る思いしました。それに比べると今回はちゃんと予告があり、日程も延びるかもしれませんが4/1から4/5までの4日間だと伝えられているため、前よりかはまだ準備期間もあったためまだ余裕が持てます。運動不足はさらにたたりそうですが。

あれっと思うくらいなかった

 昨日の記事にも書きましたが、次の明後日からのロックダウンに備えて自分は昨日にスーパーへ買い出しに行っておきました。翌日に当たる今日はまた朝から夕方までひたすら自宅でリモートワークして、あまりの激務ぶりに今日初めて社内の人間に対して「てめぇ次あったら殺すぞ!」と口にするなど、後ろで野手にエラーされたピッチャーの如く激しく吠えていましたが、仕事終えた後はやや備蓄が少なくなっている食パンだけでも補給しておこうとコンビニへ買い物に出かけました。
 いった先は近くのローソンなのですが、ロックダウン直前ということもあり、上の二枚の写真のように棚からは商品が本当になくなっていました。パンの棚もすっからかんで菓子パンが本当にちょっとだけ残っている状態だったため、今度はファミマに行くことにしました

春の超熟祭り

 近くのファミマは大体7時ごろに商品が供給されるのでちょっと期待を込めていったところ、ロックダウン前に需要が高まると踏んでいたのか、こっちはたくさんパンが仕入れられており、目当ての食パンも無事に買うことが出来ました。
 なお自分は中国では、食パンは絶対焼かずに生で食べるという妙なマイルールを課しており、未だにこれを続けています。留学時代に寮にトースターなかったのがきっかけですが、何故こんなことを未だ続けているのか自分でも不思議です。なお電子レンジも今の部屋にはなく、部屋で食品を暖めることないです。

即席めんは売り切れ

 話を戻すと、ファミマはパン類は充実してましたが、即席めんは上の写真の様にすっからかんでした。逆を言えば、残っている即席めんは人気のない味なんでしょう。
 やはり保存がきくこともあってか、ここにきて即席めんが昨日言ったスーパーでも欠品が目立つなど人気急上昇中です。自分も一応買ってありますが、どちらかというとうどんとかそばのが好き、っていうか中国の即席めんはあんま味を改良しておらず、古い銘柄がずっと売られ続けているためおいしくなくてあまり好きじゃないです。

 以上の様にロックダウン前の上海はこんな具合であちこちで流通がおかしくなっている感じです。

 なお今回このような事態になって思い出したのは、2011年の311の後、確か週刊文春のコラムで誰か書いていましたが、

「地震後にあちこちで食品を始め欠品が相次いだことについて政治家などが、買いだめする人間がいてけしからんなどと批判していたけど、実際にはみんな普段より、1割程度多めに買っていただけなのでは。ただその1割でも普段より需要が増すとこのように欠品が相次ぐのでは」

 という内容のコラムを思い出しました。私も内心、当時の欠品背景は上記の指摘の通りで、ごく少数の人間の買いだめなんかより大半の人間が気持ちちょっとだけ多めに買うだけでも、このように市場から商品というのはすぐなくなるのではないかと思います。今の上海もある意味そんな感じというか、みんな一斉に買うからこうなっただけで、逆を言えば日常を維持し続けるというのは流通維持方面におけるリスクマネジメント的にも重要なんだなと思います。

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