冷静に考えるとこの50日間、ガチで半径50メートルの範囲でしか活動していないことを考えるとかなりおかしな環境にいるという気がします。最初は10日間でも気が狂いそうでしたが、人間ここまで持ちこたえられるのかと思うと同時に、江戸時代とかの「謹慎」ってかなりつらい処分だったんだななどということが分かってきました。
さて本題ですが昨日まで宅配による感染を防ぐという名目、本音では無理やりにでも新規感染者1日1000人以下を達成するため、区外からの宅配の受け入れが禁止されていました。今日になってこれが解除となったこともあり、まとまって宅配物が団地内へと入れられたのですが、この中に自分が頼んでいた商品も一つ混ざっていました。それは何かというと、調味料セットです。
実は先々週辺りの時点で、野菜炒めばかり作っていたこともあって醤油が切れていました。正確にはあと1回分は残していたものの、何かあった時に備えて一切使わずにいました。さすがにこの状態は我慢しがたく何とかならないかと思っていた矢先、団体購入でお酢や料理酒などとのセットの申し込みがあり、藁をもつかむ思いで自分も参加しました。
同じように調味料切れに悩んでいた人は多かったのか、この団体購入は規定人数を無事クリアし、実際車で時間食いましたが今日になってようやく醤油が届けられました。
そして今日、醤油を使って餃子を食べたのですが、本当にごはんがよく進む味でした。実はこれまで醤油が切れたことから折角の冷凍餃子を醤油をつけずに食べていました。味濃いから何もつけなくてもおいしいと信じ込ませていたものの、やはり醤油がついてくると段違いで、改めて醤油こそ命の水だと気づかされました。
かねてから私は、日本人は石油がなくても戦えるが、醤油が尽きたら死ぬしかないと思い、醤油を戦略物資として扱い大豆の1000%国産化を目指すべきだと主張してきました。この考えは今回一層強くなり、他の国は知らんが日本にとっては醤油こそ愛媛県民にとってのポンジュースのような必要不可欠な液体だと感じ入りました。
なお醤油が量産化されるようになったのは江戸時代ですが、当時はまだ高級品扱いだったそうです。明治に入って更なる量産手法が確立されたことで一般家庭にも届くようになったそうですが、それまでの人々の味付けは本当に塩くらいしかなかったと思いますが、よくそれでやってけたものだと思います。
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