話は本題ですが現在も続くウクライナ戦争について、国連も言っている通りに停戦が行われる可能性は現状、ほぼなくなったといいでしょう。ロシアとしては全く目的が達成されておらず、ウクライナとしては勝ち戦を手放す理由がないからです。
報じられている戦局を見る限り、ロシア側はキーウ攻略をあきらめてウクライナ東部に戦力を集中させましたが既に時遅く、ウクライナ側の反撃を受けて占領した地域から徐々に後退している有様です。結果論から言えば、開戦当初に東部なんて捨て置いて全力でキーウ攻略に集中していたら今はどうなっていたのかという思いが少しあります。
そもそもキーウ攻略に失敗した時点で、ロシア側は約1/4の戦力を喪失していたと言われていることから、残った戦力を東部に集中したところでこちらもキーウ防衛兵力を東部に回せるようになったウクライナに勝てる道理はありません。ウクライナ側は欧米からほぼ無限に補給も受けられるだけに、この戦争はウクライナの完勝になると現時点で結論付けてもいいでしょう。むしろここからロシアが勝とうというのなら核を使うしかないものの、恐らくロシア上空には既に米軍の爆撃機が高高度で既に飛んでいると思われ、使用した時点でロシアにも即落とされることでしょう。
それで焦点となる東部戦線ですが、あくまで素人的な目線で勝手なことを言うと、これから2週間でロシア側は破滅的な結末になるという気がします。その根拠というのは黒海で、既に軍艦モスクワを始めロシアの艦艇はウクライナによって数多く撃沈されています。今後さらにその数は増え、制海権を完全に握るまでにはいかずとも、陸続きの地域から黒海経由でのロシア軍の撤退はこれから難しくなっていくのではないかと見ています。
自分も今回の上海封鎖で思い知りましたが、いざという時の備蓄や逃げ道がなくなると、人間本当に焦るものです。「背水の陣」というわけじゃないですが、これから港湾部や艦艇をウクライナが攻略するにつれ、内陸にいるロシア軍の焦りはどんどんと深まっていくのではないかという気がします。実際には様々な要素によって進軍方向は決められるでしょうが、黒海沿岸を攻略する価値がウクライナにとっては心理的影響を与えるに当たっては非常に大きい気がします。
それこそ、帰る船がなくなるくらいまで艦艇を潰したら、ロシア軍としては正気でいられなくなるのではないかと思います。ただでさえドローン兵器が充実化しているだけに、これkらの2週間でウクライナはさらに大きな戦果を得て、最終的にはロシア軍を全面撤退に追い込むだけでなく、二つの東部自治州も完全なる支配下に置くとみられます。時期に関しては見通せないものの、意外と早く来る気がします。
仮に早かった場合、電撃戦を図ったのはロシアで、実行したのはウクライナという皮肉な結果になるでしょう。
2 件のコメント:
ウクライナ以外だとフィンランドに侵攻(転戦?)しそうな気がします。NATO加盟国になる前に叩くなら今しかないと。
フィンランドの漁船拿捕など嫌がらせはしてくるかもしれませんが、さすがに今のロシアの戦力ではフィンランドに仕掛けることは難しいかもしれません。むしろフィンランドは冬戦争で奪われた領土が未だロシア領となっているため、攻めるなら今じゃねとか密かに思っています。
同じことは北方領土取られた日本もそうですが、さすがに九条があるので無理ですが。
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