灰というわけでまた自分の記事です。今回特に内容にひねりはなく、昔は金の話しかしなかった中国の若者がすっかり草食化して安定志向になっていることを記事にまとめました。
この記事ですが友人にも言われましたが、昔の中国人を知っているかどうかで見え方がかなり変わってくると思います。昔の中国人は記事にも書いている通りにとにもかくにも貪欲で、そのせいかよく「中国人に騙された」というビジネス記事が当時は多かったです。まぁいつの時代にもあると思うけど。
それが本当に、自分の目線でいうと日本の若者っぽくなっていったというか、山っ気がすっかりなくなっています。しかもこの変化、日本では80年代から00年代にかけて移行していったのに対し、中国の場合は00年代から10年代と倍の速度で進行しており、移り変わりの速さをすごく感じます。中国らしいっちゃらしいけど。
それとともに、記事中でも触れていますがこうした変化は若者が変化したというより若者を取り巻く社会が変化したため、言い換えると、社会にチャンスが感じられないからこそみんな大人しくなっていると自分は思っています。日本も若者の~離れというけど、そもそも現代の若者はそういったものに近づいたことないし、ただ単にブームが去ったものをおっさんどもが懐古して言っているだけだと思いますが、そうなったのもそんな世の中を作ったおっさんたちが原因でしょう。
その上で、こうした若者の変化を社会の変化として捉えるならば、中国もいよいよ低成長の罠に陥りつつあるのかなと密かに感じています。実際にこのところのGDP成長率はコロナもあってかなり低水準化しているし、また若者の就職率も日本ほどではないけど依然と比べ悪くなっており、大学を出たけれどもという状況になってきつつあります。自分としてはそれでも日本より中国経済はまだマシな環境にあるとは思っていますが、政策の舵取りによってはほんんま景気悪くなる条件がそろってきたなとも感じてきています。
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